キーボードが打てない原因とは?対処法や修理依頼先も解説!
パソコンのキーボードが打てなくなってしまい困っている、という方もいるのではないでしょうか。キーボードが壊れると、できることが大幅に制限されてしまうので、早めに対処することをおすすめします。
本記事ではパソコンのキーボードが打てない原因について解説します。また、キーボードが打てない場合の対処法や修理依頼先についてもまとめました。
本記事を読むことでキーボードが打てないトラブルを解決できます。キーボードが打てなくて困っているという方はぜひ参考にしてください。
キーボードの全部の文字が打てない原因
まず、キーボードの文字が全部打てない場合の原因を解説します。文字が全部打てない場合、次の4ついずれかが原因の可能性が高いです。
- キーボードが正しく接続されていない
- デバイスドライバーの問題
- アプリ側の問題
- フィルターキーがオンになっている
まずはこれら3つを確認してみましょう。1つ1つの考えられる原因について詳しく解説していきます。
キーボードが正しく接続されていない
まず原因として考えられるのが、キーボードがパソコンに接続されていないことです。
有線接続の場合、差込口の奥までしっかり挿し込まれているか確認しましょう。奥まで挿しこめない場合、ホコリやゴミが入っている可能性もあるので取り除いてから挿し直します。後は、ケーブルが断線していないかも確認した方が良いです。
無線接続の場合、電池式ならキーボードの電池を交換してみましょう。充電式なら充電が切れていないかを確認しましょう。また、パソコンとの距離が離れすぎていたり、間に障害物があったりすると、無線接続が上手くいかない可能性があります。
デバイスドライバーの問題
デバイスドライバーとは、周辺機器を動かすために必要なソフトウェアのことです。キーボードをパソコンに繋ぐためにも専用のドライバーが必要です。
ドライバーが何らかのトラブルによって不具合が発生している場合があります。ドライバーの不具合を改善したいなら、再インストールするのが早いです。
デバイスドライバーの再インストールをする方法は次のとおりです。
デバイスドライバーを再インストールする手順 |
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アンインストールした後は、パソコンの電源をオフにして、再び電源を入れます。すると、デバイスドライバーが自動的にインストールされるようになります。
アプリ側の問題
WordやExcelなど特定のアプリだけでキーボードが打てなくなっている場合もあります。他のアプリでは文字が打てないか確認しましょう。
アプリの設定が原因でキーボードからの入力を受けなくなっていたり、アプリに不具合が発生していたりする可能性もあります。
アプリ側の問題だと判明した場合は、一度アプリをアンインストールし、新しいバージョンをインストールし直してみると良いです。
フィルターキーがオンになっている
フィルターキーとはキーボードの誤入力を防ぐための機能です。フィルターキーがオンになっていると、キーの認識速度が遅くなってしまい、長く押し続けていないと文字入力ができなくなってしまいます。
フィルターキー機能をオフにする手順は次のとおりです。
フィルターキー機能をオフにする手順 |
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修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
キーボードの一部の文字が打てない原因
続いて、一部の文字が打てない場合の原因を解説します。キーボードの一部の文字が打てない原因として考えられるのは次の4つです。
- NumLock・CapsLockが押されている
- 入力モードが変わっている
- キーボードに水をこぼした
- キーの破損
一部のみ打てない場合、キーの破損なども原因として考えられます。場合によっては、キーボードを買い替える必要もあります。
1つ1つの考えられる原因について詳しく解説していきます。
NumLock・CapsLockが押されている
NumLockやCapsLockが押されていると、いつも通りに文字が打てない場合があります。
NumLockはテンキーのオン/オフを切り替えるためのキーです。NumLockがオンになっていると、テンキーが使えるようになります。
また、CapsLockがオンになっていると、アルファベットが全部大文字になります。
NumLockやCapsLockのオン/オフを切り替えて、入力がどう変わるか確認してみましょう。
入力モードが変わっている
キーボードの入力モードには次のようなものがあります。
- かな入力
- カナ入力
- ローマ字入力
これらのモードがいつの間にか切り替わってしまう場合があります。
モードを切り替える方法は次のとおりです。
- Alt+ひらがな⇒ひらがな入力に切り替え
- Alt+カタカナ⇒カタカナ入力に切り替え
- Alt+ローマ字⇒ローマ字入力に切り替え
キーボードに水をこぼした
キーボードに水をこぼすと、一部のキーが打てなくなってしまう恐れがあります。キーボードの中に水が入ってしまい動作不良を起こしてしまう場合があるためです。なお、水よりもジュースやお茶など不純物が混じっている液体の方が、より被害が起きやすくなります。
キーボードに水などをこぼしてしまうトラブルは良くあります。パソコンの近くには飲み物を置かないようにした方が安全です。
また、水ではなくゴミやホコリが入っていてキーが上手く押せない、という場合もあります。その場合は、ゴミを取り除けば打てるようになる可能性もあります。
キーを取り外して掃除する手もありますが、少し上級者向けです。初心者の方はパソコン用の「エアダスター」を購入し、それでゴミを取り除くのがおすすめです。
キーの破損
パソコンを落としたりキーを強く押しすぎたりした場合、キーが物理的に破損してしまう可能性があります。キーは精密に作られており、少しの衝撃で折れてしまうこともあるので、丁寧に扱う必要があります。
キーが破損している場合、メーカーやパソコン修理業者に依頼することで、キーボードを交換してもらうことができます。自分でパソコンを分解して修理するのも不可能ではありませんが、非常に難しく、余計に不具合を増やしてしまうリスクもあるのでおすすめしません。
キーボードが打てない場合の対処法
キーボードが打てない場合の対処法は次の3つです。
- パソコンを再起動させる
- パソコンを放電させる
- スクリーンキーボードを使う
1つ1つの対処法について詳しく解説していきます。
パソコンを再起動させる
パソコンを再起動させるだけで、キーボードの問題が解決する可能性があります。再起動すると、パソコンのメモリが一度リセットされます。もしメモリにある何らかのファイルのゴミなどが原因で、キーボードとの接続不良がおきていた場合、再起動すれば解決します。
パソコンを再起動させる手順は次のとおりです。
パソコンを再起動させる手順 |
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パソコンを放電させる
パソコンを長時間連続使用している場合は、一度放電させましょう。パソコンを長時間使うと中に電気が溜まってしまいます。電気が溜まるとさまざまな不具合の原因になります。
パソコンを放電する際はまずシャットダウンし、キーボードを含めた周辺機器を全て取り外します。また、パソコンのバッテリーが外付けタイプになっているなら外します。分解しないとバッテリーを外せないタイプになっているなら、そのままで問題ありません。
その状態でパソコンを30分程度放置します。これにより、パソコン内に溜まった電気を外に逃がすことが可能です。
スクリーンキーボードを使う
あくまで応急処置ですが、キーボードが打てない場合はスクリーンキーボードを使う手があります。スクリーンキーボードをオンにすることで、画面上にキーボードを表示させ、マウス操作にて文字が打てるようになります。
スクリーンキーボードをオンにする手順は次のとおりです。
スクリーンキーボードをオンにする手順 |
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もっとも、マウス操作で文字を打つのはかなり時間がかかります。あくまでキーボードが直るまでの間に使える機能と言えます。
キーボードが打てない場合は交換?修理?
デスクトップパソコンの場合、キーボードだけを簡単に買い替えることができます。キーボードは安いものだと1,000円台で売られています。そこまで使いやすさにこだわらないのであれば、安いもので十分な場合が多いです。
問題はノートPCです。ノートPCは本体とキーボードが一体となっているため、キーボードだけ交換することができません。
対処法としては「外付けのキーボードを使う」というものがあります。外付けキーボードをノートPCに接続すれば文字を打つことは可能です。
ただ、机にキーボードを置くスペースが必要になります。また、マウスも購入しないといけなくなります。加えて、外付けキーボードは持ち運びが不便なのも難点です。
ノートPCの場合は、修理に出す手もあります。修理料金はかかりますが、新しいノートPCを購入するよりは安い場合がほとんどです。
ノートPCのキーボードが打てない場合の修理依頼先
ノートPCのキーボードがどうしても打てない場合、修理に出すことも視野に入ってきます。ノートPCの修理依頼先の候補は大きく2つあります。
- メーカー
- PCホスピタル
どこに修理に出すかによって、修理にかかる期間や修理料金が変わってきます。各修理依頼先のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
メーカー
パソコンのメーカーの多くは自社製品の修理を受け付けています。修理依頼方法はメーカーのホームページに記載されていることが多いです。多くの場合、修理センターにパソコンを送ることで修理してもらいます。
メーカーのメリットは純正パーツと交換してくれる点です。キーボードを全面交換することになった場合も、使用感が以前と変わりません。
また、メーカー責任での故障の場合、無料/割引価格で修理してもらえるのもメリットです。ただし、保証期間は1年程度なことが多いです。また、「水をこぼした」「パソコンを落とした」など自分の問題でキーボードが壊れた場合は、保証対象にはなりません。
保証対象にならない場合、修理料金は高額になる場合が多いです。また、メーカー修理だとどうしても修理期間が長くなり、その間パソコンが使えなくなってしまいます。
PCホスピタル
PCホスピタルにキーボード修理をご依頼いただく手もあります。
PCホスピタルにご依頼いただくメリットは修理スピードが早いことです。宅配修理の他に持込修理も受け付けています。持込修理ならその日にうちで修理完了する可能性もあります。
また、メーカー保証が効かない場合、メーカー修理だと高額になってしまうので、PCホスピタルの利用も検討した方が良いと言えます。
加えて、データを消さずに修理できるのもPCホスピタルのメリットです。メーカーの場合、パソコンを初期化したうえで修理する場合が多く、データが消えてしまうことがあります。
デメリットは非純正パーツでの修理になる点です。純正パーツであることにこだわりたい場合、メーカー修理がおすすめです。それ以外なら、PCホスピタルにご依頼いただく方がメリットが多いです。
キーボードが打てないトラブルはPCホスピタルにお任せください
本記事ではキーボードが打てない原因と対処法について解説しました。
パソコンのキーボードが打てない場合、ちょっとした設定の変更やアプリの不具合の可能性もあります。まず本記事で紹介したチェック項目を1つずつ試してみましょう。
また、キーボードが打てない間は、一時的にスクリーンキーボードを使いましょう。効率はかなり落ちますが、マウス操作だけで文字を打つことが可能です。
それでもキーボードが打てない場合は、パソコン買い替えか修理に出すかを選ぶことになります。また、パソコンを修理に出す場合、修理依頼先の候補としてPCホスピタルやメーカーが挙げられます。自然故障によってキーボードが打てない場合は、メーカーの保証が効く可能性があります。しかし、それ以外の場合はPCホスピタルにご依頼いただく方がメリットが多いです。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)
2015年入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式で年間最優秀店長として表彰される。
保有資格 パソコン整備士検定 取得