セキュリティソフトとは?おすすめ製品7つの概要と比較ポイントを解説

セキュリティソフトとは?おすすめ製品7つの概要と比較ポイントを解説

セキュリティ意識の高まりとともに、セキュリティソフトが数多く発売されるようになりました。実際に、導入したり検討したりしている人は多いでしょう。ただ、製品が増えすぎた事によって、どの製品が良いのか判断が難しくなりました。今回は数あるセキュリティソフトからおすすめ製品をピックアップして、その特徴を比較しながら紹介します。

セキュリティソフトとは

セキュリティソフトとは、コンピュータやスマートフォンなどに対する不正アクセス、マルウェアによる攻撃などを防ぐためのツールです。デバイス内に侵入しないようにすることはもちろん、侵入してしまったウイルスが悪事を働かないように抑え込み、外部へデータを流出さないなど多くの効果を発揮してくれます。 また、フィッシング詐欺のページを開いた際の表示ブロックや、通信の暗号化をサポートするなどの機能も提供されるようになりました。

【2024年】企業におすすめのセキュリティソフト比較

企業におすすめのセキュリティソフトをピックアップして、その特徴を比較して解説します。

  • ESETインターネットセキュリティ
  • AppGuard
  • ZEROウイルス セキュリティ
  • Kaspersky セキュリティ
  • ウイルスバスター ビジネスセキュリティ
  • アバスト インターネットセキュリティ
  • Symantec

ESETインターネットセキュリティ

ESETはESET社が開発する次世代のデジタルセキュリティをスローガンにしたセキュリティソフトです。個人情報の保護やパスワードの流出防止、外部からの攻撃を遮断するなどセキュリティソフトに必要な機能が備わっていて、なおかつ軽量であるため人気が高まっています。
また、企業で導入する際は、状況を一元管理する機能を提供してもらい、複数の端末をまとめて把握することが可能です。例えば、それぞれの端末についてエンドポイント攻撃が発生していないかや、セキュリティ面で悪意のある変更が施されていないかなどを把握できます。外部からの攻撃遮断も実績が多く、軽量さのみならずセキュリティ効果面でも人気が高い製品です。

対応OS 法人向けプラン
Windows, Mac, Linux, Android ESET PROTECT Advanced

AppGuard

Blue Ridge Networks社が開発するAppGuardは、セキュリティソフトの中でも外部からの侵入防止に注力しています。以前はIPSと呼ばれる別のツールを導入しましたが、こちらならばセキュリティソフトの中に組み込まれていることが特徴です。侵入の防止に力を入れているため、ゼロデイ攻撃などセキュリティソフトでは防ぎにくい攻撃にも対応できます。 一般的にはセキュリティパッチなどが配信されないと攻撃の対象になりますが、セキュリティソフトでカバーが可能です。

対応OS 法人向けプラン
Windows AppGuard Enterprise

ZEROウイルス セキュリティ

ZEROウイルスセキュリティは、ソースネクスト社が開発するセキュリティソフトです。他のセキュリティソフトとは異なり、ライセンスの更新が不要な買い切りタイプで、中長期的に利用するとコストパフォーマンスが高まります。買い切り型の製品ではありますが、セキュリティ面で基本的な機能は揃っているため、中長期的に利用しても不都合はないでしょう。極端にセキュリティ能力が不足するということはありません。
ただ、バージョンアップの更新頻度がやや少なく、最新の攻撃に対応できないことがあるようです。最新の攻撃も含めて、最大限のセキュリティを担保したい場合には注意しましょう。

対応OS 法人向けプラン
Windows,Mac,Android, iOS ZEROウイルスセキュリティ| 法人ライセンス

Kaspersky セキュリティ

Kasperskyは、カスペルスキー社が開発するウイルス検知に強みを持つセキュリティソフトです。セキュリティソフトはどれも一定のウイルス検知能力を持ちますが、どの程度のウイルスを検知できるかは製品によって違います。Kasperskyは、新しいウイルスも素早く検知できるため、よりセキュリティを高められることが特徴です。
もちろん、他のセキュリティ機能も充実していてエンドポイント保護やデータの暗号化、デバイスのスキャンなどがその代表例です。全体的に高いセキュリティサービスが提供されるため、企業で導入することで、一気にセキュリティ面の脆弱性を解決できるでしょう。

対応OS 法人向けプラン
Windows,Mac,Android, iOS スモール オフィス セキュリティ、Endpoint Security for Business など

ウイルスバスター ビジネスセキュリティ

ウイルスバスター ビジネスセキュリティは、Trend Microが発売する、中小企業向けのセキュリティソフトです。他社と比較すると、少ないIT人材でも運用できるように管理コンソールを使いやすくしたり、操作を簡略化したりなどの工夫が見受けられます。 使いやすさはもちろん外部からの攻撃や内部からの情報漏えいなどを防ぐ基本的な機能が充実した製品です。

対応OS 法人向けプラン
Windows,Mac,Android, iOS 要問合せ

アバスト インターネットセキュリティ

アバスト インターネットセキュリティはavastが開発する、基本的に無料で利用できるセキュリティソフトです。無料で導入できることから世界的に幅広く利用されていて、人気が高まっています。セキュリティソフトの中でも無料をアピールしていることから、個人で利用するものだと思われがちですが、法人向けに有料プランが設けられている点は抑えておきましょう。
なお、有料プランは無料プランよりも機能が多く提供され、個人では不要でも企業では求めるようなものが含まれています。企業全体のセキュリティを高める意味でも、有料プランを選択した方が良いでしょう。無料プランでも最低限の効果を発揮してくれますが、企業では有料プランをおすすめします。

対応OS 法人向けプラン
Windows,Mac,Android, iOS エッセンシャル ビジネス セキュリティ など

Symantec

Symantecは企業で利用するセキュリティソフトを中心に開発する企業です。セキュリティの強化はもちろん、企業向けのサービスを幅広く展開しています。セキュリティソリューションの種類は多く、セキュリティソフトを軸に総合的な強化を実現できるでしょう。また、時代の変化とともにクラウド化を進めていて、社外からでも状況を把握したり設定変更を施したりできるコンソールを提供しています。

対応OS 法人向けプラン
Windows,Mac,Android, iOS,Linux 要問合せ

企業がセキュリティソフトを比較・選ぶ5つのポイント

これからセキュリティソフトを比較する際は、どのような観点を持てば良いか紹介します。

  • 機能
  • 料金
  • 動作の軽量さ
  • サポート体制
  • インストールできるOSや台数

機能

セキュリティソフトとひとまとめにされていますが、その細かな機能は異なります。そのため、どのようなセキュリティを求めているかによって、適切な機能を提供しているものを選択しましょう。 例えば、最低限のマルウェア対策が提供されているものもあれば、外部からの攻撃を遮断したりアラートを出したりしてくれるものもあります。比較すると機能にはいくつもの違いがあるため、この点を考慮することは重要です。なお、機能が多ければ多いほど価格が高まる傾向にあるため、機能とコストを踏まえた比較も実施しましょう。

料金

セキュリティソフトの料金に注目し、まずは無料と有料を比較して検討すべきです。コストを抑えたいならば無料、サポートなどを求めるならば有償が良いでしょう。法人で導入する場合は、素早くサポートしてもらえるほうが安心です。
また、有料のものを選択する際は、機能数が多いほど料金が高くなる傾向があります。比較して、必要以上に高額なセキュリティソフトを採用しないように注意すべきです。
加えて、同じ製品でも複数の料金プランが設けられている場合があります。例えば、1年プラン、3年プランの選択肢があり、3年プランの方が割安に設定されているなどです。セキュリティソフトウェア間を比較するだけではなく、セキュリティソフト内の料金プランも比較することが重要です。

動作の軽量さ

動作の軽量さも比較しておきたいポイントです。セキュリティソフトの中には、パソコンやスマートフォンの動作に影響を与えてしまうものが含まれるため、事前に確認しておきましょう。ただ、動作が軽いかどうかは導入前に利用者が簡単には判断できません。
そのため、軽量さを比較したいならば、AV-Comparatives「Performance Test April 2024」と呼ばれるランキングを参考にしましょう。第三者機関が実際にセキュリティソフトを動作させて、その結果を比較しランキングにしています。

サポート体制

利用者向けのサポート体制が整っているかどうかも比較したいポイントです。基本的にセキュリティソフトは、利用者が自分たちで設定したり、運用したりしなければなりません。ただ、場合によっては思うように設定できないなどのトラブルが生じます。このときに、サポートしてもらえるかどうかは重要です。
特に法人としてセキュリティソフトを導入する場合は、サポート体制が整っている製品をおすすめします。標準でサポート体制が整えられていることもあれば、追加料金でサポートを契約することもあるため、比較してみましょう。

インストールできるOSや台数

近年は、セキュリティソフトを購入すると、複数のOSや端末にインストールできる場合があります。もし、社内で複数の端末にインストールしたい場合は、どのOSに対応しているかどうかを比較しておきましょう。例えば、パソコンであればWindowsとMacに対応しているかどうかや、スマートフォンならばAndroidやiOSに対応しているかです。
また、複数の端末にインストールしたい場合は、何台まで対応しているかも比較すべきポイントです。社内で導入を想定している台数を網羅できているか確認します。なお、法人で大量の端末にインストールする際は、営業などに問い合わせが必要となるかもしれません。

セキュリティソフトの比較でよくある質問

セキュリティソフトを比較する際によくある質問を紹介します。

無料のソフトでも十分か

無料のセキュリティソフトが登場しているため、こちらでも十分であるかどうかはよくある質問です。近年は、有料と遜色ない製品が登場しているため、場合によっては無料を選択しても良いでしょう。ただ、無料版を選択する場合は、第三者機関の評価が高いものを選択すべきです。なお、無料版と有料版が同じベンダーから提供されていると、無料版は機能が制限される可能性があるため注意してください。

セキュリティソフトは必要なのか

そもそもセキュリティソフトが必要であるかどうかも、よくある質問です。人によって考えは異なりますが、基本的には必要であると考えましょう。セキュリティソフトを追加で導入することで、パソコンやスマートフォンなどのセキュリティを高められます。
例えば、WindowsにはWindows Defenderと呼ばれる機能が搭載され、標準でセキュリティソフトのような機能を提供しています。ただ、機能数やセキュリティ対策の更新頻度は、ベンダーが開発するセキュリティソフトが充実している状況です。そのため、標準の機能だけではなく、追加でセキュリティソフト等も導入することが望ましくなっています。

セキュリティソフトとウイルス対策ソフトの違い

ウイルス対策ソフトは、セキュリティソフトの一部です。セキュリティソフトは幅広いセキュリティ対策を提供し、それらの中でもウイルスに関連する部分だけをピックアップしたものがウイルス対策ソフトであるといえます。セキュリティソフトほど強固な仕組みが必要とされない場合に利用されます。

セキュリティソフトの導入はPCホスピタルにお任せください

セキュリティソフトの概要と比較する際のポイント、そして具体的におすすめの製品を紹介しました。
どのセキュリティソフトを導入すべきかお悩みの場合は、PCホスピタルへご相談ください。業務内容に最適なセキュリティソフトの選択からセットアップ、導入後のサポートまで安心してお任せいただけます。

PCホスピタルのセキュリティソフト導入サポートについて詳細を確認する
出張地域・近隣店舗を確認する連絡先に追加する
上部へ
戻る