MacBookがフリーズした・・・アプリの強制終了のやり方を解説!

MacBookがフリーズした・・・アプリの強制終了のやり方を解説!

アプリを使っている最中にMacBookが固まってしまうことが良くある方も多いのではないでしょうか。MacBookが固まってしまったらどうすれば良いのか分からない方もいるはずです。

本記事ではMacBookが固まった(フリーズした)場合の対処法について解説します。アプリの強制終了の方法や強制終了ができない場合の対処法についてまとめました。

本記事を読むことでMacBookがフリーズした場合も落ち着いて対処することが可能です。MacBookは高価なノートPCですから、長く使えるように正しいやり方を覚えましょう。

MacBookで強制終了を行う前に試したいこと

MacBookが固まったからといって、闇雲に強制終了を行うのはよくありません。

強制終了するとアプリに不具合が起きてしまう可能性もゼロではないです。また、強制終了すると未保存のデータがすべて消えてしまいます。

強制終了を行う前に次の2つを試しましょう。

  • 何もせず数分待ってみる
  • ファイルが保存できないか確認する

1つ1つの試したいことについて詳しく解説していきます。

何もせず数分待ってみる

MacBookがフリーズしたときは、何もせずスリープ状態にして数分待ってみましょう。MacBookは蓋を閉じるだけでスリープ状態にすることができます。

フリーズしたときにやってはいけないのが、マウスを連打したりキーボードを触ったりすることです。パソコンのフリーズは処理が渋滞している状態です。その状態でパソコンに新しい命令を出したら、余計に処理が渋滞してしまいます。

ファイルが保存できないか確認する

MacBookがフリーズしたときは、ファイルを保存できないか確認しましょう。強制終了すると、そのアプリで開いていたファイルを保存することができません。

ファイルの保存はショートカットキーでも行うことが可能です。command+Sでファイルを保存できないか試してみましょう。何度もキーを押すとフリーズが悪化してしまうので、試すのは1回だけにしてください。

できない場合は諦めて強制終了を行うしかありません。ただ、その前にスマホなどで作成していた資料の写真を撮影しておきましょう。写真があれば資料を作成しなおす際に楽です。

MacBookのアプリを強制終了させるには?

MacBookのアプリを強制終了させる方法にはいくつかあります。代表的な方法は次の4つです。

  • Dockから強制終了
  • Appleメニューから強制終了
  • ショートカットキーから強制終了
  • ターミナルから強制終了

acBookがフリーズすると、場合によってはマウスやキーボードが効かなくなることもあります。そのため、複数の強制終了の方法を覚えておいた方が、対応しやすくなります。

1つ1つの強制終了の方法について詳しく解説していきます。

Dockから強制終了

Dockとは、MacBookの画面下や横に表示されるアプリ一覧のことです。Dockからアプリを選択することで強制終了させることができます。

Dockから強制終了させる方法は次のとおりです。

Dockから強制終了させる手順
  1. 強制終了させるアプリをcontrolを押しながらクリック
  2. 「終了」をクリック

手軽に行える方法ですが、あまり何度も強制終了を繰り返さないようにしましょう。何度もフリーズする場合は、根本的な解決方法を探す必要があります。

Appleメニューから強制終了

Appleメニューから強制終了を行うことも可能です。Dockから強制終了できない場合は、こちらの方法を試しましょう。

Appleメニューから強制終了を行う手順は次のとおりです。

Appleメニューから強制終了を行う手順
  1. Appleメニューをクリック
  2. 「強制終了」を選択
  3. 終了させるアプリを選択
  4. 「強制終了」をクリック

ショートカットキーから強制終了

マウスが動かない場合は、ショートカットキーから強制終了を行うのがおすすめです。

ショートカットキーから強制終了を行う手順は次のとおりです。

ショートカットキーから強制終了を行う手順
  1. option+command+esc または alt+command+escを押す
  2. 終了させるアプリを選択(矢印キーで選択できる)
  3. Enterを押して強制終了を実行する

ターミナルから強制終了

ターミナルとはWindowsで言うところのコマンドプロンプトです。ターミナルからコマンドを実行し、パソコンに対して操作を行うことができます。Macにはアプリの強制終了を行うコマンドも用意されています。

ターミナルをあまり使ったことがない方も多いかもしれません。ただ、ファイルをまとめて整理したり、単純作業を繰り返し行ったりすることができるため、ターミナルの使い方は覚えておいて損はないです。

ターミナルから強制終了を行う手順は次のとおりです。

ターミナルから強制終了を行う手順
  1. Finderを開く
  2. 「アプリケーション」をクリック
  3. 「ユーティリティ」をクリック
  4. 「ターミナル」をクリック
  5. 「killall {アプリの名前}」と入力
  6. Enterを押す
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MacBookで強制終了ができない場合の対処法

上記4つの方法を試したが強制終了ができない場合、次の2つの方法を試しましょう。

  • MacBookを再起動させる
  • MacBookを強制終了させる

1つ1つの対処法について詳しく解説していきます。

MacBookを再起動させる

アプリを強制終了できないなら、MacBookを再起動させましょう。再起動すると、パソコンのメモリに保存されているデータが一度リセットされます。再起動することで不具合が解決する可能性は高いので、とりあえず再起動してみるというのもおすすめです。

ただし、まだ保存していないデータがある場合、すべて削除されてしまいます。

MacBookで再起動を行う手順は次のとおりです。

MacBookで再起動を行う手順
  1. Appleメニューをクリック
  2. 「再起動」を選択

また、ショートカットキーを使って再起動させる方法もあります。

ショートカットキーを使って再起動させる手順
  1. control+電源ボタン または control+メディア取り出しキー を押す
  2. 「再起動」をクリック

MacBookを強制終了させる

MacBookを再起動したいが、マウスもキーボードも動かないという状態が数分以上続いている、という場合、強制終了するしかないことがあります。

強制終了とは、準備もなしにいきなりパソコンの電源を落とすことです。いきなり電源を落とすと書き込み中のファイルが中途半端な状態になってしまうこともあり、パソコンに不具合が生じる危険もあります。強制終了は最後の手段であると捉えましょう。

MacBookで強制終了を行う場合、電源ボタンを10秒程度長押ししてください。

MacBookで強制終了を繰り返さないためのポイント

強制終了は何度も繰り返し行わないようにしましょう。何度も行うと、不具合が発生する確率が高くなってしまいます。

MacBookで強制終了を繰り返さないためのポイントは次の3つです。

  • アプリを稼働させすぎない
  • パソコンの熱暴走対策を行う
  • 不要なファイルやアプリは削除する

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

アプリを稼働させすぎない

まずは、アプリを稼働させすぎないことが大切です。アプリが同時に動けば、それだけメモリにかかる負荷も上がります。

特にスタートアップアプリには要注意です。スタートアップアプリとは、パソコンの起動と同時に稼働するアプリのことです。知らず知らずのうちにスタートアップアプリがメモリを圧迫していることもあります。使わないスタートアップアプリは解除しておきましょう。

また、Webブラウザのタブは開きすぎないようにしてください。タブを何個も開くと、やはりメモリに負荷を与えてしまいます。

パソコンの熱暴走対策を行う

MacBookが熱暴走を起こさないように対策を取ることが大切です。熱暴走とは、パソコンに熱がこもりすぎてしまい、動作に異常が起こることです。

熱暴走を起こさないためには、パソコンを暑い場所で使わないことが大切です。直射日光を避けて使用するようにしましょう。

不要なファイルやアプリは削除する

不要なファイルやアプリは定期的に削除することをおすすめします。ハードディスクの容量が増えるとメモリにも負荷がかかる場合があるためです。

まず、ゴミ箱が空になっているか確認しましょう。削除したファイルは一旦ゴミ箱に移されます。ゴミ箱に入った状態では厳密には削除されておらず、ハードディスクの容量を消費していることになります。

また、ブラウザのキャッシュも定期的に削除しましょう。キャッシュとはアクセスしたWebサイトの情報を記録することで、次回以降の読み込み速度を高めるためのものです。キャッシュが溜まるとやはりハードディスク容量を圧迫してしまいます。

Chromeの場合キャッシュの削除方法は次のとおりです。

Chromeでキャッシュを削除する手順
  1. 右上の「三点マーク」をクリック
  2. 「履歴」をクリック
  3. 「閲覧履歴データの削除」をクリック
  4. 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
  5. 「データを削除」をクリック

MacBookのメモリ増設はできる?

パソコンのメモリを増設すれば同時に作業できる量が増えるので、多くのアプリを動かしてもフリーズすることが少なくなります。

WindowsのノートPCはメモリ増設が可能です。PCホスピタルにご依頼いただければ、メモリを取り付けることができます。

一方でMacBookの場合はメモリ増設ができません。最近のMacBookはメモリが基板に直付けになっているためです。iMacの場合は一部のモデルに限りメモリ増設を行えます。

MacBookがフリーズを繰り返す場合の対処法

MacBookがフリーズを繰り返す場合、根本的な解決を行う必要があります。対処法は次の通りです。

  • Apple Storeに修理を依頼する
  • PCホスピタルに修理を依頼する
  • MacBookを買い替える

1つ1つの対処法について詳しく解説していきます。

Apple Storeに修理を依頼する

MacBookはApple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込むことで、修理してもらうことが可能です。

MacBookには1年の保証が付いており、1年以内なら無料/割引価格で修理してもらえることもあります。ただ、保証してもらえるのは自然故障の場合のみです。「何度もフリーズする」といった故障内容の場合は、ユーザー責任になってしまうことが多いので、保証対象にならない可能性もあります。

また、Apple Storeなどで修理してもらう場合、予約は必須です。店舗によっては予約が中々取れないこともあるので、早めに予約しておくことをおすすめします。

PCホスピタルに修理を依頼する

MacBookの修理はPCホスピタルにご依頼いただく手もあります。

PCホスピタルにご依頼いただくメリットは、修理費用が安いことです。Appleの保証対象にならない場合は、PCホスピタルに依頼した方がお得な場合が多いです。また、理スピードも早く、故障内容によっては即日で修理することも可能です。

更に、データをできるだけ消さずに修理することもメリットです。Apple Storeの修理の場合、MacBookが初期化されてしまう場合もあります。

PCホスピタルは大手の修理業者であり、年間実績が約10万件もあるのに加え、幅広く故障に対応しているのが特徴です。修理業者によってはMacBookの修理に対応していない場合もありますが、PCホスピタルはMacBookの修理も可能です。

MacBookを買い替える

フリーズを繰り返すという場合、すでにMacBookが寿命を迎えているという場合もあります。MacBookの寿命は4〜5年が平均です。もう長く使っているという方は、MacBookの買い替えも検討しましょう。

ちなみに、Macbookはカスタマイズ注文が可能であり、メモリを増やすこともできます。たとえばMacBook Airのメモリは8GBが標準ですが、+28,000円(税込)で16GBにできます(2024年2月現在)。

Macbookは後で増設ができないのでメモリが不足していると感じる方は、最初に多い方を選択するのがおすすめです。もちろん、人によっては16GBも必要ない場合もあります。

PCホスピタルでは、パソコンの買い替え相談も受け付けています。ご利用環境に合った新しいパソコンを手配することが可能です。

PCホスピタルはMacBookのフリーズの修理が可能です

本記事ではMacBookの強制終了方法について解説しました。どうしてもフリーズが改善しないという場合は、アプリの強制終了を行ってみましょう。

そもそもMacBookをフリーズさせないために、アプリを稼働させすぎないように気をつけることが大切です。特にスタートアップアプリは気がつかないうちに稼働していることもありますので、不要なアプリは解除しておくことをおすすめします。

何度もフリーズするという場合は、根本的に問題を解決する必要がありますので、PCホスピタルに修理をご依頼いただくことをおすすめします。

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監修

渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)

2015年入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式で年間最優秀店長として表彰される。

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