Macが外付けHDDを認識しない?原因と対処方法を解説!

Macが外付けHDDを認識しなくて困っている、という方もいるのではないでしょうか。外付けHDDを認識しないというトラブルは特にMacでよくあります。
本記事ではMacが外付けHDDを認識しない原因と対処方法について解説します。外付けHDDが故障した場合にやってはいけないことについてもまとめました。
本記事を読むことで外付けHDDを認識しなくなった際に、正しい対処を行えるようになっています。Macをお使いの方はぜひ参考にしてください。
Macが外付けHDDを認識しない時にまず確認したいこと

Macが外付けHDDを認識しない場合、まずは次の5つを確認しましょう。
- ケーブルがしっかり挿し込まれているか
- ケーブルが断線していないか
- Macの再起動は試したか
- Macは十分に充電されているか
- OSは最新状態になっているか
これら5つを確認するだけで、簡単に問題が解決することもあります。1つ1つの確認事項について詳しく解説していきます。
ケーブルがしっかり挿し込まれているか
外付けHDDが認識されない場合、まずはケーブルがしっかり挿し込まれているか確認しましょう。奥までしっかり挿し込まないと、上手く認識されないことがあります。また、差し込み口にゴミが詰まっているのも、認識されない原因になります。
ケーブルが断線していないか
外付けHDDのケーブルが断線していないかも確認した方が良いです。ケーブルが断線すると、上手く認識できなくなってしまいます。ケーブルが途中で折れ曲がっていたり、中のコードが露出しているなど損傷の跡があったりしないか見てみましょう。
ケーブルを断線させないためにも、ケーブル部分を持って引っ張ったり、乱暴に抜いたりしないようにしましょう。また、ケーブルをしまって置く際にゴムで束ねたりするのも、断線の原因になるので注意が必要です。
Macの再起動は試したか
外付けHDDを認識しない場合、Macの再起動を一度試すことをおすすめします。再起動することで、Macで開いていたファイルやアプリが一旦閉じられます。何らかのファイルやアプリが原因で認識できない状況になっていた場合、再起動で解決する可能性があります。
再起動のやり方は簡単です。Macのアップルメニューから「再起動」を選択するだけです。
外付けHDDの認識不良に限らず、問題が発生した際にとりあえず再起動してみる、というのは有効な解決策となる場合が多いです。
Macは十分に充電されているか
Macは十分に充電されているかも確認した方が良いです。充電が後少ししかない状態だと
、外付けHDDを上手く認識できない可能性があります。
外付けHDDと接続する際は、Macから外付けHDDに電力を供給しないといけません。電力を供給するには、Mac自体が十分に充電されている必要があります。
外付けHDDの中にはLEDランプが付いているタイプもありますが、電力が不足しているとランプが付かなくなる可能性があります。
OSは最新状態になっているか
MacのOSが最新状態になっていない場合、さまざまな不具合が生じる可能性があるため、MacのOSが最新状態になっているかも確認した方が良いです。
OSのバージョンはアップルメニューから「このMacについて」をクリックすることで調べることが可能です。
Macが外付けHDDを認識しない原因

Macが外付けHDDを認識しない原因として、下記が考えられます。
- フォーマット形式が違う
- 外付けHDDの利用が許可されていない
- Finderの表示設定の問題
- 外付けHDDの故障
上記のいずれかが原因で外付けHDDを認識できていないのかもしれません。1つ1つの原因について詳しく解説していきます。
フォーマット形式が違う
外付けHDDのフォーマット形式が違うと、正しく認識されなくなってしまいます。「Windowsだと認識するがMacだと認識されない」場合、これが原因の可能性があります。
Macでは外付けHDDのフォーマット形式が「APFS」「HFS+」「FAT」「exFAT」の4種類いずれかでないと、認識することができません。外付けHDDは初期設計では「NTFS」になっていることが多く、Windowsでしか認識できなくなってしまいます。
外付けHDDのフォーマット形式の確認方法は次のとおりです。
外付けHDDのフォーマット形式を確認する手順 |
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外付けHDDの利用が許可されていない
マウントが解除されており、外付けHDDが利用できない状態になっている可能性もあります。マウントとは外付けHDDなどの周辺機器を、パソコンからアクセス可能な状態にすることです。
何らかの原因によってMacが外付けHDDをマウントできなくなっている可能性があります。たとえば、外付けHDDとの接続不良が起きていたり、Macでシステムエラーが起きていたりしているのかもしれません。
Finderの表示設定の問題
外付けHDDを認識しない場合、Finderの表示設定に問題がある可能性もあります。FinderはMac用のファイルマネージャーであり、ファイルやアプリを管理するのに使われます。
外付けHDDをMacに繋げると、通常はFinderにHDDのアイコンが表示されます。しかし、表示設定が有効になっていない場合、表示されなくなってしまいます。こちらを有効にする必要があります。
外付けHDDの故障
外付けHDDの故障も原因として考えられます。HDDは元々壊れやすく、落としたり衝撃を与えたりすると使えなくなってしまう場合もあり、注意が必要です。
HDDは「プラッタ」と呼ばれる円盤部分にデータを保存しています。読み書きを行う際は「プラッタ」を高速回転させ、「磁気ヘッド」と呼ばれる針を使って読み込んでいます。「プラッタ」と「磁気ヘッド」のいずれかが損傷すると、データの保存はできません。
外付けHDDが故障したときのために、大事なデータは他の記憶装置にも保存しておくことをおすすめします。たとえば、Google Driveなどのクラウドストレージにも保存しておけば、外付けHDDが壊れた場合も安心です。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
Macが外付けHDDを認識しない時の対処法

Macが外付けHDDを認識しない時の対処法は下記の通りです。
- OSをアップデートする
- フォーマット(初期化)を行う
- First AidでHDDの修復を試みる
- Finderの表示設定を有効にする
- 買い替えを検討する
対処法の詳細をご説明いたします。
OSをアップデートする
最新版のOSは以前あったバグが解消されていることもあるため、OSをアップデートすることで問題が解決する場合があります。
OSが最新状態になっていない場合、以下の手順でアップデートを行いましょう。アップデートする際は、念のためバックアップを取ることをおすすめします。
OSのアップデートを行う手順 |
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OSのアップデートは時間がかかる場合もあるので、時間に余裕があるときに行うと良いです。
フォーマット(初期化)を行う
フォーマットを行うことで形式を変更すれば、Macでも使えるようになります。ただし、フォーマットすると外付けHDDが初期化されてしまい、データが全消去されてしまいます。そのため、全消去されても良い場合のみ行ってください。
フォーマット(初期化)を行う手順は次のとおりです。
フォーマット(初期化)を行う手順 |
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First AidでHDDの修復を試みる
First Aidという作業を行うことで、HDDが修復される可能性があります。First Aidはフォーマット同様にディスクユーティリティから行うことが可能です。
First AidでHDDの修復を行う手順は次のとおりです。
First AidでHDDの修復を行う手順 |
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HDDの容量が大きい場合、修復に時間かかる場合もあります。
Finderの表示設定を有効にする
HDDのアイコンが表示されない場合、表示設定を有効にする必要があります。
Finderの表示設定を有効にする手順は次のとおりです。
Finderの表示設定を有効にする手順 |
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買い替えを検討する
HDDの故障を自分で修理することはできないので、外付けHDDの買い替えを検討しましょう。
外付けHDDに重要なデータが入っているという場合は、HDDの修理・データ復旧を専門家に依頼することをおすすめします。軽度な故障だった場合は、復旧できる可能性が高いです。ただし、重度な故障の場合は復旧できないこともある点は念頭に入れておきましょう。
外付けHDDの故障の種類

外付けHDDの故障は大きく分けて次の2つに分けられます。
- 物理障害
- 論理障害
物理障害
物理障害は文字通りHDDの物理的な故障を指します。HDDに強い衝撃を与えたり、ショートや停電によって突然動作が停止したりすると、物理的に壊れる場合があります。また、特に何もしてなくても経年劣化によって壊れることもあります。
物理障害が起きた際は、外付けHDDから「カタカタ」といった異音がすることがあります。このような異音が起きた場合、HDDが壊れる前触れかもしれませんので、バックアップを取っておくなどの対処を行うことをおすすめします。
論理障害
論理障害はファイルの破損などHDD内部の故障を指します。論理障害が起きた場合、「ハードディスクの問題が検出されました」などエラーメッセージが表示されることもあります。
こういったメッセージが表示された場合、使用をすぐに中断しましょう。使い続けると、状態が悪化したりデータの復旧が困難になったりする可能性があります。
外付けHDDが故障した際にやってはいけないこと
外付けHDDが故障した場合、次の3つを行うのは避けた方が良いです。
- そのまま使い続ける
- 安易にフォーマットを行う
- 自分で修理しようとする
なぜ行ってはいけないのか、1つずつ詳しく解説していきます。
そのまま使い続ける
故障が疑われるのにも関わらず、そのまま使い続けるのはNGです。外付けHDDに負荷がかかってしまい、完全に壊れてしまったりデータが消えてしまったりする可能性もあります。
外付けHDDが故障したと思ったら、速やかにバックアップを取り、その後は修理に出すまで使わないでおきます。また、他のパソコンで使えないか試したいと思うかもしれまんが、同じく負荷がかかるので止めた方が良いでしょう。
安易にフォーマットを行う
外付けHDDが故障した場合、パソコンにエラーメッセージが表示されることもあります。エラーメッセージの中には、外付けHDDのフォーマットを行うことを促すものもありますが、フォーマットが何かを知らないまま指示に従うのは止めた方が良いです。
フォーマットとは、外付けHDDを初期設定に戻す操作を指します。初期設定に戻せば不具合が改善する可能性は確かにありますが、データが全て消去されてしまいます。つまりフォーマットは、外付けHDDが故障した際の最終手段であると言えます。
また、フォーマットしたからといって絶対に故障が直るとも限りません。フォーマットは、データが消えても良い場合のみ行いましょう。
自分で修理しようとする
外付けHDDを自分で修理しようとするのはおすすめできません。なぜならHDDは非常に複雑な作りになっており、修理難易度が高いためです。また、修理の過程でHDDのプラッタに傷を付けてしまい、完全にHDDを壊してしまうことも考えられます。
準備不足のまま修理すると大抵失敗してしまいます。HDDの修理は修理業者などのプロにお願いするようにしましょう。
外付けHDDの修理依頼先について
外付けHDDの故障は自分で直そうとするよりも、PCホスピタルに依頼いただくことをおすすめします。
PCホスピタルに依頼いただくメリットは、データを保護して修理する点です。外付けHDDに入った思い出の写真や仕事で使う書類などを消したくないという方は、PCホスピタルに依頼いただくことをおすすめします。
また、PCホスピタルは修理のスピードにも定評があり、軽度な故障の場合は、即日で完了できる場合もあるので、早くデータを取り出したいという方にもおすすめできます。
PCホスピタルは年間約10万件の修理実績があります。外付けHDDの修理・データ復旧を行った実績も豊富であるため、ノウハウが蓄積されており、安心して依頼することができます。
外付けHDDのデータ復旧を行いたい方は、PCホスピタルの活用もぜひご検討ください。
PCホスピタルはMacが外付けHDDを認識しないトラブルのサポートが可能です
本記事ではMacが外付けHDDを認識しない場合の対処方法について解説しました。
MacはWindowsよりも情報が少なく、問題の解決に時間がかかる場合も多いです。外付けHDDを認識しない場合は、まずは再起動や充電の確認、ケーブル状態の確認などを行ってみましょう。
それでも解決しない場合は、本記事で紹介した確認事項を1つずつみていきます。ただ、解決方法がわからないという方も多いかと思います。
PCホスピタルでは、内部HDDだけでなく、外付けHDDの修理およびデータ復旧も行っているため、トラブルが解決しない時は無理をせず、PCホスピタルにご相談いただくことをおすすめします。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)
2015年に日本PCサービス株式会社入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式では年間最優秀店長として表彰される。
保有資格 パソコン整備士検定 取得