SSDの寿命はHDDより長い?寿命を延ばすポイントを解説!

SSDの寿命はHDDより長い?寿命を延ばすポイントを解説!

SSDの寿命はどのくらいなのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。SSDの寿命は一般的には10年程度と言われていますが、使い方によって大きく変わります。

本記事ではSSDの寿命について解説します。SSDの寿命は何で決まるのかや、寿命を延ばすポイントについてもまとめました。

本記事を読むことでSSDが搭載されたパソコンを安心して使い続けられるようになります。

SSDとHDDの寿命の違い

パソコンにはストレージと呼ばれる、データを長期間保管する装置が備わっています。パソコンに保存した画像や動画などはすべてストレージに保存されます。また、保存したデータを閲覧する際も、ストレージにアクセスする必要があります。

ストレージには大きくHDDとSSDの2種類があります。HDDの寿命は5年程度と言われていますが、SSDは10年程度と言われています。もっとも、パソコンの使い方などによっても寿命は大きく変わります。ただ、基本的にはSSDの方が寿命が長いと言えます。

そもそもHDDとは?

HDDはハードディスクドライブのことで、昔から使われているパソコンのストレージです。

HDDの中にはプラッターと呼ばれるデータを記録する円盤が組み込まれています。その他、プラッターを回転させるためのスピンドルモーター、プラッターからデータを読み書きする磁気ヘッドが搭載されています。

HDDでは、プラッターが回転しながら磁気ヘッドが移動することによって、データの読み書きを行っています。

HDDはSSDより値段が安いのが特徴です。反面、内部で多くの部品が動く分、壊れやすく寿命も短いのがデメリットと言えます。

そもそもSSDとは?

SSDはソリッドステートドライブの略であり、最近のパソコンに多く搭載されているストレージです。

SSDはHDDと違い、フラッシュメモリにデータを読み書きします。HDDのように円盤などを物理的に動かすわけではありません。SSD内のコントローラーという部品が、複数のメモリに分散してデータを保存しています。

そのため、故障のリスクが低く寿命も長いのが特徴です。また、読み書きの音も静かです。更に、円盤がないため小型化できるというメリットもあります。

反面、HDDに比べると価格が高いのがデメリットです。価格を抑えるためには、容量が小さいタイプを選ばなくてはいけません。しかし、それ以上に多くのメリットがあります。

SSDの寿命は何で決まる?

SSDの寿命は次の3つの要因に左右される場合が多いです。

  • 書き込み回数
  • 空き容量
  • 使用環境

1つ1つの要因について詳しく解説していきます。

書き込み回数

SSDは書き込み回数に上限があります。書き込み数の上限を超えると、それ以上使うことができなくなり、SSDが寿命を迎えたということになってしまいます。

SSDのスペック表などには「TBW」が記載されています。TBWは書き込み回数の上限を表す数値です。たとえば100TBWの場合、100TBまでしか書き込めないということです。

しかし、最近のパソコンに搭載されるSSDは書き込み回数の上限が非常に多いです。上限を超える前にパソコンの寿命が先に来るので、一般的な方法で使用するのであれば、あまり気にする必要はありません。

空き容量

SSDは空き容量が少ないと劣化が進みやすくなります。それには、SSDの仕組みが関係しています。

SSDはデータを保存する場所が少なくなると、SSD内のデータを移動させて、無理やり空きを作ってそこに保存します。データを移動させる分、読み書き回数が増えてしまいます。すると、SSDの劣化が進みやすくなります。

劣化を防ぐためにも、不要なアプリや画像・動画などは定期的に削除し、空き容量をしっかり確保することが大切です。

使用環境

SSDは使用環境が悪いと寿命が早まってしまいます。SSDは精密機器であり、内部で電子が動いているため、周囲の環境に影響を受けやすいです。

たとえば、机の上がホコリまみれだったり、直射日光が当たるなど高温な場所でパソコンを使用したりすると、SSDが劣化しやすくなります。

パソコンを長持ちさせたい方は使用環境にも気をつけましょう。

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SSDが壊れる前兆はある?

SSDは急に壊れることが多いと言われることもありますが、実際はそんなことはありません。読み書き回数の上限を超えたらSSDは使えなくなりますが、そもそも上限を超えることはめったにないです。

ただし、次の3つの症状があった場合、SSDの劣化も疑ってみましょう。

  • パソコンの起動が安定しない
  • 読み込みに時間がかかる
  • SSDが認識されない場合がある

これらの症状があった場合、SSDが壊れる前兆の可能性もゼロではありません。1つ1つの症状について詳しく解説していきます。

パソコンの起動が安定しない

パソコンの起動が安定しない場合、SSDが劣化している可能性も考えられます。

具体的には、パソコンが急にシャットダウンしたり、電源ボタンを押しても起動しないときがあったりする場合です。このような場合、SSDが正常にパソコン本体にアクセスできていないかもしれません。

読み込みに時間がかかる

メモリが劣化すると、読み込みに時間がかかることもあります。SSDは処理スピードが早いのが特徴ですが、劣化するとアプリやファイルを中々開けない、といった場合があります。

ただ、パソコンの動作が遅い場合、原因は他にある可能性も高いです。

  • 通信環境が良くない
  • ウイルスに感染している
  • 複数のアプリを使いすぎている
  • スタートアップアプリが多く稼働している
  • メモリのスペック不足

これらに原因がないことを確認した後に、SSDの劣化を疑いましょう。

SSDが認識されない場合がある

SSDが認識されない場合、深刻な障害が発生している可能性も考えられます。 認識されない場合パソコンを起動しても、SSDが存在しないことになっておりOSの起動ができません。画面上にエラーメッセージが表示される場合もあります。

SSDが認識されないことがあるなら、故障に備えてバックアップを取ってきましょう。また、早めに修理業者に相談する、あるいはパソコンを買い替えることをおすすめします。

SSDの寿命を延ばすポイント

SSDの寿命を延ばすポイントについて解説します。ポイントは次の3つです。

  • スリープとシャットダウンを使い分ける
  • パソコンのメモリ容量を確認する
  • データを他のストレージに移す

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

スリープとシャットダウンを使い分ける

SSDの寿命を延ばしたいなら、パソコンのスリープとシャットダウンを使い分けることが大切です。

スリープ状態だと消費電力は節約できるものの、SSDは動き続けてしまいます。シャットダウンの場合、SSDの動きは完全に止まります。長時間パソコンを使わないなら、シャットダウンさせることをおすすめします。

ただし、電源を落とすときと起動するときは、ストレージに負担がかかるため、こまめにシャットダウンしすぎるのも良くありません。数分使わないだけならスリープが良いです。

パソコンのメモリ容量を確認する

パソコンのメモリ容量を確認することも大切です。メモリとはデータを一時的に保管するパーツのことです。メモリは作業机、ストレージは引き出しによくたとえられます。作業机が広いほど、多くの作業を同時にこなすことが可能です。

パソコンを快適に使いたいならメモリ容量は8GB程度がおすすめです。動画編集やゲームなど重い作業を行う場合は、16GBを選んだ方が良い可能性もあります。

また、メモリの性能はストレージの寿命にも関わってきます。メモリが不足しているとパソコンは、ストレージの一部をメモリ代わりに使い始めるためです。ストレージをメモリ代わりに使うと、ストレージへのアクセス数が急増してしまいます。

結果、ストレージの寿命が短くなってしまいます。これを防ぐために、メモリ容量にはある程度余裕を持つことが大切です。

データを他のストレージに移す

空き容量が少ない場合、データを他のストレージに移すことが大切です。先程解説した通り、空き容量が少ない状態で使うと、SSDの寿命が短くなる場合があります。

空き容量が少なくなったら、Google Drive、OneDriveなどのクラウドストレージにデータを移動させると良いでしょう。また、外付けのHDDやSDDを使う手もあります。

パソコンが遅いと感じるならSSDを交換するのがおすすめ

パソコンが遅いと感じるなら、SSD交換も検討することをおすすめします。SSDを交換することで、動作が早くなる可能性もあります。

また、現在HDDを使っている場合はSSDに交換するだけで、処理スピードが向上する可能性が高いです。 更に、処理スピードだけでなく、SSDには音が静か、耐衝撃性が高い、省電力でバッテリーが長持ちするなどメリットが多くあります。

HDD・SSDを交換して作業効率を高めたい方はお気軽にご相談ください。なお、PCホスピタルではパソコンの状態をチェックし、パソコン自体を買い替えた方が良い場合はそのように伝えます。そのため、安心して修理を依頼することが可能です。

PCボスピタルはSSDの寿命が近いトラブルのサポートが可能です

本記事ではSSDの寿命について解説しました。SSDの寿命は何で決まるのかや、SSDの寿命を延ばすポイントなどがお分かりいただけたかと思います。

SSDの寿命は一般的にはHDDより長いと言われています。HDDと違って、内部のパーツが複雑に動くわけではないためです。耐衝撃性も高く、パソコンを落とした際などもSSDの方が壊れる可能性が低いです。

ただし、空き容量が不足しているのにそのまま使用したり、ホコリが溜まっているなど使用環境が悪かったりすると、SSDの寿命が早まることもあるので注意が必要です。

PCホスピタルではHDD・SSDの交換にも対応しています。HDD・SSDを交換することで、処理速度が改善する可能性があります。特にHDD⇒SSDへの交換は効果が高い場合が多いので、作業効率を高めたい・余計なストレスをなくしたい方はお気軽にご相談ください。

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