【Mac】削除してしまったゴミ箱のデータやファイルを復元・復旧する方法

世界で最も利用されているパソコンのOSといえばMicrosoft社のWindowsですが、最近では、Apple社のmacOSを利用している人も多くなってきました。日本でも、仕事やプライベートを問わず、macOSを搭載したパソコンを使用している人は増えているのではないでしょうか。

WindowsとMacではOSが異なりますので、操作方法やインターフェースに違いがありますが、CPUがあって、記憶媒体があって、メモリがあるといった、パソコンとしての基本は変わりません。そのため、Windowsを使っていて起きるトラブルは、Macでも起きる可能性があります。

WindowsでもMacでもよく起きるトラブルの1つとして、データの誤削除があります。誤ってデータを削除してしまったため、データを復元・復旧したいという悩みは、Macを使用している場合でも発生します。データを記憶媒体に保存しておく仕組み自体はWindowsもMacも大きな違いはありませんが、OSが異なりますので、復元の方法は多少異なるところがあります。

そこで今回は、macOSでデータを誤削除してしまった場合の復元方法をご紹介します。

Macのデータ削除の仕組みについて

macOSでのデータ削除の仕組みは、Windowsと大きな差異はありません。Mac上でデータを削除すると、そのデータはいきなり消滅するのではなく、まずゴミ箱に移ります。その後、ゴミ箱を空にしてしまうと、ユーザーからはデータが見えなくなるという仕組みです。

ゴミ箱に入れてしまっただけであれば、ゴミ箱からデータを取り出すだけで元に戻すことができますが、ゴミ箱からも削除してしまうと、復元・復旧するのは容易なことではありません。

しかし、ゴミ箱からデータを削除してしまっても、データは完全に消滅したわけではありません。

macOSでのデータ復元方法について

専用のソフトウェアを使う方法

こちらはWindowsでも有効な方法ですが、市販されている「データ復旧ソフト」を使用する方法があります。Windows用とMac用の2種類が販売されていることが多いので、Mac用のものを購入しましょう。無償で提供されているデータ復旧ソフトもありますが、やはり有料のものに比べると機能面やデータ復旧の成功率などで劣るところがあります。削除してしまったデータをできる限り復元したいのであれば、有料のものを使用することをおすすめします。

ただし、有料だからといってデータの復元が確実に成功するとは限りませんので、そこは注意が必要です。

専門の復旧業者に依頼する方法

ゴミ箱から削除してしまったデータがどうしても必要なものである場合は、データ復旧専門の業者に復元を依頼することを検討しましょう。Macに詳しい専門家に診てもらったほうが、自分でデータの復元を試みるよりも成功の可能性は高くなります。

復元したいデータ容量が大きい場合や、データの復元が非常に困難なケースの場合、高額な費用がかかってしまう場合もありますが、復旧しないと困る場合は、やはり専門業者へ依頼するのが無難でしょう。データを復元できなかった場合は、一切費用がかからない、相談・見積もり無料、といった復旧業者もありますので、いろいろ比較検討してから依頼する業者を決めると良いでしょう。

Time Machineを使用する方法

Mac特有のデータ復元方法としては「Time Machine」を使う方法があります。

Time Machineとは、Mac OS X v10.5 Leopard以降に標準搭載されている、バックアップのためのアプリケーションです。Windowsで例えると「以前のバージョンの復元」と同じような機能となっています。

このTime Machineの設定をあらかじめ行っておけば、Mac上でファイルをゴミ箱から削除してしまった場合でも、データを復元させる方法が残っていることになります。

Time Machineの設定は難しくありませんが、バックアップのためにUSB、Fire Wire、Thunderboltなどのポートに接続された外付けのハードディスクが必要となってきます。

Time Machineを設定しておけば、「24時間ごと」「1日ごと」「1週間ごと」に自動でバックアップを作成してくれます。ハードディスクの容量が一杯になると、古いバックアップデータから削除されていく仕組みです。バックアップデータの中から、削除してしまったファイルがまだあった日付までさかのぼり、データを復元するという流れになります。

ただ、Time Machineの設定がOFFになっていたり、復元したいファイルがTime Machineのバックアップから除外されたりしていた場合には、Time Machineを使ってもデータを復元することはできません。あらかじめ不測の事態に備えて、Time Machineでバックアップしておきましょう。

なお、Time Machineの設定方法は以下の通りです。

1.Dockの中から「システム環境設定」のアイコンをクリックします。

2.「システム環境設定」のメニューの中から「Time Machine」のアイコンをクリックします。

 

3.Time Machineの画面が起動しますので、[バックアップディスクを選択]をクリックします。

4.バックアップディスクとして使用するストレージを選び[ディスクを使用]をクリックします。

5.これでTime Machineの初期設定は完了です。Time Machineのトップ画面で、設定が「入」になっていることを確認しておきましょう。また、[オプション]で細かい設定を行うことも可能です。

iCloudはMacのバックアップには不向き

Macには「iCloud」というオンラインストレージ機能があります。これは、スマートフォン、パソコン、タブレットなどの複数の端末でデータを共有したい場合に便利な機能で、iCloudにデータを保存しておけば、どの端末からでも同じデータを見たり使用したりすることができるというものです。

いつでもどこでもアクセスできるハードディスクのようなもので、一見、Time Machineと同じようにバックアップ用としても利用できそうですが、iCloudは自動ですべてのデータを保存しておいてくれるわけではありません。

また、Time Machineのように指定したストレージを丸々自動でバックアップするような機能や、ある時点までさかのぼってデータを復元するような機能はありませんので、気を付けましょう。

基本的には、MacのバックアップはTime Machineで行っておくと安心です。

おわりに

今回ご紹介したように、バックアップをしていない状態でゴミ箱を空にしてしまった場合でも、復旧ソフトや業者に依頼するなどの方法でデータを復元する可能性はあるわけですが、いずれの方法も確実に復旧できるわけではありません。

macOS搭載のパソコンで、ゴミ箱から削除してしまったデータを復元するには、もしもに備えてバックアップを作成しておくことが最も安全です。Time Machineの機能を活用して自動でバックアップするようにしておくのが1番簡単な方法かと思いますが、ご自身でハードディスクなどのストレージを用意して、手動でバックアップするやり方でも良いでしょう。

ドクター・ホームネットでは、Macのデータ誤削除による復元・復旧方法のほかにも、さまざまなPCトラブルに関する便利な情報をお届けしています。ぜひ、その他のコラムもチェックしてみてくださいね。

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