インターネットを賢く利用しよう!メディアリテラシーの意味と必要性
情報を伝える媒体(メディア)は、新聞などの活字からテレビなどの放送メディアへ進化し、さらにインターネットへと進化しました。さまざまなメディアが発する情報は爆発的に増えています。
特に、誰もが自由に情報を発信・閲覧することができるインターネットにおいては、真実と異なる情報や違法性のある情報であふれかえっています。
このような情報の海の中で、必要な情報を取り出すにはどうしたら良いのでしょうか?また、情報を活用するために必要な能力とは何でしょうか?その答えの1つが「メディアリテラシー」です。
そこで今回は、メディアリテラシーの意味と必要性についてご紹介します。
1.メディアリテラシーとは
メディアリテラシー(media literacy)とは、メディア(新聞・テレビなどのマスメディア、本・雑誌などの出版物、映画や音楽、インターネット、ソーシャルネットワーキングサービスなど)を通して伝わるさまざまな情報から、必要な情報を必要な時に抜き出して活用する能力のことです。
対象メディアをインターネットに限定し、「インターネットリテラシー」と呼ぶこともあります。
2.メディアリテラシーの必要性
情報を伝えるメディアの進化に伴い、日々目にする情報量は膨大になっています。しかし、含まれる情報量が膨大になったことにより、嘘の情報も大量にあふれる結果になりました。
そのため、膨大な情報の中から、信頼できる必要な情報を見つけ出す能力が必要となります。
また、インターネットを利用したブログ、掲示板、SNSなどの利用におけるトラブルや事件・事故も近年多くなっています。インターネットの特性上、一度発信した情報を取り戻すことはほぼ不可能です。顔が見えないからといって、考慮不足の書き込みにより他人を傷つけたり、重要な情報を漏えいさせたりしてしまうこともあります。
現代においては、インターネットを含む各メディアの特徴(メリット、デメリット)とリスクを理解して活用する能力として、メディアリテラシーが非常に重要とされています。
3.メディアリテラシーを身に付けるために
メディアリテラシーを身に付けるための取り組みは、各地方自治体や学校でも始まっています。特に子どもは情報の取捨選択をする能力が未熟なため、早めのうちからメディアリテラシーに関する教育がなされています。
それでは、私たち大人はメディアリテラシーを身に付けるためにどうしたら良いのでしょうか?
3-1.【1】誰が情報を発信しているか確認する
見つけ出した情報が果たして本当に正しい情報であるのかを確かめるために、まずは誰が発信しているのかを確認しましょう。
情報に発信者が明記されているか、プロフィールが公開されているか、その人はその情報に詳しいのかを確認するだけでも、嘘の情報をフィルタリングすることができます。
3-2.【2】同様の記事や情報を比較する
情報の発信源は1つではありません。同様の記事を見ることによって内容を比較し、情報の正確さや曖昧さを見極めましょう。
3-3.【3】事実を述べているのか、私見なのかを見極める
記事や投稿の中には、さも事実であるかのように個人的見解を書いてある場合もあるため、注意しましょう。
3-4.【4】内容に根拠があるか、矛盾がないかを確認する
最近は、新聞やTVで報道されているから真実、とはいえない状況です。いわゆる「誤報」も少なくないため、内容をよく吟味して、根拠が乏しく矛盾がある場合は注意が必要です。
3-5.【5】セキュリティやプライバシーに関する知識を身に付ける
ハードルの高い方法ですが、セキュリティやプライバシーに関する法律や条例など、最低限のルールを勉強しておくことも大切です。
昨今では、SNSの利用に関する規則を従業員行動規範などで定める企業も少なくありません。一社会人として、情報の発信には気を付けましょう。
3-6.【6】客観的に判断するクセを身に付ける
情報が間違っている場合もあるという認識を持ち、自分で調べた複数の情報から客観的に真偽を判断しましょう。それを繰り返すことにより、自然とメディアリテラシーが身に付いていくはずです。
情報を取捨選択してインターネットを賢く利用しましょう
インターネットなどのメディアから得られる情報は膨大であり、インターネットは外部知識の宝庫として非常に有効なツールです。しかし、メディアリテラシーを持っていない状態で扱うと、思わぬ事件に巻き込まれることもあります。
メディアリテラシーを身に付け、自分で情報を取捨選択し、インターネットを賢く利用しましょう。
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