パソコン内のデータはどうすれば完全に消去できるの?

パソコンをプライベートや仕事で利用している場合、使用されてる方の個人情報、仕事の顧客情報や企業の機密情報などが保存されていることで、そのパソコンを別の方が使用されることやパソコンそのものを破棄する際にデータを完全消去したい時があります。
この記事ではパソコン内のデータを完全に消去する方法についてご説明いたします。
パソコンのデータ消去について

パソコンのデータは消去したとしても、完全には消去できてない場合があります。
データ消去方法 | 詳細 |
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ゴミ箱を空にする | ゴミ箱を空にすればデータが完全に消去されると考える方が多いですがそれだけでは不十分です。ゴミ箱を空にしてもデータの痕跡は残っていて、ハードディスクからの復元が可能になっています。 |
shift+Deleteでデータ削除 | ゴミ箱を経由せず復元するオプションもありませんが、ファイルが保存されているセクションが上書きされない限りはファイルの内容はハードディスク内に残っています。そのため、復元ソフトを使うとハードディスクやパーティションから削除されたデータを復元することも可能です。 |
工場出荷時に戻す | 特殊なソフトウェアを利用すれば復元が可能です。悪意のある人にパソコンがわたった場合、削除したと思っていた個人情報を抜き取られ悪用されてしまう恐れがあります。 |
このように、私たちが思っているデータの消去では十分ではないのです。手順にしたがって正しい方法でデータの完全消去を実行する必要があります。
パソコンのデータ消去方法

パソコンのデータを完全消去する方法は下記の通りです。
- データ消去ソフトを使う
- Windows搭載機能で消去
- ハードディスクを物理的に破壊
- Windows 10/11のコマンドを使う
- 電磁消去
ここでは、ハードディスクに保存されているデータを完全削除できる方法をご紹介します。
これらの方法はデータを完全削除できる反面、初心者には難しめとなっています。データ消去に自信がない方や、パソコンを壊してしまわないか不安な方はPCホスピタルにご相談ください。修理業者のPCホスピタルはデータ消去にも対応しており、安全かつ確実な方法でパソコンのデータを削除できます。
データ消去ソフトを使う
データ消去する方法の中では、消去用のソフトウェアを使うという方法もあります。現在、ハードディスクのデータを消去するソフトウェアはフリーソフトから有料のものまであります。しかし、ソフトウェアによってどの程度消去できるかが異なってくるため、自分の消去したいデータに合ったソフトウェアを使用しなければなりません。
自分では完全にデータ消去をできたと思っていても、完全にデータ消去ができておらず悪意のあるものによってデータが復元され悪用されてしまうということも考えられます。自分の利用用途にあったソフトウェアを使用するのが大切です。
消去用のソフトウェアを使うメリットとして、ハードディスクに傷をつけずにデータの完全消去が可能であることが挙げられます。この後に紹介する方法は、ハードディスクに傷がつくものが多くなっています。しかし、ソフトウェアを使った場合はあくまで中身だけにアクセスするため、外的なダメージは一切加えません。
データ消去ソフトで行うデータ消去の方式はいくつかありますが、基本的には0や乱数でデータの上書きを複数回行うことでデータを復元できなくさせます。多くのソフトではセキュリティーのレベルを選ぶことができますが、レベルが高くなるほど時間がかかります。しかし、データ流出のリスクを少しでも下げたい場合は時間がかかってもハイレベルなデータ消去を行うことをおすすめします。様々な方式の中でも特に信頼性が高いとされているのが、ピーター・グートマン博士が提唱したGUTMANN方式と呼ばれる抹消方式で、乱数を4回書き込んだ後、特定の固定値で27回上書きし、再度乱数を4回書き込みするため、合計で35回もの書き込みを行ないます。そのため、非常に時間を要しますが確実にデータ消去を行いたい場合はこの方式がおすすめです。
有料ソフトには、データ復元を行ってる企業が開発しているものもあるため信頼性が高く、またフリーのものと比べて対応しているOSが多かったり機能が豊富、操作が簡単なものなどもあるため自分に合ったものを選びましょう。
Windows搭載機能で消去
Windows搭載機能でデータ消去を行う方法があるのでご紹介いたします。ファイルを削除し、Windowsのみインストールされた状態になります。
手順は下記の通りです。
Windows 10の機能でデータ消去する手順 |
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Windows 11の機能でデータ消去する手順 |
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ハードディスクを物理的に破壊

ソフトウェアを使って内部的に消去する方法の他に、物理的に破壊することで完全に消去することができます。この方法は、ハードディスクがデータを保存している記憶領域をトンカチなどの鈍器で破壊することです。ハードディスクとして機能しなくなるため、100%復元が不可能になります。
物理的に破壊するためには、まずハードディスクをパソコン内部から取り出す必要があります。ハードディスクは、マザーボードとつながっています。マザーボードとハードディスクをつなげているケーブルを外し、ハードディスクを取り除いたら、ハードディスクの記憶領域の破壊が必要です。
記憶領域は、ハードディスクの円盤部分になります。円盤部分をトンカチでたたくことで保存領域が破壊されます。破壊するときには、部品が周りに飛び散らないように気を付けなければなりません。
またハードディスクを含め完全に破壊するため、オークションで転売をしたり、店に売ったりするなどを考えている場合は売却が不可能となります。初心者でも簡単にでき、無料で実施ができるため処分を考えている人にはおすすめの方法です。
ただし、ハードディスクのケースは頑丈なので、破壊をするのが難しい場合もあります。また、蓋が特殊なネジでとめてあって開けられない場合もあるため、PCホスピタルなどの専門業者に任せた方が安全で確実です。
近年ではSSDというハードディスクとは違うタイプの記憶媒体の普及が高まっていますが、SSDは複数のチップが配置されていて尚且つメーカーや型によってもチップの配置が異なります。理論上は1つでもチップが残っているとそこからデータ復元が可能と言われているため、SSDを破壊する場合は1つのチップも残さない形で破壊しないといけません。
Windows 10/11のコマンドを使う
Windows 10/11のCipherコマンドという機能を使ってデータを完全消去する方法もあります。こちらの方法もデータ消去ソフトを使った場合と同じくハードディスクに傷がつかないため、データを消去した後に譲渡や売買も行えます。ただし、この方法はハードディスクのデータをすべて削除した上で行ってください。下記の手順で行うことができます。
Windows 10/11のコマンドを使用して削除する手順 |
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電磁消去
最後に紹介する方法は、強力な磁気によってハードディスクの記憶部分を完全消去する方法です。ハードディスクの記憶部分は磁気に弱いため、強力な磁気を与えることで動作がおかしくなります。
この磁気はどんな磁気でもいいわけではありません。磁石などの弱い磁気のものの場合は、データ消去が中途半端になってしまうため復元されるリスクがあります。個人で持っている磁気では不十分なケースが多いので、業者が持っている強力な磁気を利用する必要があるのです。
業者に依頼する場合は、比較的安価に実施が可能です。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
パソコンのデータを消去するときの注意点

パソコンのデータを完全消去する場合、注意しておきたいことがあります。データ消去に関しては、悪用される危険があることから慎重に対応しなければならないのです。
ここでは、パソコンのデータ消去をするときの注意点について解説していきます。
初期化(フォーマット)では不十分
冒頭でもお伝えしたとおり、単純にパソコンを初期化(フォーマット)しただけではデータの完全消去はされません。物理的に破壊するか、内部的に破壊するなどの対応を取らなければならないのです。
初期化を実行すると見た目上はデータが消去されたかのように見えます。しかし、ハードディスク内にはデータが残っているため、復元用のソフトを活用することでデータの復元が可能です。
データの完全消去を実施するためには、特殊な方法が必要であることを認識しておきましょう。
USBメモリなどもファイルを削除したり初期化を行ってもデータが残っている場合があります。Windowsにはフォーマット機能が備わっており、下記の手順で完全フォーマットを行うことができます。
完全フォーマットを行う手順 |
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クイックフォーマットは比較的短い時間でフォーマットができる反面、データ領域の先頭部分だけを書き換えるためデータの復旧が可能で、データ漏洩の恐れがあります。一方、完全フォーマットは時間がかかりますが全領域を書き換えるためデータ復旧が不可能で、完全にデータ削除をして情報漏洩を防ぐ必要がある場合は完全フォーマットをおすすめします。
ハードディスクなどをフォーマットする際、FAT32やexFATなどと書かれた選択項目があると思いますが、これはファイルシステムになります。ファイルシステムとは、記憶装置に保存されたデータを管理して操作するために必要な機能で、多くのOSはファイルシステムでデータを管理しています。ファイルシステムによってはmacOSやパソコン以外では使えない、もしくは使えても読み書きの片方しかできない、また1ファイルあたりのサイズの上限が決まっているものもあります。Windowsのみでの使用を前提としている場合は、Windows XP以降の標準ファイルシステムで、1ファイルあたりのサイズの上限が16TBと実質的に上限がないNTFSが便利です。FAT32は汎用性に富みUSBメモリの多くはこのファイルシステムを採用していますが、1ファイルあたり4GBが上限のため、大きなファイルを扱うのには不向きです。exFATはmacOSを使う場合に便利で、Windowsでも読み書き可能で1ファイルあたりのサイズの上限がNTFSと同じく実質的にありませんが、比較的新しい規格のため古いOSやLinuxでは扱うのが難しくなっています。
データのバックアップを取っておく
データを完全消去するため、もしデータを取っておきたい人はバックアップを取っておく必要があります。ハードディスク内のデータはもちろんのこと、メールの履歴なども必要な方はお忘れなく。
データのバックアップ方法に関しては、以下の記事に詳しくまとめてあります。バックアップ方法がよく分からない方は、PCホスピタルにご相談いただけますと幸いです。PCホスピタルなら、バックアップを取ったうえでデータの完全削除が可能です。
パソコンのデータを引っ越しする方法

古いパソコンから新しいパソコンに切り替えるときに、データの引っ越しをする必要があります。まずはデータをしっかりとバックアップするのが重要です。バックアップを取ったら、新しいパソコンへのデータ移行の作業が必要になり、方法としては下記があります。
- 引っ越し用の製品を使う
- 外付けのHDDやUSBにバックアップを取っておく
- クラウドサービスを利用する
- OS搭載の機能を利用する
ここでは、バックアップの方法と実際にデータ移行をする方法について解説します。
引っ越し用の製品を使う
データの引っ越しを実施する場合、専用の製品を使うことで実行できます。対象としては、パソコン内に保存しているデータはもちろん、インストールされているアプリケーションや設定ファイルなども引っ越しの対象です。
ネットワーク設定も引き継ぐことができるので、もう一度面倒な設定をしたくないという方に向いています。製品によって引っ越しの方法は異なりますが、基本的にはデータを移行したいパソコンとデータの移行元となるパソコンをLANケーブルなどでつなぎます。
その後、お互いのパソコンで製品を起動し、製品を実行することで自動的に引っ越し作業が完了するのです。バックアップの手間をあまりかけたくないという方や、自分でデータの引っ越しをするのが不安だという方はこの製品を利用してみましょう。
外付けのHDDやUSBにバックアップを取っておく
まずはデータのバックアップをとる必要があります。バックアップをとるには、外付けのハードディスクやUSBがおすすめです。ハードディスクやUSBにバックアップを取っておけば、物自体が壊れない限りはデータの損失もないため安心です。
こういった記録媒体は、ネットワークが使えない方にもおすすめできます。
クラウドサービスを利用する
バックアップをとるときはクラウドサービスの利用がおすすめです。企業の機密情報などは、流出の心配があるため会社内にある自前のサーバーにとるのが安心ですが、自宅で使っているレベルであればクラウドの利用で十分です。
しかも、最近はクラウドサービスが発達しており、セキュリティ対策にも非常に力を入れております。銀行システムもクラウドのサーバー上で運用されるケースがあるなど、クラウドサービスのセキュリティが向上していることがわかります。
無料で使えておすすめなのは「Googleドライブ」です。
Googleドライブは、Googleが提供するオンラインストレージサービスで、Googleのアカウントを作れば無料で誰でも利用が可能です。
Googleドライブでは写真や文章、デザイン、イラスト、音楽、動画など、さまざまなデータを保管でき、15GBの保存容量を無料で利用できます。
他にも、Googleドライブには共有という機能があります。例えば、何かファイルを作成したとします。このファイルを誰かに共有するとき、そのファイルをメールで送ったりUSBに入れて渡したりすると思います。
そこでGoogleドライブの共有という機能を使います。これは、特定のユーザーかもしくはリンク先を共有することで誰でもそのファイルにアクセスすることができるのです。
こうすることで、わざわざ相手にファイルを送らなくてもリンク先を共有するだけで同じファイルを取り扱えます。相手がGoogleアカウントを持っていればユーザーごとの制限ができるため、このユーザーは閲覧だけでこのユーザーには編集もできるようにするといった使い方が可能です。
他にも、Macを利用している方であれば「iCloud」もおすすめです。
iPhoneを利用している人であれば使っている人もいらっしゃるでしょう。iCloud(アイクラウド)はApple(アップル)が提供するクラウドサービスです。バックアップとして利用されており、多くのファイルがバックアップ可能です。
例えばスマホを利用している人であれば、スマホ内に写真やアプリが入っていると思います。これらのファイルをiCloud上にバックアップを取っておくことで、新しいスマホに変えてからでもiCloud上からファイルを取得し、新しく変えたスマホを前のスマホと同じ状態に戻すことができるのです。
Macのパソコンを使っている場合でも同様で、iCloud上にデータのバックアップを取っておくと、パソコン内のデータが消失しても復元できます。
OS搭載の機能を利用する
Windows 10/11を使っている方であれば、OSに搭載されている機能を利用してバックアップを取得できます。まずはバックアップの機能をオンにしなければなりません。
Windowsの設定→更新のセキュリティ→バックアップ→ドライブの追加をクリックします。そしてバックアップをとる場所を選択しましょう。Cドライブ、Dドライブもしくは外付けのハードディスクもおすすめです。
そうすると、「ファイルのバックアップを自動的に実行」がオンになっています。バックアップ機能をオンにしておけば、当然ながらバックアップの復元も可能です。
バックアップの復元を実行したい場合は、バックアップまで進んだらその他のオプションを押します。次に「現在のバックアップからファイルを復元」をクリックし、復元したい日時を選択して完了です。
Windowsの機能を使って無料で実施できるため、お金をかけずにバックアップする仕組みを構築したい方に向いています。
パソコンを処分するための方法

パソコンのデータを完全に消去した後の処分方法として下記があります。
- 業者に買い取ってもらう
- オークションで出品する
- 友人や知人に譲る
- 廃棄する
ここでは、パソコンのデータを完全に消去した後の処分方法について解説します。
業者に買い取ってもらう
データ消去したパソコンを業者に買い取ってもらうのも一つの方法です。ブランド物や洋服などの買取業者と同様に、パソコンの買取業者も存在しています。
買取業者がおすすめな理由は、パソコンを安全に売却できることです。もし完全にデータ消去したつもりで売ったはずでも、完全にデータ消去をできていなかったとします。そのとき、悪意のある人の手に渡った場合データを復元して個人情報を悪用される危険があるのです。
買取業者によってはデータの完全消去を担保しているところもあるので安心です。
また、買取業者によってはキャンペーンをとりおこなっていることがあり、台数が多いと買取金額が増えるなどの嬉しい特典があります。あまりにも古いパソコンや状態が悪いものは値段がつかないこともあります。
最近ではお店に直接持っていかなくても、訪問買取や郵送による買取も充実しています。店舗まで持っていく暇がない、という方にもうってつけのサービスです。
オークションで出品する
オークションは、買取業者と比べると圧倒的に高値がつきやすいのが特徴です。また、古いパソコンだったとしても、必要とするユーザーがいるかもしれないことから値段がつく可能性があります。買取業者では買い取ってくれなかったが、オークションでは高値で売れるケースはよくあります。
ただし、落札される保証がなく、出品の手間がかかるのがデメリットです。オークションに出すまでには、商品の写真の掲載、アカウントの作成、商品情報の入力などが必要になります。
個人間での取引のため、トラブルが起きやすいというデメリットもあります。相手が思っていたものと違う商品だった、というクレームがあったり、データが完全に消去されないことから個人情報が悪用されるケースがあるのです。
買取業者に依頼するよりも高く売れる反面、リスクもあることを理解しておきましょう。
友人や知人に譲る
信頼できる友人や知人の場合は、安心安全に取引ができます。有料か無料かによっても変わってきますが、有料の場合は大体の相場を調べた上で金額を提示しましょう。
友人とは金銭関係のもつれで縁が切れることもあります。双方が納得できる形で進めるのがおすすめです。
廃棄する
古いパソコンで値段がつかない場合には、廃棄するのが良いでしょう。廃棄の場合は基本的に有料となってます。廃棄業者によっては、データ消去も代行しておこなってくれるところもあるので、データ消去に手間を取られたくない方はおすすめです。
故障して使えないと諦めている方はPCホスピタルにご依頼ください

もしかすれば、故障したからそのままデータ消去をして処分しようと考えている人もいるかもしれません。そんな方は少しお待ちください。まだ修理をすれば使えるかもしれないのです。
修理と言っても、どこが故障しているかわからないし、手続きが面倒でどこに持っていけばいいのかわからないという方もいますよね。
そこでおすすめしたい修理業者が私たちPCホスピタルです。
PCホスピタルは最短当日中でご訪問が可能で、PC自体の修理はもちろんですが、修理ではなくデータの消去も対応いたします。ちょっとしたパソコンの不調や、「こんなことは依頼できないのかな…」と疑問に思うことでも、まずは電話でご相談ください。
パソコンデータ完全消去の依頼先を選ぶポイント
パソコンデータ完全消去の依頼先を選ぶポイントは次の3つです。
- データ完全消去の実績が豊富か
- データ消去方法が詳しく明記されているか
- データ消去後に証明書などを発行してもらえるか
ひとつひとつのポイントについて詳しく解説していきます。
データ完全消去の実績が豊富か
パソコンの修理だけでなくデータ消去の実績が豊富かどうかを確認しましょう。実績が豊富な修理業者は、ノウハウが蓄積されているため素早い対応が可能です。
PCホスピタルはデータ完全消去の実績も豊富です。そのため、安心して依頼いただくことが可能です。
データ消去方法が詳しく明記されているか
データ消去方法がホームページなどに詳しく明記されているかも確認しましょう。パソコンのデータ消去はやり方が重要です。データ消去のやり方次第では、復元ソフトを使ってデータを復元されてしまう可能性もあります。
PCホスピタルのホームページでは、データ消去方法がしっかり明記されています。PCホスピタルでは、数々の実績があるデータ消去専用のハードディスク破壊機を使っており、ハードディスクの記録部を確実に破壊することで、データ漏えいを防ぎます。
データ消去後に証明書などを発行してもらえるか
修理業者にデータ消去を依頼したいものの、データ漏えいが不安という方もいるかと思います。データ漏えいが不安な方は、証明書などを発行してもらえるか確認しましょう。
PCホスピタルではデータ消去した後、証明書を発行することも可能です。ハードディスクの破壊に関する報告書がお客様の元に届きます。そのため、「しっかりデータが消去されている」という安心感が残ります。
PCホスピタルのパソコンデータ完全消去対応事例
PCホスピタルではパソコンのデータ完全消去を行った実績が多数あります。今回はその中でも次の3つの事例を紹介します。
- 事例1.NEC一体型のデータ完全消去
- 事例2.富士通一体型PCのデータ完全消去
- 事例3.NECノートPCのデータ確認とデータ完全消去
事例1.NEC一体型のデータ完全消去

1つ目は、NEC一体型のデータ完全消去です。新しいパソコンを購入したため、古いパソコンのデータを消去して欲しいという依頼を受けました。
ハードディスクの物理的破壊によるデータ消去を行いました。ハードディスクを取り外し、PCホスピタルのハードディスク破壊マシンで穴を開けます。
写真の右は、破壊マシンで穴を開けた後のハードディスクです。奥までしっかり貫通していることが分かります。こうなれば、データが復旧される可能性はほぼありません。
「NEC一体型のデータ完全消去」の詳細はこちら >>
事例2.富士通一体型PCのデータ完全消去

2つ目は富士通一体型(FMVF56RDP)のデータ完全消去です。このモデルは当初人気があり、修理をご依頼される方もかなり多かった印象です。
パソコンを丁寧に分解し、HDDを固定させているネジを外し、HDDを取り出します。専用のハードディスク破壊マシンでHDDを破壊しました。
このようにHDDを物理的に破壊すれば、データ漏えいのリスクはほぼなくなります。
「富士通一体型PCのデータ完全消去」の詳細はこちら >>
事例3.NECノートPCのデータ確認とデータ完全消去
3つ目はNECノートPC(PC-LX60T51EC)のデータ確認とデータ完全消去です。画面が割れて使えなくなったパソコンのデータの中身を確認したいという依頼を受けました。
HDDを取り外し、無事データの中身を確認できました。データの中身をお客さまにお見せしたところ、今回はデータのバックアップは不要とご判断されました。
こちらでパソコンのリサイクル回収代行、およびHDDの破壊処分を行いました。
「NECノートPCのデータ確認とデータ完全消去」の詳細はこちら >>
PCホスピタルはパソコンデータ完全消去サポートが可能です
今回はパソコンのデータを完全消去したい方に向けて、データを完全に消去できる方法とその後の処分方法を解説しました。
パソコンのデータは見た目上消去したと思っていても、特定の復元ソフトを使えば簡単にデータの復元が可能です。正しい方法でデータの完全消去をしなければいけません。
データの完全消去の方法は、大きく分けて以下の3つがあります。
- 専用のソフトウェアを使う
- ハードディスクを物理的に破壊する
- 強力な磁気を使う
今後売却をしたいと考えている方は、専用のソフトウェアを使ってデータを消去するか、記録メディア自体を安価なものに入れ替えてしまうという方法があります。データを完全消去できた場合は、売却するか処分するかのどちらかです。
パソコンの型番や状態によっても変わってくるので、自分自身で判断して処分方法を決めましょう。
パソコンのデータの完全消去ができなくてお困りのときはPCホスピタルにご依頼ください。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
家喜 信行(日本PCサービス株式会社 代表取締役社長 兼 グループCEO、NPO法人 IT整備士協会 理事長)
2003年、日本PCサービス株式会社を創業し、パソコン修理など、パソコンのフィールドサポート事業を開始。パソコンの緊急トラブル解決を主軸としたサービス「PCホスピタル」を展開するなど、20年以上に渡り業界で活躍し、同社をデジタル機器有料訪問サポート利用率No.1企業へと導く。近年はデジタル機器の普及とともにスマホ・iPhone修理の「スマホスピタル」をグループ会社化、デジタル機器の正しい知識の普及のために資格認定や中小企業の社内IT整備士育成プログラムなどを展開するNPO法人「IT整備士協会」の理事長に就任。