Wi-Fiや無線LANが遅い!インターネット回線の速度が遅くなる原因と対策

Wi-Fiや無線LANが遅い!インターネット回線の速度が遅くなる原因と対策

インターネットを利用する際に、Wi-Fiなどの無線LANで接続するケースが多くなってきています。機器の設定がやや面倒ですが、ケーブルがつながっていないためノートパソコンなどの持ち運びにも便利ですし、住まいの別の部屋に移動しても使用できるので重宝します。

一方、Wi-Fiは接続状態が悪くなって回線速度が遅くなったり、接続自体が途切れてしまったりすることもあります。

インターネットで動画などを楽しんでいるときには、このような接続状況の悪化は大きなストレスになってしまうことも。せっかくの無線LAN環境なのですから、どうにか快適に使用することはできないものでしょうか?

近年は新型コロナウイルスの流行により、日本を含め世界中でテレワークの導入が加速化しています。しかし、自宅のネット環境が会社と比べて整っておらず、Zoomなどを使ったWeb会議で映像や音声が通信速度や電波状況の関係で途切れるという話も耳にします。また、VPNというインターネット上に仮想の専用線を設定する技術は、セキュリティー上安全にデータのやり取りを行うことができるものの、回線速度が遅くなったり、場合によっては接続自体できなくなる場合もあります。

そこで今回は、Wi-Fiや無線LANなど、インターネット回線の速度が遅くなった場合の原因と対策についてご紹介します。

1.Wi-Fi接続の仕組みについて

まず、Wi-Fiがどのようにしてインターネット回線に接続しているのかをご説明します。

無線LANの設定の際は、「ルーター」と呼ばれる機器を設置します。このルーターは直接インターネット回線とつながっており、ルーターとパソコン・スマートフォンなどは電波を通じてつながっています。つまり、Wi-Fiで接続が悪くなるというのは、ルーターとパソコンなどのつながりに問題がある場合がほとんどです。

もちろん、インターネットの無線LAN接続が遅くなる原因は他にもあります。例えば、契約している回線の通信速度が遅い場合は、どんな対策をしても改善は見込めません。回線自体が遅い場合は、情報を集めて高速で接続できる回線に契約を乗り換える必要があります。

1-1.通信速度の速い契約プランに変更してみる

Wi-FiやCATV(ケーブルテレビ)の回線などで、通信速度が遅くなる代わりに料金が安くなるといった契約プランが用意されていることがあります。あまりネットを使わなくて、使ってもメールくらいという場合はいいかもしれませんが、動画を見たり、ブログを書いたりといった場合は低速プランでは充分な通信速度がでないこともあります。そういった場合は、契約プランを見直してみましょう。契約会社によって、通信速度や契約プランの内容は変わってきます。そのため、「あっちの会社の方が、料金が安くて通信速度が速くなる!」ということも起こり得ます。ネット回線などを契約する際は、しっかりと料金や内容を比較してから契約するように注意しましょう。

CATVとは、通常はアンテナを用いて受信するテレビ放送を、ケーブルを用いて各戸に配信するサービスです。専用のデジタルチューナーを設置することで、地上デジタル放送の他にもパラボラアンテナを用いずにBSデジタル放送やCSデジタル放送を閲覧することも可能です。

また、インターネットを利用する人の数が多くなる時間帯や、マンションなどの集合住宅では、接続スピードが遅くなることがありますこうした現象に対しては対策の練りようがありませんが、自分が使用している環境を改善することで接続状況を良くすることもできますので、その方法をご紹介します。

2.ルーターからの距離や障害物が原因!?

2-1.ルーターとパソコンの間に障害物を置かない

ご説明したように、ルーターとパソコン、スマートフォンなどは電波でつながっています。そのため、基本的にルーターの近くでそれらの機器を使用したほうが、電波を受けやすくなります。

逆に、ルーターからあまり離れてしまうと、電波が届かずに接続スピードが遅くなったり接続が切れたりすることがあります

また、ルーターとの間に障害物がある場合も、回線が遅くなることがあります。例えば、自宅の1階にルーターが設置されていて、2階の部屋でノートパソコンを使う場合などは、壁や天井が障害物となるのです。ルーターのある部屋のとなり部屋で使う場合も、ドアを閉めておくのと開けておくのでは電波の届き方が異なります。基本的には、なるべくルーターの近くで使用し、障害物がない状態にするのが望ましいでしょう。鉄やコンクリートなどの素材は電波を遮ってしまいやすいため、回線が遅いと感じたら、そうした障害物がルーターとの間にない場所で使用してみましょう。

2-2.中継器を設置して無線LANを快適に使う

どうしてもルーターの近くで使用できないのであれば、「中継器」を設置することをおすすめします。ルーターとパソコンの間に、電波を中継してくれる機器を置いておけば、離れた場所でも十分に信号を受信できます。特に、自宅で電波が届きにくい場所があるようであれば、ルーターとパソコンとの間に中継器を設置しておけば、快適に無線LANを利用できるようになります。ただし、置き場所によっても効果が異なります。

無線LANを使っていると、たとえ光回線であっても有線接続よりも通信速度が遅くなる可能性があります。もしも、自分が使っている環境で通信速度が遅い場合は、有線接続で通信速度が速くなるか確認してみましょう。

3.たくさんの機器がルーターに接続されている?

ルーターには、同時にインターネットに接続できる機器の台数制限があります。自分が使用しているルーターの説明書などで確認すれば、何台まで接続できるかが分かるでしょう。

3-1.ルーターの変更や使わない機器の接続を切る

無線LANを使うときには「親機」を用意すると思いますが、この親機も製品によって機能や性能が変わってきます。また、無線LANを使用している人数が多いほど、その人数で1つの回線を共有するため通信速度が遅くなってしまいます。

もし、この台数制限を超えていると、それぞれの機器で接続状況が悪くなります家族で1台のルーターを利用している場合などは、たくさんの機器が一度に接続していることも考えられます。一般に、持ち運びのできるモバイルタイプのルーターよりも、据え置きタイプのほうが同時に接続できる台数が多くなります。たくさんの機器を接続する必要がある場合は、多くの機器を接続できるルーターに変更してみると良いでしょう。もしくは、常に無線LANに接続しているけど、あまり使うことがない機器があれば接続を切ると改善されるかもしれません。プリンターなどは、実際に印刷する機会は少ないという方も多いかと思われますが、使う時以外は接続しないのも良いかもしれません。

3-2.複数のアクセスポイントを使う設定にする

ルーターの種類によっては、複数のアクセスポイントを使用することができる場合があります。アクセスポイントが複数使えると、それぞれの機器が別のアクセスポイントを使ってLAN接続するため、接続状況の悪化を防ぐことができます。確認や設定が多少難しいのですが、使っているルーターで複数のSSIDが利用できるかを確認して、可能であれば設定を試してみましょう。

4.ルーター自身の不具合の可能性も?

無線LANの不具合の多くはルーターとパソコンの間の電波によるものですが、ルーター自体が不具合を起こしている可能性もあります。

まず試していただきたい対策は、ルーターの電源を一度OFFにし、しばらく経ってから再度ONにしてみることです。再起動することによって、ルーターの不具合が解消することもあります。取扱説明書などにも再起動の方法は書かれていますので、説明書を参照しながら行ってみてください。

他には、ルーター内部の「ファームウェア」がアップデートされていないために接続に影響が出ていることもあります。ファームウェアのアップデート方法も取扱説明書を参照すれば方法が載っているはずです。ルーターの近くで使用するなどしても接続状態が改善しない場合は、試してみる価値があります。

また、ルーターは精密機器ですので、温度や湿気の影響を受けます。夏の暑い日などに、高温になる場所に設置してあるルーターなどは動作不良を起こす場合もあります。極端に寒い場所や暑い場所で使用している場合には設置場所を見直すのも良いでしょう。

5.自宅の家電による電波干渉!?

自宅の家電が出す電波が、Wi-Fiの電波に干渉して接続不良を起こす場合も考えられます。この場合は、家電を使用しているときに接続がおかしくなるはずですので、回線状況が悪くなったときに電波干渉を起こしそうな家電を使用していないか確認してみましょう。

5-1.電子レンジの電波はWi-Fi接続と同じ周波数

例えば、電子レンジやコードレスの電話を使用していると、Wi-Fiに干渉する電波を発することがあります。家電が原因である場合はその使用場所を変えたり、使用を控えたりするようにしましょう。

通常Wi-Fi接続は「2.4GHz帯」の電波を利用しています。同じ2.4GHz帯の電波を出す家電と干渉させないためには、ルーター側の設定で使用する電波の周波数帯を変更することもできます。やや設定が面倒ではありますが、試す価値はあるといえます。

Wi-Fiなどの無線LANの速度改善に関する相談はこちら

6.ADSLから光回線に乗り換えてみる

現在では利用者も少なくなってきたADSLですが、電話回線を使ってネットにつなぐADSLの場合、光回線と違って電話回線の基地局から遠いと回線速度が遅くなります。また、周囲の環境によって通信が不安定になる場合もあります。

ADSLは光回線よりも回線速度が遅いものの、元からある電話回線を使うため光回線のように工事をする必要はほとんどないのが特徴です。ただし、現在は光回線を使ったネット接続が多く、通信も安定しているため、通信速度に悩んでいてADSLを使っている場合は光回線への乗り換えを検討されてみてはいかがでしょうか。

7.使用する時間帯を変えてみる

マンションなどの集合住宅の場合、光回線を使っていても通信速度が遅いということがよくあります。これは、マンションまで1本の回線が伸びていますが、その1本を他の部屋と共有で使っていることがあるからです。戸建ての場合は、1本の光回線をそのまま使えますが、マンションの場合はそれを他の部屋と共有で使うため通信速度が遅くなることがあるのです。

マンションで1本の回線を他の部屋と供給している場合は、ネットを利用する時間をずらすといいかもしれません。他の人がよく使っている夕方以降は通信速度が遅くなるけど、早朝は通信速度が速いということもあります。パソコンを使える時間が限られている場合は難しいと思いますが、時間に余裕がある場合は試してみるといいかもしれません。

Wi-Fiや無線LANの速度でお困りですか?

Wi-Fiなどの無線LANは、さまざまな理由で接続が遅くなることがあります。予備知識がないと遅くなった原因が分からず、使い勝手の悪い状況を我慢するしかありません。

契約回線自体に問題がある場合などは仕方ありませんが、自分で工夫して接続を改善する方法はあるものです。今回ご紹介した方法を1つずつ試してみれば、快適な無線LAN接続に戻すことができるかもしれません。

ドクター・ホームネットでは、インターネットや無線LANを快適に利用する方法の他にも、さまざまなPCトラブルに関する便利な情報をお届けしています。ぜひ、その他のコラムもチェックしてみてくださいね。

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