パソコン初期化のやり方は?詳しい手順と注意点を解説

パソコントラブルの最終手段である初期化

パソコンを仕事で使用する際に、不意に迷惑メールを開いてしまったことでウイルスに感染し、操作できなくなってしまうなどといったリスクも存在します。特に自営業のため使用できるパソコンがその感染した一台のみともなると、代わりのパソコンがなく必要なデータも取り出すこともできず業務に支障が出てしまうケースもございます。

60代以上のシニアの方々はパソコンに苦手意識を抱いている方も他の世代より比較的高めで、ウイルス感染に戸惑ってしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。愛用しているパソコンをウイルスから復旧させる最終手段である「パソコンの初期化」についてこれから詳しく解説していきます。

お問い合わせはこちら

パソコンを初期化するメリット

カフェでノートパソコンを使う女性

パソコンの初期化がなぜ最終手段となるかと言いますと、内部のデータはもちろんWindowsOSそのものまで、ウイルスごと全て消えてパソコン本体購入時の状態に戻ってしまうためです。

手間も時間もかかる一方、初期化することによるメリットも多くあります。ウイルスの駆除のみならず、日頃からパソコン内部のデータのバックアップを保存しておき、定期的に初期化することにおけるメリットについて解説していきます。

処理速度が上がる

パソコンの初期化のメリットとして代表的なのが「処理速度が上がる」ということです。日々自営業の業務等でパソコンを使用していくと、内部のハードディスクに保存されるデータ量が増えてまいります。そのデータ量が増えすぎることで、パソコンの処理に負荷がかかって動作が重たくなってしまうのです。初期化してパソコンの内部のハードディスクをまっさらな状態にすることで、本体購入当時の処理速度が蘇り、日頃の事務作業もサクサク進めることができるようになります。

動作の安定感が増す

パソコンで経費の入力等をしている際に、不思議と動作が重たくなったり、エラーの回数が多くなってきたりすることはないでしょうか。こういったパソコンの動作の不安定さも、初期化を行うことでシステムファイルやレジストリといったデータまで消去され、動作が安定してくるケースもございます。

レジストリとは、パソコンの設定等が保存されている領域のことで、その設定内容をパソコン側が自動的に呼び出してくれるおかげで、設定した壁紙が毎回起動するたびに表示されたりします。このレジストリに溜まりすぎた不必要なデータも消えるため、動作の安定感が向上するのです。

ウイルスを削除することができる

パソコンに感染して所有者にとって悪影響があるウイルスも、その正体はあくまでも1つのプログラムです。エクセルというソフトでその日の売り上げや経費を記録するプログラムも、感染したパソコンのデータを外部に勝手に送信してしまうウイルスプログラムも、同じプログラムということであれば、パソコンを初期化することによってウイルスも駆除することができるということになります。

個人情報の流出が防げる

自営業などで使用したパソコンが古くなってきたため、新しいものに買い換えることにした場合において、パソコンを初期化してから売却・処分するのは必須の作業です。顧客名簿など、コンプライアンスの関係上においても業務で使用するパソコンの中には、外部への流出があってはならないデータがたくさん収まっています。パソコンを初期化してから処分することは大切なお客様の個人情報などをパソコンを売った業者の方や、パソコンを譲渡した他人への流出を防ぐことに繋がります

パソコンが調子悪い場合はこちら。ドクター・ホームネットにお問い合わせ。

パソコンを初期化する4つの方法

ノートパソコンのキーボードを打つ女性

リカバリーディスクを使用する

パソコンを初期化するためのプログラムが保存されたディスクを使用して、初期化する方法です。パソコンを購入された際にこのリカバリーディスクが付属されているケースもあるものの、最近ではハードディスク内にリカバリー領域が準備されていることがほとんどのため、付属されているケースは少なくなってきました。リカバリーディスクをパソコンにセットし、その手順に従って進めていくことで初期化が完了します。

もしお手元にディスクがない場合は購入した際にご自分でUSBメモリを用意して、リカバリーディスクを作成しておく必要があります。パソコンのメーカー等によって作成方法は色々ございますが、付属されている説明書を読みながらリカバリーディスク作成の専用ツールを使用することで作成することができます。

ご自身でリカバリーディスクを作成しておくと、万が一パソコンに不具合が起き、ハードディスク内のリカバリー領域にアクセスできない場合においても、ディスクを繋ぐことで簡単にパソコンを初期化できるという利点がございます。

HDD内のリカバリー領域から初期化する

多くのパソコンの本体には、万が一のトラブルに備えて、本体に内蔵されているハードディスク内に初期化を進めるためのプログラムが書き込まれている領域があります。これを「リカバリー領域」といい、ここにアクセスして初期化のためのツールを起動させることで、初期化を進めていきます。

設定ボタンより、中の「保守と管理」の画面を開き、その中にある「すべてを削除してWindowsを再インストールする」を開始して指示される手順通りに進めていくことで、簡単に初期化を完了させることができます。

リカバリー領域を使用した初期化は、他の方法に比べて迅速に完了させることができるという長所があります。しかしながら、ハードディスク内部に存在するツールを起動させることが前提となるため、ハードディスクに何かしらの異常がある場合はツールを起動させることができず、初期化できないという短所があります。リカバリー領域内のツールを誤って削除してしまった場合も同様になりますので、念のため先ほどご紹介したリカバリーディスクを購入時に作成しておくことをおすすめします。

Windowsインストールディスクを使用する

パソコン購入時にWindowsのOSをパソコン本体にインストールした、またはWindowsOSをアップデートした際のディスクがお手元にある場合は、そのディスクを使用してOSを再インストールすることで初期化を進めるという方法もございます。ディスクを起動した際に表示される指示に従って、内部のデータをリセットし、OSを再インストールするという手順を踏むことになります。

インストールディスクはWindowsのバージョンによって手順が異なってまいります。そこで、「Windows 7、8」と「Windows 10」、この2パターンのディスクを使用した場合のインストール手順をご紹介します。

Windows 7またはWindows 8の場合

手順 解説
1 まず電源を入れて、インストールディスクを挿入します。
2 「Press any Key to boot From CD or DVD…」ここで、任意のキーを選択します。
3 「Windowsセットアップ」画面で「次へ」
4 「今すぐインストール」を選択します。
5 Windows 8の場合は、ここでプロダクトキーを入力することになりますので、そのあとに「次へ」
6 各々のライセンス条項を読み、「同意します」にチェックを入れて、「次へ」
7 「カスタム:Windowsのみをインストールする」と記載された部分をクリックします。
8 1.インストール場所を選択したあとに「次へ」
2.ハードディスク内の容量を分割または、分割を削除する場合は、削除を「未割り当て領域」に選択し、「次へ」
3.インストールが終わるまで、しばらくお待ちください。
9 1.インストールが終わりましたら、各種設定を行ってください。
2.Windows 7の場合は、ここでプロダクトキーを入力します。

Windows 10の場合

手順 解説
1 パソコンを起動してからインストールディスクを挿入し、エクスプローラーからインストールディスクを選択します。
2 「setup.exe」をダブルクリックします。
3 「引き継ぐものを変更」を選択し、「個人ファイルとアプリを引き継ぐ」、「個人ファイルのみを引き継ぐ」、「何も引き継がない」の4つの選択肢の中から1つ選び、「次へ」
4 「インストール」をクリックすると、初期化が始まります。

回復ドライブを使用する

予めパソコンで回復ドライブを16~32GBのUSBメモリに作成しておくことで、パソコンが正常に起動しない状態からでも初期化作業を進めることができます。回復ドライブは「コントロールパネル」の「セキュリティとメンテナンス」から操作することで作成できます。

パソコンを起動した直後に「F12」を押すことで、起動設定かBIOS設定画面を表示します。この画面でハードディスクよりもUSBの回復ドライブを先に起動するよう設定することで、正常に起動しない状態から回復ドライブのツールを開くことができます。

回復ドライブが起動したら、「ドライブから回復する」をクリックし、手順に従って進めることで初期化が完了します。

パソコンを初期化できない場合の対処法

パソコンが起動しない理由や、パソコン操作の得手不得手等によっては、先ほどご紹介した4つの方法で初期化できないケースもございます。そういったケースの対処法を2つご紹介します。

初期化に必要のない周辺機器を外す

初期化に最低限必要なキーボードやマウスなどの周辺機器以外は、全て外してから初期化作業を開始してください。パソコンにはプリンターなどといった周辺機器を接続する方も多くいらっしゃいます。しかしながら、接続しているものによってはこれらを接続したまま初期化を開始すると、デバイスドライバー関連で不具合が発生して初期化ができなくなるケースもございますので、ご注意ください。

自信がない場合は業者に頼る

自分で初期化できなかったり、パソコンの操作に苦手意識があったりする場合は、無理して作業せず、プロの業者へお任せすることも視野に入れてみてください。初期化は手順を誤ると、大切なデータが消えてしまうなどのリスクがございます。

専門業者の1つであるドクター・ホームネットではパソコンの初期化はもちろん、本体が原因の場合の不具合にまで対処できます。初期化前のバックアップから初期化後の設定やオフィスソフトのインストールまで、柔軟に対応いたします。

ドクター・ホームネットなら事前に見積もりするので安心です。故障かなと思ったら、ご相談ください。
料金の簡易シミュレーションはこちら

パソコンを初期化するときの注意点

パソコンを初期化するにあたっては、いくつか注意事項がございます。初期化中にノートパソコンのバッテリーが切れないようにしたり、大切なデータを事前にバックアップしておいたりなどを実施する必要があります。

初期化には時間がかかる

パソコンの初期化には各々のパソコンの状態や工程数にもよりますが、長くて丸一日もかかってしまうことのある作業となることもございます。予想以上に時間がかかり、外出の予定があるのでパソコンの初期化作業中に電源を落とすなどをしてしまうと、正常に処理が終了せず、パソコンの状態をさらに悪化させてしまうケースもあります。

初期化前のパソコンデータのバックアップや、初期化後の再設定やデータの再挿入などにも、想像以上に時間が必要です。念のため丸一日は初期化作業に充てることができる日に行うことをおすすめいたします。

バッテリーが切れないようにする

デスクトップ型パソコンの場合は、はじめから電源に接続することを前提としているため心配ありませんが、ノートパソコンの場合は内部のバッテリーのみだと予想以上に初期化に時間がかかった場合、途中でバッテリーが切れてしまうこともございます。

初期化中に万が一電源を落としてしまうと、パソコンの状態がさらに悪化してしまうこともあるためしっかり電源に接続した状態で初期化作業を始めてください。デスクトップの場合も、何かの拍子にコードが抜けてしまったというアクシデントも可能性としては否定し切れないため、電源が落ちる事態にはご用心ください。

消したくないデータはバックアップを取る

パソコンを初期化するということは、基本的に自分でパソコンに入れたソフトやファイルなどは全て消去してしまう作業となります。必要なファイルを残したりして、ある程度までクリーニングするという手法もございますが、基本的に大切なデータは初期化前にバックアップしておきましょう

このときに注意が必要なのが、ウイルスに感染している場合、バックアップ用のUSBメモリにウイルスが侵入してしまうリスクが懸念されることです。そのUSBを初期化した状態のパソコンに挿すとまた元のウイルスに感染してしまうため、バックアップは普段から定期的に行うようにしてみてください。

Microsoftのメールアドレスとパスワードをメモしておく

初期化を行うと自分用にカスタマイズしたあらゆるパソコンの設定を、購入前の状態に戻すことになります。Microsoftアカウントを使用してサインインしていた場合、アカウントのメールアドレスとパスワードがないと、初期化後に同じ設定でパソコンを使用できないばかりか、場合によってはMicrosoft Officeが使用できなくなるケースもございます。Microsoftアカウントのサインインに必要な情報は必ずメモしておきましょう。

ノートパソコンで作業をする男性

事前準備をしてからパソコンの初期化を実行しよう

Windowsパソコンの初期化方法やそのメリット・事前準備等についてご紹介させていただきました。初期化は正しく行うことで、パソコンの動作も軽快になり、使いやすくなることもあります。

そのためにも事前のバックアップや電源への注意などをしっかり行い、初期化前のパソコンの設定を可能な限り再現できるようにしましょう。ウイルスに感染してからでは大切なファイルのバックアップも難しくなるため、普段から定期的にバックアップしておくか、専門業者に感染したパソコンから大切なファイルの復元を依頼することをおすすめします。

初期化作業自体は決して難しいものではありませんので、一度しっかり準備したうえで挑戦してみてください。

データを保護したパソコンの初期化をドクター・ホームネットに依頼する
出張/持込/宅配でパソコン修理・設定
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック
もしもの時の印刷用資料
24時間受付 Webで申し込む
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック連絡先に追加する