プリンターで印刷できない…原因は設定?故障?チェックすべき項目

パソコンの周辺機器としてプリンターを利用している方は多いでしょう。家庭用のプリンターは年々安くなってきているため、以前より気軽に購入できるようになりました。年賀状を自宅で印刷したり、料理サイトのレシピなどを印刷したりできるため、実際に購入して使い始めると、その便利さが実感できるでしょう。

しかし、プリンターを使っていると、何らかの理由で突然印刷ができなくなってしまうことがあります。これまでは問題なく印刷できていたのに、印刷を実行してもプリンターが動いてくれなかったり、異音がして止まってしまったりするのです。故障とも考えられますが、実は意外な理由で印刷できなくなっている場合もあります。

今回は、プリンターで突然印刷できない状態になった際のチェック項目をご紹介します。

1.まずは接続を確認してみよう

プリンターで印刷できない場合にまずチェックすべきなのは、プリンターが正しくパソコンに接続されているかどうかです。この接続が原因で「プリンターが故障してしまった」「印刷できない」と焦ってしまうことが意外に多いため、まずは落ち着いて確認してみましょう。

プリンターとパソコンの接続方法は、大きく分けて有線接続と無線接続の2種類あります。

2.有線接続のプリンターの場合

有線接続はUSBケーブルなどでパソコンとプリンターを接続して使用する方法です。この場合はプリンター側とパソコン側の両方で、しっかりとケーブルがつながっているかを確認してください。コネクタ部分が緩んでいないかも確認し、必要であれば一度抜いてから再接続してみましょう。その後、プリンターの電源を入れ直すと印刷できるようになる場合があります。

2-1.プリンターへの接続ケーブルの種類

パソコンへの接続ケーブル(プリンターケーブル)は主に3種類あり、USBケーブル、パラレルポート、シリアルポートのいずれかになっています。

古いプリンターの場合、Windows向けにパラレルポート、Mac向けにシリアルポートを搭載するプリンターが主流でしたが、現在販売されているプリンターは、ほぼUSB端子での接続となります。

USB端子ははよく見かける横長四角の形状(Aコネクタ)ではなく、正方形に近い「Bコネクタ」と呼ばれる形状が使用されています。パソコン側の接続がAコネクタ、プリンター側の接続がBコネクタになっているケーブルを使う必要があり、このBコネクタは一部の例外を除いてプリンタやスキャナでしか使われていません。

また最近はパソコン側の端子としても、Aコネクタである通常サイズのUSB端子が搭載されていない機種が増えてきていて、ほとんどがUSB 2.0 Type Cです。 USB 2.0 Type C – USB 2.0 Bコネクタのケーブルを使用するか、USB 2.0 Type Cを接続できる変換アダプタを使用して接続します。

サイズのケーブルが物理的に断線してしまっている場合には、ケーブルの交換が必要となりますが、正しい端子のケーブルを選ぶようにしましょう。

パラレルポート、シリアルポートを搭載するプリンターは、Windows 8以降のパソコンでは非対応で接続不可になっている場合もあります。

3.無線接続のプリンターの場合

無線接続の場合は通常、Wi-Fi接続のネットワークを利用して印刷することを指しますが、高機能なプリンターの場合は、有線接続以外にも多岐にわたる接続方法からパソコンやスマートフォンを接続して印刷することができます。

無線接続通信の種類には主に4つの種類があります。

  • Wi-Fi接続印刷
  • Bluetooth接続印刷
  • 赤外線接続印刷
  • メール接続印刷

3-1.Wi-Fi接続で印刷する方法

Wi-Fi環境があれば無線でプリンターと接続することができます。プリンターの取扱説明書を参照して、アクセスポイントとプリンターが正常に接続されているかどうかを確認します。プリンターの接続に問題がなければ、パソコンとアクセスポイントがうまくつながっていない場合も考えられるため、パソコン側の接続確認も必要です。また、機器の電源が入っていなかった、ということも考えられます。プリンターやアクセスポイントの電源がONになっているかどうかも確認してください。

3-2.Bluetooth接続で印刷する

ほとんどのスマートフォンやノートパソコンに搭載されているBluetooth通信はも便利に使うことができます。Wi-Fi環境がなくても無線で印刷できるので便利ですが、通信速度が遅いため印刷までに時間がかかるデメリットがあります。動作しているにも関わらず、停止していると誤認しているだけのこともあります。印刷が開始されるまでじっくり待ちましょう。また、Bluetoothは通常到達できる範囲が短く、他の電波干渉にも弱いという特徴があります。接続できない場合は、プリンターに近づいて操作することで通信が安定することがあります。BluetoothのVerによって異なりますが、プリンターから10m以内で操作するように心がけましょう。

3-3.赤外線接続で印刷する

赤外線印刷は、主にガラケーから印刷する際に利用される機能です。データ送信中に端末を動かしたりすると通信が切断されてデータの送信に失敗します。また、気づかないうちに赤外線部分に傷がついている場合などにも正しくデータを送ることができません。

3-4.メール送信で印刷する

メールで印刷できる機能が搭載されているプリンターの場合、メーカーが提供している専用のアプリケーションから初期設定をする必要があります。登録したメールアドレスに印刷したい写真やPDFなどを送信することで、リモートでプリンターにデータを送ることができます。受信されたデータは自動で印刷され、利用料金もかかりません。FAXの代用のように使用することもできます。メール印刷が正しく動かない場合は、プリンターがWi-Fiネットワークから切断されてしまっているか、送信先のメールアドレスに誤りがある可能性が疑われるので確認しましょう。

4.正しいプリンターが選択されているか?

正しく選択されているか

パソコンから印刷する場合、パソコンで正しいプリンターを選択していないと印刷が正常に実行できません。使おうとしているプリンターが確実に選択されていることを確認してみてください。

Windows10の場合は、デスクトップ左下のWindowsのロゴマークをクリックし、表示されるメニューで「コントロールパネル」をクリックします。

コントロールパネルの画面が表示されたら、「デバイスとプリンターの表示」をクリックすると、そのパソコンから使用できるデバイスやプリンターがすべて表示されます。

Windows 10の場合は、「デバイス」を開きます。

「プリンター」に表示されているアイコンの中で、自分が使おうとしているプリンターが選択されているか確認してください。選択されているプリンターのアイコンには、緑色の丸いチェックマークが付いています。

Windows 10では、「プリンターとスキャナー」を選びます。

もし、使おうとしているプリンターが選択されていない場合は、アイコンの上で右クリックして表示されるメニューの中から「通常使うプリンターに設定」を選んでください。確認のメッセージが表示され、「OK」をクリックすると、緑色のチェックマークがそのプリンターのアイコンに移動します。次からは特に設定を確認しなくても、そのプリンターから印刷が実行されるようになります。

Windows 10の場合は、該当のプリンターをクリックし「管理」を選択。続いて「規定として設定する」を選んでください。

もし、自分の使用したいプリンターのアイコンがない場合は、そのプリンターのプリンタードライバーがパソコンにインストールされていない状態です。プリンターに付属されていたDVDなどから、プリンタードライバーをインストールしてください。パソコンを再起動して確認すると、インストールしたプリンターのアイコンが表示されるようになっているはずです。

5.プリンターにエラーが出ている場合

プリンターにエラーが出ているため、正常な印刷ができない場合もあります。例えば紙詰まりやインク切れなど、エラーには多くの種類がありますが、基本的には印刷時のエラーはパソコンの画面にメッセージが出るか、プリンターの液晶画面に表示されます。それぞれのエラーについての対処法についてはプリンターの取扱説明書を参照してください。適切にエラーを解除できれば、また元のように印刷ができるようになります。

ただし、エラーの内容によっては、サービスセンターに連絡をする必要があったり、部品の交換を依頼する必要があったりする場合もあります。例えば、廃インクタンクなどが満タンになった場合は、メーカー修理が必要になります。自分では対処できないエラーもあるため、取扱説明書を確認しましょう。

6.プリンタードライバで印刷の状態を確認

ドライバで状態確認

エラーが出ていなくても、実行した印刷が途中で止まっている可能性があります。これを確認するためには、先ほどの「デバイスとプリンターの表示」から印刷の状況をチェックします。

使用しているプリンターのアイコンをダブルクリックすると、開いた画面のプリンター名称の下に「キューに○○個のドキュメント」と表示されます。キューというのは印刷データが待機する場所で、表示されたドキュメント数を見ると、プリンターがこれからいくつの印刷をしようとしているかが分かります。

キューにある印刷ドキュメントの詳細を見るには、印刷待ち一覧を表示をクリックしてください。キューが表示され、印刷待ちをしているドキュメント名がリストで表示されます。印刷待ちのドキュメントの状態が「一時停止」などになっていると、印刷が止まってしまっています。停止している印刷ドキュメントを選択して印刷を再開させるか、不要な印刷ドキュメントであれば削除しましょう。

7.メーカー別のよくあるエラーコード

エラー発生時にはエラーコードを確認することで、トラブル解決の糸口を掴むことができます。プリンターに表示されるエラーコードを付属の説明書で参照します。

7-1.エプソン

0x9a、0x9e、0xf1、0x97、0xf3、0xe9、0xea

7-2.キャノン

b200、u052、e02、c000、b203、p22

7-3.ブラザー

10、1A、30、3B、40、42、43、4F、50、5A、6F、70,8F、A5、BD、E2

7-4.hp

B069A414、C05Dxxxx、0xc05d1281、0X61011BED、0xC05dxx、0x610000f6

8.プリンターの寿命が来ている?

他の家電同様、プリンターにも寿命があります。使用頻度にもよりますが、3年以上使用している家庭用プリンターであれば、寿命を迎えている可能性があります。もちろん10年近く使用し続けることができる場合もありますが、一般的には5年以内で寿命になってしまうことが多いようです。

異音がして動作が止まってしまうなどの症状であれば、プリンターの寿命の可能性があります。サポートセンターなどに問い合わせて修理を依頼するか、プリンターを買い替えるなどの対応をとったほうが良いかもしれません。

プリンターを落としてしまったり、固いものをぶつけてしまったりして一部の部品が破損した場合は、その部品を交換すれば正常に戻るかもしれません、交換可能な部品かどうかも取扱説明書などを参考にして確認してみましょう。

プリンターが印刷できず対処に困ったときは

プリンターで印刷できなくなる原因としては、接続・設定・エラーに問題があるか、物理的な破損、寿命などの可能性が考えられます。今回ご紹介した確認項目をチェックしていけば、どこに不具合があるか効率良く発見できると思います。

部品の劣化、破損や物理的な寿命でなければ、エラーを解除したり設定を変更したりすることで、簡単に元の状態に戻すことができます。異音がする際など、明らかに物理的な原因が疑われる場合は、無理に使用を続けると完全に故障してしまうこともあるため、サポートセンターなどに早めに相談しましょう。

一方で、プリンターの接続や設定を見直すことで元通り印刷できるようになることもあります。

プリンターをより長く使用するためには、こまめにプリンターのヘッドをクリーニングしたり、純正のインクを使用したりすることが重要です。普段からよく手入れをしておくことが、プリンターの不具合を減らすことにつながります。万が一トラブルが発生してしまった場合は修理業者に相談すると良いでしょう。その他パソコンに関するトラブルにお悩みの際は、ぜひドクター・ホームネットまでご相談ください。

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