PCを診断中が終わらない・進まない原因と対処法【Windows 11】

PCを診断中が終わらない・進まない原因と対処法【Windows 11】

Windows 11を搭載したパソコンを起動した際に「PCを診断中」というメッセージが表示され、画面が進まない・終わらないトラブルが発生することがあります。

この表示は、Windowsが起動時の問題を自動で修復しようとしている状態ですが、長時間続くと故障ではないかと不安になるかもしれません。

この記事では、パソコンが「PCを診断中」から進まない場合の主な原因と、初心者でも試せる具体的な対処法を解説します。

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目次

「PCを診断中」はいつまで待つべき?放置時間の目安を解説

「PCを診断中」の表示がどれくらい続くかは、パソコンのスペックや内部ストレージの種類、そして発生している問題の深刻度によって大きく異なります。
一般的には30分から1時間程度で次の画面に切り替わることが多いです。
しかし、特にHDDを搭載したパソコンや、システムファイルの破損が大きい場合は、さらに長い時間がかかることもあります。

2〜3時間以上待っても画面に変化がない場合は、正常な処理が進んでいないと判断し、次の対処法へ移行することを検討すべきです。

「PCを診断中」から進まない場合に考えられる4つの原因

「PCを診断中」の画面でフリーズしたり、再起動を繰り返すループ状態に陥ったり、画面が動かない、あるいは突然電源が落ちるなどの症状には、いくつかの原因が考えられます。
パソコン内部のシステム的な問題から、接続機器やハードウェアの物理的な故障まで、その原因は多岐にわたります。

ここでは、代表的な4つの原因について解説します。

  • 原因1:Windowsのシステムファイルが破損している
  • 原因2:Windows Updateの処理に失敗した
  • 原因3:接続している周辺機器に問題がある
  • 原因4:ハードディスク(HDD)やSSDが物理的に故障している

原因1:Windowsのシステムファイルが破損している

Windowsの起動に不可欠なシステムファイルが、何らかの理由で破損しているケースです。
不適切なシャットダウンやソフトウェアのエラーなどが原因でファイルが壊れると、システムは正常に起動できなくなります。
「PCを診断中」の表示は、この破損したファイルを検出し、自動で修復しようと試みている状態です。

しかし、破損の程度が深刻な場合、修復プロセスが完了せず「お使いのPCは正常に起動しませんでした」というメッセージと共に自動修復画面へ移行することがあります。

原因2:Windows Updateの処理に失敗した

Windows Updateの適用中に問題が発生し、処理が中途半端な状態で終わってしまった場合も、起動トラブルの原因となります。
アップデートの最中に電源を強制的に切ったり、インターネット接続が不安定になったりすると、システムファイルに不整合が生じ、正常に起動できなくなることがあります。
この状態になると、Windowsは自身を修復しようとして「PCを診断中」の画面を表示し、ループ状態に陥ることが少なくありません。

原因3:接続している周辺機器に問題がある

パソコンに接続しているUSBメモリ、外付けハードディスク、プリンター、マウスなどの周辺機器が、Windowsの正常な起動を妨げている可能性があります。
これらの機器やドライバに問題があると、起動プロセスが途中で停止してしまうことがあります。

特に、HPやSurfaceなどのノートパソコンに多くのデバイスを接続したまま起動した場合に、この問題が発生しやすいため、一度すべて取り外して起動を試す価値があります。

原因4:ハードディスク(HDD)やSSDが物理的に故障している

Windowsがインストールされているハードディスク(HDD)やSSDといったストレージデバイスが、物理的に故障している場合も原因として考えられます。
経年劣化による寿命や、落下などの物理的な衝撃によってストレージが損傷すると、データの読み書きが正常に行えなくなります。
この状態ではシステムファイルを読み込めないため、「PCを診断中」から先に進むことができません。

これは最も深刻な原因の一つであり、部品の交換が必要になる場合があります。

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【初心者でもできる】「PCを診断中」が終わらない時の対処法5ステップ

「PCを診断中」の画面から進まない場合でも、専門的な知識がないと対処できないわけではありません。
いくつかの基本的な手順を順番に試すことで、問題が解決する可能性があります。
ここでは、パソコン初心者でも比較的簡単に試せる5つのステップを紹介します。

焦らず、一つずつ確認しながら進めていきましょう。

  • ステップ1:まずは1時間ほど待ってみる
  • ステップ2:接続している周辺機器をすべて取り外す
  • ステップ3:パソコンを強制終了して再起動する
  • ステップ4:パソコン内部の不要な電気を放電する
  • ステップ5:セーフモードで起動を試みる

ステップ1:まずは1時間ほど待ってみる

「自動修復を準備しています」という表示の後に「PCを診断中」と表示される場合、Windowsのスタートアップ修復(自動修復)が正常に完了していない可能性や、修復に失敗している可能性が考えられます。システムファイルのチェックや軽微なエラーの修復には、予想以上に時間がかかることがあります。特に大容量のデータを扱っている場合や、HDD搭載のパソコンでは処理が長引く傾向にあります。

修復にかかる時間は短ければ5分程度、長ければ1~2時間程度ですが、3時間以上待っても終わらない場合は、異常が発生している可能性が高いです。長時間放置することで状態が悪化し、データ復旧が困難になるケースもあるため、状況に応じて専門家への相談も検討してください。

ステップ2:接続している周辺機器をすべて取り外す

USBメモリや外付けHDD、プリンター、Webカメラなど、パソコンに接続している周辺機器が起動の妨げになっている可能性があります。
電源ケーブルと、操作に必要な最低限の機器(有線のキーボードやマウスなど)を除き、すべての周辺機器をパソコンから取り外してください。
その後、再度パソコンを起動し、問題が解決するかどうかを確認します。

ステップ3:パソコンを強制終了して再起動する

長時間待っても画面が変わらない場合や、周辺機器を外しても改善しない場合は、パソコンの強制終了を試します。
多くのパソコンでは、電源ボタンを10秒以上長押しし続けると電源が完全に切れます。

電源が切れたことを確認したら、数分待ってから再度電源ボタンを押し、再起動してください。
この一度の再起動で、問題なくWindowsが立ち上がることがあります。

ステップ4:パソコン内部の不要な電気を放電する

パソコンの内部に不要な電気が帯電していると、動作が不安定になり、起動トラブルを繰り返すことがあります。この帯電を除去するために放電処置を行います。

まずパソコンを強制終了し、電源ケーブルをコンセントから抜きます。ノートパソコンの場合、バッテリーが外せる機種であればバッテリーも取り外してください。

その状態で電源ボタンを数回押した後、適切な時間放置します。その後、ケーブルやバッテリーを元に戻して起動を試みてください。

放電処置における電源ボタンを押す回数や放置時間は、メーカーや機種によって異なる場合があります。詳細については、お使いのパソコンの取扱説明書を確認するか、メーカーのサポート情報をご確認ください。

ステップ5:セーフモードで起動を試みる

セーフモードは、Windowsを起動するための最小限のドライバとファイルのみでパソコンを起動する診断用のモードです。
もしセーフモードで起動できれば、ソフトウェアの問題が原因である可能性が高まります。

自動修復の失敗後に表示される「詳細オプション」画面から、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」と進み、「再起動」ボタンを押します。
再起動後に表示される一覧から「4」または「F4」キーを押して、セーフモードでの起動を試みてください。

基本的な対処法で解決しない場合の修復手順

これまでの基本的な対処法を試しても「PCを診断中」が終わらず、「PCを修復できませんでした」というエラーメッセージが表示される場合は、より高度な修復手順を試す必要があります。
Windowsには、こうした深刻な起動トラブルに対応するための修復機能が備わっています。

ここからは、Windowsの回復環境(WinRE)から実行できる修復手順を解説します。

  • スタートアップ修復を実行してシステムエラーを修正する
  • システムの復元で正常だった時点にPCを戻す
  • 更新プログラムをアンインストールしてアップデート前の状態に戻す

スタートアップ修復を実行してシステムエラーを修正する

スタートアップ修復は、Windowsが正常に起動しない原因となるシステムファイルの問題を自動的にスキャンし、修復を試みる機能です。
「PCを診断中」の後に自動で実行されることもありますが、手動で再度実行することで改善する場合があります。
自動修復メニューの「詳細オプション」を選択し、「トラブルシューティング」から「詳細オプション」へ進み、「スタートアップ修復」を選択して実行します。

システムの復元で正常だった時点にPCを戻す

「システムの復元」は、あらかじめ作成された「復元ポイント」を利用して、パソコンのシステムファイルを問題が発生する前の正常な状態に戻す機能です。
この操作を行っても、作成したドキュメントや写真などの個人データは消えませんが、復元ポイント作成後にインストールしたアプリケーションやドライバは削除されます。

Windows 11でも有効なこの方法は、「詳細オプション」内の「システムの復元」から実行できます。

更新プログラムをアンインストールしてアップデート前の状態に戻す

Windows Updateがトラブルの原因であると考えられる場合、直前にインストールされた更新プログラムをアンインストールすることで問題が解決することがあります。
「詳細オプション」画面にある「更新プログラムのアンインストール」を選択してください。
次に「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」または「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」のいずれかを選んで実行します。

どちらが原因か不明な場合は、まず品質更新プログラムから試すのが一般的です。

何をしても直らない場合の最終手段

これまで紹介したすべての方法を試してもパソコンが起動しない、または修復できない場合は、より根本的な解決策を検討する必要があります。
この段階では、パソコン内部のデータをどう保護するかを最優先に考えなければなりません。

自力での対応が難しいと感じたら、無理せず専門家の力を借りることも重要です。

  • 重要なデータを救出・バックアップする方法
  • PCを初期化(リカバリ)して工場出荷状態に戻す
  • 専門の修理業者に相談する

重要なデータを救出・バックアップする方法

PCが起動しない状態でも、内蔵されているHDDやSSDからデータを取り出す方法はあります。
PCからストレージを取り出し、別の正常なPCにUSB接続してデータをコピーする方法が一般的です。
ただし、この作業にはある程度の専門知識が必要です。

自信がない場合や、ストレージの物理的な故障が疑われる場合は、データ復旧を専門とする業者に依頼するのが最も安全で確実な選択肢となります。

PCを初期化(リカバリ)して工場出荷状態に戻す

PCを初期化(リカバリ)すると、システムは工場出荷時の状態に戻り、ソフトウェアに起因する問題のほとんどは解決します。
しかし、この操作を行うと、保存されているすべてのデータ、設定、インストールしたアプリケーションが消去されてしまいます。
必ずデータのバックアップを取った後に行う最終手段です。

「詳細オプション」の「このPCを初期状態に戻す」から実行できますが、すべてが失われることを理解した上で進めてください。

専門の修理業者に相談する

自力での解決が困難な場合、特にハードウェアの故障が疑われる場合は、専門の修理業者に相談することをおすすめします。
専門家であれば、的な原因診断と適切な修理を行ってくれます。
データ復旧サービスも提供している業者であれば、修理と同時に大切なデータの救出も依頼できるため、ワンストップで問題を解決できる可能性があります。

無事にWindowsが起動した後に必ずやるべきこと

「PCを診断中」のトラブルから無事に復旧できたら、安心して終わりではありません。
同じような問題を再発させないため、そして次に同様のトラブルが起きても迅速に対応できるように、いくつかの重要な作業を行っておくべきです。

ここでは、Windowsが正常に起動した後に必ず実施しておきたい3つのことを解説します。

  • データのバックアップを最優先で作成する
  • Windows Updateを最新の状態に更新する
  • 回復ドライブを作成して万が一に備える

データのバックアップを最優先で作成する

今回のトラブルでデータの重要性を再認識したはずです。
まずは、失いたくない大切なファイル(写真、書類、動画など)を外付けHDDやSSD、あるいはクラウドストレージにバックアップしましょう。
定期的にバックアップを取る習慣をつけておけば、次にパソコンが起動しなくなっても、データを失う心配なく修理や初期化といった選択肢を選べます。

Windows Updateを最新の状態に更新する

トラブルの原因がWindows Updateの失敗であったとしても、セキュリティやシステムの安定性を保つためにアップデートは不可欠です。
Windowsが正常に起動するようになったら、「設定」から「Windows Update」を開き、保留中の更新がないか確認してください。

すべての更新プログラムを適用し、システムを最新の状態に保つことで、既知の問題や脆弱性が修正され、再発防止につながります。

回復ドライブを作成して万が一に備える

回復ドライブは、USBメモリにWindowsの修復ツールを保存しておく機能です。
これを作成しておけば、今回のようにWindowsが起動しなくなった場合でも、そのUSBメモリからパソコンを起動して「詳細オプション」メニューを直接呼び出すことができます。

トラブル発生時にスムーズな修復作業を開始できるため、16GB以上の空のUSBメモリを用意して、事前に作成しておくことを強く推奨します。

「PCを診断中」が終わらないトラブルに関するよくある質問

ここでは、「PCを診断中」という表示が終わらないトラブルに関して、ユーザーから寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。
このトラブルとは、Windowsが起動時の問題を自己修復しようとしている状態ですが、様々な疑問や不安がつきものです。

的確な情報を得ることで、冷静な対処につながります。

「PCを診断中」の表示は、最大で何時間くらい待つべきですか?

Windowsアップデートの所要時間は、PCの性能やストレージの種類(HDDかSSDか)によって異なります。一般的な月次更新では30分から1時間程度、大型アップデートでは1〜2時間程度が目安とされています。古いPCやHDDを搭載している場合は、さらに時間がかかることもあります。

もし2時間以上経過しても画面に変化がない場合、または半日程度待っても状況が変わらない場合は、何らかの異常が発生している可能性を考慮し、次の対処法を検討することが推奨されます。ただし、強制終了はシステム破損やデータ消失のリスクを伴うため、最後の手段として慎重に判断してください。

パソコンを強制終了するとデータは消えてしまいますか?

通常、保存済みのデータが消えることは稀ですが、リスクはゼロではありません。
特に、ファイルの書き込み中に強制終了すると、そのファイルやシステムファイルが破損する可能性があります。

そのため、他の手段がない場合の最終的な選択肢として考え、実行は慎重に行う必要があります。

このトラブルが起きても中のファイルや写真は無事でしょうか?

システムの不具合が原因の場合、個人データ(ファイルや写真)は無事なケースがほとんどです。
しかし、HDDやSSDの物理的な故障が原因である場合は、データが危険に晒されている可能性があります。
パソコンが起動したら、何よりも先にデータのバックアップを最優先で行うことが重要です。

プロに「PCを診断中」トラブルのサポートを依頼するのも対処法

パソコンの画面に「PCを診断中」と表示されて進まない場合、まずは慌てずに1時間程度待つことが基本です。
それでも状況が変わらなければ、接続している周辺機器をすべて取り外し、強制終了や放電処置を試みてください。
それでも解決しない場合は、セーフモードでの起動やスタートアップ修復といった、Windowsの回復機能を利用します。

これらの手順で直らない場合は、データの救出を最優先に考え、PCの初期化や専門業者への修理依頼を検討しましょう。
トラブル復旧後は、再発防止のためにデータのバックアップやシステムの更新を忘れずに行うことが大切です。

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「PCを診断中」トラブルならPCホスピタルにお任せください

「PCを診断中」トラブルの原因と対処法について解説しましたがいかがだったでしょうか。

この状態が長時間続く場合、システムファイルの深刻な破損やストレージの物理故障が疑われます。強制終了や初期化はデータの消失を招く恐れがあるため、大切な写真や仕事の書類が残っている場合は特に慎重な判断が必要です。「数時間待っても進まない」「異音がする」という時は、無理に操作せずプロにお任せください。PCホスピタルなら、データを守りながら最短即日でトラブルを解決いたします。まずはお気軽にお電話でご相談ください。

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料金 基本料金 11,000円 + 起動トラブル修理 22,000円~ + 出張サポートは5,500円追加
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監修

渡邉 太陽(日本PCサービス株式会社 東日本 兼 西日本担当課長)

2015年に日本PCサービス株式会社入社。PCホスピタル 東京三田店店長、東日本担当課長を経て、現在は東日本と西日本担当課長を兼任。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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