Macの画面に線が入る原因は?対処方法や修理に出す方法を解説!

Macの画面に線が入る原因は?対処方法や修理に出す方法を解説!

Macの画面に急に線が入るようになってしまった、という方も多いのではないでしょうか。画面に線が入るトラブルは稀にあります。線がいつまでも消えない場合、パソコンのソフトウェア面あるいはハードウェア面に何らかの不具合が生じている可能性があります。

本記事ではMacの画面に線が入る原因と対処方法について解説します。また、Macを修理に出す方法についてもまとめました。

本記事を読むことで画面に線が入る問題を解決することが可能です。Macを使っている方はぜひ参考にしてください。

Macの画面に線が入る理由

Macの画面に線が入る理由としては次の5ついずれかが考えられます。

  • ロジックボードの故障
  • ディスプレイ(液晶)の損傷
  • 画面の焼き付き
  • ケーブルの損傷
  • ソフトウェアの問題

画面に線が入る場合、原因を1つに特定するのは難しいです。ソフトウェアの問題かもしれませんし、ハードウェアの問題かもしれません。原因を特定したい場合は、修理業者やメーカーなどの診断・修理を依頼すると良いでしょう。

1つ1つの考えられる理由について詳しく解説していきます。

ロジックボードの故障

画面に線が入る場合、ロジックボードの故障が考えられます。ロジックボードとは、Macのメイン基板を指します。Windowsパソコンで言うところのマザーボードのことです。ロジックボードには電子部品が数多く溶接されており、精密な機器となっています。精密な分、パソコンに衝撃が加わったり水が侵食したりすることですぐ壊れてしまうことがあります。

ロジックボードはMacのパーツの中でも重要なものです。ロジックボードが故障すると、液晶だけでなく他の箇所にも影響が及ぶ可能性があります。

ディスプレイ(液晶)の損傷

ディスプレイ(液晶)が傷ついていたりヒビ割れていたりすると、画面に線が入る可能性があります。一見すると損傷がないようでも、よく見てみると傷がついている場合があります。

パソコンの液晶が傷つく原因としては、パソコンの落下が挙げられます。特にMacBookは持ち運ぶ場合が多いので、落とさないように気をつける必要があります。また、落下時の衝撃をやわらげるためにも、パソコンケースに入れるのがおすすめです。

他には、ディスプレイ(液晶)に圧力をかけてしまうのも液晶を傷つける原因になります。よくあるのが、MacBookを閉じる際に、ノートなどの物を挟んでしまうことです。間に物を挟むのは画面を傷つける原因になるので止めましょう。

画面の焼き付き

そこまで多くあることではありませんが、画面の焼き付きによって液晶に線が表示されたままになる可能性もあります。Macの画面に長時間同じ画像を表示していると、画像の一部が残ったままになることがあるのです。

ケーブルの損傷

ケーブルの損傷も画面に線が入る原因として考えられます。MacBookの中に通っているケーブルは、経年劣化によって断線してしまう恐れがあります。ケーブルが損傷すると、画面表示がおかしくなることがあります。

ソフトウェアの問題

画面表示がおかしい場合、ソフトウェア面に問題があるケースがあります。何らかのアプリケーションの処理によって、画面表示に不具合を発生させている場合があるのです。

また、Macを長く使っていると処理能力が低下してしまうことがあります。処理能力が低下すると、アプリ起動時の負荷に耐えられず画面表示に影響が出る可能性があります。

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Macの画面に線が入った場合の対処方法

Macの画面に線が入った場合の対処方法としては次の5つが挙げられます。

  • Macを再起動させる
  • ディスプレイを交換する
  • NVRAM(PRAM)をリセットする
  • SMCをリセットする
  • セーフモードで起動する

画面に線が入った場合は、これら5つを順番に試すと良いでしょう。1つ1つの対処方法について詳しく解説していきます。

Macを再起動させる

何らかの不具合がMacに生じた場合、ひとまず再起動させてみるのがおすすめです。再起動によって、ソフトウェアが一旦閉じられるため、ソフトウェアが原因で画面に線が入っている場合、解決する可能性があります。

再起動する際は、きちんと正しい手順で行うことが大切です。ただし、画面が真っ暗で何も見えないなどの状態の場合、正規の方法で再起動できないことがあります。その場合、強制再起動を行うしかない場合があります。

Macで強制再起動を行う際は、control+電源ボタン(control+メディア取り出しキー、 の場合もあり)を押します。するとダイアログが表示されるので、再起動を選択します。

この方法で再起動できない場合は、control+command+電源ボタン、で再起動します。

また、キーボードが動作せずショートカットキーが効かない場合は、電源ボタンを10秒以上長押しすることで強制シャットダウンする手もあります。

ディスプレイを交換する

ディスプレイの損傷が原因で画面に線が入る場合、液晶を交換すれば解決する可能性が高いです。iMacの場合は、予備のディスプレイがあればそちらと交換してみましょう。MacBookの場合は、外部ディスプレイに接続してみて正しく映るか試してみます。

監修者からのコメント 濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
Point

修理費用については後述しますが、Apple Storeに依頼する場合、Macのモデルやサイズ、新旧によって金額が大きく変動します。

NVRAM(PRAM)をリセットする

NVRAM(PRAM)とはメモリの1種であり、自由に読み書きが可能、電源を落としてもデータが消えない、といった特徴を持っています。画面の映りがおかしい場合、NVRAM(PRAM)をリセットすることで改善する可能性があります。

NVRAM(PRAM)をリセットする方法は次のとおりです。

NVRAM(PRAM)をリセットする手順
  1. Macをシャットダウンする
  2. Macを起動し、すぐにcommand+option+P+R、を押したままにする
  3. 再起動が開始される
  4. 起動音が2回鳴ったらキーを放す

この後OSが立ち上がるので、画面表示が改善されているか確認してください。

SMCをリセットする

画面に線が入る場合、SMC(システム管理コントローラー)をリセットすることで改善する可能性もあります。SMCではMacの電源関係を処理しています。

SMCをリセットする方法は次のとおりです。

SMCをリセットする手順
  1. Macをシャットダウンする
  2. 電源ボタンとShift+control+optionを約5秒押したままにする
  3. キーを同時に放す
  4. 電源ボタンを押してMacを起動する

Macが起動すればSMCがリセットできています。

セーフモードで起動する

セーフモードで起動するのも試した方が良いです。セーフモードとは、最低限のアプリのみでパソコンを立ち上げるモードのことです。自分でインストールしたアプリなどは起動しません。セーフモードを使うことで、問題箇所を明らかにできる場合があります。

セーフモードで立ち上げてみて画面表示が正常に戻るなら、インストールしたアプリに問題があると分かります。その場合は、最近インストールしたアプリをアンインストールして改善されるか確かめてみましょう。

セーフモードにしてもやはり液晶に線が入るなら、アプリ以外に問題があると分かります。

Macのセーフモードの起動方法は、Appleシリコン搭載モデルかIntelプロセッサ搭載モデルかで異なります。どちらが搭載されているか調べるには、デスクトップのAppleのマークから「このMacについて」を選択します。ここに「チップ」という項目があるならAppleシリコン、「プロセッサ」という項目があるならIntelプロセッサが搭載されています。

Appleシリコンの場合のセーフモード起動方法は次のとおりです。

Appleシリコンの場合のセーフモード起動手順
  1. Macをシャットダウンする
  2. 電源ボタンを押したままにする
  3. 「起動オプションを読み込み中」と表示されたら「ボリューム」を選択
  4. Shiftキーを押したまま「セーフモードで続ける」を選択する

Macが再起動され、メニューバーに「セーフブート」と表示されたら成功です。

Intelプロセッサの場合のセーフモード起動方法は次のとおりです。

Intelプロセッサの場合のセーフモード起動手順
  1. Macをシャットダウンする
  2. Macを起動したらすぐShiftキーを押したままにする
  3. ログインウインドウが表示されたらShiftキーを放す
  4. Macにログインする

メニューバーに「セーフブート」と表示されたら成功です。

Macの画面に線が入った際にやってはいけないこと

Macの画面に線が入った際にやってはいけないことは次の2つです。

  • ディスプレイやパソコンを叩く
  • 強制再起動・強制終了を繰り返す

1つ1つの注意点について詳しく解説していきます。

ディスプレイやパソコンを叩く

テレビの液晶の映りが悪いときに叩いて直す人がいますが、同じ要領でパソコンやディスプレイも叩いて直そうとする人がいます。基本的に機器類を叩いて直そうとするのはNGです。叩くことで衝撃が加わってしまい、パソコンの他のパーツまで損傷する可能性があります。結果、修理費用が高くなってしまうことがあります。

強制再起動・強制終了を繰り返す

パソコンの強制再起動・強制終了を繰り返すのは止めましょう。パソコンはきちんとした方法で再起動・終了を行うのが基本です。画面が映らないなど、どうしてもやむを得ない場合のみに、強制再起動・強制終了を行ってください。

また、その場合であっても行うのは1回のみにした方が良いです。強制再起動・強制終了を繰り返すと、パソコンに何度も負荷がかかってしまい、故障する可能性が高くなります。1回やって画面が直らないのであれば、PCホスピタルに診断を依頼するのがおすすめです。

Macの画面に線が入ったままになっている場合は?

上記で解説したことを試しても、液晶が直らない……。このような場合、Macの何らかのパーツなどが故障している可能性があります。このまま放置していると、Macの他の箇所にも影響が広がることがあります。早めにMacを修理に出すことをおすすめします。

Macの修理の依頼先としては次の2つが挙げられます。

  • Appleに修理を依頼する
  • PCホスピタルに修理を依頼する

1つ1つの修理依頼先の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

Appleに修理を依頼する

MacBookやiMacなどはAppleに修理を依頼することが可能です。

Appleの公式サイトからはApple StoreやApple正規サービスプロバイダ来店の予約や宅配修理の依頼などを行うことができます。近くにApple StoreやApple正規サービスプロバイダがないなら、宅配修理を依頼すると良いでしょう。

Apple修理のメリットは、AppleCare+ for Macに加入している場合、修理料金が安くなる可能性がある点です。

AppleCare+に加入すると、「画面または外部筐体の損傷」を12,900円(税込)で修理してもらえます。「画面に線が入る」トラブルの場合、こちらに該当するかもしれません。

ただし、AppleCare+に加入していない場合、修理料金が高額になる可能性もあります。Macを修理に出す場合、まずはAppleCare+に加入しているかを確認しましょう。

PCホスピタルに修理を依頼する

AppleではなくPCホスピタルに修理を依頼する手もあります。

AppleCare+に加入していない場合、PCホスピタルに依頼した方が、修理料金を抑えられる可能性があります。

また、データを消さずに修理してするのもメリットの1つ。Apple修理の場合、データを保護してくれるわけではなく、修理から戻ってきたMacが初期化されていることもあります。バックアップを修理前に取っていれば問題ないのですが、バックアップの取り方が分からない方もいるでしょう。その場合は、PCホスピタルにご依頼いただくのがおすすめです。

PCホスピタルはMacの液晶に関するトラブルを解決した実績も多数あるため、PCホスピタルの利用も検討してみてください。

PCホスピタルはMacの画面に線が入るトラブルのサポートが可能です

本記事では、Macの画面に線が入る場合の対処方法について解説しました。画面に線が入ってしまった場合、何を行えば良いのかお分かりいただけたかと思います。

画面に線が入った場合、ロジックボードの故障や液晶の損傷、ケーブルの損傷などが原因として考えられます。何が原因なのかを特定するのは難しいです。ひとまず再起動やNVRAM(PRAM)・SMCのリセット、セーフモードでの起動などを試してみると良いでしょう。

それでも改善しない場合は、メーカー修理は保証対象にならなければ高額になることがあるため、PCホスピタルの利用を検討することをおすすめします。安く修理できる可能性があり、最短即日修理でお急ぎの方も安心です。

PCホスピタルのパソコン修理概要
PCホスピタル
PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 基本料金 8,800円 + 液晶トラブル修理 16,500円~ + 出張サポートは2,200円追加
Mac画面修理の詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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