正しい姿勢やストレッチ、リストレストでパソコン腱鞘炎対策をしよう

正しい姿勢やストレッチ、リストレストでパソコン腱鞘炎対策をしよう

今や、パソコンは仕事先だけでなく家庭にも置いてあるほど身近なアイテムです。ネットで調べものをしていたらついつい長時間使用していた、という方も少なくないでしょう。

しかし近年、パソコンの長時間使用が原因で「パソコン腱鞘炎」にかかる方が増えています。一度発症すると痛みが継続する上、パソコンを日常的に使用する方は治るまでとても時間が掛かります。

そこで今回は、正しい姿勢やストレッチ、リストレストなど、パソコン腱鞘炎対策をご紹介します。

パソコン腱鞘炎になるとどうなる?

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パソコン腱鞘炎は、マウスやキーボードを長時間操作することが原因で起こる腱鞘炎を指します。主な症状として知られているのは下記の通りです。

・指の関節部分がこわばっている

・指を曲げ伸ばしすると痛む

・手首や親指の付け根が痛む、腫れて熱を持つ

・手に力が入らない、手や腕がしびれる

・手首から肘に不快感やだるさを感じる

パソコン腱鞘炎は放っておくと悪化する可能性があるため、症状に気付いたら早めに病院に行きましょう。

パソコン腱鞘炎の原因

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パソコンを長時間使用していてもパソコン腱鞘炎にならない人もいれば、比較的短時間の使用でもパソコン腱鞘炎になってしまう人もいます。パソコン腱鞘炎はどのようなことがきっかけで起こるのでしょうか?

主な原因は、手首・指の使い方と姿勢にあるといわれています。

キーボードやマウスを使用する際は、手首や指の腱(骨と筋肉をつなぐ組織の1つ)と腱鞘(腱を包み込んで固定する組織)に負担が掛かります。長時間使い続けた場合や必要以上に力を入れて操作した場合、筋肉の緊張状態が続いて腱や腱鞘に炎症が起こり、腱鞘炎が起こりやすくなります。

パソコン腱鞘炎対策

パソコン腱鞘炎にならないためにも、対策法を知り、実践することが大切です。

ここでは、パソコン腱鞘炎の6つの対策方法をご紹介します。

【1】正しい姿勢を心掛ける

正しい姿勢を身につけることにより、腕や手首に掛かる負担を最小限に抑えることができます。パソコンを操作する際は、以下の点に注意してください。

・足を組まず、足の裏をきちんと床につける

・軽くアゴを引き、背筋を伸ばす

・肘の角度を90度にし、手首を曲げない

肘から手首が無理なく机の上に置ける姿勢を心掛けると良いでしょう。

【2】こまめに休憩をとり、ストレッチをする

腱鞘炎の原因の1つに手首や指の使い過ぎが挙げられます。こまめに休憩をとり、手首を休めましょう。

最低でも1時間に一度は休憩を挟み、軽い運動やマッサージ、ストレッチをするのがおすすめです。

【3】マウスの手入れをする

マウスが動かしづらいと、手首に余計な力が入ってしまいます。気がついたときで構わないため、マウスパッドやマウスの手入れをして無理に動かす必要がないようにしましょう。

【4】手指の力を抜いて作業する

キーボードを打つ際やマウスをクリックする際は、できるだけ手指の力を抜きましょう。軽く押すだけでもパソコンは反応します。必要以上に力を入れないことが重要です。

【5】熱やこわばりを感じたら冷やす

作業をしていて、手首や指に熱、こわばりを感じる場合は湿布で手を冷やしましょう。冷やすことで腱の炎症を抑えることができます。

【6】リストレストで負担軽減

リストレストやアームレストを利用して手の疲れを軽減しましょう。長時間の作業による手首の緊張を和らげる効果もあります。

使いやすいようにパソコンの設定設置はおまかせください

普段パソコン作業をする機会が多い方は特に、パソコン腱鞘炎に気をつけましょう。腱鞘炎は一度発症すると治るまで時間が掛かるため、腱鞘炎にならないように、なってしまった場合は悪化しないように対策をとりましょう。

今回ご紹介した対策方法は、意識的に行えば継続可能な簡単なものばかりです。ぜひ実践して、健康的なパソコン生活を送りましょう。

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