よく使う単語はパソコンで単語登録(辞書登録)が便利!単語登録の仕方

人や企業の名前、長くて複雑な単語などを毎回すべて入力する手間を面倒に感じたことはありませんか?うろ覚えの名前だと、入力するたびに資料を引っ張ってきて確認することにもなりかねませんよね。他にも、予測変換では出てこない単語の入力に手間取ることもあると思います。
そのような経験があるなら、単語登録(辞書登録)の利用をおすすめします。よく使用する単語を登録しておくと、次回から入力がずっと楽になるはずです。
同じような文章を入力する手間が省けるだけでなく、入力ミスを防ぐことも出来る便利機能なんです。
スマートフォンの場合、入力に時間がかかるということになりがちですので、この機能を活用している方は多いのではないでしょうか。
実は、そんな便利な機能がパソコンでも簡単に使用できるので、初心者の方も、是非チャレンジしてみてください。
今回は、Microsoft IMEでの入力の無駄やイライラを簡単に解決できる単語登録の仕方についてご紹介します。
Microsoft IMEとはWindows 10に標準で登載されており、文字の入力や変換を可能にするソフトウェアになります。
今回は、入力の無駄やイライラを簡単に解決できる単語登録の仕方についてご紹介します。
ユーザー辞書について

ユーザー辞書とは、Microsoft IMEなどの日本語入力ソフトにおける特殊な変換例がユーザー独自に登録されたファイルのことです。
近年は、Tabキーをクリックすればおおよその予測変換をしてくれるようになってきていますが、難読漢字だったり、あまりポピュラーではない単語や地名、人名や固有名詞、専門用語などは多くの場合一般的な「かな漢字変換機能」で変換することができないので、日本語入力からの英語変換する時などは、ユーザー辞書への単語登録が大変便利です。
変換後の文字列をあらかじめユーザー辞書に登録しておけば、他の一般的な変換候補よりも優先的に変換候補に挙がるようになり、入力作業を素早くかつ正確に行うことができるようになります。
この機能を使っていろいろな単語を登録した結果、パソコンでの入力作業が効率化できると思いますので、試してみましょう。
ユーザー辞書の登録例
例えば、ビジネスシーンで頻繁に使われる下記のような言葉を登録しておくことで、業務がはかどるはずです。
お→お世話になっております。株式会社○○の××です。
お→お疲れ様です。○○部の××です。
よ→よろしくお願いいたします。
か→株式会社○○
お→恐れ入りますが
も→申し訳ございません。
し→失礼いたしました。
ご→ご確認いただきますよう、お願いいたします。


修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
単語登録してみよう!
登録方法はとても簡単です。まず、モニター右下にあるIMEパッドの中からツールボックスを選び、「単語の登録」を選びます。表示されない・選択できない場合は、メモ帳などの文字を入力できるファイルを開くと可能になります。下記にやり方を記載します。
単語の登録方法
Windows 10での単語の登録手順をご説明します。
- パソコンを起動後、画面右下タスクバーの「A」や「あ」などのアイコンを右クリック
- 「単語の登録」をクリックしてダイアログボックスを表示する
- 単語を登録
単語登録のウインドウが開いたら、登録したい単語を「単語」の欄に入力し、「よみ」の欄に読み仮名を入力して「登録」ボタンを押します。
例えば「単語」に「和大」、よみに「かずひろ」と登録した場合は、「かずひろ」と入力して変換ボタンを押せばすぐに「和大」と表示されるようになります。

たくさんの変換候補の中から目的のものを探したり、1文字ずつ変換したりしなくても良くなるため、非常に効率的です。
ユーザー辞書ツールから単語の登録
ユーザー辞書ツールからも単語の登録が可能です。
ユーザー辞書ツールから単語を登録する手順 |
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※一度追加したユーザー辞書のデータは、IME上で操作することでバックアップすることができます。バックアップしておくと、誤って登録データを削除してしまった場合や、パソコンを買い替えたときなどに、改めて単語登録を行うことなく、ユーザー辞書を復元することができます。
一括で単語を登録
登録する単語が多いのであれば、リストを使用して一括で登録することが可能です。
一括用のテキストファイルは最初から手入力で作成するとエラーになる可能性があるので、現在パソコンに設定している単語一覧を出力し、そのファイルから任意で追記していくのがオススメです。
一括で単語を登録する手順 |
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現在入力している文字列を登録
メモ帳、Word、ブラウザ上の入力ボックスなどに入力している文字列を辞書に登録することもできます。
文字入力してから文字列を選択した状態でCtrl+変換キーを押して「単語の登録」を選択、もしくは文字列を選択した状態でCtrl+F7を押すことで単語の登録画面が表示されます。
選択していた文字列が入力された状態になっているので、よみを入力すれば登録することが可能になります。
IME言語バーから単語の登録
IME言語バーから単語を登録することも可能です。IME言語バーの表示方法から説明していきます。
IME言語バーから単語を登録する手順 |
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短縮読みの登録
単語登録の機能を利用して、短縮読みを登録することもできます。
例えば、「単語」に「Microsoft」、「よみ」に「まいくろ」と登録した場合、「まいくろ」と入力して変換すると「Microsoft」と表示されます。また、「単語」の欄に「〒000-0000」などの記号や数字を組み合わせた文字列を登録することも可能です。

名前、住所、電話番号、メールアドレス、会社名など、よく使用する単語は短縮読みとして登録しておくと、入力がとてもスムーズになります。単語の登録で品詞の中から短縮よみを選択すれば登録できます。

文章の登録
単語登録では、文章も登録することができます。例えば、「よみ」に「いつも」と入力すると「いつもお世話になっております。○×商事株式会社 営業担当の山田太郎です。」と変換されるように設定することも可能です。

よく使用するあいさつ文が決まっている場合は、登録しておくと入力が非常に楽になります。
文章以外にも、「よみ」に「せん」と入力して「―――」や「===」と登録することもできます。バージョンによって登録できる文字の長さは変わりますが、基本的には100文字くらいまでなら登録できるようです。
単語登録のサポートをご希望の方はこちら。
便利な辞書ツール

住所や電話番号は、引越しすることで変わってしまうことがあります。単語登録している住所や電話番号も、最新の情報かどうかをたまに確認・修正する必要があるでしょう。
登録した単語の確認・修正をまとめて行いたい場合は「ユーザー辞書ツール」が便利です。画面右下の「A」や「あ」などのアイコンを右クリックした後、「ユーザー辞書ツール」をクリックするとウインドウが開き、今までに登録した単語の一覧が表示されます。

単語を指定して「編集」タブをクリックすると、登録した単語の削除や変更を行うことができます。

登録した単語をまとめて確認できる辞書ツールの表示方法も、ぜひ覚えておきましょう。
プロにパソコン単語登録サポートを依頼するのも対処法

パソコンの辞書登録、文字入力、漢字変換など設定や入力に関するお困りごとがある場合、自力の解決が難しい時もあります。
その場合、プロのパソコンサポート業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。
PCホスピタルはパソコン単語登録のサポートが可能です
単語登録をしておくだけで、文章を入力する際の手間や時間を大幅に減らすことができます。入力間違いも減らせるでしょう。ひと手間掛けるだけで、作業効率が大幅にアップすること間違いなしです。
登録した方が良い言葉に気付くたびに、こまめに単語登録することをおすすめします。
PCホスピタルでは単語登録(辞書登録)や文字入力のトラブル解決のサポートを承っています。お困りのときはぜひご依頼ください。


修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得