パソコンのディスプレイ画面のちらつき・点滅の原因と対処法

パソコンを使用していると、ディスプレイの画面がちらついたり、点滅したりすることはありませんか?ディスプレイが正常に表示されないと何をするにも不便ですし、目にも良くありません。症状が出てしまった場合は早急に対処したいものですよね。

しかし、ディスプレイの表示がおかしいからといって、必ずしもディスプレイだけに問題が起きているとはいえません。さまざまなことが原因となっている可能性があるため、ディスプレイ画面の原因を特定するのは一苦労です。

例えばパソコン本体の不具合、パソコンとモニターを接続するケーブルの異常などが原因で、ディスプレイの画面のちらつきや点滅を引き起こすこともあります。他にはどのようなことが考えられるのでしょうか?

今回は、パソコンのディスプレイ画面のちらつき、点滅の原因と対処法についてご紹介します。

ディスプレイ画面のちらつき・点滅の原因と対処法

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ディスプレイの故障・寿命

これは1番単純なケースですが、ディスプレイ画面やモニターの故障・寿命が原因で、画面のちらつきや点滅が起きることがあります。ディスプレイの故障や寿命が原因の場合は、修理をするか買い換えになることが多いため、個人で対処することが困難です。

しかし、ディスプレイの寿命は、約15,000~50,000時間とされており、毎日12時間使用したと考えても、約3~10年はもつ計算になります。そのため、購入してまだ間もないノートパソコンやモニターの画面でちらつきや点滅が起きた場合は、ディスプレイではなく、何か他の原因があると考えた方が良いでしょう。

もちろん、ディスプレイの電源を頻繁にON/OFFしたり、極端な環境で使用し続けていたりすれば、想定よりも早く寿命を迎える可能性もあります。そのような扱い方をしていた場合は、ディスプレイ自体の故障を完全に否定することはできません。

接続ケーブル・配線の不具合

ノートパソコンに外部接続のモニターをつないで使用している場合、またデスクトップパソコンで独立したモニターを使用している場合に画面がちらついたり点滅が起きたりするときは、モニターとパソコン本体をつなぐ接続ケーブルの不具合が原因の可能性があります。

接続ケーブルになんらかの力が加わってケーブルが破損してしまっていたり、接続ケーブルの端子が緩んで外れそうになったりすると、ディスプレイが正常に映らないことがあります。この場合は、1度接続ケーブルを取り外してつけ直し、症状が改善されるかどうかを確認してみましょう。

ノートパソコンのディスプレイの場合は、ディスプレイを開く角度を変えてみてください。症状が出たり出なかったりするのであれば、配線に問題が生じている可能性があります。

パソコンに不要な電気が帯電している

パソコンに必要のない電気が帯電してしまうことで、ディスプレイの表示に不具合が発生することがあります。パソコンを長い間使用し続けていると、内部の部品や回路に電気が帯電してしまうことがあるのです。

帯電状態でパソコンを使用すると、電源がうまく入らなかったり、突然シャットダウンしてしまったり、動作が不安定になることがあります。ディスプレイの表示にも影響があり、画面のちらつきや点滅が起きる可能性があります。

帯電状態を解除するには、パソコンの放電を行わなければなりません。難しそうに感じるかもしれませんが、パソコンの放電は誰でも簡単にできます。デスクトップパソコンの場合、パソコンの電源を切った状態で電源プラグをコンセントから抜き、約90秒間放置しておくことで放電できます。ノートパソコンの場合は、パソコンの電源を切った状態で電源プラグをコンセントから抜き、さらにバッテリーを外してください。そして約90秒間放置すれば放電完了です。

グラフィックボードなど、パソコンの部品の問題

ディスプレイが正常でも、パソコン内部の画面表示に関わる部品の不具合により、ディスプレイの画面がちらついたり、点滅したりすることがあります。

例えば、パソコンにはディスプレイに映像や画像を映し出すための「グラフィックボード」という部品がついていることがあります。このグラフィックボードがマザーボード(パソコンの基盤となる重要な電子回路)と相性が悪かったり、故障してしまったりしていると、ディスプレイに表示される映像や画像に乱れが生じることがあります。

グラフィックボードに原因があると思われる場合は、グラフィックボードではなく、マザーボードに最初から搭載されているオンボードグラフィックというディスプレイ表示用の機能に切り替えてみると良いでしょう。それで症状が改善されれば、原因はグラフィックボードであると考えられます。

OSの不具合

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OSの不具合により、ディスプレイの表示に問題が起きる場合もあります。例えば最新のOSであるWindws10ですが、画面のちらつきが起こる現象が報告されています。ウイルス対策ソフトなどのサードパーティ製(ここではMicrosoft社以外のメーカーのこと)のアプリケーションをインストールしていると、Explorer.exeが繰り返しクラッシュしてしまい、画面がちらつくという現象です。

こちらの現象は、各種サードパーティが修正ファイルを配布したり、Microsoftのコミュニティサイトで解決方法が投稿されていたりするため、この現象に直面している方は、そちらをご覧ください。このように、OSの問題でディスプレイの表示がおかしくなることもあります。

コンピューターウイルスへの感染

他にも、コンピューターウイルスへの感染により、ディスプレイのちらつきや点滅が起こる場合も考えられます。接続ケーブルやパソコンの部品、モニター本体などを調べてが異常が見つからない、という場合には、1度ウイルスの検索や除去を行ってみると良いかもしれません。

ちらつきや点滅が起きる原因の特定方法

ディスプレイの画面がおかしい場合に、原因がまずディスプレイにあるのか、パソコン本体にあるのかを特定できると、詳細な原因の特定がしやすくなります。

100%判断できるというわけではありませんが、原因がディスプレイなのか、本体なのか特定するときには、ディスプレイ自体の設定画面(輝度やコントラストなどを設定する画面)に異常があるかどうかが、1つの目安になります。

ディスプレイの設定画面に異常が出ないのであればディスプレイには問題はないと考えられますし、設定画面で異常があれば、ディスプレイ自体に問題が起きていると考えられます。

また、BIOSの設定画面も原因の特定に役立ちます。BIOS設定画面が正常に表示される場合は、OSを始めとする、インストールされているソフトウェアになんらかの原因があると考えられます。

おわりに

ディスプレイの画面のちらつきや点滅は、さまざまなことが原因となるため、なかなか特定が難しい現象です。今回ご紹介した対処法以外にも、パソコンの再起動、ディスプレイの再調整、BIOSの設定の初期化、リフレッシュレート(ディスプレイが1秒間で画面を更新する回数のこと)の設定変更などの対処法もあります。解決できない場合には、これらの方法も試してみると良いでしょう。

しかしどうしても解決できない場合は、事態の悪化を避けるためにも、無理に自分で解決しようとせずに修理業者や専門家に相談してみることをおすすめします。

ドクター・ホームネットでは、パソコンのトラブル解決に役立つコラムを多数更新中です。お困りの際はぜひご覧ください。もちろん、修理のご相談も受け付けています。

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