メールエラー「0x800ccc0f」とは?送信時に接続が切断される6つの理由

メールエラー「0x800ccc0f」とは?送信時に接続が切断される6つの理由

パソコンからメールを送信しようとした際に、「0x800ccc0f」というエラーが表示されることがあります。前触れもなく突然表示されることも多く、対処方法が分からず戸惑ってしまう方もいるでしょう。メールの送信処理が途中で切断されてしまい、コミュニケーションが取れません。

「0x800ccc0f」エラーが発生する背景には、メール転送中のネットワークトラブルが考えられます。今回は、エラーが表示される具体的な理由と解決方法を解説します。

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メールエラー「0x800ccc0f」とは

「0x800ccc0f」エラーは、主にMicrosoft Outlookなどのメールソフトで発生するエラーです。メールの送信時に表示されることが多いですが、状況によっては受信時にも発生することがあります。

エラーメッセージが表示される理由は、主にメールサーバーとの接続が途中で切断されてしまうことです。そのため、ネットワーク接続の状態確認が、解決に向けた手段といえます。また、同時にメーラーの設定も確認しなければなりません。

メールエラー「0x800ccc0f」が発生する6つの原因

「0x800ccc0f」エラーが発生する原因は多岐に渡り、代表的な原因を6つ紹介します。

  • インターネット接続が不安定・不通である
  • 送信データ容量が大きすぎる
  • メール設定に誤りがある
  • セキュリティソフトやファイアウォールにブロックされている
  • メーラーが正常に動作できていない
  • 受信メールが破損している

インターネット接続が不安定・不通である

特によくある原因は、インターネット接続が正常に完了していないことです。接続が不安定、あるいは一時的に遮断されることで「0x800ccc0f」エラーが表示されます。インターネット接続が確立していないと、このエラーが表示されると理解して良いでしょう。

なお、具体的な原因としては、Wi-Fiの電波が弱かったり、ルーターに不調が発生したりすることが考えられます。突発的な不具合でインターネットに接続できないと、急にこのエラーが表示されかねません。

送信データ容量が大きすぎる

送信データの容量が大きすぎることが「0x800ccc0f」エラーの発生する原因かもしれません。特に、添付ファイル付きのメールを送信する際は、ファイルサイズを疑ってみましょう。

添付ファイルを含めた送信データ容量が大きいと、送信に時間を要してしまいます。この場合、メールサーバーが「通信が長過ぎる」と、送信処理が途中で強制終了するかもしれません。この場合に、「0x800ccc0f」エラーが表示されてしまいます。

メール設定に誤りがある

Outlookなどのメーラーにおいて、設定の誤りが「0x800ccc0f」エラーの原因ということもあるでしょう。たとえば、受信サーバー(POP3またはIMAP)や送信サーバー(SMTP)の設定情報に間違いがあると、正しく通信できず、エラーが発生します。具体的には、プロバイダから提供されているサーバーアドレス、アカウント名、パスワード、ポート番号などに誤りがあると、エラーが発生しがちです。

さらに、プロバイダやメールサービスによっては、SSL/TLSの使用やSMTP認証の有効化など、追加のセキュリティ設定が求められます。これらの設定が不完全な場合も、送信・受信時に接続が確立できず、エラーの原因となってしまいます。

セキュリティソフトやファイアウォールにブロックされている

セキュリティソフトやファイアウォールが、誤ってOutlookなどのメール通信をブロックすることも原因です。初期設定のままだとメール通信を不審なものと判断し、結果として「0x800ccc0f」エラーに繋がってしまいます。

このような問題は、ウイルス対策ソフトやファイアウォールの設定ミスや通信許可の不足が根本原因です。メールの通信が遮断されてしまい、Outlookなどのメーラーがエラーを表示します。

メーラーが正常に動作できていない

何らかの原因により、Outlookなどのメーラー自体が正常に動作していないことも、「0x800ccc0f」エラーの一因です。たとえば、ストレージの不具合やソフトウェアの破損によって、Outlookが起動できないなどが考えられます。この状況ではいくつものエラーが発生し、その中で「0x800ccc0f」が出るかもしれません。

とはいえ、メーラーが正しく動作していないことは、ユーザーには簡単にできないでしょう。「0x800ccc0f」エラーの原因となり得ますが、なかなか原因と特定できないケースです。

受信メールが破損している

メール受信時に「0x800ccc0f」エラーが発生することがあります。この場合、送信されてきたメール自体が破損していることが原因かもしれません。「特定のメールを受信しようとした瞬間」「1件だけを受信する際にエラーが発生」などの状況は、そのメールが原因だと判断してよいでしょう。

なお、原因となるメールは、スパムやウイルスを含んだ危険なものだけではありません。通常のメールであっても、突発的にメールデータが破損してしまうケースがあります。

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メールエラー「0x800ccc0f」が発生した場合の解決法7選

「0x800ccc0f」エラーが発生する原因は多岐にわたり、それに対応する解決策も数多くあります。ここでは、基本的な確認から少し高度な対処法まで、順番に解説します。

  • インターネットの接続状況を見直す
  • メールに挿入している画像・動画を減らす
  • 添付ファイルを減らす・圧縮する
  • メーラーの設定を見直す
  • セキュリティソフトやファイアウォールを一時的に停止する
  • メーラーを再起動する
  • 事業者へ問い合わせする

インターネットの接続状況を見直す

まずはインターネットの接続状況を確認しましょう。Wi-FiやLANケーブルの接続が不安定な場合、メールの送受信に影響が出ます。パソコンを再起動し、ルーターやモデムも一度電源を切って再起動してください。

また、Webブラウザでもインターネット接続が不安定であれば、ネットワーク自体に問題があると考えられます。スマートフォンなど別の端末でインターネットに接続できるかを確認し、問題がパソコン側か回線側かを切り分けましょう。

メールに挿入している画像・動画を減らす

HTML形式のメールを送付している場合、挿入している画像や動画を減らすことがポイントです。これらが増えることで、思いのほか、メール容量が増えている可能性があります。必要最小限の装飾に抑えたり、画像の解像度を下げ、メール容量を減らしてみましょう。送信容量が減少すれば「0x800ccc0f」エラーが解決されるはずです。

添付ファイルを減らす・圧縮する

添付ファイルが多かったり、大容量のPDFや動画などを含んでいたりする場合は、減らすか圧縮しましょう。減らす場合は複数のメールで分割して送付するようにします。また、圧縮する際はZIP形式などを用いると簡単です。

なお、Outlookでは、ファイルを右クリックして「送る」>「圧縮(ZIP形式)フォルダー」を選ぶだけで簡単に圧縮できます。圧縮したファイルを事前に準備していなくとも、その場でエラーを解決できるためおすすめです。

メーラーの設定を見直す

メーラー(Outlookなど)を新たに設定した直後に「0x800ccc0f」が発生する場合は、設定ミスが疑われます。以下の設定を見直して、解決するかどうか確認してみましょう。

  • 受信(POP3/IMAP)・送信(SMTP)サーバーのアドレス
  • 使用するポート番号(SSL/TLS利用時の番号も含む)
  • 認証方式(SMTP認証など)
  • 「送信サーバーは認証が必要」のチェックが入っているか

Outlookでは、「ファイル」>「アカウント設定」>「アカウントの変更」から詳細設定を確認できます。

セキュリティソフトやファイアウォールを一時的に停止する

セキュリティソフトやファイアウォールが原因であることを疑い、これらを一時的に停止してみましょう。使用している製品によりますが、タスクバーなどから一時的に停止できます。これにより「0x800ccc0f」エラーが解決したならば、セキュリティソフトやファイアウォールが原因です。

ただ、エラーは解決できるものの、この状態ではセキュリティが下がってしまいます。そのため、確認が終わったあとは必ず有効化しましょう。その後、必要であれば例外設定でOutlookの通信を許可する段取りを取ってください。

メーラーを再起動する

突発的なソフトウェアエラーが原因である場合、Outlookなどメーラーの再起動だけで解決します。タスクマネージャーで該当のメーラーを強制終了し、改めて起動することでリセットされるでしょう。単純にウインドウを閉じるだけではなく、アプリケーションを終了させることがポイントです。

また、メーラーを再起動するだけではなく、パソコンも再起動することをおすすめします。アプリケーションに問題が起きている場合、パソコン全体にも問題が起きているかもしれません。再起動することで、パソコン全体をリフレッシュできます。

事業者へ問い合わせする

すべての設定や環境を確認しても問題が見つからない場合は、利用しているメールサービス(プロバイダや企業メールの管理者など)に問い合わせてみましょう。サーバー側の障害やアカウント制限がかかっていることも考えられます。

また、問い合わせするまでに、メールサービス提供元のWebサイトや公式SNSを確認することが重要です。障害情報や設定ガイドが掲載されていることがあり、これらで自己解決できる可能性があります。

今すぐメールを送りたい場合はWebサービスを活用

今すぐメールを送りたい場合は、Webメールサービスの活用をおすすめします。たとえば、GmailはOutlookなどのメーラーで利用するだけでなく、Webブラウザからも直接メールの送受信が可能です。そのため、メーラーで「0x800ccc0f」エラーが発生しても、Web版を利用すれば、問題なくメールを送れます。

緊急時はWebブラウザ経由でメールを送受信し、一時的に対応を済ませるようにしましょう。後からメーラーの設定や環境をゆっくり確認することで、焦らず落ち着いて対処できます。

メールエラー「0x800ccc0f」のサポートはPCホスピタルに依頼するのが安心

メールトラブルの原因は多岐にわたるため、プロのサポートを検討しましょう。プロに確認してもらうことで、短期間で確実に状況を判断し原因を特定できます。また、対処に専門的な知識や高度な操作が必要な場合でも、正確に対応してもらうことが可能です。

PCホスピタルでは、メール設定に関する幅広いトラブルに対応しています。設定ミスや環境の問題だけでなく、ハードウェアの故障が原因である場合も含めてお任せください。

PCホスピスタルはメールエラー「0x800ccc0f」のサポートに対応しています

メールの送受信に関連する「0x800ccc0f」エラーについて解説しました。主にOutlookなどのメーラーで通信ができない状態が生じた際に表示されるエラーです。そのため、多くはネットワーク関連の設定を見直すことで解決できます。

ただ、原因はネットワーク以外にも考えられ、状況を適切に切り分けるには一定の専門知識が必要です。そのため、操作に不安がある場合や、複雑なエラーが続く場合は、無理して自分で解決しないようにしましょう。メールトラブルに対応可能な専門家への相談をおすすめします。

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監修

田村 勇樹(PCホスピタル 大阪吹田店 店長)

2017年に日本PCサービス株式会社入社後、累計4500件以上のパソコントラブルを解決。ウイルス感染、メールトラブルのサポートに定評を持つ。東京支部勤務、PCホスピタル 京都駅前店の店長を経て、現在は本社に併設する旗艦店のPCホスピタル 大阪吹田店の店長として従事。

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