不正アクセスを防ごう!自宅用無線LANのセキュリティ対策方法

不正アクセスを防ごう!自宅用無線LANのセキュリティ対策方法

パソコンをLANケーブルにつながなくてもインターネットを楽しめる無線LAN。自宅でも無線LANを使っている人は多いと思いますが、自宅用無線LANのセキュリティ対策にはしっかり気を配っているでしょうか?

セキュリティ対策の1つが「通信の暗号化」ですが、その対策をしている人ばかりではないようです。

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「2015年度情報セキュリティの脅威に対する意識調査」では、「通信の暗号化を行っているかどうか分からない」と回答した割合が38.1%、「通信の暗号化を行っていない」と回答した割合が18.8%に上りました。

そこで今回は、不正アクセスを防ぐための自宅用無線LANのセキュリティ対策の重要性や方法をご紹介します。

不正アクセスとは

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不正アクセスとは、本来アクセス権限を持たない人が不正な手段でネットワーク内部に侵入することです。

無線LANは電波が届く範囲内であればどこからでもアクセスできますが、セキュリティ対策をしていない場合、見知らぬ誰かに不正アクセスされる可能性があります。

セキュリティ対策の重要性

不正アクセスを防ぐためには、しっかりとセキュリティ対策を行うことが重要です。セキュリティ対策が不完全なネットワークは狙われかねません。

最近では、車で街中を徘徊してセキュリティ対策が不十分な無線ネットワークを探知する「ウォードライビング」という手口も知られています。

セキュリティ対策がされていないネットワークが第三者によって発見され、通信内容を傍受されたり、スパムメール(迷惑メール)の踏み台として利用されたりする可能性があるため、十分注意しましょう。

自宅用無線LANのセキュリティ対策方法

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自宅用無線LANのセキュリティ対策方法として、以下の4つの方法があります。

大切な情報をやり取りするときはSSLを利用する

クレジットカードや暗証番号などの大切な情報をWebサイトでやり取りする際は、SSL(Secure Socket Layer)が利用されているかどうかを確認してください。

インターネットでは常に通信内容を読み取られる可能性がありますが、電波を飛ばしている無線LANの場合、光ファイバーなどの固定回線よりも不正に情報を読み取られる可能性が高まります。

「PCやスマートフォンでWebサイトを閲覧する際、アドレス欄に鍵のマークが表示されている」または「URLがhttpsで始まっている」Webサイトでは、SSLによる通信が確立されています。

無線LANの暗号化方式をWPA2に設定する

暗号化方式には「WEP(Wired Equivalent Privacy)」「WPA(Wi-Fi Protected Access)」「WPA2」などがありますが、古い暗号方式のWEPはわずか10秒で解読されてしまうといわれています。また、WPAも短時間で解読可能とされています。

セキュリティを高く保つため、暗号化方式はWPA2を選択してください。

無線LANに複雑なパスワードを設定する

短いパスワードを避け、できるだけ長いパスワードを設定してください。短いパスワードを設定した場合、しらみつぶしにパスワードを試して侵入する「ブルートフォース攻撃」でパスワードを破られる可能性が高くなります。

また、氏名や生年月日、電話番号など、簡単に知られてしまう恐れのある個人情報を使用したパスワードも良いパスワードとはいえません。アルファベット、数字、記号を組み合わせたランダム(でたらめ)な文字列で、かつ自分で覚えられるパスワードを設定しましょう。

無線LANに接続可能な機器を制限する(MACアドレスフィルタリング)

ネットワーク上で端末を識別するために、MACアドレスと呼ばれる番号が設けられているのをご存じでしょうか。PCごとに他と重複しないようなMACアドレスが付けられています。

MACアドレスフィルタリングは、無線LANに接続できる端末のMACアドレスを登録しておき、それ以外の機器からの接続を制限する機能です。

ただし、MACアドレスを変えること自体は簡単なため、他の方法と組み合わせてセキュリティ対策を行いましょう。

不正アクセスにあわないように対策しておきましょう

不正アクセスされる確率をゼロにするのは難しいことです。しかし、セキュリティ対策を行うことによって確率をゼロに近づけることはできます。自宅用無線LANの設定について、今一度見直しましょう。

PCホスピタルでは、無線LANの接続や設定、構築も承っています。無線LANのセキュリティに不安があるという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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