スマホは早いのにパソコンは遅い原因とは?今すぐできる改善策

スマホは早いのにパソコンは遅い原因とは?今すぐできる改善策

同じWi-Fiに接続しているのに、スマートフォンの通信は快適でもパソコンだけが遅い、と感じることがあります。 この問題の原因は、パソコン本体の設定やスペック、Wi-Fiルーターとの接続状況、あるいはインターネット回線そのものなど、複数の要因が考えられます。 原因を正しく切り分けることで、適切な対策が可能です。

この記事では、パソコンの通信速度が遅くなる原因と、無線・有線接続それぞれの場合で今すぐ試せる具体的な改善策を解説します。

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同じWi-Fiなのにどうして?スマホは速くパソコンだけが遅くなる理由

パソコンとスマートフォンでは、利用するコンテンツや本体の仕組みに違いがあります。 スマートフォン向けのWebサイトはデータ量が軽く作られていることが多い一方、パソコンは高画質な画像や動画を扱うためデータ量が大きくなりがちです。 また、パソコンはOSのアップデートやセキュリティソフトなど、バックグラウンドで多くのプログラムが通信を行っている場合があります。

さらに、パソコンに内蔵された無線の受信アンテナの性能や、接続しているWi-Fiの周波数帯がスマホと異なることも、速度差が生じる一因です。

【原因切り分け】パソコンだけネットが遅い時に考えられる3つの要因

パソコンだけインターネットが遅い場合、原因は大きく3つに分けられます。 1つ目は「パソコン本体のスペックや設定」、2つ目は「Wi-Fiルーターの設置場所や接続状況」、そして3つ目は「インターネット回線そのもの」です。 まずは原因がどこにあるのかを特定することが重要です。

例えば、有線で接続しても遅い場合はパソコン本体、特定の場所だけで無線接続が遅い場合はルーター周辺の環境が原因である可能性が高いと判断できます。

  • パソコン本体のスペックや設定が原因のケース
  • Wi-Fiルーターの設置場所や接続状況が原因のケース
  • インターネット回線そのものに問題が発生しているケース

パソコン本体のスペックや設定が原因のケース

パソコン本体に原因がある場合、メモリ不足やCPUの処理能力の低さが考えられます。 多数のアプリを同時に起動したり、ブラウザで多くのタブを開いたりすると、メモリを大量に消費し動作が遅くなります。 また、バックグラウンドでWindowsUpdateやセキュリティソフトが動作し、通信帯域を圧迫していることもあります。

そのほか、内蔵されている無線LANアダプターの性能が低い、あるいは有線LANケーブルやポートの規格が古いといった物理的な要因も速度低下につながります。

Wi-Fiルーターの設置場所や接続状況が原因のケース

Wi-Fiの電波は壁や家具などの障害物、電子レンジなどの家電製品が発する電波に影響を受けやすいため、ルーターの設置場所は非常に重要です。 パソコンとルーターの間に障害物が多い、または距離が離れていると電波が弱まり、通信が不安定になります。 また、Wi-Fiには2.4GHzと5GHzの周波数帯があり、パソコンが障害物に強いものの速度が遅く混線しやすい2.4GHz帯に接続している可能性も考えられます。

ルーターの一時的な不調や、同時に接続している機器が多すぎることも無線の速度低下の原因です。

インターネット回線そのものに問題が発生しているケース

パソコンだけでなくスマートフォンなど他の機器でも通信が遅い場合は、インターネット回線自体に問題がある可能性を疑います。 契約しているプロバイダーで通信障害が発生していたり、夜間など多くの人が利用する時間帯に回線が混雑したりすると、速度は低下します。 特にマンションタイプの共有回線では、住民の利用状況によって速度が左右されやすい傾向があります。

有線・無線を問わず全体的に速度が遅いと感じるなら、一度回線事業者の公式サイトで障害情報を確認してみてください。

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今すぐ試せる!パソコンのネット速度を改善する具体的な対策

パソコンのインターネット速度が遅いと感じた場合、専門的な知識がなくても試せる改善策がいくつかあります。 対策は大きく分けて「パソコン本体の設定見直し」と「Wi-Fiの接続環境の改善」の2つです。 まずは、これらの対策を一つずつ実行し、速度に変化があるかを確認していきます。

有線接続の場合でも、パソコン本体の設定見直しは有効な手段です。 無線接続の場合は、両方のアプローチを試すことで、より高い改善効果が期待できます。

パソコン本体の設定を見直して高速化する

パソコンの動作がインターネット의 速度に影響を与えているケースは少なくありません。 普段の使用方法や設定を見直すだけで、通信環境が改善される可能性があります。 これから紹介する、不要なアプリの停止やブラウザのキャッシュ削除、OSのアップデートなどは、無線・有線接続のどちらの環境でも効果が期待できる基本的な対策です。

まずはこれらの設定変更から試して、パソコン側の負荷を軽減することから始めましょう。

  • バックグラウンドで動いている不要なアプリを停止する
  • ブラウザに溜まったキャッシュや履歴を削除する
  • セキュリティソフトの一時停止や設定を確認する
  • OSやブラウザを最新バージョンにアップデートする

バックグラウンドで動いている不要なアプリを停止する

パソコンの起動と同時に自動で立ち上がり、常に動作している「常駐アプリ」や、手動で起動したものの終了し忘れているアプリが、メモリやCPUを消費して動作を遅くしていることがあります。 特にクラウドストレージの同期アプリやアップデートを確認するプログラムは、バックグラウンドで通信を行うため速度に影響します。

タスクマネージャー(Windows)やアクティビティモニタ(Mac)を起動し、不要なアプリを終了させることで、有線・無線を問わずパフォーマンスの改善が見込めます。

ブラウザに溜まったキャッシュや履歴を削除する

Webブラウザは、一度表示したページの画像やデータを一時的に保存する「キャッシュ」という機能を持っています。 これにより次回以降の表示が速くなりますが、キャッシュが溜まりすぎると、かえってブラウザの動作を重くし、表示速度を低下させる原因になります。

定期的にブラウザの閲覧履歴やキャッシュ、Cookieなどを削除することで、動作が軽快になります。 この方法は、有線でも無線でも手軽に試せる有効な対策の一つです。

セキュリティソフトの一時停止や設定を確認する

セキュリティソフトは、ウイルスや不正アクセスからパソコンを守るために通信を常時監視しています。 この監視機能がパソコンの処理能力に負荷をかけ、通信速度を低下させる場合があります。 原因を切り分けるため、自己責任のもとでセキュリティソフトの機能を一時的に無効にし、速度が改善するかを確認する方法があります。

もし速度が向上するなら、ソフトの設定を見直すか、より動作の軽いソフトへの乗り換えを検討するのも一つの手です。 有線・無線接続のどちらでも影響を受ける可能性があります。

OSやブラウザを最新バージョンにアップデートする

使用しているパソコンのOS(WindowsやmacOS)やWebブラウザが古いバージョンのままだと、動作が不安定になったり、パフォーマンスが最適化されていなかったりする場合があります。 最新バージョンには、機能改善だけでなく、セキュリティ強化やパフォーマンス向上のための修正が含まれていることがほとんどです。 OSとブラウザを常に最新の状態に保つことは、有線・無線を問わず、快適で安全なインターネット利用の基本となります。

Wi-Fiの接続環境を改善して通信を安定させる

パソコン本体に問題が見られない場合、Wi-Fiルーターやその周辺環境が原因で無線通信が不安定になっている可能性が考えられます。 電波は目に見えないため原因の特定が難しいと感じるかもしれませんが、再起動や設定変更、設置場所の見直しといった簡単な対策で、通信状況が劇的に改善することもあります。 有線接続が難しい環境では、安定した無線環境を整えることが重要です。

  • Wi-Fiルーターやパソコンを再起動してみる
  • 高速で安定した5GHzの周波数帯に接続し直す
  • Wi-Fiルーターの設置場所を変えて電波を改善する
  • 可能であれば有線LAN接続に切り替える

Wi-Fiルーターやパソコンを再起動してみる

Wi-Fiルーターやパソコンは、長時間連続して使用することで内部に熱がこもったり、一時的な不具合が発生したりして、動作が不安定になることがあります。 このような場合、一度再起動することで問題が解消されるケースが非常に多いです。 まずはパソコンをシャットダウンし、次にWi-Fiルーターの電源コードを抜いて数分間放置したあと、再度電源を入れ直してください。

ルーターが完全に起動してからパソコンを立ち上げ、無線の接続状況を確認します。

高速で安定した5GHzの周波数帯に接続し直す

Wi-Fiには主に「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯があります。 2.4GHzは障害物に強く遠くまで届きますが、電子レンジなど他の家電と電波干渉しやすく、速度が遅くなりがちです。 一方、5GHzは障害物に弱いものの、通信速度が速く電波干渉も少ないという特長があります。

パソコンが2.4GHz帯に接続している場合は、Wi-Fiのネットワーク選択画面でSSIDの末尾に「-5G」や「-A」と記載された5GHz帯のネットワークに接続し直すことで、無線の速度が改善する可能性があります。

Wi-Fiルーターの設置場所を変えて電波を改善する

Wi-Fiの電波は、壁や家具、水槽といった障害物によって遮断されたり、弱まったりします。 ルーターを床や部屋の隅、棚の中などに置いていると、電波がパソコンまで届きにくくなります。 理想的な設置場所は、家の中心付近で、床から1〜2mほどの高さがある見通しの良い場所です。

また、テレビや電子レンジ、Bluetooth機器などの近くは電波干渉の原因となるため避けるようにしましょう。 設置場所を変えるだけで、無線の電波強度が大きく改善されることがあります。

可能であれば有線LAN接続に切り替える

無線LANは手軽で便利ですが、電波状況によって通信が不安定になりやすいという側面があります。 一方、有線LAN接続はルーターとパソコンをLANケーブルで直接つなぐため、通信が非常に高速で安定します。 特にオンラインゲームやビデオ会議、大容量ファイルの送受信など、安定した通信が求められる作業を行う際には有線接続が最適です。

もしルーターとパソコンの距離が近いのであれば、LANケーブルを用意して有線接続を試すことを強く推奨します。

何を試しても改善しない場合の最終的な解決策

これまで紹介したパソコンの設定見直しや接続環境の改善策を試しても速度が向上しない場合、使用している機器の性能が限界に達している可能性があります。 Wi-Fiルーターやパソコン本体が古くなっていると、最新の通信技術の恩恵を受けられず、速度が出にくくなります。

このような場合は、機器の買い替えやパーツの増設といった、より根本的な解決策を検討する必要があります。 有線、無線のどちらの接続方法でも、機器のスペックは通信速度のボトルネックになり得ます。

  • 性能の高いWi-Fiルーターに買い替える
  • パソコンの受信感度を上げるWi-Fi子機を導入する
  • パソコンのメモリ増設や買い替えを検討する

性能の高いWi-Fiルーターに買い替える

数年前に購入した古いWi-Fiルーターを使い続けている場合、ルーター自体が速度低下の原因になっている可能性があります。 古いルーターは最新の通信規格に対応しておらず、処理能力も低いため、接続する機器が増えると速度が落ちやすくなります。

最新のWi-Fiルーターに買い替えることで、通信速度が向上するだけでなく、複数台の機器を同時に接続しても安定した無線通信が期待できます。

パソコンの受信感度を上げるWi-Fi子機を導入する

特にデスクトップパソコンや古いノートパソコンでは、内蔵されているWi-Fiの受信アンテナの性能が低いことがあります。 この場合、パソコン側の受信感度がボトルネックとなり、ルーターの性能を十分に活かせません。

USBポートに接続するだけで簡単に利用できる「Wi-Fi子機(無線LANアダプター)」を導入すれば、パソコンの受信感度を手軽に向上させることが可能です。 アンテナ付きのモデルを選ぶと、より安定した無線接続が期待できます。

パソコンのメモリ増設や買い替えを検討する

インターネットの速度だけでなく、パソコン全体の動作が遅いと感じる場合は、メモリ不足やストレージの劣化が原因かもしれません。 ブラウザでタブを多く開いたり、複数のアプリケーションを同時に使ったりすると、メモリ容量が少ないパソコンでは処理が追いつかなくなります。 メモリを増設する、あるいは処理速度の速いSSDに換装することで、パソコンの基本性能が向上し、結果としてWebページの表示なども快適になります。

有線・無線を問わず効果的な根本対策です。

パソコンのネット速度に関するよくある質問

ここでは、パソコンのインターネット速度に関して多くの人が抱く疑問について回答します。 有線LANで接続しているのに遅い場合の原因や、特定のサイトだけ表示が遅い理由など、よくある質問を取り上げます。 無線・有線接続それぞれの場合で、快適なインターネット利用に必要な通信速度の目安も解説しますので、自身の環境を判断する際の参考にしてください。

Q1. 有線LANで接続しているのにパソコンの通信が遅い原因は何ですか?

考えられる原因は、LANケーブルの規格が古いか損傷している、パソコンのLANポートに不具合がある、セキュリティソフトが通信を阻害している、などです。 特に1Gbps以上の光回線を使っているのに速度が出ない場合、カテゴリ「5」以下の古いLANケーブルがボトルネックになっている可能性があります。

カテゴリ「5e」以上のケーブルへの交換を試してみてください。

Q2. 特定のWebサイトやサービスだけ表示が遅いのはなぜですか?

特定のサイトだけが遅い場合、原因は自分のパソコンや回線環境ではなく、Webサイト側のサーバーにある可能性が高いです。 アクセスが集中してサーバーが混雑していたり、サイトに含まれる画像や動画のデータ量が非常に大きかったりすると表示が遅くなります。 時間をおいて再度アクセスするか、他のサイトが問題なく表示できるかを確認してみてください。

Q3. 快適なインターネット利用に必要な通信速度の目安はどれくらいですか?

Webサイト閲覧やSNSの利用であれば10Mbps、標準画質の動画視聴で5Mbps、高画質(4Kなど)の動画視聴では25Mbps程度が目安です。 オンラインゲームを快適にプレイするには、30Mbps以上の速度と、応答速度(Ping値)が低いことが重要になります。 一般的な用途であれば、有線・無線を問わず、常時30Mbps程度の速度が出ていれば不便を感じることは少ないです。

スマホは早いのにパソコンは遅いトラブルをプロに依頼するのも対処法

スマートフォンは高速なのにパソコンだけが遅い場合、その原因は「パソコン本体」「Wi-Fi環境」「インターネット回線」の3つのいずれかに潜んでいる可能性が高いです。
まずはパソコンやルーターの再起動、バックグラウンドアプリの停止といった、手軽に試せる対策から実行することをおすすめします。
それでも改善が見られない場合は、Wi-Fiの接続先を5GHz帯に変更したり、可能であれば安定性の高い有線LAN接続に切り替えたりといった方法が有効です。

最終手段として、Wi-Fiルーターやパソコン本体の買い替えも視野に入れると良いでしょう。

スマホは早いのにパソコンは遅いトラブルはPCホスピタルにお任せください

スマホは早いのにパソコンは遅い原因と対処法をご説明しましたがいかがだったでしょうか。設定の見直しや再起動で改善しない場合、機器の寿命やスペック不足が考えられます。

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料金 基本料金 11,000円 + インターネット接続設定 6,600円~ + 出張サポートは5,500円追加
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監修

渡邉 太陽(日本PCサービス株式会社 東日本 兼 西日本担当課長)

2015年に日本PCサービス株式会社入社。PCホスピタル 東京三田店の店長を経て、現在はデジホ事業部担当課長として従事。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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