パソコンのゴミ箱を復元する対処法

パソコンのゴミ箱を復元する対処法

大切なデータを間違えてゴミ箱に入れてしまった。そんな経験をしたことがある人は少なくないでしょう。ゴミ箱に入れてしまっただけなら、復元は簡単です。では、ゴミ箱ごと削除してしまった!という場合はどうでしょう。ゴミ箱のアイコン自体が消えてしまうとデータが完全に消えてしまったのでは…と、とても焦ります。

そこでこの記事では、ゴミ箱に入れてしまったデータの復元方法からゴミ箱自体を削除してしまった場合の復元方法まで解説します。ゴミ箱を削除してから時間が経過するとデータが上書きされて消えてしまうことがあるため、早めに対処するようにしましょう。

パソコンのゴミ箱を復元する6つの対処法

パソコンで仕事をするビジネスマン

ゴミ箱を削除してしまい、デスクトップ上にアイコンすら存在しない!そんな顔面蒼白の事態から脱出する方法はいくつかあります。自分の置かれている状況を確認しながら消えてしまったデータを取り戻しましょう。

ゴミ箱のアイコンを復元したい場合

いつもはあるはずのゴミ箱のアイコンが見当たらないとき、まずはゴミ箱のアイコンが非表示になっていないかを確認しましょう。ここではWindows10の場合を例にアイコンを再表示させる方法を解説します。

アイコンを再表示させるには次の2つの方法があります。

スタートボタンから再表示させる方法
  1. スタートボタンをクリックして「設定」を選択
  2. 個人用設定をクリック
  3. 画面左から「テーマ」を選択して「デスクトップアイコン設定」をクリック
  4. 「デスクトップアイコン」の欄から「ゴミ箱」にチェックを入れて「適用」または「OK」をクリック
デスクトップ上で右クリックして再表示させる
  1. デスクトップ上の何もないところで右クリック
  2. 一覧から「個人用設定」をクリック
  3. 画面左から「テーマ」を選択して、「デスクトップアイコン設定」をクリック
  4. 「デスクトップアイコン」の欄から「ゴミ箱」にチェックを入れて、「適用」または「OK」をクリック

この作業を行うことで非表示になっていたゴミ箱がデスクトップ上に再表示されるでしょう。

ゴミ箱に送ったデータを復元したい場合

大切なデータを間違ってゴミ箱に入れてしまっても焦らなくて大丈夫です。ゴミ箱に入れただけであれば、簡単な方法で復元できます。ゴミ箱からのデータ復元は次の3ステップで解決できるのですぐに試してみましょう。

  1. デスクトップ上でゴミ箱を開く
  2. 復元したいデータを見つけたら右クリック
  3. 一覧から「元に戻す」をクリック

この作業だけでデータは元どおりになるので安心してください。対応OSごとの具体的な作業方法は下の項目で説明しますので参考にしてください。

また、誤ってデータを消してしまった場合は、まずごみ箱を確認してください。 ほとんどのパソコンではごみ箱はデスクトップ画面にあります。

削除されたファイルなどのデータは、実はすぐにパソコン内からなくなってしまうことはなくて、ごみ箱に移動されています。
※「ファイルを完全に削除」してしまった場合はごみ箱には保存されないため気を付けてください。[Shift]+[Delete]で削除すると完全に削除されてしまいます。

「ゴミ箱を空にする」実行後に復元したい場合

複雑な作業が必要となるのは、「ゴミ箱を空にする」をクリックしてしまったときです。基本的に、空にしてしまったゴミ箱の中身を取り戻すことはできません。家庭で出たゴミを焼却場に持っていったあとで返してくださいといっても無理な話であるのと同じです。

ただし、パソコンのデータは「データ復元ソフト」を使えば取り戻すことができる場合もあります。大切なデータであればできるだけ復元したいでしょう。ソフトを使って取り戻す方法についてみていきましょう。

空にしたゴミ箱のデータが復元できる理由

具体的な作業の説明に入る前に、完全に消えてしまったデータがなぜ復元できるのかについて理解しておきましょう。

ゴミ箱を空にすると目に見える状態ではデータが削除されます。ただ、削除されたデータはすぐに消滅はしません。見えなくなっているだけで、パソコンの中にはまだ存在しています。そんな状態のデータを復元できるのがデータ復元ソフトです。

データ復元ソフトは、ゴミ箱の中から削除してしまったデータも検出して復元してくれる役立つアイテムです。ただ、先にも説明したとおり削除してから時間が経過しすぎると見えていないデータも削除されてしまうためデータの復元作業は早めに行いましょう。

データ復元ソフトを利用するときの流れ

データを復元するときの流れについて具体的に解説します。

  1. 利用したいデータ復元ソフトをダウンロード
  2. ソフトを起動させて「データ復元画面」を開く
  3. 復元したいデータを選択して保存先を決める
  4. 「復元」をクリック

ほとんどのソフトがこのような作業を行うことでデータを復元してくれます。ただし、100%復元できるというわけではありませんので注意が必要です。

システム自体を過去に戻す

Windows上で間違ってデータをゴミ箱に入れてしまった場合をみていきましょう。ゴミ箱を開いてもデータがない、ゴミ箱の中を空にしてしまった場合、パソコンのシステム自体を過去に戻すという方法でデータが復元する可能性があります。

Windowsには、パソコンのシステム全体を復元する機能が搭載されています。詳しい手順は次のとおりです。

  1. デスクトップ左下にあるWindowsのアイコンを右クリックします。
  2. 表示された一覧の中から「システム(Y)」を選択してクリックします。
  3. システムが表示されるので、左の一覧から「システムの保護」をクリックします。
  4. システムプロパティが開いたら「システムの復元」をクリックします。
  5. システムの復元画面が表示されたら「次へ」をクリックして、復元したい日付と時刻を選択して「次へ」をクリックします。
  6. 復元するポイントの確認画面が表示されるため間違いがなければ「完了」をクリックしましょう。

注意したいのは、一度システムの復元をスタートしたら中断できないという点です。「完了」ボタンを押すとアラートが表示されるため、その段階でもう一度間違いがないかしっかり確認するようにしましょう。

システムの復元が完了したらパソコンを再起動します。再起動後に「システムの復元が正常に完了しました」と表示されたら、データが戻っているか確認してみましょう。

以前のバージョンから復元

「気付いたらファイルがなくなっていた」「いつファイルがなくなったかわからない」などという場面もあるかと思います。

そんな時には、「以前のバージョン」からファイルを復元することができます。

パソコン側で、自動でバックアップとして保存したファイルから復元する仕組みです。

復元の手順は以下となります。

  1. 対象ファルダ内で右クリック
  2. 「プロパティ」をクリック
  3. 「以前のバージョン」タブをクリック
  4. 希望のファイルを選択して「復元」

ただ、以前のバージョンを作成するためには、システムの保護を有効にしなければいけません。

また、こちらの方法は間違えてファイルを上書きしてしまった場合などにも使えます。

シャドウコピー機能を利用する

Windowsには、バージョンによって「シャドウコピー」という自動バックアップ機能が搭載されています。シャドウコピーは、特定の時点においてファイルを自動で複製して専用の領域に保管してくれます。

この機能を使って削除してしまったデータを復元するには2つの条件がそろう必要があります。ひとつは、事前に復元ポイントが作成されていることです。これが作成されていれば比較的簡単に復元が可能となります。もうひとつは、ゴミ箱から削除したデータがどの場所に保存されていたかという正確な位置情報があることです。

日常的にデータの喪失に備えている人であればこれらの条件は簡単にクリアできるでしょう。ただし、完全なバックアップと違って専用の領域が上限に達すると古いデータから順に自動的に削除される点には注意が必要です。

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パソコンのゴミ箱復元におすすめなフリーソフト

データ復元ソフトを使いたいけれど、どれを使えばよいのかわからないという人もいるでしょう。ここでは、無料体験版、もしくは無料版が配信されているデータ復元ソフトを4つ紹介します。自分にあったソフトを使って大切なデータを取り戻しましょう。

Recoverit

Wondershareが提供するデータ復元ソフト『Recoverit』は、PC、HDD、SDカード、USBメモリのデータを簡単に復元できる点が特徴です。対応OSは、WindowsとMacでいずれも無料で使用できます。

ソフトを起動して、「復元したいデータの保存先を選択しスキャンして復元」と作業工程がわかりやすいためパソコン操作があまり得意でない人でも利用しやすいソフトです。復元可能なデータも、写真、動画、音楽ドキュメントなど550種類の形式に対応しています。

EaseUS Data Recovery Wizard Free

EaseUSが提供するデータ復元ソフト『EaseUS Data Recovery Wizard Free』は、データ復旧率97.3%と高い実績を上げている点が特徴です。どのソフトにおいてもデータの復旧は100%可能とはいえません。ただ、100%に近い数字を示している点は注目したいポイントです。

対応OSは、WindowsとMacでいずれも2GBまでの復元であれば無料で使用できます。容量制限なしで利用したい場合には、8,900円または35,580円の製品もあります。どちらも無料体験版がダウンロードできるので、利用してみたい人はまず無料体験版からスタートしてみることをおすすめします。

復旧作業が3ステップで完了するのも『EaseUS Data Recovery Wizard Free』の特徴です。紛失場所を選択して、スキャンして復元するこの作業だけで完了するため初心者でも安心して利用できるでしょう。

データリカバリー

Wondershareが提供するデータ復元ソフト『データリカバリー』は、Mac専用のデータ復元ソフトです。Macユーザーの悩みとしてOS対応のフリーソフトが少ないということが上げられます。

Windows版のフリーソフトは多くみられますが、MacはWindowsに比べて専門性が高いイメージが強く、一般家庭でのユーザーは少ない傾向にあるためソフトもどちらかというと法人向けで費用のかかるものが多く見受けられます。

『データリカバリー』なら無料体験版をダウンロードすることでデータの復元が可能となります。HDDだけでなくUSBなどの外付けHDDも復元できるためMacユーザーには便利なソフトといえるでしょう。

FonePaw

FonePawが提供するデータ復元ソフト『FonePaw』は、ゴミ箱だけでなくHDD、SDカードからのデータ復旧が可能なソフトです。対応OSは、WindowsとMacでいずれも無料体験版が利用できます。ソフトをダウンロードしたら、データ種類を選択してスキャンし復元と簡単な作業だけで利用できるのも特徴です。

復元前にはあらかじめスキャンの結果をプレビューで確認できます。まずは無料体験版で削除してしまったデータが復元できそうか確認することが可能な点もメリットです。データは、復元したいものだけを選択してそれだけを復元することも可能となっています。

パソコンのゴミ箱からデータを復元する手順

ビジネスの成長コンセプト

間違ってゴミ箱に入れてしまったデータを復元する方法については上の項目で説明しました。重要なデータをゴミ箱に入れてしまうと焦ってしまいがちですが、簡単な手順で復元できるため、落ち着いて行動しましょう。

ここでは、対応OSごとの具体的な作業方法について説明します。

Windows 10/11の場合

Windowsは10/11どれも同じ手順になるので、その手順を解説します。まずはデスクトップ上にあるゴミ箱のアイコンをダブルクリックしてみましょう。削除したデータの一覧表が表示されるはずです。一覧の中に復元したいデータを見つけたら、データを右クリックして「元に戻す」を選択します。この手順で、データは元あった場所に復元されます。

たとえば、別のフォルダに復元したい場合は復元場所のフォルダにデータをドラッグすることで復元可能です。ただし、容量の大きなデータの場合は保存されずに直接削除されてしまう場合もあるため、その点は覚えておきましょう。

Macの場合

Macでの手順を解説します。Macには、「Time Machine」というバックアップソフトが標準搭載されています。これは、ユーザーのデータ、システムファイル、アプリケーションなどパソコン全体を自動的にバックアップするソフトウェアです。

「Time Machine」を設定している人ならデータを復元するのは簡単です。デスクトップの右上に表示されている時計のアイコンをクリックします。「Time Machineに入る」という表示が出たらクリックします。または、DochにTime Machineのアイコンを作成している場合は、それをクリックすればOKです。

Time Machineに入ったら復元したいデータが保存されていた場所に移動します。右サイドには時間軸が表示されていますので、復元したいデータが存在していた日付を選択しましょう。デスクトップ上に表示されたフォルダの右側に時間を調節するプルダウンが表示されます。時間を調節して復元したいデータを見つけましょう。

復元したいデータを見つけたら選択して「復元」をクリックします。または、復元したいデータを右クリックすると「”データ名”を復元」という項目が表示されるのでクリックする方法もあります。最後に「復元するためのフォルダを選択してください」というウィンドウが表示されますのでフォルダを選択すればデータが復元されます。

Time Machineを有効にする方法

Macユーザーの中には、「Time Machine」を有効にしていないという人もいるかもしれません。便利な機能でも利用していなければデータを復元することはできません。すでにデータを削除して困っているという人は、MacOSに対応しているフリーソフトなどを利用してデータ復旧を試してみましょう。

その上で、今後の対策としてTime Machineを有効にしておくことをおすすめします。Time Machineの初期設定を行うには外付けのHDDを用意する必要があります。MacにHDDを接続したら、デスクトップ左上のアップルマークをクリックします。「システム環境設定」を開いて、「Time Machine」をクリックします。

開くと画面右に「バックアップディスクを選択」と表示されるのでクリックして、バックアップをとるディスクを選択します。「ディスクを使用」をクリックして初期設定は完了です。

データ復元をプロに依頼するのも一つの対処法

ゴミ箱から削除してしまったデータを復元させるには比較的簡単なものから複雑な作業が必要なものまでさまざまな方法があります。

まずはご自身でなんとかしてみようと思われるかもしれませんが、焦って自分であれこれしているうちにデータを完全に消してしまったというケースも少なくありません。

削除してしまったデータが重要かつ復元作業に自信がない場合は、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルはゴミ箱のデータ復旧サポートが可能です

間違えてゴミ箱にデータを移行してしまった場合は、できるだけ早く復元しましょう。ゴミ箱に入れたデータは、時間が経過すると自動的に削除されてしまうからです。また、容量が大きなデータであればゴミ箱に保存されずに直接削除されてしまうケースもあります。

少しやっかいなのはゴミ箱を空にしてしまった場合です。この場合は、データ復元ソフトを使用するなどしてデータの復元をしなくてはなりませんが、場合によっては逆に状況を悪化させてしまうこともあります。

パソコンのゴミ箱データ復旧が行えず、お困のときはぜひPCホスピタルにご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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