スマホとガラケーどっちを選ぶ?それぞれのメリット・デメリット

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携帯電話には大きく分けて2つの種類があります。スマートフォン(スマホ)と呼ばれるタッチパネルでさまざまな操作を行う最新式のタイプと、昔ながらのボタンで操作を行ういわゆるガラパゴスケータイ(ガラケー)と呼ばれる携帯電話です。
スマホの普及がどんどん進み、ガラケーの利用者は減りつつありますが、比較的高い年齢層では、スマホよりもガラケーの方が使いやすいとしてガラケーを使い続ける方もいます。また、若い年代の方でも、スマホからあえてガラケーへ機種変更する方もいるほどです。
実際に、現在ガラケーを所持しているが、スマホに乗り換えるべきか悩んでいる方や、反対にスマホからガラケーへの機種変更を検討している方もいるでしょう。
そこで今回は、スマホとガラケーのそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
1.スマホのメリット
1-1.通話以外にもカメラやインターネットなど多種多様な機能が使える
スマホは携帯電話でありながら、通話機能やメール機能以外にもさまざまな便利な機能を備えていることが大きな特徴です。
デジタルカメラ並みの性能を備えたカメラ機能や、Wi-FiやLTE通信などによる高速通信で、快適にインターネットの閲覧をする機能がほぼすべての端末にあります。
1-2.高画質な動画や高品質なゲーム・アプリを楽しめる
スマホは、パソコンとほぼ同じ感覚で使用することが可能なほど性能が高いため、高画質な動画を閲覧したり、高品質なゲームを楽しんだりすることができます。
また、スマホ向けにたくさんのアプリが配信されていることも大きな魅力です。今まで据え置き型のハードでしか遊べなかったゲームや、健康管理やスケジュール管理に関するものなどさまざまな種類のアプリがあるため、人それぞれの楽しみ方ができます。
1-3.ディスプレイが大きい
スマホは、ガラケーに比べて液晶画面のサイズが大きいことも特徴の1つです。大きいものになると、5.5インチほどの大きさのスマホもあります。
大きな画面は文字や写真、動画などを大きく表示して見ることができるため、非常に便利です。アプリのアイコンやWebサイトなどのボタンも大きく表示され、さらに拡大することで、押しやすくなるというメリットがあります。
その反面、機種によっては本体が大きすぎて片手で扱えないという操作性で、使いづらいと感じる方もいます。
1-4.SNSを簡単に使える
現在、多くの方が利用しているさまざまなソーシャルネットワーキングサービス(SNS)も、スマホなら便利に利用することが可能です。
代表的なSNSとしては、以下のようなものがあります。
- SNSの代名詞的存在「フェイスブック(Facebook)」
- 写真を共有できる「インスタグラム(Instagram)」
- 無料で友だちと通話やチャットを楽しめる「ライン(LINE)」
- ツイートと呼ばれる短い文章を投稿して情報共有ができる「ツイッター(Twitter)」
主要なSNSは大抵スマホ向けのアプリやWebサイトがあるため、わざわざパソコンから利用する必要はありません。
2.スマホのデメリット
2-1.端末代が高い
多機能・高性能で便利なスマホですが、ガラケーに比べて端末代が高価な点が難点です。スマホはパソコンに匹敵するほどの性能を持っているため、ガラケーに比べるとどうしても端末代が高価になってしまいます。比較的安価なスマホもありますが、本体価格が10万円程する端末もあります。パソコンを1台購入するのとほぼ変わらない価格です。
しかし、各キャリアが支払い方法を分割にすることで初期費用を抑えて提供できる仕組みを採用していたり、最近では格安スマホと呼ばれる端末価格の安いスマホも登場したりしています。
2-2.月々の利用料金が高い
便利な機能を持ちあわせている分、月々の利用料金もガラケーに比べると高くなります。
キャリアや契約するプランによっても前後しますが、月5000円~7000円ほどは掛かることが一般的です。ガラケーよりも高品質なサービスが利用できるため、利用料金がある程度高くなってしまうのは必然ともいえますが、人によっては大きな負担となるでしょう。
ただし、格安SIMを利用して月々の利用料金を安くできるプランにすれば、大きく価格を抑えてスマホを利用することも可能です。
2-3.バッテリーの消耗が早い
スマホは、高度な機能を常時保っているため、バッテリーの消耗がガラケーに比べて早いことがデメリットです。頻繁にスマホを使う方であれば、毎日こまめに充電する必要があるでしょう。
2-4.誤作動が多い
多くの機能が備わっているため、機器の処理速度が追いつかない、起動しているアプリ同士の相性が悪いなどの理由でよく起こることが、画面がフリーズしてしまったり勝手に電源が落ちてしまったりなどの誤作動です。
また、本体や画面が大きく、タッチパネル式であることから、通話中などに誤ってボタンを押してしまったり、通話口を指でふさいでしまったり、などの操作ミスをするケースもあります。
3.ガラケーのメリット
3-1.操作しやすい
ガラケーを使うメリットとしては、まず操作がしやすいという点が挙げられます。タッチパネルではなく、昔ながらの数字キーを使った操作が基本になるため、難しい操作は必要ありません。本体自体も大きくなく、片手で簡単に操作することができます。
3-2.月々の利用料金が安い
ガラケーはスマホに比べて月々の利用料金が安いです。通話やメール機能があればそれで良いという方にとっては、ガラケーのほうが利用料金を抑えることができます。
3-3.通話しやすい
スマホは、通話の操作もすべてタッチパネルで行うため、不慣れな方が行うと、発信と着信のボタンがどこにあるのか分からず、困惑することがあります。
一方、ガラケーは発信と着信のボタンが明確で、数字キーも備わっているため、固定電話と同じ感覚で操作できます。大抵の機種で、誰でも迷うことなく簡単に通話が可能です。
また、通話中に意図せず誤ったボタンを押してしまったり、マイクを手でふさいでしまったりということも、ガラケーでは起こりにくいでしょう。
3-4.バッテリーの持ちが良い
スマホに比べてガラケーは主な機能が通話やメールだけで、画面サイズも小さいため、あまりバッテリーを消耗しません。ガラケーは機能が少ないがゆえに、電話やメール以外で長時間操作する機会があまりないことも、バッテリーの持ちが良い一因です。
4.ガラケーのデメリット
4-1.最先端のアプリやSNSの利用が困難
ガラケーのデメリットとしてまず挙げられることは、スマホで利用できる最先端のアプリやSNSなどのWebサイトの利用が難しいことです。スマホ向けに作られたアプリはガラケーでは利用できません。
SNSなどのWebサイトも、ガラケー専用に作られているものはほとんどなく、利用はできるもののスマホと比べるとかなり操作性が劣るため、不便を感じる場面が多いようです。
近年では通常のWebサイトもパソコンもしくはスマホでの閲覧を前提に作成されている場合がほとんどのため、今後はますますガラケーでできることが狭まってくると思われます。
4-2.画面が小さい、解像度が低い
スマホに比べてガラケーの画面は小さいことがほとんどです。そのため、一度に確認できる情報量が少なく、文字も小さく表示されます。また、画面サイズに加えて、解像度もそれ程高くなく、画像も鮮明には表示されません。
メリットとデメリットを確認してスマホを使おう
スマホとガラケーにはそれぞれメリット・デメリットがあります。両方の特徴をしっかりと比較して、どちらが自分の携帯電話の使い方や生活スタイルに適しているかを考えてみてください。
また、最近では、ガラケーとスマホの特徴をあわせ持った「ガラホ」と呼ばれる携帯電話も開発され注目を浴びています。興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
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