「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」エラーの原因と対処法

「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」エラーの原因と対処法

「パソコンを使っていたら突然画面が真っ青になって、変なエラーメッセージが出た!」

そのエラーメッセージの中に「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」という文字列はありませんでしたか?これはWindows 11/10などのOSで発生する、非常に厄介なブルースクリーン(BSoD)エラーの一つです。

このエラーが表示されると、ほとんどの場合、パソコンは強制的に再起動してしまい、作業中のデータが失われる可能性があります。しかし、ご安心ください。この記事では、パソコン修理のプロとして、このエラーの根本的な原因から、自分でできる確実な対処法までを、Windows 11を基準に徹底的に解説します。

原因を理解し、正しい手順で対処すれば、多くの場合、この厄介なエラーを自力で解決できます。ぜひ最後までお読みいただき、あなたのパソコンを正常な状態に戻しましょう!

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IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL(エラーコード:0x0000000A)とは?

「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」は、Windows OSが予期せぬエラーを検出したときに表示される、いわゆる「ブルースクリーン・オブ・デス (Blue Screen of Death / BSoD)」と呼ばれる致命的なエラー画面の一つです。

このエラーコードの正確な意味は、システムが本来アクセスすべきではない「メモリ領域」にアクセスしようとしたことを示しています。

  • IRQL (Interrupt Request Level):これは、Windowsカーネルが実行できる処理の優先度レベルを指します。
  • NOT_LESS_OR_EQUAL:システムが実行しようとしたアクセス(通常、より低いIRQLレベルからのアクセス)が、OSによって許可されたアクセスレベルを満たしていない(つまり、アクセス権がない)ことを示します。

簡単に言えば、「プログラムやドライバーが、OSの安全を守るために立ち入り禁止にされている場所(メモリ)に入り込もうとして、システムがそれを止めた」結果、システム全体が危険な状態になるのを防ぐために、あえてシステムを停止させた状態です。

なぜ起こる?IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALの主な原因

このエラーが発生する根本的な原因は、ほとんどの場合、ハードウェアまたはドライバーの不具合にあります。複数の原因が複合していることも少なくありません。ここでは、特に発生頻度の高い核となる原因を4つ解説します。

  • デバイスドライバーの不具合(最も多い原因)
  • メモリ(RAM)モジュールの物理的な故障または不具合
  • ウイルス対策ソフトなどの競合
  • システムファイルの破損やWindowsアップデートの失敗

デバイスドライバーの不具合(最も多い原因)

特定のハードウェアを動作させるためのソフトウェアであるデバイスドライバーが、Windows 11などの新しいOSに対応していない、古い、または破損している場合、このエラーが発生します。

ドライバーがメモリを不適切に扱おうとすると、システムは停止します。特に、新しく追加した周辺機器や、OSアップデート後に更新されていないドライバーが原因となるケースが非常に多いです。

メモリ(RAM)モジュールの物理的な故障または不具合

パソコンのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)自体が物理的に故障している、あるいはスロットとの接触不良を起こしている場合も、このエラーを頻繁に引き起こします。

システムが特定のメモリ領域にデータを書き込もうとしたり、読み込もうとしたりした際に、それができずエラーを検出すると、このブルースクリーンが発生します。

ウイルス対策ソフトなどの競合

インストールされているセキュリティソフト(アンチウイルスソフト)が、Windowsのシステムファイルや他のドライバーと競合し、システムメモリへのアクセスを巡って問題を起こすことがあります。特に、リアルタイムスキャンなどの機能が原因となるケースが確認されています。

システムファイルの破損やWindowsアップデートの失敗

OSを構成するシステムファイル自体が破損している、またはWindows 11の大型アップデートが不完全に終わったために、OSの動作に不可欠なコンポーネントが正しく動作しなくなり、メモリ管理に問題が生じることがあります。

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IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALの対処法

IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALエラーは、正しい手順を踏めば自力で解決できる可能性が高いです。以下の対処法を上から順に試してみてください。

  • 【基本の確認】周辺機器の取り外しとPCの再起動
  • 不具合のあるデバイスドライバーの更新または再インストール
  • Windowsメモリ診断ツールでRAMをチェックする
  • セキュリティソフトの一時的な無効化またはアンインストール
  • システムファイルチェッカー (SFC) でシステムファイルを修復する
  • システムの復元ポイントを利用して元に戻す

【基本の確認】周辺機器の取り外しとPCの再起動

まずは、最もシンプルで効果的な手順から試します。新しく接続したUSB機器やプリンターなどの周辺機器のドライバーが原因となっている可能性があるためです。

周辺機器の取り外し手順
  1. マウス、キーボード以外の全ての周辺機器(USBメモリ、外付けHDD、プリンター、Webカメラなど)を取り外します。
  2. パソコンを再起動します。
  3. エラーが再発するか確認します。
  4. エラーが止まった場合は、周辺機器を一つずつ接続し直し、原因となっている機器を特定します。

不具合のあるデバイスドライバーの更新または再インストール

ドライバーの不具合が疑われる場合は、以下の手順で対処します。エラーの原因となっているドライバーファイル名がブルースクリーン画面に表示されていた場合は、その機器のドライバーから優先的に対処しましょう。

ドライバーの更新手順(Windows 11の場合)
  1. スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。
  2. 不具合が疑われるデバイス(例:ディスプレイドライバー、ネットワークアダプターなど)のカテゴリを展開します。
  3. 該当デバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
  4. 「ドライバーを自動的に検索」または「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択し、最新のドライバーをインストールします。

Windowsメモリ診断ツールでRAMをチェックする

Windows 11には標準でメモリ診断ツールが搭載されており、RAMの物理的な問題を確認することができます。まず、Windowsの検索バーに「メモリ診断」と入力し、「Windows メモリ診断」アプリを起動します。表示された画面で「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」を選択すると、パソコンが再起動し、自動的にメモリテストが開始されます。

テストが完了した後、Windowsが再起動したら、結果を確認するために「イベントビューアー」を起動します。イベントビューアーの左側ペインで「Windows ログ」→「System」を開き、右側の操作ペインで「検索」をクリックし、「MemoryDiagnostic」というキーワードで検索します。表示された結果にエラーが検出されている場合は、RAMの交換が必要です。

セキュリティソフトの一時的な無効化またはアンインストール

セキュリティソフトが原因でシステムと競合している可能性があるため、一時的に無効化(またはアンインストール)して、エラーが解消するか確認します。

  • 無効化:タスクバーのアイコンを右クリックし、「保護を無効にする」などの項目があれば選択します。
  • アンインストール設定 > アプリ > インストールされているアプリ から、該当ソフトを選択してアンインストールします。

注意: セキュリティソフトを無効化またはアンインストールしている間は、インターネット接続やファイルのダウンロードに注意し、作業後は速やかに再有効化または再インストールしてください。Windows標準の「Windows セキュリティ」は有効にしておきましょう。

システムファイルチェッカー (SFC) でシステムファイルを修復する

OSのシステムファイルが破損している場合に有効な対処法です。

SFCスキャン実行手順
  1. Windows検索バーに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  2. 「sfc /scannow」を入力し、Enterキーを押します。
  3. スキャンが開始され、システムファイルの整合性がチェックされます。完了するまで待ち、「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした」または「修復しました」などのメッセージを確認します。
  4. パソコンを再起動します。
Windows Updateで最新のパッチを適用する手順
  1. OSの既知のバグや互換性問題を修正するために、Windowsを最新の状態に保つことは非常に重要です。
  2. 「設定」「Windows Update」の順に開きます。
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能な更新プログラムがあれば全てダウンロードしてインストールします。

システムの復元ポイントを利用して元に戻す

上記の方法で解決しない場合、エラーが発生し始める前の正常な状態にシステムを戻す「システムの復元」を試みます。

システムの復元ポイントを利用して元に戻す手順
  1. 設定 > システム > バージョン情報 > システムの保護 を開きます。
  2. 「システムの復元」をクリックし、エラーが発生する前の日付の復元ポイントを選択して実行します。

この操作は個人データには影響しませんが、復元ポイント作成後にインストールしたアプリやドライバーは削除される場合があります。

IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALのエラー問題に関するよくある質問

IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALのエラー問題に関するよくある質問とその答えについてまとめましたので、参考にしてください。

Q.IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALのエラー画面にファイル名が表示されています。これは何ですか?

A. ブルースクリーンに表示されるファイル名(例:nvlddmkm.sysntoskrnl.exeなど)は、エラーを引き起こした可能性が最も高いドライバーファイルまたはシステムファイルを示しています。

システムファイルの場合(例:ntoskrnl.exeはWindowsカーネルファイル)、メモリの故障、システムファイルの破損(SFCスキャン)、または一般的なドライバーの競合が原因と考えられます。

ドライバーファイルの場合(例:nvlddmkm.sysはNVIDIAのグラフィックドライバー)、その機器のドライバーを更新または再インストールすることで解決する可能性が高いです。

Q.セーフモードで起動できれば、何か対処できますか?

A. はい、セーフモードは非常に有効な診断・対処手段です。セーフモードは、OSの実行に最低限必要なドライバーとサービスのみで起動するため、エラーが再発しなければ、原因は最近インストールしたドライバーやアプリにある可能性が高いです。

セーフモードで起動し、問題の原因となっている可能性のあるドライバーのアンインストールや、システムの復元を行うことができます。

Q.このエラーでデータが消えることはありますか?

A. エラーが発生した瞬間に、作業中だった保存していないデータは失われます。

しかし、パソコンのハードディスク(SSD)に保存済みの既存のデータが、このブルースクリーンエラーによって直接消去されることは通常ありません。

ただし、このエラーが頻発する場合や、メモリ故障が原因でシステムが不安定な状態が続くと、結果的にデータが破損したり、OSが起動不能になったりするリスクは高まります。

「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」エラーの原因と対処法まとめ

最後に、IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALのエラーの対処法をまとめました。

  • 【基本の確認】周辺機器の取り外しとPCの再起動
  • 不具合のあるデバイスドライバーの更新または再インストール
  • Windowsメモリ診断ツールでRAMをチェックする
  • セキュリティソフトの一時的な無効化またはアンインストール
  • システムファイルチェッカー (SFC) でシステムファイルを修復する
  • システムの復元ポイントを利用して元に戻す

プロに「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」エラーのサポートを依頼するのも対処法

上記で解説した高度な対処法、特にSFCスキャンメモリ診断ツールの実行ドライバーの徹底的な見直しなどを試みても、「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」エラーの発生が止まらない場合、より専門的なハードウェアの物理的故障深刻なシステムトラブルが潜んでいる可能性が高いです。

PCホスピタルでは、高度な診断ツールを用いたメモリ、マザーボード、CPUなどの物理的故障の特定から、システムが破損した際のOS修復、さらにはエラー発生前のデータファイルのリカバリまで、専門的な知識とツールを用いて複合的な問題に迅速に対応します。大切なパソコンの安定性と業務の継続性を守るため、ご自身での対処に限界を感じた際は、迷わず弊社にご相談ください。

「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」トラブルはPCホスピタルにお任せください

本記事では、「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」ブルースクリーンエラーの具体的な原因と、プロ推奨の対処法を詳しくご紹介しました。

上記で解説したチェックリスト(ドライバー更新、メモリ診断、SFCスキャンなど)の項目をすべて試したのに、まだエラーの発生が止まらない場合、問題はドライバーの競合といった単純なものではなく、メモリやマザーボードの物理的な故障、またはシステムの構造的な部分に原因が潜んでいる可能性が高いです。

PCホスピタルは、お客様の「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」トラブルを迅速にサポートいたします。大切なパソコンとデータを安全に、そして確実に復旧させるためにも、手詰まりになった際は、ぜひ私たち専門家にご相談ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
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修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績とお客さまの声を当サイト掲載中
料金 基本料金 11,000円 + 起動トラブル修理 22,000円~ + 出張サポートは5,500円追加
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監修

渡邉 太陽(日本PCサービス株式会社 東日本担当課長)

2015年に日本PCサービス株式会社入社。PCホスピタル 東京三田店の店長を経て、現在は東日本担当課長として従事。

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