PCの画面が真っ暗になったらどうする?原因と対処方法を解説!

PCの画面が突然真っ暗になってしまった、という方もいるのではないでしょうか。画面が真っ暗になるというのはよくあるトラブルです。とはいえ、真っ暗になると何をすれば良いのか分からず、戸惑ってしまう方も多くいるでしょう。
画面が真っ暗になったら、原因を1つずつ調べていくことが大切です。本記事では画面が真っ暗になった場合の対処方法について解説します。また、PCが壊れていると判明した場合の、修理依頼先についてもまとめました。
本記事を読むことで、PCの画面が真っ暗になった場合の正しい対処方法が分かります。PCが使えなくなってしまい困っている方はぜひ参考にしてください。
PCの画面が真っ暗な場合どうする?まず試したいこと

PCの画面が真っ暗な場合、まずは次の5つを試すことをおすすめします。
- 充電する
- PCを休ませる
- PCを掃除する
- 充電ケーブルを変更する
- PCのモニターを交換する
画面が真っ暗なままな場合、重大な問題が発生していると思われがちですが、ちょっとしたことが原因である可能性も多くあります。ちょっとしたことが原因の場合、これら5つを行うだけで改善されるかもしれません。
PC初心者でも手軽に試せることばかりなので、やってみることをおすすめします。1つ1つの対処方法について詳しく解説していきます。
充電する

画面が真っ暗なままの場合、単に充電が切れているだけの可能性もあります。また、充電が残り少ないと、自動的にスリープモードになってしまう場合もあります。そこでまずは1時間程度充電してみましょう。
また、充電ケーブルがきちんと刺さっているか、電源タップは電源ONの状態になっているかも念のため確認した方が良いです。
PCを休ませる
PCの電源がつかない場合、ひとまずPCを休ませてみるのもおすすめです。
PCを長時間使用していると、熱がこもってしまうことがあります。熱がこもると、PCは正常に動作しなくなることがあるのです。特に重いアプリをいくつか起動させるなどすると、PCが熱暴走を起こして強制終了してしまうことがあります。
PCを1時間程度休ませて冷やし、再び起動させてみましょう。
PCを掃除する
PCの電源がつかない場合、一度PCを掃除してみることをおすすめします。PCにホコリが溜まると、さまざまな不具合を引き起こす可能性があります。PCは空気を吸い込むことで本体を冷却しているので、ホコリはどうしても溜まってしまいます。
たとえばファンにホコリが溜まると、PCの冷却が上手くいかなくなってしまいます。その結果、PCに熱がこもってしまい、熱暴走を引き起こすことがあります。他にも、ホコリが原因で静電気が内部に溜まってしまい、動作が不安定になることがあります。
掃除する前にPCの電源が落ちていること、コンセントを抜いていることを必ず確認してください。ホコリの除去はエアダスターなどで行います。
充電ケーブルを変更する

PCが正常に充電されない場合、充電ケーブルを変更してみるのも手です。もしかしたらケーブルが断線しているかもしれません。予備のケーブルがあるなら、それを利用しましょう。
PCのモニターを交換する
PCの画面が真っ暗なままの場合、モニターに不具合が発生しているのかもしれません。モニターが物理的に損傷しているなどの場合、画面の色がおかしくなったり、線が入ったりしてしまうことがあります。また、損傷がひどいと全く映らなくなることもあります。
原因を特定するためにも、モニターを交換してみると良いでしょう。ノートPCの場合、外付けのモニターを持っているなら、そちらに映せないか試してみると良いです。


外部モニターに映像が表示される場合は、画面表示の設定を変更したり、パソコンを再起動したりして、内蔵モニターに映るか確認してみましょう。ノートパソコンでは、外部モニターを接続していなくても、設定上外部モニターが選択されているために画面が映らないことがあります。


修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
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料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
症状別PCの画面が真っ暗になる原因

上記の5つを試しても画面が真っ暗な場合、充電切れなどの単純な理由ではなく、PCのソフトウェア面に何か不具合が起きているのかもしれません。
PCの症状別に、画面表示がおかしくなった原因として考えられるものをまとめました。
- エラーメッセージが表示される
- メーカーのロゴのみが表示される
- 何も映らない
上記の3つの症状について解説していきます。
エラーメッセージが表示される

PCの画面が真っ暗で、エラーメッセージが表示されているという状況の場合、エラーメッセージを読むことで原因がわかる可能性があります。メッセージは英語で書かれていることが多いので、翻訳しなくてはいけません。
たとえば、「Reboot and select~」が表示されてる場合、PCを起動するために必要なデバイスが認識されてない状態の可能性が高く、「Hard disk error」などと書かれている場合、PCのストレージ面に問題があることがが考えられます。
ただ、エラーメッセージを理解できても、具体的にどう解決すれば良いのか分からない方がほとんどかと思います。解決が難しいなら、PCホスピタルに相談いただくことをおすすめします。その際にはどのようなメッセージが出力されているかお伝えいただければと思います。
メーカーのロゴのみが表示される
真っ暗な画面にメーカーのロゴのみが表示される、という不具合もあります。たとえばMacBookの場合、Appleのリンゴマークが表示され、そこから先に進めないときがあります。このような現象はロゴループとも呼ばれています。
ロゴループが発生する場合、PCのOSに問題があるケースが多いです。OSとはWindowsやMacなど、他のアプリケーションを制御するためのソフトウェアのことです。
特に多いのが、OSのアップデートに失敗したというもの。OSは定期的に新しいものに更新する必要がありますが、更新するにはネット接続が必要です。ネット接続が途中で切れてしまうと、アップデート中に不具合が発生する可能性があります。
何も映らない
PCの画面に何も映らない場合、BIOSに問題があるのかもしれません。PCが起動するとまずBIOSが動作します。BIOSはハードウェアを制御し、PCの利用開始準備を行う役割を担います。その後にOSが作動し、各アプリを動かしていくという流れです。
画面にロゴすら映らないということは、OSがまだ稼働していない可能性が高いため、BIOSに問題があると考えられるのです。
PCの画面が真っ暗なままなら強制再起動を行う
PCの画面が真っ暗なままの場合、おすすめなのはPCホスピタルやメーカーに相談することです。どうしても自分で解決したいという方は、強制再起動を行う必要があります。強制再起動とはPCを準備なしにいきなり再起動させることです。強制再起動を行い、問題が発生しているアプリを閉じることができれば、PCが復活する可能性があります。
ただし、強制再起動はPCにダメージを与える行為でもあります。そのため、自己責任で行うということに注意しましょう。
強制再起動のやり方には次の2つがあります。
- ショートカットキーを使う
- 電源ボタンを長押しする
1つ1つのやり方について詳しく解説していきます。
ショートカットキーを使う
ショートカットキーを使って強制再起動を行う方法です。マウスは動かないが、キーボードだけは反応する、という場合はこの方法で強制再起動を行うことをおすすめします。
ショートカットキーで強制再起動を行う手順 |
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電源ボタンを長押しする
キーボードすら反応しない場合は電源ボタンを長押しして強制再起動を行うしかありません。こちらは更にPCに負荷をかけてしまうので、最終手段として行うべきです。
やり方は簡単で、PCの電源ボタンを10秒以上長押しするだけです。長押しするとシャットダウンするので、10秒以上待ってから電源を入れます。
強制再起動を行っても改善しない場合の対処方法

強制再起動を行っても改善しない場合、次の2つを試す手もあります。
- 画面の明るさ設定を変更する
- 周辺機器を取り外す
- セーフモードで起動する
- グラフィックドライバーを再インストールする
- チェックディスクを実施する
- リカバリーを実施する
- スタートアップ修復を行う
ただしこの2つは難しいので、無理して行う必要はありません。PCにあまり詳しくない方は、PCホスピタルやメーカーに相談しましょう。
1つ1つの対処方法について詳しく解説していきます。
画面の明るさ設定を変更する
画面の明るさ設定が変更されているため、画面が真っ暗になっていることも考えられるため、キーボードの「fn」キーを押しながら、F3~F8キーの太陽マークがあるキーを数回押し、画面が表示されるようになるかお試しください。
周辺機器を取り外す

周辺機器のドライバーや接続ケーブルにトラブルが発生してPCの画面が真っ暗になってる可能性があります。
PCに接続している周辺機器を全て取り外してから再起動を行い、トラブルが改善されるかご確認ください。
セーフモードで起動する
セーフモードとは、最低限のアプリのみ立ち上げた状態で起動するモードのことです。セーフモードを使うことで、問題箇所の特定を行いやすくなります。
セーフモードした結果PCが使えるようになった場合、インストールしたアプリに問題があると判明しますし、それでも使えない場合はOSなどに問題がある可能性があります。
セーフモードで起動する手順 |
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グラフィックドライバーを再インストールする
グラフィックドライバーは画面表示に必要なソフトです。グラフィックドライバーに何らかの不具合が生じているために、画面が真っ暗になっている可能性もあります。こちらを再インストールすることで改善するかもしれません。
グラフィックドライバーを再インストールするには、まずPCをセーフモードで起動する必要があります。セーフモードで起動したら、次の手順で再インストールします。
セーフモード起動後にグラフィックドライバーを再インストールする手順 |
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チェックディスクを実施する
チェックディスクはドライブをスキャンしてエラーを修復する機能です。
チェックディスクを行うことでPCの画面真っ暗トラブルが改善される場合があるため、お試しください。
チェックディスクを行う手順 |
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リカバリーを実施する

PCに何らかの障害が発生した時に初期化により改善することができる機能です。
リカバリーでPCの画面真っ暗状態から正常に画面が映る状態に戻る場合があります。
リカバリーを実施する手順 |
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スタートアップ修復を行う

スタートアップ修復はシステムファイルの破損などのトラブルを改善できる機能です。
スタートアップ修復を行うことでPCの画面真っ暗状態が改善できる可能性があります。
スタートアップ修復を行う手順 |
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プロにPC画面真っ暗トラブルのサポートを依頼するのも対処法

前述の方法でPCの画面真っ暗トラブルが改善されない場合、パーツやシステムの別のトラブルが原因になってる可能性があります。
PCを分解し、原因のパーツを適切に交換すれば、改善するかもしれませんが、PC内部に触れるため、失敗した場合は現状よりもさらに症状が悪化してしまう可能性があります。また、ノートPCや一体型PCは、分解も容易ではありません。知識があれば安全ですが、場合によっては修復不可能な状態まで陥ってしまうこともあります。
自力の改善が困難だと思われた場合はPCやデータの安全のためにも、プロのPC修理業者のPCホスピタルに依頼いただくことをおすすめいたします。
PCの画面真っ暗トラブルならPCホスピタルにお任せください
本記事ではPCの画面が真っ暗な場合の対処方法について解説しました。画面が真っ暗な場合何を試していけば良いのか、お分かりいただけたかと思います。
PCの画面が真っ暗なまま、というのは重大な故障が発生しているように感じられますが、実際は単純なことが原因であることも多いです。充電したりPCを休ませて冷やしたりするだけで、改善することもあります。
それでも改善しない場合や、改善しても再び画面が真っ暗になってしまう場合は、ソフトウェア・ハードウェアいずれかに不具合が発生している可能性があるので、PCホスピタルに相談いただくことをおすすめします。


修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得