「自動修復でPCを修復できませんでした」の原因は?繰り返す際の対処法を解説
パソコンを操作していると「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されることがあります。突然エラーが表示されるため、驚いてしまう人も多いのではないでしょうか。具体的な対処方法が思い浮かばず、戸惑う方もいるはずです。今回は「自動修復でPCを修復できませんでした」が表示される原因と、繰り返し発生する場合の対処法について解説します。
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「自動修復でPCを修復できませんでした」が表示される背景

「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示される理由は、Windowsが起動時に異常を検知しているからです。また、これをきっかけに自動修復機能(スタートアップ修復)が実行され問題の解決に失敗するとこのメッセージが表示されます。総じてパソコンが正常に立ち上がっていないことが背景にあると捉えてよいでしょう。この状態では通常の起動が困難で、手動でトラブルを解決したり、必要に応じてパソコンを修理したりすることが求められます。
「自動修復でPCを修復できませんでした」の5つの原因

自動修復で状況が改善しない原因は多岐にわたり、代表例は以下のとおりです。
- メモリやCPUなどハードウェアの不具合
- 自動修復プログラム自体のエラー
- HDD・SSDなどストレージの故障
- Windows Updateによる不具合
- ウイルスやマルウェアによる妨害
メモリやCPUなどハードウェアの不具合
PC内部のハードウェアにトラブルが生じていると、自動修復がうまく機能しないことがあります。特にメモリやCPUに不具合が発生している場合、Windowsが正常に動作しません。その結果、自動修復が失敗しがちです。
ハードウェアに不具合が生じている場合は、他にもさまざまなエラーが発生する可能性が高まります。まずは、どの部品が故障しているのかを特定し対処することが重要です。
自動修復プログラム自体のエラー
自動修復で実行されるプログラム自体に、エラーが含まれている可能性もあります。原因としては稀ですが、この点も念のため疑ってみてください。何らかの理由でプログラムに不具合が発生し、修復を試みてもエラーが解消されない状態です。
このような状況では、何度試しても「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示され続けてしまいます。プログラムそのものに問題が生じているため、ユーザーの操作では改善できないことが大半です。
HDD・SSDなどストレージの故障
HDDやSSDなど、ストレージの故障が原因である可能性も考えられます。物理的にストレージが破損している場合、データの読み書きが正常に実施できず、自動修復が失敗しがちです。ストレージは複数の領域に分けられており、どの部分が故障しているかによって状況は異なりますが、比較的発生しやすい原因と考えましょう。
Windows Updateによる不具合
Windows Updateの不具合によって、自動修復が失敗するケースも見受けられます。これは、既存の自動修復プログラムと競合してしまったり、Windows Updateそのものに不具合が発生していたりすることが原因です。基本的には、こうした問題が起きないように設計されていますが、絶対に不具合が起きないとは言い切れません。
ただ、Windows Updateに関する不具合が確認された場合、Microsoftの公式サイトなどから迅速に情報が発信されます。そのため、原因がアップデートにあるかどうかは比較的早く確認できるでしょう。
ウイルスやマルウェアによる妨害
パソコンがウイルスやマルウェアに感染し、それが原因で自動修復が妨げられている可能性もあります。現在ではさまざまな種類のウイルスやマルウェアが登場してきました。中には自動修復の実行を意図的に阻害する悪質なものが含まれています。さらには、データを破壊し、修復機能さえ使えなくなるようなタイプが確認されているぐらいです。
とはいえ、ウイルスやマルウェアが原因であっても、専門的な知識がなければ原因かどうか判断できません。そのため「自動修復でPCを修復できませんでした」のメッセージが表示された際、別の原因であると誤認することは多々あります。

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「自動修復でPCを修復できませんでした」が繰り返す際の9つの対処法

「自動修復でPCを修復できませんでした」という表示が繰り返される場合、以下の対処法を試してみましょう。
- 各種周辺機器の取り外し
- ハードウェア診断ツールの実行
- セーフモードで起動
- ウイルス対策ソフトの一時的な無効化
- 自動修復機能の停止
- ブートセクタ(MBR)の復元
- CHKDSKでシステムファイルを修復
- システムの復元
- 破損したファイルの削除
各種周辺機器の取り外し
周辺機器を取り外し、パソコンが読み取るデバイスの数を減らすことが重要です。多くのデバイスを接続していると、パソコンはそれぞれを認識・制御する必要があり、その分リソースを消費してしまいます。これにより、自動修復に必要な処理能力が不足し、失敗しているかもしれません。
なお、取り外せる範囲で対処することが重要で、たとえば、外付けのストレージやマウス、モニターなどの接続を解除します。一方で、内蔵部品のように簡単に取り外せないものについては無理に外す必要はありません。
ハードウェア診断ツールの実行
ハードウェア診断ツールを使って状況を確認してみてください。もしハードウェアに故障がある場合、交換しない限り根本的な対処には至りません。
診断ツールを実行する際は、Windowsのスタートメニューから起動しましょう。メニュー内で「診断」や「ハードウェア診断」と検索すれば表示されるため、該当するツールを実行してください。表記は利用しているパソコンによって少々異なります。
なお、パソコンが正常に起動しない場合は、BIOS(またはUEFI)から診断を実行することも可能です。この場合、電源を入れてすぐにF10キーを数回押すと、診断メニューが表示されます。
セーフモードで起動
セーフモードでパソコンを起動して状態の変化を確認する方法も有効です。セーフモードでは不要なドライバーや常駐ソフトが読み込まれないため、システムの基本動作に問題があるかどうかを切り分けるのに役立ちます。これで正常に立ち上がるならば、インストールされているアプリケーションに問題があると予想されます。
ウイルス対策ソフトの一時的な無効化
一時的にウイルス対策ソフトを無効化し、状況を確認してみましょう。誤作動によって自動修復が妨げられている可能性があります。無効化した状態で自動修復が成功した場合は、ウイルス対策ソフトに問題があると考えるべきです。
ただ、ウイルス対策ソフトを無効化すると、パソコン全体のセキュリティレベルが下がってしまいます。そのため、この対処法を実行する際は、最小限の時間にとどめることが重要です。また、パソコンの状態が回復した後は、必ずウイルス対策ソフトを再度有効にしてください。セキュリティソフトが無効のままだと、別のトラブルを招くおそれがあります。
自動修復機能の停止
自動修復機能を一時的に停止してみることも有効な対処法です。特に、自動修復機能そのもののエラーや誤作動が疑われる場合は、一度無効化して状況を確認してみるとよいでしょう。場合によっては、自動修復が不要であるにもかかわらず、誤って実行されているケースもあります。
自動修復機能を停止した状態でPCが正常に動作しているのであれば、当面はそのまま使用しても問題ありません。もし別のエラーが発生した場合は、その際に改めて対処法を検討するようにしてください。
ブートセクタ(MBR)の復元
ブートセクタ(ブートローダー)の異常を疑い、これを復元することも有効です。突発的な破損が発生している場合、ブートセレクタを修復することで状況が改善する可能性があります。ブートセクタを復元するには、以下の手順を実行してください。
【DISKPARTを使ってアクティブパーティションを確認する】
コマンドプロンプトで以下を実行:
diskpart
list disk
select disk 0 (OSがあるディスクを選択)
list partition
select partition X (通常は「System Reserved」など)
active
exit
CHKDSKでシステムファイルを修復
電源の強制終了や再起動の繰り返しによって、システムファイルが破損している可能性もあります。その場合、システムファイルを修復することが対処法です。以下のコマンドを使用して、システムファイルをスキャン・修復してみてください。
【CHKDSKを使ってアクティブパーティションを確認する】
コマンドプロンプトで以下を実行:
chkdsk C: /f /r
sfc /scannow
なお、システムファイルの修復にはある程度の時間がかかることがあります。処理中は不安になるかもしれませんが、完了するまでパソコンを操作せず、しばらく様子を見るようにしましょう。
システムの復元
過去にパソコンが動いていた状態まで復元することも対処法です。保存されているデータや設定がすべて戻ってしまいますが、自動修復なしに解決できる可能性があります。システムの復元は以下の手順で実施しましょう。
| システムの復元手順 |
|---|
|
破損したファイルの削除
破損したファイルが存在する場合、それを削除することも対処法の一つです。フォルダー画面で対象のファイルを選択し、Deleteキーなどを使って削除しましょう。削除後、ゴミ箱にファイルが残っている場合は、ゴミ箱を空にすることもおすすめです。これにより、異常なファイルを読み込もうとする動作が発生せず、結果として自動修復が不要になる可能性があります。
なお、破損したファイルがどれなのか判断が難しいケースがあるでしょう。主に、何度開こうとしても読み取りに失敗するファイルや、開いた途端にフリーズしてしまうファイルなどが該当します。特定のファイルだけが明らかに異常をきたしている場合は、内部的に破損していると考えてください。
OSの再インストールは最終的な手段
「自動修復でPCを修復できませんでした」の解決策として、OSの再インストールを検討することがあります。ただ、これはあくまでも最終手段と考えてください。最初からOSを再インストールすることは避けるべきです。
そもそも、ハードウェアの故障が原因である場合、OSを再インストールしても状況は改善しません。再インストールが有効なのは、システムファイルなどソフトウェア的な問題が原因の場合に限られます。原因の切り分けができていない段階でOSを再インストールすることは、リスクが高くおすすめできません。
また、OSを再インストールすると、保存されているデータや設定がすべて消えてしまいます。これをできる限り回避するためには、事前にバックアップを取るなどの準備が必要です。準備が整っていない状態で、いきなり再インストールを実施するのは望ましくありません。
「自動修復でPCを修復できませんでした」が続くならば専門業者で診断

「自動修復でPCを修復できませんでした」という表示が繰り返し現れる場合、何らかの深刻な問題が発生している可能性があります。そのため、自力での解決が難しい場合は、パソコン修理などの専門業者に診断してもらうと良いでしょう。内部的なトラブルについても、修理業者であればスムーズに原因を特定し、解決してくれる可能性があります。
PCホスピタルでは、パソコントラブル全般に対応しており、ストレージに関する問題も相談可能です。「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示された場合も、相談先として検討してみてください。
「自動修復でPCを修復できませんでした」のサポートお任せください
「自動修復でPCを修復できませんでした」は、Windowsの起動に関するエラーです。何かしらの理由で起動に問題が生じ、それをシステム的に修正できないときに表示されます。原因はソフトウェアもハードウェアも考えられるエラーです。
原因を正確に特定できないと、誤った対処法でパソコンの状態を悪化させる可能性があります。そのため、自身での対処が不安ならば、パソコン修理の専門業者へ診断を依頼しましょう。

| 修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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田村 勇樹(PCホスピタル 大阪吹田店 兼 神戸店 店長)
2017年に日本PCサービス株式会社入社。PCホスピタル 京都駅前店の店長を経て、現在は本社併設のPCホスピタル 大阪吹田店と神戸店の店長を兼任。
保有資格 パソコン整備士検定 取得




