INACCESSIBLE BOOT DEVICEエラーの原因と修復方法
Windowsアップデート後やPCでの作業中に、突然「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」という停止コードとともにブルースクリーンが表示され、業務や作業が完全に止まってしまうことがあります。
この記事を読むことで、Windowsの「詳細オプション(回復環境)」や「BIOS/UEFI設定」を正しく操作し、OSがストレージを再び認識してデスクトップ画面が表示される状態まで自力で復旧することを目指します。
本記事は、Windows起動時に「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」ブルースクリーンが発生した際、無計画な自動修復ループや強制初期化による重度障害化・データ消失、OS不良を防ぎ、安全に対処できるよう専門知見に基づき公開しています。運営元のPCホスピタル by デジホでは、ブートセクター診断からデータ保持での復旧まで出張で直接サポートしています。
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まずは確認!データを守るために修復作業前に避けるべきNG行動

「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」エラーの修復作業を始める前に、データ消失のリスクを高めてしまう行動を避けることが重要です。
焦って操作すると、かえって状況を悪化させ、取り返しのつかない事態を招く可能性があります。
まずは落ち着いて、以下のNG行動を把握してください。
強制終了や再起動を何度も繰り返さない
電源ボタンの長押しによる強制終了や再起動を不必要に繰り返すことは避けてください。
これらの操作は、データを読み書きしている最中のストレージに大きな負荷をかけます。
特にHDDの場合、ヘッドがディスクを傷つける物理的な損傷につながり、最悪の場合、データが完全に失われる原因となり得ます。
焦ってWindowsの再インストールを選択しない
Windowsの再インストール(初期化)は、保存されているデータや設定がすべて消去される可能性がある最終手段です。
エラーメッセージを見ると不安になりがちですが、多くの場合はシステムファイルや設定の修復で解決できます。
初期化を選択する前に、まずは本記事で紹介する他の修復方法を順番に試すことが賢明です。
異音が聞こえる場合はすぐに通電を止める
パソコンから「カチカチ」「ジー」といった普段とは違う異音が聞こえる場合、ストレージ(特にHDD)が物理的に故障している可能性が非常に高いです。
通電を続けるとプラッター(データを記録する円盤)に傷がつき、状態がさらに悪化します。
異音が聞こえたら、直ちに電源を切り、専門の修理業者やデータ復旧サービスに相談してください。
なぜエラーが起きる?INACCESSIBLE_BOOT_DEVICEの主な原因を特定する

まずデータを守るためのNG行動を理解した上で、次にエラーが発生する具体的な原因を探ります。
このエラーは、Windowsが起動に必要なブートデバイス(OSがインストールされているHDDやSSD)にアクセスできない状態を示しています。
原因は、ソフトウェアに起因するものからハードウェアの物理的な故障まで多岐にわたります。
Windowsアップデートやドライバー更新の失敗
Windows Updateの適用中や、新しいデバイスドライバーのインストール後にエラーが発生することがあります。
これは、更新プロセスで起動に必要なシステムファイルが破損したり、新しく導入されたファイルと既存のシステムとの間に互換性の問題が生じたりするために起こります。
特に大型の機能更新プログラムの適用後に見られるケースです。
BIOS/UEFI設定の不整合(SATAモードなど)
BIOS/UEFIは、OSが起動する前にハードウェアを制御する重要なシステムです。
何らかの理由でこの設定が変更されると、OSがストレージを正しく認識できなくなります。
特に、ストレージコントローラーの動作モードであるSATAモードが、本来の「AHCI」から「IDE」などに変わってしまった場合に、このエラーが発生することがあります。
起動に必要なシステムファイルの破損
Windowsの起動に不可欠なブート構成データ(BCD)やマスターブートレコード(MBR)といったシステムファイルが破損することも原因の一つです。
不適切なシャットダウン、マルウェアへの感染、あるいはストレージの不良セクタ(読み書きができない領域)の発生などが、システムファイルの破損を引き起こします。
HDD/SSDの物理的な故障や接続不良
長年の使用による経年劣化でHDD/SSD自体が物理的に故障した場合や、PC内部でマザーボードとストレージをつなぐSATAケーブルが抜けかかっている、あるいは接触不良を起こしている場合もエラーの原因となります。
この場合は、ソフトウェア的な修復では解決できず、部品の交換や再接続が必要です。

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【5ステップで解決】INACCESSIBLE_BOOT_DEVICEエラー修復の全手順

エラーの原因を理解したところで、具体的な修復手順を解説していきます。これらの手順を一つずつ着実に試すことで、原因を特定しながら安全にエラーの修復を目指します。
この手順でWindowsの正常起動を目指します
本セクションでは、Windowsが起動しない状態から修復作業を行うための特別な環境「Windows回復環境」の起動方法から始めます。
その後、更新プログラムのアンインストール、BIOS設定の確認、コマンドプロンプトによるシステムファイルの修復、そして最終手段であるシステムの復元まで、段階的に進めてWindowsの正常起動を目指します。
ステップ1:Windows回復環境(詳細オプション)を起動する
まずは、すべての修復作業の起点となる「Windows回復環境」を起動させます。
Windowsが正常に起動しない場合でも、この環境に入ることでシステムの修復や設定の変更、コマンドの実行などが可能になります。
通常起動ができないPCからでも、特定の手順を踏むことで回復環境を呼び出すことができます。
確認事項:電源投入後の強制終了で回復環境を呼び出す方法
以下の手順でWindows回復環境を起動します。
| Windows回復環境(詳細オプション)を起動する手順 |
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よくある失敗:「自動修復」ループから進めない場合の対処
強制終了を繰り返しても「自動修復」画面に進まず、再起動を繰り返してしまうことがあります。
この場合は、Windowsのインストールメディア(USBメモリやDVD)を使用して回復環境を起動する必要があります。
正常に動作する別のPCで「Windows 11メディア作成ツール」などをダウンロードしてインストールメディアを作成し、そのメディアからPCを起動してください。
ステップ2:簡単な修復方法から試す(更新プログラムのアンインストール)

回復環境に入れたら、まずは最も影響が少なく、原因である可能性が高い更新プログラムのアンインストールから試します。
WindowsUpdateがエラーの引き金となった場合、この操作だけで問題が解決することが多くあります。
PCへの負荷が少ないため、最初に試すべき修復方法です。
確認事項:「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」の操作手順
以下の手順で更新プログラムをアンインストールします。
| 最新の更新プログラムをアンインストールする手順 |
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補足情報:どちらの更新プログラムを先に消すべきか
「更新プログラムのアンインストール」画面には、「品質更新プログラム」と「機能更新プログラム」の2種類が表示されます。毎月配信されるセキュリティ更新やバグ修正が含まれるのが「品質更新プログラム」で、年に1〜2回配信される大規模な新機能追加が「機能更新プログラム」です。トラブルが発生した場合は、適用された更新プログラムのアンインストールを検討してください。
ステップ3:BIOS/UEFIの設定を確認・修正する

更新プログラムのアンインストールで解決しない場合、次にOSとハードウェアの橋渡し役であるBIOS/UEFIの設定を確認します。
何らかの拍子で設定が変わってしまい、OSが起動ドライブを見失っている可能性があります。
特に起動順位とSATAモードの2点は、このエラーに直結しやすい項目です。
確認事項:BIOS/UEFIで起動優先順位とSATAモードをチェックする
| BIOS/UEFIで起動順位とSATAモードを確認・変更する手順 |
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この設定が異なると、OSがストレージに正しくアクセスできずエラーが発生します。
よくある失敗:設定を保存せずに終了してしまう
BIOS/UEFIの設定を変更した後は、必ずその変更を保存して終了する必要があります。
多くの場合は「Exit」メニューの中に「Save Changes and Exit」や「Save & Exit Setup」といった項目があります。
キーボードの「F10」キーがこの操作のショートカットとして割り当てられていることも多いです。
設定を変更しただけで保存せずに終了すると、変更が反映されず問題は解決しません。
ステップ4:コマンドプロンプトでシステムファイルを修復する

BIOS/UEFI設定にも問題がなければ、次はWindowsのシステムファイル自体の破損を疑い、コマンドを使って修復を試みます。
Windows回復環境から起動できるコマンドプロンプトを使い、ディスクの状態チェックや、起動に不可欠なファイルの再構築を実行します。
確認事項:chkdskコマンドでディスクのエラーをチェック・修復する
Windows回復環境の「詳細オプション」から「コマンドプロンプト」を選択します。
黒い画面が表示されたら、「chkdsk c: /f」と入力してEnterキーを押してください。
このコマンドは、Cドライブのファイルシステムに論理的なエラーがないかをスキャンし、問題が見つかった場合に自動で修復を実行します。
確認事項:bootrecコマンドでブートセクターを再構築する
Windowsの起動情報を管理するマスターブートレコード(MBR)やブートセクターが破損している場合に有効です。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを順番に実行します。
| コマンドプロンプトでシステムファイルおよびブート情報(BCD)を修復する手順 |
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補足情報:コマンド入力時に表示されるエラーメッセージの意味
bootrec /fixbootを実行した際に「アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが表示されることがあります。
これは、お使いのPCが新しいUEFIベースのシステムであり、かつセキュアブートが有効になっている場合によく見られます。
この場合、ブート構成データを一度エクスポートして再作成する別の手順が必要になることがあります。
ステップ5:最終手段としてシステムの復元や初期化を検討する

コマンドによる修復でも改善しない場合、PCを以前の状態に戻すか、工場出荷時の状態に戻すという最終手段を検討します。
これらの操作は、これまでの手順で解決できなかった広範囲なシステムの問題を解決できる可能性がありますが、データの変更や消失を伴うため、実行は慎重に判断する必要があります。
確認事項:保存した復元ポイントから正常な状態に戻す手順
| システムの復元を実行して正常な状態に戻す手順 |
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この操作により、システムのファイルや設定がその時点の状態に戻ります。
個人用ファイル(ドキュメントや写真など)は影響を受けませんが、復元ポイント作成後にインストールしたアプリケーションやドライバーは削除されます。
補足情報:「このPCを初期状態に戻す」を選ぶ際の注意点
「システムの復元」でも解決しない場合、「このPCを初期状態に戻す」(初期化)を選択します。
この際、「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」の2つのオプションが表示されます。
「個人用ファイルを保持する」を選んでも、インストールしたアプリケーションはすべて削除されるため注意が必要です。
いずれのオプションを選択する場合も、予期せぬトラブルに備え、可能であれば事前にデータのバックアップを行うことが強く推奨されます。
| 【最終手段】個人用ファイルを保持してPCを初期化する手順 |
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自力で修復できない?専門業者への相談を検討すべきケース
すべてのソフトウェア的な対処法を試しても解決しない場合は、ハードウェアの故障が考えられます。
その際は無理せず専門家への相談が必要です。
特にストレージ(HDD/SSD)の物理的な故障が疑われる場合、自力での修復はほぼ不可能です。
無理に作業を続けると、データを完全に失うリスクがあります。
HDD/SSDから異音や異臭がする場合
PCの内部から「カチカチ」「カリカリ」といった異音や、焦げたような異臭がする場合は、HDD/SSDが物理的に破損している可能性が極めて高いです。
これはヘッドクラッシュなど、致命的な故障のサインです。
このような症状が出た場合は、直ちに通電をやめ、データ復旧を専門とする業者に相談してください。
BIOSでストレージが全く認識されない場合
BIOS/UEFIの設定画面を開いても、起動ドライブとして使用しているHDD/SSDがデバイス一覧に表示されないことがあります。
これは、ドライブ自体が完全に故障しているか、マザーボードとの接続ケーブルに問題があることを示しています。
この場合も個人での対処は困難なため、PCの修理業者に診断を依頼することをおすすめします。
どうしても消したくない重要なデータがある場合
業務で使う重要なファイルや、家族の写真・動画など、失うわけにはいかないデータがPCに保存されている場合は、修復作業を試す前に専門のデータ復旧業者に相談することが最も安全な選択です。
修復コマンドの実行や初期化は、データの上書きや消失を招くリスクを伴います。
データの保護を最優先に考えるなら、プロに任せるのが賢明です。
INACCESSIBLE BOOT DEVICEエラーに関するよくある質問
このセクションでは、「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」エラーに関して、多くのユーザーが抱く疑問について回答します。
INACCESSIBLE_BOOT_DEVICEエラーは放置すれば自然に直りますか?
直りません。
このエラーは、Windowsが起動に必要なストレージを認識できないという深刻なシステム上の問題を示しています。
放置しても状況が改善することはなく、原因を特定して本記事で紹介したような適切な修復手順を実行する必要があります。
修復コマンドを実行してもエラーが解消されないのはなぜですか?
原因がシステムファイルの破損ではなく、BIOS設定の不整合や、より深刻なHDD/SSDの物理的な故障である可能性が考えられます。
chkdskやbootrecといったコマンドはソフトウェア的なエラーしか修復できないため、ハードウェアに問題がある場合は効果がありません。
修復に失敗した場合、保存していたデータは取り出せなくなりますか?
必ずしもそうとは限りません。
エラーでWindowsが起動しない状態でも、内蔵ストレージ(HDD/SSD)自体に物理的な損傷がなければ、データは残っています。
PCからストレージを取り外し、外付けケースなどに入れて別のPCに接続すれば、データを取り出せる可能性があります。
全国訪問(出張)対応の「INACCESSIBLE BOOT DEVICE・ブルースクリーン復旧」最短即日サポート
ブルースクリーン時に電源ボタン長押しで何度も強制終了を繰り返すと、ストレージの傷を急速に広げデータを完全消失させる恐れがあります。また、焦って「初期化(再インストール)」を選択すると大切な個人ファイルや仕事の環境がすべて消えてしまいます。自力復旧に不安を感じた際は無理をせずプロにご相談ください。
「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」エラーはPCホスピタル by デジホにお任せください
「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」エラーは、Windowsが起動ドライブにアクセスできない際に発生するブルースクリーンエラーです。
主な原因には、Windowsアップデートの失敗、BIOS/UEFI設定の不整合、システムファイルの破損、そしてHDD/SSDの物理的な故障が挙げられます。
対処法としては、まず強制終了の繰り返しなどを避けてデータ保護を優先し、Windows回復環境から更新プログラムのアンインストールやコマンドプロンプトによる修復を試みます。
それでも解決しない場合や、異音など物理的な故障が疑われる際は、無理せず専門の修理・データ復旧業者に相談することが重要です。
PCホスピタル by デジホは「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」エラーのサポートが可能です。ぜひご依頼ください。

| 修理対応 | 出張/持込/宅配 |
|---|---|
| 対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国13店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
| 実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績とお客さまの声を当サイト掲載中 |
| 料金 | 基本料金 8,800円 + 起動トラブル修理 24,200円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
渡邉 太陽(日本PCサービス株式会社 デジホ事業部担当課長)
2015年に日本PCサービス株式会社入社。PCホスピタル 東京三田店の店長を経て、現在はデジホ事業部担当課長として従事。
保有資格 パソコン整備士検定 取得



