パソコンが熱いのを放置するのは危険?原因と対処法を解説

パソコンが熱いのを放置するのは危険?原因と対処法を解説

パソコンがいつもより熱くて不安を感じているという方も多いのではないでしょうか。パソコンが熱い場合、何らかの不具合が発生している可能性もあるので、放置せず確認することが大切です。

本記事ではパソコンが熱い原因と対処法について解説します。パソコンが熱い状態が改善しない場合の修理依頼先についてもまとめました。

本記事を読むことで、パソコンが熱くなった場合にどう対処すれば良いかが分かります。

パソコンが熱い状態になる仕組みとは?

パソコンが熱くなる原因は、内部のパーツの摩擦熱によるものです。CPUやHDDなど、パソコンのパーツの中には稼働時に熱を発生するものもあります。

パソコンは元々熱くなる仕組みになっています。そして、熱くなりすぎることがないように、熱を逃がすための冷却ファンが付いているのです。冷却ファンは内部の熱を外に逃がす役割を持っています。熱を逃さないとパソコンに不具合が発生する可能性があります。

ただし、最近のMacBook Airなど一部の薄型モデルには、冷却ファンがありません。冷却ファンのないパソコンは、温度が高くなると処理能力を落として熱を抑える仕組みになっているためです。

パソコンがとても熱いのに放置するとどうなる?

触ってみてパソコンが少し熱いと感じる程度なら問題ありませんが、普段より明らかに熱かったり長時間触っていられないほどだったりする場合は注意する必要があります。

パソコンの熱い状態が長時間続くと、強制シャットダウンをしたりフリーズしたりすることもあります。強制シャットダウンを繰り返すとパソコンにダメージが加わり、故障してしまう可能性もあります。

パソコンがとても熱い場合は、熱くなる原因を特定することが大切です。自分で特定できない場合は、プロのパソコン修理のPCホスピタルにご依頼ください。

パソコンがとても熱い原因とは?

パソコンがとても熱くなる原因としては次の4つが挙げられます。

  • 高負荷を与えている
  • 冷却ファンが故障している
  • ホコリが溜まっている
  • 温度が高い環境での使用

これらの中に原因がないかをまず調べることが大切です。ひとつひとつの原因について詳しく解説していきます。

高負荷を与えている

パソコンが急に熱くなった場合、重いソフトウェアを起動させることで高負荷を与えている可能性があります。重いソフトウェアとは、動画編集ソフトやゲームアプリといった、多くの処理を必要とするものなどです。

スペックの高いパソコンはCPUやメモリなどの性能が高く、重いソフトウェアを起動させても問題ないようになっています。しかし、スペックの低いパソコンだと高負荷に耐えきれず、内部の温度が上がりすぎて熱トラブルを起こしてしまう可能性があるのです。

また、重いソフトウェアでなくても、複数のソフトウェアを同時に稼働させた場合でもパソコンにかかる負荷は多くなります。

冷却ファンが故障している

パソコンの冷却ファンが故障している可能性もあります。冷却ファンは扇風機のように回転することで、内部に溜まった熱を逃がす仕組みになっています。故障して上手く回転しないようになると、熱を逃がせなくなってしまいます。

冷却ファンが故障した場合、ファンの交換が必要です。故障した際はパソコンの画面にエラーメッセージが表示される場合もあるので、確認しましょう。

ホコリが溜まっている

パソコンにホコリが溜まっている場合も、熱くなりやすいです。ホコリが溜まると冷却ファンが上手く熱を逃がせなくなります。また、冷却ファンにホコリが溜まり、スムーズに回転できなくなってしまう場合もあります。

冷却ファンにホコリが溜まると、音が大きくなったり異音が発生したりすることもあるので、このような異変がないか確認しましょう。

温度が高い環境での使用

温度が高い環境で使用すると、パソコンが高温になりやすいです。たとえば、直射日光が当たる場所や暖房の近くでパソコンを使うのは避けましょう。

PCホスピタルはパソコンが熱いトラブルのサポートが可能です
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PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配
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パソコンが熱い状態になるのを防ぐポイント

パソコンが熱い状態になるのを防ぐポイントは次の6つです。

  • パソコンの掃除を行う
  • パソコンの使用環境を見直す
  • ソフトウェアの同時稼働を減らす
  • 省電力設定に変更する
  • 長時間の使用は避ける
  • 冷却アイテムを活用する

これらのポイントを意識することは、パソコンの故障を防ぐことに繋がります。ひとつひとつのポイントについて詳しくみていきましょう。

パソコンの掃除を行う

パソコンが熱くなってしまう場合、一度掃除してみましょう。通気口などパソコン周辺についたホコリは掃除機で吸い取ったりエアダスターが吹き飛ばしたりします。

よりしっかり掃除するには、パソコンを分解しないといけません。パソコンの分解は難易度が高く、故障してしまうリスクもあるので、修理を相談することをおすすめします。

大手の修理業者であるPCホスピタルでもパソコンの内部クリーニングを行っています。パソコンの調子が悪いと感じる方はお気軽にご相談ください。

パソコンの使用環境を見直す

パソコンの使用環境もしっかり整えることが大切です。

デスクがホコリまみれになっていないか、直射日光が当たる場所に置いていないか、使用しない周辺機器が繋がったままになっていないか、などを確認しましょう。

使用環境が悪いまま放置していると、パソコンが故障するリスクが高くなります。

ソフトウェアの同時稼働を減らす

複数のソフトウェアを同時に動かしすぎると、パソコンに負荷がかかってしまい、重いソフトウェアを使っていなくてもすぐ熱くなってしまいます。使っていないソフトウェアは停止させるように心がけましょう。

また、スタートアップアプリも定期的に見直すことが大切です。スタートアップアプリとはパソコンの起動と同時に稼働するアプリを指します。知らないうちにスタートアップアプリが多く稼働していて、パソコンに負荷がかかっている可能性もあります。

Windows 11でスタートアップアプリをオフにする手順は次のとおりです。

Windows 11でスタートアップアプリをオフにする手順
  1. スタートを右クリックする
  2. 「設定」をクリックする
  3. 「アプリ」⇒「スタートアップ」をクリックする
  4. 停止させたいアプリを「オフ」にする

その他、ブラウザのタブも開きすぎないようにすることが大切です。

省電力設定に変更する

パソコンを省電力設定に変更することで、熱くなるのを少し防げます。省電力設定にする手順は次のとおりです。

省電力設定にする手順
  1. コントロールパネルを開く
  2. 「ハードウェアとサウンド」をクリック
  3. 「電源オプション」をクリック
  4. 「ECO」ボタンを選択する

また、「ECO」ボタンの右の「プラン設定の変更」から、スリープ状態やディスプレイの電源に関する細かい設定ができます。

他にも、パソコンの明るさを調整したり、ダークモードにしたりすることでも電力を抑えられます。ひとつひとつの効果は小さいですが、こういったものを積み重ねることが、パソコンの寿命を延ばすことに繋がります。

長時間の使用は避ける

パソコンを長時間使用することを避け、しっかり休ませることが大切です。連続で使用すると内部の温度がどんどん上がっていってしまいます。

また、パソコンを長く使わない間はシャットダウンしておくことも大切です。数分使わないだけならスリープモードで良いですが、長時間使わない場合は電源を落としておかないと、内部で動作が無駄に行われることになってしまいます。

冷却アイテムを活用する

どうしてもパソコンが熱くなる場合は、専用の冷却アイテムを使うのも手です。たとえば、本体に貼り付けられる冷却パッドやノートPC用クーラーなどがあります。また、専用スタンドを使って、パソコンとデスクを離して空気の通り道を作るのも効果的です。

ただし、これらはパソコンが熱くなるのを根本的には解決していません。上記で解説した対策をしっかり行ったうえで冷却アイテムを補助的に使いましょう。

パソコンが熱い場合にやってはいけないこと

パソコンが急に熱くなってしまった場合であっても、保冷剤を使って冷やそうとしたり、冷蔵庫に入れたりすることは絶対にしてはいけません。このようなことをすると、急激な温度変化によって内部に結露が発生し、水分によってパーツが故障してしまいます。

パソコンを冷やしたいなら、専用の冷却アイテムを使いましょう。また、あまり冷却アイテムに頼ることはせず、パソコンの温度が上がるのを根本的に解決することが大切です。

当記事で解説したように、パソコンの掃除を行ったり、使用状況を見直したりしてパソコンが熱くなるのを防ぎましょう。

パソコンが熱い状態が改善しない場合の対処法

当記事で解説した対処法を試しても改善しない場合、パソコンが故障している、あるいはスペックが足りていないのかもしれません。

パソコンが熱い状態が改善しない場合の対処法は次の3つです。

  • メーカーに修理を依頼する
  • PCホスピタルに修理を依頼する
  • スペックの高いパソコンを購入する

ひとつひとつの対処法について詳しく解説していきます。

メーカーに修理を依頼する

メーカーの多くは自社パソコンの修理を受け付けています。パソコンが故障した場合は、メーカーに問い合わせてみるのも手です。修理を依頼する際は多くの場合、メーカーの修理センターにパソコンを配送することになります。

メーカー修理のメリットは、パーツの初期不良などが原因でパソコンが熱くなると、保証が効いて無償/割引で交換してもらえる可能性があることです。ただし、保証期間は購入後1年程度な場合が多いうえに、保証書を持っていないと対応してもらえない場合が多いです。

デメリットは修理に時間がかかってしまうことです。パソコンが戻ってくるまで、1〜2週間程度かかってしまいます。また、保証が効かない場合、修理料金が高くなる場合が多いです。

PCホスピタルに修理を依頼する

PCホスピタルは大手のパソコン修理業者です。「パソコンが熱い」というトラブルにも対応しています。PCホスピタルの場合、出張修理、宅配修理以外に持込修理も可能です。事前にご予約のうえでお近くの店舗に持込いただければ、その場で対応いたします。

PCホスピタルのメリットは修理スピードが速いことです。出張修理や持込修理でその日のうちに修理できる場合もあります。

加えて、データを消すことなく修理できるのもメリットと言えます。メーカー修理の場合はパソコンを初期化して修理することが多いので、バックアップを取らないといけません。

デメリットはメーカーの保証がないことです。保証が効くならメーカーに依頼し、それ以外の場合はPCホスピタルに依頼することをおすすめします。

スペックの高いパソコンを購入する

パソコンが熱くなる原因が明確に分かっているなら、スペックの高いパソコンを購入するのも手です。特に、ゲームや動画編集ソフトなど、高負荷なソフトウェアを使いたいなら、そのソフトウェアが問題なく使えるCPU・メモリ性能を持ったパソコンを選びましょう。

パソコンが熱くなる原因が分からないなら、買い替えるより先にPCホスピタルにご相談いただく方が良いです。設定変更やメンテナンスを行うだけで、問題が解決する可能性もあるためです。

PCホスピタルではパソコンの買い替え相談も行っています。修理するか、買い替えるか迷っている方も、PCホスピタルにお気軽にご相談ください。

PCホスピタルはパソコンが熱いトラブルのサポートが可能です

本記事ではパソコンが熱くなる原因と対処法について解説しました。パソコンが熱くなった場合、何を確認すれば良いのかお分かりいただけたかと思います。

パソコンが熱くなる場合は、まず原因を明らかにすることが大切です。パソコンのCPUやメモリが使いたいソフトウェアの稼働に耐えられない場合は、スペックの高いパソコンに買い替えることも視野に入れる必要があります。

原因を明らかにするためにも、日頃からパソコンの掃除を行ったり、余計なソフトウェアが稼働していないかチェックしたりするようにしましょう。場合によっては、パソコンを買い替える必要はなく、使用環境を見直すだけで解決することもあります。

原因が分からない場合や故障していると考えられる場合は、PCホスピタルにご相談ください。パソコンの修理や買い替え相談を承っています。パソコンの温度が上がってしまうトラブルを解決した実績も多数あるので、お気軽にご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
PCホスピタル
PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加
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監修

渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)

2015年に日本PCサービス株式会社入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式では年間最優秀店長として表彰される。

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