高速タッチタイピング(ブラインドタッチ)を習得!タイピング練習講座【Part1】

高速タッチタイピング(ブラインドタッチ)を習得!タイピング練習講座【Part1】

以前、下記の記事でタッチタイピング(ブラインドタッチ)に役立つ情報をご紹介しました。

今回はパソコンのキーボードでタッチタイピング(ブラインドタッチ)を速く行えるようになりたい方向けに、練習方法を詳しくご紹介します。

訪問でもパソコンのレッスンが可能です

1.まずは練習に使うソフトウェア・サービスを選びます

インターネットで検索する時、ブログを書く時、資料を作る時…普段パソコンを使っているだけでも、少しずつキーボードでタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようになります。
しかし、早く習得したい場合や速く打てるようになりたい場合は、専用のソフトウェアまたはWebサービスを利用するのが効率的でおすすめです。

このタイピング講座では、パソコンのキーボードである程度の速さでタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようになるまで「e-typing(イータイピング)」を利用して練習します。
e-typing(イータイピング)はゲーム感覚で練習できるのでおすすめです。

2.さっそく練習してみましょう

タッチタイピング(ブラインドタッチ)を習得するには、とにかく指を動かさないことには始まりません。
下記URLにアクセスして「今すぐチェック!」をクリックしましょう。

http://www.e-typing.ne.jp/

次の画面でも同じくボタンが表示されます。

「START」ボタンをクリックしましょう。
下に表示される「ローマ字表示」「かな表示」「ビープ音」は練習に役立ちますので、全て「ON」にしておくことをおすすめします。

画面が真っ白で何も表示されない場合は、ブラウザの設定を変更する必要があります。
ブラウザー初期設定サポートの料金を見る

スペースキーを押すと、いよいよ練習開始です。
押すと画面がスクロールされることがありますが、その際は一度画面をクリックしてからスペースキーを押しましょう。

2-1.使う指を覚えるように打ちましょう

画面の下にキーボードが表示されていて、打つキーと使う指が光っているので、どこが光っているか(どこにキーがあるか、どの指を使うか)を覚えながら打ちます。
この際、実際のキーボードは見ないようにしましょう。手元を見ながら練習してしまうと、手元を見るのが癖になってしまうかもしれません。

全て入力すると最後に結果が表示されます。
2回以上練習すると今回の記録と前回の記録が表示されるので、ミスの数や苦手キーを確認し、減らすことを意識して練習するようにしましょう。

上記結果の場合、次回はKに気をつけて打ちますが、入力ミスの原因によって対処方法が変わります。

2-2.【入力ミスの原因その1】どう打てば入力できるかが良くわかっていない

繰り返し打って使う指を覚えましょう。
例えば「か」を入力する場合は、KAはここ!と覚えるのではなく「右手中指→左手小指の順番で指を下げる」といった感じで使う指を覚えます。

2-3.【入力ミスの原因その2】指がホームポジションからずれている

タッチタイピング(ブラインドタッチ)ができない間は、一文字打つごとに指をホームポジションに戻しましょう。
ホームポジションからどのように指を動かせば入力できるのかを把握することが大切です。

2-4.【入力ミスの原因その3】対応するローマ字がわかっていない

対応表を見て覚えるか、練習中に日本語と一緒に表示されるローマ字を見て覚えましょう。
簡単な対応表は下記をご覧ください。

2-4-1.ローマ字対応表(クリックで開きます)

ローマ字をクリックするとキーの位置が表示されます。
※お使いのキーボードによっては位置が若干違うかもしれません。
※全てのローマ字表記が載っているわけではありません。

A I U E O
KA KI KU KE KO
SA SI SU SE SO
TA TI TU TE TO
NA NI NU NE NO
HA HI HU HE HO
MA MI MU ME MO
YA YU YO
RA RI RU RE RO
WA WO
NN
GA GI GU GE GO
ZA ZI ZU ZE ZO
DA DI DU DE DO
BA BI BU BE BO
PA PI PU PE PO
きゃ きぃ きゅ きぇ きょ
KYA KYI KYU KYE KYO
しゃ しぃ しゅ しぇ しょ
SYA SYi SYU SYE SYO
ちゃ ちぃ ちゅ ちぇ ちょ
TYA TYI TYU TYE TYO
にゃ にぃ にゅ にぇ にょ
NYA NYI NYU NYE NYO
ひゃ ひぃ ひゅ ひぇ ひょ
HYA HYI HYU HYE HYO
ふぁ ふぃ ふぅ ふぇ ふぉ
FWA FWI FWU FWE FWO
みゃ みぃ みゅ みぇ みょ
MYA MYI MYU MYE MYO
りゃ りぃ りゅ りぇ りょ
RYA RYI RYU RYE RYO
ぎゃ ぎぃ ぎゅ ぎぇ ぎょ
GYA GYI GYU GYE GYO
じゃ じぃ じゅ じぇ じょ
ZYA ZYI ZYU ZYE ZYO
ぢゃ ぢぃ ぢゅ ぢぇ ぢょ
DYA DYI DYU DYE DYO
ヴぁ ヴぃ ヴぇ ヴぉ
VA VI VU VE VO
びゃ びぃ びゅ びぇ びょ
BYA BYI BYU BYE BYO
ぴゃ ぴぃ ぴゅ ぴぇ ぴょ
PYA PYI PYU PYE PYO
LA LI LU LE LO
LTU
LYA LYU LYO

3.「ちょっと」などの入力について

小さい字(促音や拗音)は通常TYOTTOのように打ちます。
しかし「ちょ」の「ち」だけ先に打ってしまった場合などは、小さい字だけ単体で打たなければなりません。その時はTIの後にLYOと打つことで単体で入力することができます。

これは初心者の方がはまりがちな点なので、覚えておくと便利です。
他にも様々なテクニックがありますが、次回以降にご紹介します。

4.入力時間について

意外かもしれませんが、練習中は入力時間をあまり気にしないようにしてください。
というのも、入力時間が短くなってもミスの数が多いと、実際に書類などを作成する際に、ミス入力の文字を削除する時間が発生するので、その分入力に時間がかかることになります。なので、練習中は入力ミスを知らせる「ビープ音」を極力鳴らさず、正確率を高く保つようにしましょう。

5.正確率を高く保つコツ

正確率を高く保つコツは「このキーは大体この辺りにあるかな?」といった曖昧な感覚で打たないことと、打った後は右手人差し指をJ左手人差し指をFの位置(ホームポジション)に戻すことです。
指を戻すことによって、直前に打ったキーに関わらず、毎回決まった指の移動量で打つことができ、打つ際の位置のズレを最小限に抑えることができます。

6.練習回数について

タッチタイピング(ブラインドタッチ)ができない間は、e-typing(イータイピング)での練習を毎日5回~10回ほど繰り返します。練習回数が多いと怪我の原因になるので、指が疲れたと感じた時は休憩するようにしましょう。

7.これまでの内容についてのFAQ

手元を見ないとホームポジションがわかりません
大抵のキーボードにはJFに突起があります。その突起を指で探すことで、手元を見ずに指をホームポジションに戻すことができます。
すり減るなどして突起が無くなっている場合は、キーボードの交換がおすすめです。
キーボード交換の修理実績を見る
打っているとすぐに腕が疲れて続けられません
腕とキーボードの位置が合っていないと疲れやすいので、肘から先がキーボードに対して平行になるようにすることで疲れにくく、打ちやすくもなります。
入力しても文字が画面の左上に表示されてしまいます
日本語入力モードになっていると発生する症状です。
キーボード左上の半角/全角を押して英数字入力モードにし、入力する画面をクリックすることで解消します。自身で解決できない場合は、サポートをご依頼ください。
文字入力トラブルの解決例を見る
キーボードに書いてある平仮名は使わないのですか?
平仮名は、かな入力のためのものです。当講座ではローマ字入力で練習しますので、使いません。
画面の日本語とローマ字はどちらを見て打てば良いですか?
練習以外ではローマ字は表示されないので、なるべく日本語を見て打った方が良いです。

焦らず自分のペースで進めましょう

今回はタイピング講座の第1弾として、利用するサービスとタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようになるまでの練習方法をご紹介しました。
始めは指が思うように動かないのでイライラすると思いますが、根気強く続けることでタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようになるので、焦らず自分のペースで進めましょう。

次回はタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるようになった後、速く打てるようになるための練習方法や、便利なテクニックをご紹介します。

高速タッチタイピング(ブラインドタッチ)を習得!タイピング練習講座【Part2】

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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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