PCの復旧方法を解説。突然電源が落ちたりフリーズしたらどうする?

PCの復旧方法を解説。突然電源が落ちたりフリーズしたらどうする?

1.クラッシュしたPCは復旧させることができる

動画をみていたら急に画面が止まったままフリーズしてしまった、ネットで検索をしていたら電源が落ちてしまったという経験はないでしょうか。このようなときは、PC本体がクラッシュしている可能性があります。クラッシュしたPCを自分で復旧したいけれど方法がわからないという人もいるでしょう。

そこでこの記事では、クラッシュしたPCの復旧方法について解説します。復旧作業を行う前に確認するべきことやクラッシュの原因についても理解することで、より安全に元の状態に戻すことができるでしょう。

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2.PCを復旧させる前に確認すること

PCが急にクラッシュすると焦って復旧策を検索して自分でなんとかしようとする人もいます。ただ、検索する前にパソコン本体について確認するべきポイントがあります。ここを押さえてから復旧策を探ることでより効率的に対処することができるでしょう。

PCはデリケートな部品が多く使われているため、クラッシュする原因はひとつではありません。正しい対処法を選ぶためにも、クラッシュした原因についてしっかりと確認しておきましょう。フリーズや電源が落ちる現象が頻発しているときはPCの状態が悪化しているため、放置せずに早めの対処が必要です。

2-1.異音が聞こえないか

PCから異音が聞こえないかを確認しましょう。異音が聞こえる場合、2つの原因が考えられます。ひとつは、PC内部にあるファンが異物と接触している可能性です。ジーまたはブーンという音が聞こえる場合は、ホコリが溜まることでファンの回転速度が上がっている可能性があります。

カラカラという音が聞こえる場合は、電源ユニットのファンに不具合が生じているかファンとケーブルが接触している可能性が推測されます。ケーブルと接触しているだけなら、ケーブルとファンを離すことで解決します。電源ユニットの不具合の場合は修理が必要です。

異音が聞こえる原因のもうひとつは、HDDの故障が疑われるケースです。HDDが故障する原因はさまざまですが、ファンに異常が感じられずHDDの故障が疑われる場合には、通電していると症状を悪化させてしまうためPCの電源を切るようにしましょう。

2-2.電源ランプが点灯しているか

電源ランプが点灯しているかどうかを確認することも重要です。電源ランプが正常に点灯している場合、放電は行われていることが確認できます。放電されている状態でフリーズしているということは、PCが帯電状態にあることが考えられます。

帯電とはPCの内部に不要な電気が溜まっている状態を指します。長時間電源を入れた状態で放置することを繰り返しているとこのような状態を招く恐れがあります。PCは電気で動く精密機器であるため、最大出力以上の電気が流れると部品が破損する可能性が高まります。

部品が破損すると動作に不具合を起こすため、フリーズや電源が落ちるといった事態を引き起こしている可能性も考えられます。

2-3.排熱口にホコリが溜まっていないか

PCが熱を帯びている場合、排熱口にホコリが溜まっていないか確認してみましょう。PC内部にはPCの頭脳でもあるCPUと呼ばれる装置がありますが、この部分がもっとも熱を帯びやすくなっているのです。

PCには冷却ファンといって、熱処理をするための機能が備わっています。通常であれば冷却ファンによって放散される熱が、冷却ファンの排熱口にホコリが溜まることで帯熱状態になることがあります。冷却ファンが正常に作動しないことでCPUの温度が急上昇するとPCが強制終了するのです。

PCが突然強制終了するようになったときには、排熱口にホコリが溜まっていないか確認してみましょう。

2-4.PCを起動することができるか

PCがクラッシュした場合、PCが起動できるかどうかは大きなポイントになります。調子は悪いけれど起動できるという場合は、まずUSBなどにデータのバックアップをとりましょう。HDDが故障してしまうとデータが復旧できなくなる可能性が高いからです。

起動はするけれどエラーメッセージが表示されるというケースもあるでしょう。表示されるメッセージにはいくつかの種類があります。メッセージの内容によってどこにエラーが生じているかが異なります。

  • 「Operating System Not Found」または「OS not found」
  • ディスクはフォーマットされていません
  • STOP:0x0000008E
  • 「Windowsが正しく開始できませんでした」または「DISK BOOT FAILURE INSERT SYSTEM DISK AND PRESS ENTER」

上記のようなメッセージが表示される場合、HDDの故障が疑われるケースがほとんどです。このようなメッセージも表示されず固まって起動できないときもHDDの故障が推測されます。自分で復旧する方法もありますが、自信がない人は専門業者に相談するという方法もありますので、データが消えてしまう前によく検討してみましょう。

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3.クラッシュしたPCの復旧方法

クラッシュしたPCの復旧方法としてHDDを取り出すという手段があります。内蔵のHDDの場合は、PCを分解して行うことになるためしっかりと手順を確認した上で作業を行うことが大切です。

作業には、クラッシュしたPC、取り出したHDD、変換ケーブル、正常に稼働するPCが必要です。注意点について解説しますので、よく理解した上で作業を行うよう心がけましょう。

3-1.HDDを取り出して別のPCに接続する

PCを分解してHDDを取り出せる場合や最初から外付けのHDDを使用している場合は、変換ケーブルを故障しているHDDに接続して、正常に稼働するPCとつなげて復旧する方法があります。

正常に稼働するPC、変換ケーブル、クラッシュしたPCから取り出したHDDを用意したら、クラッシュしたPCからHDDを取り出し、変換ケーブルに接続します。HDDを接続したケーブルの反対側についているUSBを正常に稼働するPCにつないでPCの「コンピューター画面」上でHDDが認識されるかを確認しましょう。

この時点でHDDが認識されているならHDDの故障ではなくPC本体がクラッシュしている可能性が高くなります。HDDが認識されない場合には、HDDの故障が疑われるためデータの取り出しが難しくなります。「データ復旧ソフト」を利用して自分で対処する方法もありますが、難しい場合には専門業者に依頼するという方法もあります。

3-1-1.HDDを取り出す

自分でHDDを取り出す場合の注意点を紹介します。PC本体はもちろんHDDも精密機器です。そのため、取り出し作業には細心の注意を払う必要があります。

パソコンのふたを開けることになるため、まずはPCをシャットダウンしましょう。電源を切ったらコンセントを外します。この際、静電気にも十分に注意しましょう。

3-1-2.バックアップをとる

HDDが取り出せたら接続されているケーブルを丁寧に抜き、変換ケーブルと交換します。正常に稼働するPCに変換ケーブルのUSB側を接続してからPCを起動させます。接続したPCの「コンピューター画面」上でHDDが認識される場合は、HDDが無事であることがわかります。

HDDが無事であれば保存されているデータを正常に稼働しているPCや外付けのHDDに保存することでデータの消失は免れるでしょう。

3-1-3.OSを復元させる

HDDが故障しておらずデータのバックアップが取れたら、HDDを元のPCに戻してリカバリー作業を行いOSを復元させます。リカバリーとは、PCを購入したときの状態に戻す作業のことです。リカバリーを行うことでPCを修復できる可能性が高まります。

比較的新しいPCには、購入時からHDD内にリカバリーするための領域が確保されているためHDDが無事であれば作業可能です。ただしHDDが完全に故障している場合はリカバリー作業をすることはできません。この場合は専門業者に相談することをおすすめします。

リカバリーの具体的な作業については、PCメーカーによって方法が異なるため説明書が必要となります。おおまかに説明すると、設定メニューにある「回復」を起動させて、「ドライブを購入時に戻す」や「リカバリー」を選択します。

リカバリーを行うとHDD内のデータはすべてリセットされるため、バックアップが完全かどうかをしっかりと確認した上で行いましょう。

3-2.データ復旧ソフトを利用する

HDDが故障していない場合、「データ復旧ソフト」を使ってクラッシュしたPCから自分でデータを復旧させることも可能です。ソフトをダウンロードして起動させるという比較的簡単に行える方法で、複雑な操作が必要ないため特に初心者におすすめです。

ただし、市販の「データ復旧ソフト」を購入する必要がある点、クラッシュしたPCが起動していない場合にはHDDを取り出して正常に起動するPCに接続する必要がある点は理解しておきましょう。

どのソフトを利用するかによって具体的な作業方法は異なりますが、基本的な作業はほぼ同じです。そこで以下では基本的な作業について解説しますので、自分にできそうかどうかの判断材料にしてみてください。

3-2-1.起動後のPCでデータ復旧ソフトをダウンロードする

まずはPCを起動させてソフトをダウンロードします。ディスク情報が読み込まれると初期画面が表示されます。そこで、スキャンを行うディスクを選択するとすぐにスキャンが開始されます。

3-2-2.失ったデータを確認する

スキャンが終了するとほとんどの場合、「削除されたファイル」といった画面が表示されます。画面上で消失されたデータを確認してください。データが膨大すぎるときは、フィルター機能を使うことで探したいデータの条件を絞って検索することもできます。

3-2-3.リカバリーを実行する

データを検出したら、内容に間違いがないか確認しましょう。問題なければ「リカバリー」をクリックします。これで指定した場所にデータを保存することができます。

場合によっては「リカバリー」を実行してもデータが開かないことがあります。この場合は、「復元候補」からもう一度復元作業を行ってみましょう。

3-3.システムの再インストールを行う

ここまではHDDを取り出してPCを復旧する方法について説明してきました。もしも、ノートPCを使っていたり、分解できないタイプのPCを使用していたりした場合は復旧を諦めるしかないのでしょうか?

HDD/SSDが認識されているようならシステムの再インストールを実行することで復旧できる可能性があります。特にWindows10を使用している場合はHDDを初期化しなくてもシステムの再インストールができる機能が搭載されています。この機能を利用すれば保存しているデータのほとんどを残した状態で復旧できる可能性が高まります。

パソコンを初期化する際に「個人用ファイルを保持する」を選択することでデータを残した状態での再インストールが可能です。ただし、場合によっては一部のデータが消えてしまうことがある点は理解しておきましょう。

Windows10ではないOSを使用している場合、「HDDの初期化」「工場出状態への復帰」を選択するとデータがすべて消去されます。システムの再インストールはできてもデータが消失してしまうので、こうした事態を想定してPCデータは定期的にバックアップをとっておくことをおすすめします。

自分での復旧が難しいと感じた場合には、諦める前に専門業者に相談することも検討してみましょう。

4.PCのデータ復旧におすすめのソフト

前項で「データ復旧ソフト」を利用すれば初心者でも比較的簡単にデータの復旧が可能と説明しました。ただ、どんなソフトを使えばよいかわからず迷っているという人もいるでしょう。ここでは、PC初心者でも使いやすいソフトを3つ紹介します。使いやすいソフトを選んで大切なデータを復旧させましょう。

4-1.EaseUS Data Recovery Wizard Professional

EaseUSが提供する『EaseUS Data Recovery Professional』は、データ復旧率97.3%と高い実績を上げている点が特徴です。データを100%復旧させることはどのソフトにおいても難しいとされています。その中で、97%という高い数値を誇っている点は、ソフトを選択する上で大きな判断材料となるでしょう。

WindowsとMacの両OSに対応している点も注目ポイントです。無料版は2GBまでの復元に対応しています。容量制限なしの有料版も用意されていますので、容量が大きなデータを復旧したい場合には有料版が必要となります。

初心者でも安心の3ステップで作業が完了するのも嬉しいポイントです。紛失場所を選択して、デバイスをスキャンして紛失データのプレビューと復元をするこの作業だけで完了です。

4-2.Recuva

CCleanerが提供する『Recuve』には、無料版と通常版が用意されています。無料版ではPC内部に保存されているデータの復元が行えます。通常版では、無料版で提供されている機能にプラスして外部記憶装置に記録されたデータの復元も可能となっています。

使い方は、スキャンしたいドライブをプルダウンメニューから選択し、「スキャン」ボタンをクリックするだけと簡単です。スキャンが完了すると、復元できる可能性があるデータ一覧が表示されるため、復元したいデータを選択して右クリックします。メニューから「選択ファイルを復元」をクリックして復元先のフォルダを指定すれば完了です。

5.PCを復旧できない場合の対処法

HDDを取り出し変換ケーブルを接続したり、システムを再インストールしたりしてもPCが復旧できない場合はどうしたらよいのでしょうか。自己判断で色々と試しすぎると場合によっては症状を悪化させてしまう可能性があります。データが完全に消えてしまうと後悔してもしきれません。基本的な対処法を試しても復旧できない場合の対策も知っておきましょう。

5-1.業者に修理を依頼する

PCがクラッシュした場合には、HDDを取り出す、システムの再インストールを行うなどの対処方法があります。いくら説明を読んでもPC初心者にとっては難しい作業に感じられることもあるでしょう。

PCがクラッシュするとデータが消えてしまうのではないかという不安も募るはずです。焦って自分でなんとかしようと色々試しているうちに取り返しのつかないことになってしまったというケースも少なくありません。

自分でできそうな作業であれば試してみることも有益ですが、自信がない場合は最低限の復旧作業にとどめてあとは専門業者に依頼することをおすすめします

特に削除してしまったデータが重要な場合は、迷わず修理業者に依頼しましょう。修理業者に依頼しても場合によっては100%元どおりにならないこともあります。ただ、自己判断で完全にデータを消去してしまうことを考えれば、復元の可能性はグンと上がります。

5-2.HDDを交換する

PCがクラッシュする原因には、PC本体の故障以外にHDDの故障もあります。HDDが故障してしまうとPCが起動できなくなるだけでなく、保存されているデータが消えてしまう可能性もあります。起動できなくなったPCをもう一度使用するためにはHDDを交換する必要があります。

HDDが故障する原因はさまざまです。たとえば、極端に暑い場所、寒い場所、湿度の高い場所で使用し続ける環境要因による故障も原因のひとつです。それ以外にも、経年劣化による故障も考えられます。HDDの寿命は使用頻度や環境にもよりますが基本的には4、5年といわれています。

PCから異音がする、PCが熱い、異臭がする、データの復旧を行ったあとに、「STOP:0x0000008E」と表示され青いモニターが表示されるなど不具合を感じたらHDDの交換を検討しましょう。HDDの交換方法がわからない場合には、専門業者に相談することをおすすめします。

PCの状態を確認してから復旧させよう

PCが突然クラッシュすると焦ってしまうでしょう。PC本体の故障なのか、HDDが故障してしまったのか、ぱっと見では判断ができないためどのように復旧させればよいのか迷う人も多いはずです。

PCを復旧させる前に異音がしないか、電源ランプは点灯しているか、排熱口にホコリが溜まっていないか、PCが起動できるかなどを確認しましょう。状況確認を行うことで、何が原因でクラッシュしているのかを判断できることもあります。

勝手な判断で対処法を試して完全にPCを壊してしまうというケースも少なくありません。PCがクラッシュしたらまずは状況確認を行った上で、対処法を検討しましょう。

正しい対処法の選択が大切なデータを守ることにもつながります。迷ったときは、自分で判断せずにデータ復旧のプロに相談しましょう。ドクター・ホームネットは365日無休のサポート体制で最短即日でお困りの現場に駆けつけます。事前見積もりも可能となっているためまずはお気軽にご相談ください。
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