パソコンのカメラが映らない原因と対処法は?外付けカメラも解説!

パソコンのカメラが映らない原因と対処法は?外付けカメラも解説!

パソコンのカメラが急に映らなくなってしまった、という方もいるのではないでしょうか。パソコンのカメラが使えないと仕事でWeb会議を行う場合に困ってしまいます。

本記事ではパソコンのカメラが映らない原因と対処法について解説します。パソコンの内蔵カメラだけでなく、外付けカメラの場合の解決法もまとめました。

本記事を読むことでパソコンのカメラが映らない問題を解決できます。カメラが映らなくて困っている、という方はぜひお読みください。

パソコンのカメラが映らない原因

パソコンのカメラが映らない場合、原因は次の4つに分けられます。

  • アプリ側の問題
  • パソコンの設定の問題
  • アクセスランプが点滅しているか
  • パソコン・カメラの故障

まずは原因を特定することが大事です。原因を特定しないことには、対処法も見えてきません。1つ1つの考えられる原因について詳しく解説していきます。

アプリ側の問題

ZoomやSkypeなどのWeb会議アプリを使っている場合、そのアプリでの設定に問題がある可能性がまず考えられます。多くのWeb会議アプリは設定でカメラやマイクのオン/オフを変更できます。

たとえばZoomの場合、「ミーティング参加の際にマイビデオをオフにします」にチェックが入っていると、カメラが映らなくなってしまいます。

また、カメラがオンになっていても、アプリの不具合でカメラが映らなくなっている可能性もあります。

他のアプリなら問題なく映るという場合、アプリ側の問題の可能性が高いです。

パソコンの設定の問題

パソコンの設定に問題があって、カメラが使えなくなっている可能性があります。パソコンにはカメラやマイクのオン/オフを切り替える機能が存在します。カメラをオフにすることで、間違って自分の顔を部屋に映すことを防げます。

カメラが映らない場合、知らないうちにカメラをオフにしてしまった可能性もあります。

また、最近のパソコンはカメラにシャッターが付いていることもあります。シャッターが付いたままだと、カメラは映りません。

ドライバーの不具合

ドライバーの不具合でカメラが映らない可能性もあります。

ドライバーとはパソコンの部品や機器を動かすのに必要なソフトウェアを指します。キーボードやマウスをパソコンに接続するには、それぞれ専用のドライバーが必要です。それと同じで、パソコンにカメラを接続する際にもドライバーが必要です。

ドライバーがインストールされていなかったり、不具合があったりすると、カメラが映らなくなります。この場合、ドライバーの更新で解決する可能性が高いです。

カメラの故障

カメラが故障してしまっていることも考えられます。パソコンに衝撃を与えたり、水没させたりした結果、内蔵カメラが壊れてしまった可能性があります。カメラが全く映らないのではなく、映ったり映らなかったりする場合、本体の故障が原因かもしれません。

外付けカメラなら故障しても交換すれば良いだけですが、内蔵カメラの場合、パソコンの分解修理が必要になります。分解修理は自分で行うことが難しいです。

パソコンのカメラが映らない場合の対処法

パソコンのカメラが映らない場合、次の5つを順番に試してみることをおすすめします。

  • パソコンを再起動する
  • カメラスイッチやボタンを確認する
  • Windows標準のカメラアプリで確認する
  • アクセス許可を設定する
  • ウイルス対策ソフトを一旦オフにする

これらを試すことで、カメラの不具合が解決する場合が多いです。1つ1つの対処法について詳しく解説していきます。

パソコンを再起動する

まず試したいのがパソコンを再起動することです。普段パソコンをシャットダウンしている方も、再起動してみることをおすすめします。

再起動することで、パソコンのメモリがリセットされます。メモリに残ったファイルが原因でカメラに不具合が起きているなら、再起動で改善する可能性が高いです。シャットダウンだと、メモリがリセットされない場合があります。

Windows 11でパソコンを再起動する手順は次のとおりです。

Windows 11でパソコンを再起動する手順
  1. スタートメニューをクリックする
  2. 「電源」マークをクリック
  3. 「再起動」をクリック

パソコンを再起動したら、カメラが映らないか確認してみましょう。

カメラスイッチやボタンを確認する

一部のノートパソコンにはカメラスイッチやボタンが備わっています。スイッチやボタンを切り替えることで、カメラが映る可能性があります。

ただし、スイッチやボタンの位置はパソコンの機種によって異なります。キーボードの右上やパソコンの側面などにスイッチやボタンがないか探してみましょう。

Windows標準のカメラアプリで確認する

Windows標準のカメラアプリを一度立ち上げてみましょう。

アプリ側の設定や不具合が原因でカメラが映らないと特定するのに、標準のカメラアプリは有効です。もし標準のカメラアプリで問題なく映るなら、アプリ側の問題だと分かります。

標準のカメラアプリを立ち上げる手順は次のとおりです。

標準のカメラアプリを立ち上げる手順
  1. スタートボタンをクリック
  2. 「すべてのアプリ」をクリック
  3. 「カメラ」をクリック

アプリが起動すると、画面にWebカメラの映像が表示されます。もし表示されない場合、アプリの右上にあるカメラアイコンをクリックしましょう。すると、カメラが順番に切り替わっていきます。カメラを切り替えたら映らないか確認できます。

アクセス許可を設定する

パソコンの設定により、カメラが映らなくなる場合もあります。

特に注意したいのが、パソコンのプライバシー設定です。プライバシー設定がオンになっていると、カメラが映らなくなってしまいます。

Windows 11の場合、アプリごとのプライバシー設定を変えることが可能です。Zoomではカメラを有効にするが、Skypeでは有効にしない、といったことができます。

使っているアプリのプライバシー設定を変更する手順は次のとおりです。

アプリのプライバシー設定を変更する手順
  1. スタートボタンをクリック
  2. 「設定」をクリック
  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
  4. 「カメラ」をクリック
  5. アプリごとのプライバシー設定を確認する

設定をオンにしたらカメラが映らないか確認してみましょう。

ウイルス対策ソフトを一旦オフにする

カメラが映らない場合、ウイルス対策ソフトを一旦オフにしてみましょう。ウイルス対策ソフトは、パソコン内で常に稼働し続け、ウイルス感染状況を確認しています。

何らかの理由でウイルス対策ソフトがカメラへのアクセスをブロックしている可能性があります。まず、パソコンにウイルス対策ソフトがインストールされているか確認しましょう。

複数のウイルス対策ソフトがインストールされている場合、1つに絞って他はアンインストールすることをおすすめします。複数稼働させると、ソフト同士が競合して不具合が生じるリスクがあるためです。

ウイルス対策ソフトを1つに絞ったら、そのソフトを一旦オフにし、カメラが映らないか確認してみましょう。確認後、オンにし直すのを忘れないでください。

外付けカメラが映らない場合の対処法

続いて、外付けカメラが映らない場合の対処法について解説します。対処法は次の2つです。

  • カメラとパソコンの接続状況を確認する
  • ドライバーの再インストールを行う

1つ1つの対処法について詳しく解説していきます。

カメラとパソコンの接続状況を確認する

外付けカメラが映らない場合、カメラとパソコンの接続状況を確認しましょう。接続がしっかりできていないと、パソコンがカメラを読み込めません。

正しく接続できている場合、もう一度接続し直してみたり、他のUSBポートに挿してみたりすることも試しましょう。延長ケーブルを使っているなら、使わずに直接挿してみます。

また、予備の外付けカメラがもしあるなら、そちらで試してみましょう。別の外付けカメラで映る場合、カメラが故障している可能性もあります。

ドライバーの再インストールを行う

外付けカメラはドライバーがインストールされていないと動きません。また、インストールされている場合も、何らかの不具合が起きており、カメラが映らなくなる場合があります。

カメラが映らない場合、一旦ドライバーの再インストールを行いましょう。

ドライバーの再インストールを行う手順は次のとおりです。

ドライバーの再インストールを行う手順
  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「デバイスマネージャー」をクリック
  3. 「カメラ」などの項目から外付けカメラの名前を探す
  4. 外付けカメラの名前を右クリック
  5. 「ドライバーの更新」をクリック

後は画面の指示に従って再インストールを進めます。なお、再インストールを行う際は、パソコンの再起動が必要になります。

パソコンのカメラが故障している場合は?

上記で解説した対処法を試しても映らない場合、カメラが故障しているのかもしれません。カメラが故障している場合、次の3ついずれかの対処を取る必要があります。

  • パソコン・カメラを買い替える
  • メーカーに修理を依頼する
  • PCホスピタルに修理を依頼する

各対処法について詳しく解説していきます。

パソコン・カメラを買い替える

外付けカメラが故障している場合、買い換えるのがおすすめです。3,000円以下の安い外付けカメラもあります。

また、外付けカメラを買わなくても、内蔵カメラで十分な場合もあります。外付けカメラは画質が良かったり、カメラの角度を調整できたりするメリットがありますが、Web会議などを行うだけなら内蔵カメラでも問題はありません。

問題は内蔵カメラが故障している場合です。内蔵カメラの交換はパソコンを分解する必要があり、非常に難しいです。

カメラ以外にも故障箇所が見つかる、あるいはパソコン自体がもう古く4〜5年以上使っている、という場合はパソコン自体を買い替えるのも手です。

まだ、新しい場合は、パソコンを修理に出すことをおすすめします。

メーカーに修理を依頼する

パソコンの修理は、メーカーに依頼することもできます。メーカーは自社のパソコンの修理を受け付けている場合が多いです。修理依頼は基本的には公式サイトから行います。店舗に持ち込むのではなく、修理センターにパソコンを配送して修理してもらう場合が多いです。

メーカー修理のメリットは、保証対象になる場合、無料か割引価格で対応してもらえる点です。保証対象になるなら、積極的に利用したいです。ただし、保証期間は1年と短いうえに、対象になるのはメーカー責任での故障の場合のみです。

また、純正パーツで修理してもらえるのもメリットです。内蔵カメラの交換に関しても、純正パーツを使って対応してくれます。使用感が以前と変わることがありません。

デメリットは保証対象にならない場合高額になってしまうことと、パソコンが戻ってくるまで早くても1〜2週間はかかってしまうことです。

PCホスピタルに修理を依頼する

PCホスピタルは大手のパソコン修理業者です。PCホスピタルにはメーカー修理にはないメリットがいくつかあります。

まず、修理スピードが早いです。宅配修理だけでなく、持込修理にも対応しています。カメラそのものが物理的に壊れておらず設定で解決できる症状でしたら、予約して店舗にパソコンを持ち込めば、最短即日で修理することが可能です。

また、修理料金が安いのも特徴です。保証対象になるならメーカーに依頼するのがおすすめですが、対象外ならPCホスピタルに依頼した方が費用を抑えられます。

加えて、データを保護して修理できるのも大きなメリットです。バックアップを事前に取っていなくても、データが消える心配がありません。メーカー修理の場合、パソコンが初期化されてしまうこともあります。データの保護は行っていないので、バックアップ必須です。

PCホスピタルはカメラのトラブル解決サポートが可能です

本記事ではパソコンのカメラが映らない原因と対処法について解説しました。カメラが映らない場合、まず何を確認すれば良いのかお分かりいただけたかと思います。

カメラが映らない場合、原因はアプリなのか、パソコン本体なのか、それともドライバーなのかをまず明らかにする必要があります。本記事で解説した対処法を1つずつ試し、原因を明らかにしていきましょう。

カメラが映らない原因が分からない場合や、パソコン・カメラが故障していると判明した場合は、メーカーやPCホスピタルに相談する手もあります。大手修理業者のPCホスピタルは修理料金が安いうえに修理スピードが早いので、「早くカメラを使いたい」という場合に特におすすめです。また、修理依頼前にバックアップを取るのが不要なのも大きな特徴です。

PCホスピタルのパソコン修理概要
修理対応 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください)
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円
PCホスピタルのwebカメラのトラブル解決サポートについて詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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