Windows 10が重い・遅い原因と高速化する方法

Windows 10が重い・遅い場合、様々な原因が考えられますが、対処を行うことで改善できる可能性があります。
そこでこの記事ではWindows 10が重い・遅い場合、高速化する方法を解説いたします。
Windows 10が重い・遅い原因

Windows 10が重い・遅い場合、原因として下記が考えられます。
- パソコンが劣化している
- アプリを複数立ち上げている
- ホコリが蓄積している
- メモリーが不足している
- 空き容量が少ない
- ウイルスに感染している
原因について詳細をご説明いたします。
パソコンが劣化している
Windows 11ではなくWindows 10を使っているという方は、すでに購入してから何年も経っているという場合もあるかと思います。パソコンの寿命は平均4〜5年程度と言われています。それ以上使うと、パソコンのパーツに不具合が出る可能性が高くなります。
パソコンを長く使っているという方は、買い替えを検討することをおすすめします。Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了予定です。Windows 11に更新ができない機種を使っている場合は特に、今のうちに買い替える方が良いでしょう。
アプリを複数立ち上げている
アプリは同時に立ち上げる数が多ければ多いほど、Windows 10にも負荷がかかり、動作が重い・遅い状態になる可能性が高くなります。
また、処理が多いアプリを動かすと、メモリやCPUの使用量が増えてしまい、パソコンが重くなる場合があります。具体的には、動画編集ソフトやPCゲーム、セキュリティーソフトなどは処理が多いので、注意が必要です。
これらのアプリを使うなら、他のアプリを停止しておき、メモリ・CPU使用量に余裕を持つことが重要です。
ブラウザのタブを複数同時に開いてる状態にすることも同様です。
パソコンが熱くなりすぎている

パソコンを触ってみて熱いと感じる場合は注意する必要があります。重いアプリを動かしていないのにも関わらずパソコンが熱い場合、ほこりが溜まっている可能性があります。
Windowsパソコンにはファンが付いており、熱がこもらないように逃がす仕組みになっています。しかし、ファンにほこりが溜まると上手く熱を逃がせなくなり、パソコンが熱くなってしまいます。
するとパソコンが自動的に、これ以上熱くなることを避けるために処理を抑えます。結果、パソコンが重くなってしまうのです。
メモリが不足している
Windows 10が32bitの場合はメモリ1GB、Windows 10が64bitの場合はメモリ2GB以上で動作が可能なことをMicrosoftが公表しています。
これはあくまで最低限のメモリー容量のため、そのメモリー容量でWindows 10を使用するとアプリを複数立ち上げて使用する、またはブラウザで複数のタブを同時に開くなどの動作でメモリ不足に陥る可能性があります。
空き容量が少ない
Windows 10のパソコンの空き容量が少なくなると、データの読み書きの処理に時間がかかってしまいます。
結果、動作が不安定になることやシステムに負荷がかかり、動作が遅くなることがあります。
ウイルスに感染している
昨日までは問題なかったのに急にパソコンが重くなった、という場合、ウイルスに感染している可能性もあります。不審なメールの添付ファイルを開いたり、怪しいサイトを開いたりしてしまうと、ウイルスソフトが勝手に稼働してしまう場合があります。
ウイルスソフトが常に稼働すると、メモリを圧迫してしまい、パソコンが重くなってしまいます。
また、ウイルスに感染すると個人情報が盗まれたり、広告が大量に表示されたりすることもあります。ウイルス対策は早めに行うことをおすすめします。
ウイルスに感染した可能性がある場合、専門家に相談するのもおすすめです。修理業者であるPCホスピタルでは、ウイルスチェックおよびウイルス削除も行っています。ウイルスを削除すれば、パソコンが一気に軽くなる可能性もあります。


修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
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Windows 10が重い・遅い時に高速化する方法

Windows 10が重い・遅い場合、下記の方法を行うことで高速化できる可能性があります。
- 不要なブラウザのタブを閉じる
- データ・アプリを整理する
- アプリを閉じる
- スタートアップアプリをオフにする
- バックグラウンドアプリをオフにする
- ホコリを除去する
- パフォーマンスの設定を変更する
- クリーンアップを行う
- デフラグを実施する
- ウイルスを駆除する
- Windows Updateを実施する
- 再起動する
- システムの復元を行う
- メモリーを増設
詳細をご説明いたします。
不要なブラウザのタブを閉じる
不要なブラウザのタブは閉じることをおすすめします。ブラウザのタブもアプリ同様に、メモリを消費するためです。
なおChromeの場合、タブにカーソルを合わせることでメモリ消費量が分かります。ブラウザゲームやSNS、動画サービスなどはメモリ消費量が多いです。メモリ消費量が多いページを多く開くと、パソコンが重くなってしまうので注意しましょう。
データ・アプリを整理する
パソコンのデータやアプリを整理することも大切です。不要なデータやアプリが多く溜まっているとストレージ容量を圧迫してしまい、パソコンが遅くなってしまいます。
ストレージの空き容量がどのくらいあるのかは、次の手順で調べられます。
Windows 10のストレージの空き容量を確認する手順 |
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ここから各ドライブの空き容量を確認できます。空き容量が少なくなっている場合は、いらないファイルやアプリを削除しましょう。また、ゴミ箱も空にしておく必要があります。ゴミ箱に入れるだけではデータは削除されず、ストレージ容量を圧迫したままです。
アプリを閉じる

複数のアプリを同時に立ち上げていると、Windows 10に負荷がかかり、動作が重い・遅い状態になることがあります。
使用してないアプリを閉じてから動作が改善されて通常通り使用可能になるかご確認ください。
スタートアップアプリをオフにする
スタートアップアプリとはWindows 10を起動した時に同時に立ち上がるソフトの設定のことで、設定をオフにすると、起動と同時に立ち上がるソフトを制限できるため、Windows 10の負荷が軽くなり、結果として重い・遅い状態から改善され、動作が高速化する場合があります。
スタートアップアプリをオフにする手順は下記の通りです。
Windows 10のスタートアップアプリをオフにする手順 |
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バックグラウンドアプリをオフにする
バックグラウンドアプリとはWindows 10を使用している最中に背後で動作するアプリのことですが、バックグラウンドアプリの数が多ければ多いほどWindows 10に負荷がかかるため、動作が重い・遅い状態になる可能性が高くなります。
バックグラウンドアプリの数を減らすことで動作が改善する場合があるため、いくつかオフにしてみてください。
Windows 10のバックグラウンドアプリをオフにする手順 |
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ホコリを除去する
Windows 10のパソコン内部にホコリが蓄積している場合、CPUファンが正常に動作せず、高温になることで不具合が発生したり、動作が遅くなることがあります。
ホコリを除去してからWindows 10の動作が重い・遅い状態が改善されるかご確認ください。
パフォーマンスの設定を変更する
パソコンが重い場合、パフォーマンスの設定を見直すのもおすすめです。Windows 10にはパフォーマンスプランという機能が備わっています。この機能は、一部のパフォーマンスを制限する代わりにバッテリーを長持ちさせられるというもの。
この機能を有効にすると動作が多少重くなるので、バッテリーを長持ちさせる必要がないならオフにしましょう。オフにする手順は次のとおりです。
Windows 10を高パフォーマンスに設定変更する手順 |
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クリーンアップを行う
パソコンを軽くするためには、不要なデータを削除するのが有効です。しかし、ファイルが多すぎて、どれを削除すべきか分からないという方もいるかと思います。
その場合はWindows 10のクリーンアップ機能を使いましょう。この機能を使えば簡単に不要なファイルを削除できます。
クリーンアップ機能を使う手順は次のとおりです。
Windows 10でクリーンアップを行う手順 |
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ここから削除したい項目を選び「OK」をクリックすることで、削除できます。項目ごとにデータ容量が記載されているので、どれがストレージを圧迫しているのか分かります。
デフラグを実施する
Windows 10を使用している最中にデータファイルの追加・削除を繰り返すと、ディスク内のファイルが断片的な領域に配置され、ファイルを見つけるのに時間がかかるようになり、動作が重い・遅いトラブルに発展することがあります。
デフラグを実施することでファイルの配置が整理され、動作が高速化する場合があります。
Windows 10でデフラグを実施する手順 |
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ウイルスを駆除する
Windows 10がウイルスやマルウェアに感染していることで、動作が重い・遅い状態になってることも考えられるため、セキュリティーソフトでスキャンを行い、感染している場合は駆除してください。
Windows Updateを実施する

Windows Updateの最新の更新プログラムが適用されてないことでWindows 10の動作が重い・遅い状態になってる可能性があるため、Windows Updateを実施してWindows 10のバージョンを最新にしてから動作が改善されるかご確認ください。
再起動する
一時的な不具合でWindows 10の動作が重い・遅い状態にあることがあります。
その場合、Windows 10を再起動することで改善する可能性があるため、お試しください。
システムの復元を行う
パソコンが急に重くなったという場合、システムの復元を行うのも手です。
Windows 10には、パソコンの設定情報のバックアップを自動で取る機能が備わっています。何か問題が発生したときはバックアップを読み込むことで、パソコンをその時の状態に戻すことができます。
システムの復元を行う手順は次のとおりです。
Windows 10でシステムの復元を行う手順 |
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後は画面の指示に従って復元を進めていきます。
なお、システムの復元では、アプリや個人で作成したファイルが削除されることはありません。
メモリーを増設

Windows 10に搭載しているメモリー容量が1GB~2GBの場合、アプリを複数立ち上げる、ブラウザで複数タブを開く、Webカメラを使用するなどを同時に行うにはメモリー不足となり、動作が遅くなる可能性が高いです。
メモリー8GB、できれば16GB以上に増設することで動作が重い・遅い状態から高速化する可能性があります。
プロにWindows 10が重い・遅いトラブルのサポートを依頼するのも対処法

前述の方法でWindows 10の重い・遅い状態が改善されない場合、パーツの故障やシステムエラーなどの原因が組み合わさってることも考えられます。
パソコンを分解し、パーツを適切に交換できれば、改善する可能性はありますが、失敗すれば現状よりもさらに症状が悪化してしまう可能性もあります。また、ノートパソコンや一体型パソコンの場合は、分解も容易ではありません。知識があれば安全ですが、場合によっては修復不可能な状態まで陥ってしまう可能性もあります。
自力の改善が困難だと思われた場合はパソコンやデータの安全のためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルに依頼いただくことをおすすめいたします。
PCホスピタルはWindows 10が重い・遅いトラブルのサポートが可能です
本記事ではWindows 10のパソコンが重い・遅い原因と高速化する方法について解説しました。Windows 10のパソコンが重い場合、どこをチェックすれば良いのかお分かりいただけたかと思います。
パソコンが重い際にまず活用したいのが、タスクマネージャーです。タスクマネージャーを開くことで、各アプリのメモリやCPU使用率をチェックできるので、どのアプリが原因なのか突き止めることができます。
アプリを多く動かしていないのにパソコンが重い場合、パーツが劣化している可能性もあります。Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了予定ですので、Windows 11に更新できないほど古いパソコンは、買い替えてしまうのもおすすめです。
パソコンがまだ新しい場合は、PCホスピタルにご依頼いただければ、最短即日で修理することができますので、ぜひご利用を検討してみてください。


修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + 動作トラブル修理 6,600円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)
2015年に日本PCサービス株式会社入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式では年間最優秀店長として表彰される。
保有資格 パソコン整備士検定 取得