音飛び、音が出ない、ノイズなど、CDプレーヤーの故障原因と対処方法

自宅やマイカーで、CD音源を聴く機会のある方なら必ず使用するCDプレーヤー。しかし、ある程度CDプレーヤーを長く使用していると、不調も出てきます。故障の場合は修理などに出す必要がありますが、ご自分で対処可能なトラブルも少なくありません。

今回は、CDプレーヤーが不調を起こす原因や、その対処法についてトラブル別にご紹介します。意外に簡単な対策で調子が良くなる場合もあるため、ぜひご参考にしてください。

音飛びを起こす

CDを聴く方なら、1度は経験があるかもしれない音飛びのトラブル。実はこの音飛びの原因は1つではなく、2通りに分けられます。

CD側の問題

まず1つ目は、再生しているCD側の問題です。CD自体に汚れや傷が付いていたり、変形を起こしていたりするなどで正常に再生されないことがあります。CDのクリーニングや傷の除去、変形したCDの使用を控えることなどで改善できるでしょう。

プレーヤー側の問題

CD側のトラブルでなければ、プレーヤー側に問題があります。このトラブルの要因で最も多いケースは、ピックアップレンズと呼ばれる、CDに記録されたデータを読み込むための部分に汚れが付着している場合です。レンズ部分が見えるプレーヤーの場合は、綿棒にごく少量のアルコールを含ませて、力を入れずにレンズを拭き取ることで汚れを除去できます。

トレイ開閉式のものやスロットイン方式など、レンズ部が見えないものの場合には、CDレンズクリーナーという専用のクリーニング用品を使って汚れ取りを試みましょう。

再生できない(CDが回転しない)

CDプレーヤーの再生ボタンを押してもまったく再生できない場合は、CD側とプレーヤー側のさまざまな原因が考えられます。以下に、それらをまとめました。

1.CD内のデータに問題がある場合

再生するCDに問題があって再生できない場合は、CD内のデータが破損していることや、CDに記録されたデータの種類がプレーヤーでの再生に対応していないことが考えられます。これらを確認する際には、パソコンのディスクドライブでCDを読み込ませてみると良いでしょう。

データをまったく認識できない場合は内部データの破損が考えられますし、ファイルを確認できる場合はそのファイル形式がプレーヤーでの再生に対応していない可能性があります。

2.CDプレーヤーのピックアップレンズ汚れ

先に述べた音飛びのトラブルと同様、ピックアップレンズの汚れが原因であることが考えられます。ちなみに、CDの回転が外から見えるプレーヤーでCDがまったく回り始めないというケースも、ピックアップレンズが原因であることが多くなります。なぜならば、大抵のプレーヤーはCD内のデータが正常に読み込まれなければ、CDが回転しない仕組みになっているためです。

音飛びを起こす程度であればピックアップレンズの汚れもそれほどではありませんが、音源をまったく読み込まない場合は、かなり多くの汚れが付着している可能性が考えられます。音飛びトラブルと同様の対処法で、念入りに綿棒とアルコールでレンズの汚れを拭き取るか、専用のレンズクリーナーを使用する方法をまず試しましょう。それでも改善しなければ、次に述べる原因の可能性もあります。

3.ピックアップレンズの寿命や出力低下

ピックアップレンズの寿命

一般的に、CDプレーヤーのピックアップ部分の寿命は1万時間以上といわれていますが、使用条件によって異なる場合も十分考えられます。ちなみに、DVDやブルーレイディスクを再生できるプレーヤーの場合は、CD専用のピックアップよりも寿命が短くなる傾向があります。

ピックアップ部分が寿命を迎えた場合は、そのまま交換することで改善できるでしょう。ピックアップの交換のみであれば、機種によっては安価で修理を済ませることも可能です。

音源にノイズが入ってしまう

CDを再生するとノイズ(雑音)が入ってしまうトラブルも多い事例です。これにも複数の要因が考えられ、以下のケースが多くなっています。

1.CDに問題がある場合

CDの盤面が汚れていたり、傷が付いていたりする場合にもノイズが発生します。

2.CDプレーヤー側のピックアップの不調

やはりこの場合においても、ピックアップの汚れや出力低下が原因でノイズが入ることがあります。クリーニングや、部品交換による修理で対応しましょう。

3.ボリューム調整時にガリガリとしたノイズが入る場合

ボリューム調整時のノイズ

いわゆる「ガリ」と呼ばれるノイズは、CDの盤面やプレーヤーの問題ではなく、ボリューム調整部分に汚れやホコリがたまっていることが原因であることが大半です。ボリュームを何度か上げたり下げたりする方法が一般的な対処法ですが、接点復活剤があればツマミと本体の隙間に噴いて、その後ツマミを何度か回すことで改善できるため試してみてください。

CDトレイの不具合

トレイの不具合

トレイ開閉式のプレーヤーの場合、CDトレイが出てこない、収納できないという不具合が起こることがあります。これらの原因は、プレーヤーの機構的なトラブルが原因です。

1.トレイを開閉させるベルトの伸び・切れ

トレイを開閉させているベルトが伸びてしまったり、切れたりすることにより開閉ができなくなります。オーディオに詳しい方ならご自分でベルト交換ができる場合もありますが、知識があまりない場合は、ベルト交換を依頼した方が無難でしょう。

2.開閉スイッチ部分の不調

スイッチがうまく作動せず、開閉できなくなるケースもあります。スイッチを交換するか、スイッチ部分に前述の接点復活剤を使用するなどの方法で対処しましょう。

3.CDトレイにロックがかかっている

プレーヤーの機種によっては、何らかの理由によってCDトレイにロックがかかってしまい、開かなくなることがあります。この場合、ディスプレイに「LOCKED」などと表示される場合もあるため、説明書やメーカーWebサイトのトラブルシューティングなどを参考にし、ロックの解除を行いましょう。

年数が経過して部品交換が難しいとき

CDプレーヤーの年数が経過

音質や使い勝手が気に入っている上に、生産が終了してもう手に入らないなどの理由で、購入からかなり年数の経ったCDプレーヤーをずっと使いたいという方も少なくないでしょう。

しかし、オーディオ機器の場合も通常の家電と同様で、メーカーが補修部品を供給する期間は生産完了から8年間とされています。つまり、生産が終わってから8年を過ぎてしまうと、メーカー純正の補修部品を入手することは難しくなるのです。

そのため、長年愛用しているCDプレーヤーを何とかして修理したいという場合には、オーディオ機器を修理できる業者に問い合わせをしてみるという選択肢もあります。もちろん、すべてのケースにおいて修理が可能とは限りませんが、純正部品がなくなってしまった機種でも直せる可能性は十分にあるでしょう。

おわりに

今回は、CDプレーヤーの不調の原因と解決策についてご紹介しました。CDプレーヤーは機種によって音質や使い勝手に異なる特徴があり、気に入ったものを末永く使い続けたいと考える方が多い電化製品でもあります。

それと同時に、決してトラブルが少ないとはいえない部分もあるため、細かな不具合への適切な対処法を知っておくことが、気に入ったCDプレーヤーを長持ちさせるための秘訣ともいえるでしょう。

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