ディスクを読み込まないなど、DVDレコーダー/プレーヤーの不調の対処法

VHS(ビデオテープ)に取って代わってDVDが普及した現在、DVDプレーヤーやDVDレコーダーは非常に便利なものとして多くの方に重宝されています。

しかし、ディスクを入れてもうまく再生できない、といったトラブルが起こったことはないでしょうか。

DVDプレーヤー/レコーダーは精密機械のため、使用年数とともに故障のリスクも高まっていきますが、故障の程度によっては自分で対処できる場合もあります。

そこで今回は、DVDプレーヤーの不調や故障に対する対処法をご紹介します。

DVDディスクに原因がある場合

DVDレコーダー/プレーヤーの不調でもっとも多いものが、ディスクを読み込まなくなる現象です。原因は、ディスク側にあるかもしれません。

経年劣化による読み込み不良

DVDディスクも経年劣化を起こします。時間がたつにつれてディスク自体が劣化していき、プレーヤーで読み込めなくなるのです。記録したデータ自体が劣化することはありませんが、DVDなどの光ディスクの寿命は10年から30年といわれています。

ディスクが劣化した場合は、ディスクから情報を読み込むことができなくなりますが、高精度のパーツを使用しているプレーヤーであれば、ディスクが多少劣化していても読み込めることがあります。安価なDVDプレーヤーで読み込めなくなった場合は、他のプレーヤーでも読み込みを試してみましょう。

表面の傷

また、読み込み面についた傷も、正確にデータを読み込めなくなる原因の1つです。読み込み面の表面にはコーティングが施されているため、多少の傷であれば大抵は問題なく読み込むことができます。しかし、コーティングよりも深い傷がつき、記録層が破損した場合には読み込み不可となってしまいます。

ある程度のディスク不良は自分で対処可能

読み込み面の傷は、補修材や補修キットなどである程度修復することが可能です。細かい傷の場合は、傷を削ったり磨いたりしてなめらかにすることで、スムーズにデータを読み込めるようになります。

ディスクを磨く方法

傷を磨く際には、研磨剤入りの歯磨き粉をディスクに塗布し、メガネ拭きや脱脂綿などの柔らかい布で磨いてください。研磨剤で磨く際に、ディスクの形に添って円を描くように磨いてしまいがちですが、内側から外側へ直線的に磨くようにしましょう。円を描いて磨いた場合は、かえってディスク全体に傷がつくこともあるためです。

明らかに深い傷がついてしまっている場合は、自分で修復するのは難しくなります。データ復旧専門業者であればデータを取り出せる場合があるため、お気に入りの映画のDVDディスクや、大切なデータを保存したディスクが破損してしまった場合は、専門業者に相談してみましょう。

ディスクを長持ちさせるためには

経年劣化を完全に止めることはできないため、 経年劣化でディスクが使用できなくなってしまうことは仕方のないことかもしれません。しかし、正しい保管方法や扱い方を知っていればできるだけ長持ちさせることができます。

大切なデータが入ったディスクを管理する際は、以下のことに気をつけてください。

・高温多湿を避ける

・直射日光を避ける

・激しい温度変化を避ける

・汚れや傷がつかないよう、ケースに入れる

・指紋などの汚れがついた場合は、メガネ拭きなどの柔らかい布で拭き取る

ただし、上記のことに気をつけていても、長年保管しているディスクはいつ読み込めなくなるか分かりません。そのため、重要なデータが入っているものに関しては、数年~10年を目安に新しいDVDや別のメディアにデータを移すことをおすすめします。

レンズに原因がある場合

DVDレコーダー/プレーヤー側の問題としては、読み込みレンズの汚れなどによる故障、そしてピックアップの調整がズレていることなどが挙げられます。

レンズをきれいにする

DVDプレーヤーの使用環境にもよりますが、本体の内部にも意外とホコリや汚れはたまっていきます。タバコの煙も、プレーヤー内部にヤニがついて故障する原因になるため、機械の近くでの喫煙は控えましょう。

レンズ汚れが原因の場合、よほどひどい汚れでない限りは、市販のレンズクリーニングキットを使用すればきれいにすることができます。

クリーニングキットにも、綿棒などに工業用アルコールなどをつけて拭く方法と、クリーニングディスクを使用する方法があります。レンズを直接拭く場合は、水は使用しないようにしましょう。しっかりと拭き取ったつもりでも、水アカが残りかえって汚してしまうこともあります。

クリーニングディスクを使用する場合は、通常のDVDディスクを読み込ませるときと同様に、トレーに入れて再生ボタンを押すだけで大丈夫です。家電量販店などで売られていて入手しやすいため、まずはこの方法から試してみることをおすすめします。

ピックアップの調整は難しい

レンズ汚れが原因ではないとすれば、多くの場合はピックアップのズレが原因です。ピックアップとは、ディスクを読み取る際に照射されるレーザーの出力調整ダイヤルで、内部にある調整ネジを回すことで出力を調整しています。ダイヤルが長年の使用によってズレてしまうことで、正確にディスクからデータを読み込めなくなるのです。

ピックアップを調整するには、本体カバーを開け、内部のネジを直接回す必要があります。多くのメーカーでは、本体の分解を行えば保証対象外となってしまうため、専門知識のない方や、メーカー保証を利用したいと考えている方は、無理に試さない方が良いでしょう。

ピックアップの調整方法

1.調整ネジの最初の位置が分かるように、油性フェルトペンなどで印をつけておく

2.調整ネジを少しずつ動かして、ベストの位置を探す

ネジは、1mm程度などほんの少しだけ動かして、実際にDVDディスクを読み込めるかどうかを試してください。

ピックアップ調整はかなり細かい修正が必要で、一気に大きく動かすとベストの位置を見つけることができません。また、締める(レーザー出力を絞る)方が良いのか、開ける方が良いのかもケース・バイ・ケースのため、一気にレーザー出力を開けてしまうと、かえってディスク破損の原因となることもあります。

ダイヤルを回して正しい位置に近づいているのかどうかの判断は、実際にディスクを読み込ませてみて、その動作状況から判断してください。正しい調整に近づいている場合は、ディスクを読み込む動作が長くなりますが、反対に正しくない場合は、ディスク読み込み動作がすぐに停止します。微調整を繰り返し、よりディスクを読み込みやすくなる方向に少しずつ近づけていきましょう。

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おわりに

DVDが読み込まれない場合は、ディスク側と機械側の2通りに原因があると考えられます。

ディスクは10~30年ほどが寿命で、経年劣化はどうしても避けられません。そのため、できるだけ長く使えるようにするために保管や管理に気を配ったり、重要なデータに関しては定期的に別のメディアにバックアップを取ったりするなどの対策をとりましょう。

また、機械側に問題がある場合は、まず読み込みレンズに汚れがたまっていないかを確認した上で、ピックアップの調整を行ってください。ただし、ピックアップの調整は機械を触ることに慣れていない方や素人では難しいこともあります。

ピックアップ調整に限らず、自分で修理や対処ができない場合は決して無理はせずに、専門業者に依頼することがおすすめです。

リペアネットワークでは、DVDプレーヤー/レコーダーのトラブル解決法だけではなく、さまざまな家電に関する情報をお届けしています。ぜひ、その他のコラムもご覧になってみてください。

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