臭いや異音など、空気清浄機のさまざまなトラブルとその原因・対処法

自宅の空気をきれいにするために、空気清浄機を購入する家庭が増えています。出産や育児を機に空気清浄機を使い始めたという方も多いでしょう。しかし、空気清浄機から臭いや異音などが発生するケースも見受けられます。今回は、空気清浄機使用時のさまざまなトラブルと、その原因および対処法についてご紹介します。

【トラブル1】空気清浄機の臭いが気になる

気になる臭い

空気清浄機から不快な臭いがするようであれば、空気清浄機を設置する意味がないと考える方もいると思いますが、実は空気清浄機から不快な臭いがすることは決して珍しいトラブルではありません。

加湿機能つきの空気清浄機も増えていますが、加湿空気清浄機には、水タンクや加湿フィルターなど、水を入れたり含ませたりする部品も使用されており、そのような部品に汚れが付着してしまうトラブルが多く見られます。

臭いの原因、対策方法は?

悪臭がするからといって、故障したと判断することは早計です。まずは、空気清浄機に装着されているフィルターの状態を確認してみましょう。フィルターを長年掃除や交換をすることなく使用し続けていれば、汚れが付着してしまいます。その汚れが臭いの原因となっているケースは少なくありません。

特に、加湿機能がついた空気清浄機では、水を含ませて使用する加湿フィルターが、菌やカビなどで知らないうちに汚れてしまっている可能性も考えられます。加湿フィルターの目が詰まっていると、空気清浄機としての機能にも影響がある他、異音が発生する場合もあります。

たとえフィルターが汚れたまま使用しても故障しない場合であっても、汚れがついたままでは衛生面で不安を感じる方も多いでしょう。したがって、フィルター類が汚れている場合は、フィルターの掃除や除菌を行うか、フィルターを新品に交換することが、基本的な臭い対策になります。

日々のお手入れで臭いを撃退

通常は毎日のお手入れで洗剤などを使ってお掃除をする必要はありません。水タンクは水補充の都度に少量の水で振り洗いしてから水を詰めればOKですし、タンクキャップ周辺の汚れは古い歯ブラシなどでこすって落としましょう。加湿フィルターやトレーも、1カ月に1度は外して水道水できれいに洗ってください。

しかし、上記のような日頃のお手入れでは、加湿フィルターやトレーの汚れが取れないこともあります。その際は重曹もしくは台所用合成洗剤で掃除しましょう。

重曹を使う場合、水1Lにつき大さじ4杯(約60g)の重曹を溶かした液に30分間ほどつけ置き洗いをします。つけ置きが終わったら、重曹が残らないようきれいに洗い流してください。台所用合成洗剤を使う場合も同様です。水1Lに対して約9g(キャップ4分の1弱)の洗剤を入れた溶液に30分~1時間つけてから、きれいに洗い流します。

なお、加湿フィルターにカビが生えることを防止するため、加湿機能を使用しないときは、水タンクの水を抜くようにしてください。

【トラブル2】空気清浄機から異音がする

空気清浄機の加湿運転中に「カタカタ」「カラカラ」「ゴトゴト」などの音がする原因は、加湿フィルターにある場合が一般的です。加湿フィルターがうまく取りつけられていない、または加湿フィルターがホコリなどの汚れで詰まっている、といった場合に異音がすることがあります。加湿フィルターをつけ直したり、お手入れしたりして様子を見てみましょう。

また、フィルターの他にも、空気清浄機の背面パネルがうまく取りつけられていないことが原因の場合もあります。その場合も、フィルター同様つけ直して様子を見ましょう。

もし、加湿運転をしていないときにも「カタカタ」といった異音がする場合は、メーカーや販売店、家電修理業者に相談することをおすすめします。

【トラブル3】フィルターに白い汚れがこびりつく

空気清浄機のフィルター

加湿空気清浄機の場合は、加湿フィルターに白い汚れ(水道水に含まれるカルシウムなど)がこびりつくトラブルも目立ちます。このような頑固な汚れに効果的なアイテムがクエン酸です。白い汚れはアルカリ性の汚れであるため、お掃除には酸性のクエン酸が適しています。

1Lあたり大さじ3分の1杯のクエン酸を水に溶かし、その溶液で白い汚れが気になる部品を2時間ほどつけ置きします。その後でしっかりと水で洗い流してください。

汚れはこまめにお掃除していれば水道水などで簡単に洗い流せますが、白い汚れがこびりついてしまうと水洗いで落とすことが難しくなります。クエン酸を使ったお掃除は、月に1度ほど定期的に行うことがおすすめです。

【トラブル4】本体のパネルにエラーが表示される

パネルにエラー表示が出たら

本体のパネルにエラー表示が出て正常に動作しない際には、自分で解決可能なトラブルと、本体の故障が疑われるトラブルの2つに分けられます。

エラーの表示を説明書で確認し、故障ではないときは取扱説明書の指示にしたがってお手入れを行いましょう。エラー表示により故障の疑いがある場合は、メーカーや販売店、家電修理業者に問い合わせを行ってください。

「取扱説明書を処分してしまった」「取扱説明書をどこにしまったのか覚えていない」ときも心配はいりません。取扱説明書が手元になくても、メーカーがWebサイト上で取扱説明書を公開しているケースも多いので、調べてみることをおすすめします。また、Webサイト上で分かりやすくトラブル対処法に関する情報を提供するメーカーもあるため、説明書を見ても分かりにくいときはぜひ活用してみましょう。

【トラブル5】空気清浄機の電源が入らない

空気清浄機のチャイルドロック

電源を入れても空気清浄機が動作しないときは、以下の項目を確認しましょう。

1.コンセントが抜けていないか

コンセントの差し込みが不十分な場合は漏電トラブルのもとになります。毎日コンセントの差し込み部分はしっかり確認しましょう。

2.チャイルドロック機能がついている機種では、ロックがオンになっていないか

小さな子供の誤操作を防ぐため、チャイルドロック機能を持つ家電製品も増えています。チャイルドロックが働いていれば、他の操作を受け付けない空気清浄機もあります。チャイルドロックを確認し、オンになっていればオフにして目的の操作をもう1度行ってみましょう。

3.自宅のブレーカーが落ちていないか

自宅のブレーカーが落ちていると、電気が遮断されて電気製品が動作しなくなります。ブレーカーの状態を確認し、落ちていれば入れ直してもう1度操作を行ってみましょう。

上記以外の理由で電源が入らない場合には、故障などのトラブルも考えられます。空気清浄機の品番・型番を控えてメーカーや専門の修理業者に問い合わせてみましょう。

【トラブル6】部品交換したいが製造年数が古い

こまめにお手入れしていれば空気清浄機を長持ちさせることができますが、使い続けるうちに部品が傷んでしまうことは避けられません。長く使っている空気清浄機の部品交換が必要になることもあるでしょう。メーカーの部品保有期間が過ぎていても、製品によっては部品が保有されている場合もあります。

このようなときは買い替えをすすめられることが少なくありませんが、使用している空気清浄機に愛着があるので使い続けたいという方は、家電修理の専門業者に問い合わせてみることをおすすめします。もちろん、すべてのケースにおいて修理が可能とは限りませんが、何らかの解決策が見つかる可能性があります。

一般的には、空気清浄機の耐用年数は6~10年程度とされていますが、それ以上使用し続けている機種をさらに長く使いたいという希望があれば、修理業者に1度相談すると良いでしょう。

シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター KC-F50-W

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おわりに

今回は、空気清浄機の不調の原因と解決策についてご紹介しました。花粉除去に対応したものや加湿機能を備えたものが主流となり、ますます空気清浄機は多機能・高性能化が進んでいます。

できるだけ長く十分な性能を発揮できるよう、正しい使用方法を守ることが第一です。ただし、製品内部が汚れていては空気をきれいにするという空気清浄機本来の目的を果たせません。クリーンな空気を保つためにも、自分でメンテナンスが必要な箇所はこまめにお掃除しましょう。

リペアネットワークでは、空気清浄機をはじめとする家電製品の修理を承ります。ご自宅の家電でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

空気清浄機・除湿器・加湿器で困った時は