MacBookの画面が真っ暗?電源が付いているのに映らない原因と対処法
MacBookの電源は付いているのに画面が真っ暗なままの状態、という方もいるのではないでしょうか。画面が真っ暗な場合、まずは原因を落ち着いて特定しましょう。
本記事ではMacBookの画面が真っ暗な原因と対処法について解説します。また、MacBookの修理依頼先はどこが良いか、についてもまとめました。
本記事を読むことで、MacBookの画面トラブルを解決できます。MacBookを使っている方はぜひ参考にしてください。
MacBookの電源が付いているのに画面が真っ暗なままの原因
MacBookの電源が付いているのに画面が真っ暗な場合、次の3ついずれかが原因の可能性があります。
- ディスプレイの問題
- ソフトウェアの問題
- OS更新の失敗
ひとつひとつの考えられる原因について詳しく解説していきます。
ディスプレイの問題
画面が真っ暗な場合、MacBookのディスプレイに問題がある可能性がまず考えられます。液晶が物理的に破損していたり、断線していたりすると正常に映らなくなってしまいます。
このような物理的な破損の場合、修理、もしくはMacBookの買い替えが必要になります。
ソフトウェアの問題
ソフトウェアの不具合によって、画面表示に異変が生じている可能性もあります。この場合、原因となるソフトウェアを停止させれば、改善する場合が多いです。
また、ソフトウェアの処理が重すぎて、MacBookが耐えきれずに真っ暗な画面のままフリーズしてしまうことも考えられます。
OS更新の失敗
macOSを更新した直後に画面が真っ暗になる場合、OSの更新に失敗してしまった可能性もあります。
OSの更新中はパソコンがネットに接続されている必要があります。ネット接続が更新途中で途切れてしまうと、正常に更新できなくなる恐れがあります。
OSの更新に失敗した場合は、対処するのが難しいかと思いますので、修理業者などのプロに相談することをおすすめします。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 起動しないパソコンの修理 22,000円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
MacBookの電源が付いているのに画面が真っ暗なままの場合の対処法
MacBookの画面が真っ暗なままの場合、次の7つを順番に行ってみることをおすすめします。
- 充電してみる
- 強制再起動する
- 別モニターに繋ぐ
- MacBookを放電する
- PRAM・NVRAMリセットを行う
- SMCリセットを行う
- セーフモードで起動する
これら7つを順番に行えば、問題が解決する可能性があります。ただし、初心者には難しい作業も含まれていますので、難しそうな場合は無理せず修理業者に相談しましょう。
ひとつひとつの対処法について詳しく解説していきます。
充電してみる
MacBookの画面が真っ暗な場合、バッテリー残量が残り少ない可能性もあるので、ひとまず充電してみることをおすすめします。
また、充電ケーブルが断線していたり、純正の充電器以外を使っていたりすると上手く充電できない可能性があるので、こちらも確認してみましょう。
強制再起動する
再起動することで、MacBookのトラブルが解決する可能性があります。再起動によってアプリが一度終了し、メモリもリセットされます。メモリに何らかのゴミが残っていて、それが原因で画面表示に不具合が起きている場合は、再起動によって解決します。
ただ、画面が真っ暗な状態だと、通常の再起動ができません。そこで、強制再起動を行うことを検討します。強制再起動とはパソコンを準備もなしにいきなり再起動させる行為です。強制再起動はリスクもあるので、あくまで自己責任で行ってください。
強制再起動を行うには、電源ボタンを長押しします。しばらくすると電源が切れるので、10秒程度待ってから再度電源を入れます。
別モニターに繋ぐ
外付けモニターなどを持っているなら、繋いでみて映らないか確認してみましょう。モニターが故障していたり断線していたりする場合、別モニターなら映るかもしれません。
外付けモニターに映ったら、完全にMacBookが故障したときのために、ひとまずデータのバックアップを取りましょう。
もちろん、外付けモニターに映るだけでは根本的な解決になっていないので、バックアップを取ったらパソコンを修理するか買い替えるか選択することになります。
MacBookを放電する
MacBookを放電させることも試してみることをおすすめします。パソコン内部に静電気が溜まっていると不具合が発生する可能性があります。
放電させるにはMacBookを強制終了させ、キーボードやマウスなどの周辺機器を抜きます。その状態で数分間放置し、再び電源を入れて画面が映らないか確認してみましょう。
PRAM・NVRAMリセットを行う
PRAMとは、MacBookなどに内蔵されている半導体メモリ装置の一種であり、コンピュータの設定情報などを保存します。新しいMacの機種では、PRAMではなくNVRAMと呼んでいます。
PRAM・NVRAMにはMacの起動に関わる大切な情報が保存されていますので、PRAM・NVRAMにトラブルがあると正常に起動しなくなる恐れがあります。
正常に起動しない場合、PRAM・NVRAMのリセットを行うことで解決する可能性があります。PRAM・NVRAMリセットの手順は次のとおりです。
PRAM・NVRAMリセットの手順 |
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SMCリセットを行う
SMCはシステム管理コントローラを指し、電源周りを管理する機能のことです。SMCに不具合が起こると、電源が付かなくなる恐れがあります。
SMCに不具合が起こった場合、リセットすることで改善する可能性があります。
SMCリセットを行う手順は次のとおりです。
Apple T2 チップ搭載のMacをお使いの場合
Apple T2 チップ搭載のMacでSMCリセットを行う手順 |
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その他のMacをお使いの場合
その他のMacでSMCリセットを行う手順 |
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SMCリセットは手順が複雑で難しいので、ハードルが高いと感じる方は修理業者にご相談いただくことをおすすめします。大手の修理業者であるPCホスピタルなら最短即日で対応することが可能です。
セーフモードで起動する
セーフモードとは、必要最低限のアプリのみでパソコンを起動させることを指します。セーフモードで起動させることは、問題箇所を特定することに繋がります。もしセーフモードで起動できた場合、自分でインストールしたアプリに問題がある可能性があります。
セーフモードで起動する手順は次のとおりです。
Appleシリコンを搭載したMacの場合
Appleシリコンを搭載したMacでセーフモードで起動する手順 |
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Intelプロセッサを搭載したMacの場合
Intelプロセッサを搭載したMacでセーフモードで起動する手順 |
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ログインウインドウが表示されたら、メニューバーに「セーフブート」と表示されます。「セーフブート」と表示されれば、セーフモードでMacBookを起動できています。
MacBookの画面が付かないときにやってはいけないこと
MacBookの画面が付かない場合、何回も強制再起動を繰り返すことは避けた方が良いです。強制再起動はパソコンを準備なしにシャットダウンする行為を指します。準備なしにシャットダウンすると、パソコンのパーツにダメージが入ってしまいます。
何回も強制再起動すれば、パソコンが故障する確率が高まってしまうので注意してください。
強制再起動するのが不安な方は、修理業者に相談することをおすすめします。
それでもMacBookの画面が真っ暗な場合
MacBookの画面が真っ暗な状態が解決しない場合、ディスプレイなどが物理的に故障している可能性も考えられます。ノートPCの場合、ディスプレイだけ交換することができませんので、本体の修理を依頼するか買い替えるかを選ぶ必要があります。
MacBookの修理依頼先は大きく次の2つに分けられます。
- Apple Store
- PCホスピタル(修理業者)
各修理依頼先の特徴について詳しく解説しましょう。
Apple Store
Apple StoreとはAppleが運営する販売店および技術サポート拠点であり、MacBookの修理も受け付けています。公式サイトから事前に予約して、店舗に持ち込む必要があります。
Apple Storeのメリットは、Apple製品の1年保証が適応される場合がある点です。購入してから1年未満で、かつメーカー責任での故障の場合、無料で修理してもらえます。ただし、メーカー責任以外の場合は保証対象外となってしまいます。
また、AppleCare+に加入している場合、1年保証の対象にならなくても、通常料金より安く修理してもらえます。
デメリットはAppleCare+未加入だと修理料金が高い点です。また、店舗数はそこまで多くなく、特に地方にお住まいの方は活用が難しいかもしれません。
PCホスピタル
PCホスピタルはAppleとは関わりのない非正規のパソコン修理業者です。PCホスピタルにはメーカーの修理サービスにはないメリットがいくつかあります。
PCホスピタルは修理スピードが速く、最短即日で修理することが可能です。また、修理料金もメーカーに比べて安くなることもあります。
また、店舗数が多く全国にあるため、手軽に修理を依頼できるのもメリットと言えます。
加えて、データを消さずに修理できるのも特徴です。メーカーではデータの保護を行っていないため、依頼前に必ずバックアップを取る必要がありますが、PCホスピタルに依頼する場合はバックアップを取る必要はありません。
バックアップの取り方が分からない方や、AppleCare+に加入していない方はPCホスピタルに依頼いただくのがおすすめです。
PCホスピタルはMacBookの画面真っ暗、電源が付いているのに映らないトラブルのサポートが可能です
本記事ではMacBookの画面が真っ暗な原因と対処法について解説しました。
画面が真っ暗な場合、ディスプレイの問題の場合もあれば、ソフトウェアの問題の場合もありますので、まずは原因を落ち着いて特定することが大切です。
原因を特定する際は、どうしても強制再起動せざるを得ない場合もありますが、できるだけ強制再起動は繰り返さないようにすることをおすすめします。
原因が特定できない場合や、強制再起動するのが不安な方は、プロにMacBookを見てもらいましょう。MacBookの修理・診断はPCホスピタルでも行っています。
PCホスピタルでは、データをできるだけ消さずに修理を行いますので、画面が付かなくてバックアップを取ることができない場合も、ぜひご相談ください。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 起動しないパソコンの修理 22,000円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)
2015年入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式で年間最優秀店長として表彰される。
保有資格 パソコン整備士検定 取得