パソコンがフリーズした時の原因や対処法を解説!【Windows 10/11】

パソコンを使用していると固まって操作ができなくなり、フリーズ状態になることがあります。
強制シャットダウンをしたら解決するという話を聞かれたことがあるかもしれませんが、強制シャットダウンは繰り返し行うことでパソコンの故障の原因にもなります。
この記事ではそのようにパソコンがフリーズした時の原因や対処法を解説いたします。
慌てずパソコンのフリーズに対処

パソコンがフリーズした時に正常な状態に戻すためには原因に合わせて適切な対処を行うことが重要です。
ここでは、パソコンがフリーズする原因ごとに具体的な対処法を紹介していきます。

パソコンがフリーズしても強制シャットダウン以外の方法で解決できるようにしましょう。対処法を行っても解決しない場合には修理に出すことも必要になります。上図の「フリーズが解消しないなら修理に出す」の時のご依頼はこちら。
修理に出す状態の判断と、どこに出せばよいかを確認しておきましょう。
パソコンがフリーズする7つの原因

パソコンがフリーズする原因には大きく分けて6つの原因が考えられます。入力装置の電池切れ、熱暴走、メモリ不足、アプリケーションの不具合、ウイルス感染、ハードディスクの寿命、アップグレードによるドライバー不具合の7つです。
ここではそれぞれの原因について症状を詳しく説明し、何が原因なのか探ります。原因を突き止めて、対処法につなげましょう。
マウスやキーボードの電池切れや故障
作業をしていて急に文字が打てなくなったり、マウスのアイコンが動かない。そんなフリーズしたと勘違いしやすいことに、ワイヤレスのキーボードやマウスの電池切れがあります。
ワイヤレスの入力機器は一度電池を変えると長い間電池交換無しに動いています。それだけに、忘れたころに電池が切れるので、勘違いしやすいのです。
この場合、フリーズとは関係のない原因が考えられるのでむやみに強制シャットダウンしないようにして、別の原因を探りましょう。
パソコン本体の熱暴走
パソコンは熱に弱いので、内部でファンが回り温度が上がらないようにしています。しかし、内部のファンで冷却できないほど本体が高温になると、熱暴走によりパソコンがフリーズします。
直射日光が当たる場所に置いていたり、ファンの排気口をふさぐような場所に置いていたり、パソコン内部がほこりで汚れていたりすると熱暴走がおきやすい環境にあります。室温が上がり過ぎている場合はエアコンで調節し、直射日光の当たらない場所で作業をしましょう。
デスクトップパソコンの場合は定期的にカバーを外して掃除をするとよいです。ノートパソコンの場合は掃除が難しいので、長年使ったら専門業者に掃除に出すと長持ちします。
熱暴走によるフリーズはパソコン内部の部品も痛めるので、できるかぎり避けるよう対策をしましょう。
パソコンのメモリ不足でフリーズ
パソコンの購入時にメモリが4Gとか8Gとか書いてあるのを目にしているでしょうか。パソコンのメモリとは、プログラムを処理するための作業テーブルのようなものです。4Gとか8Gとはテーブルの大きさを表現しています。
作業する内容によって、机の大きさは変わります。メールやウェブを見るだけなら4Gで問題なく処理できますが、動画編集やたくさんのソフトを同時に起動して作業をするときなどは8Gでもスペースが足りなくなります。
このメモリ不足により処理に時間がかかりフリーズが起きます。「コンピューターのメモリが不足しています。」というメッセージが出る場合もあります。このような場合はメモリの増設を検討しましょう。
メモリ容量に合わせて、パソコンでできることは下記表の通りになります。該当の容量でできないことをしようとするとフリーズする可能性が高くなります。
容量 | パソコンでできること |
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4GB | Windows 10を使用する最低容量です。Webサイトの閲覧やExcel、Word等の使用は可能ですが、複数同時の作業はかなり厳しいと言えます。 |
8GB | 標準的なメモリ容量です。Microsoft Officeを使用した事務作業も問題なく行えます。ブラウザやOfficeアプリを2~5個までなら同時に立ち上げて使用できます。 |
16GB | ビジネスやプライベートで使用する場合、複数同時作業を行っても余裕のあるメモリ容量です。動画編集・画像編集・3Dゲームも行えます。 |
32GB | 4K動画の編集や高負荷の3Dゲームを行うような場合に安心できるメモリ容量です。 |
メモリの増設方法と、増設できる容量はパソコンによってさまざまです。取扱説明書に「メモリの増設」といった項目で多くが説明されているので参照しましょう。
使っているアプリケーションの不具合
アプリケーション自体に問題がありフリーズすることもあります。特にOSのアップデート後などに、アプリケーションのバージョンが適合しないことで処理が進まないことがあります。
特定のアプリケーションを起動したときのみ、フリーズが頻発するなら不具合が濃厚です。一度、アプリケーションを削除(アンインストール)して、インストールし直してみると解消します。
アプリケーションのアンインストール方法は以下の通りです。
Windows 10の場合 |
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1.【スタートメニュー】>【設定】の順にクリックします。 2.【アプリ】をクリックします。 3.右側にインストールされているアプリの一覧表が出てくるので、アンインストールしたいアプリをクリックし、表示された【アンインストール】をクリックします。 4.「このアプリとその関連情報がアンインストールされます」が表示されるので【アンインストール】をクリックします。 |
Windows 11の場合 |
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1.【スタートメニュー】をクリックし、設定を選択 2.「アプリと機能」をクリック。 3.削除したいアプリの右にある点3つをクリック。 4.「アンインストール」をクリックし、進めていくと削除されます |
パソコンがウイルスに感染
パソコンがウイルス感染をした場合、フリーズしやすくなります。悪意のあるウイルスの中には、プログラム自体破壊されて、起動できなくなるケースもあります。
ウイルスの中にはパソコンのバックグラウンドで動き、メモリやCPUに負荷をかけるタイプのものもあります。CPUとはプログラムの処理をする人の役割をする部品です。CPUもメモリも負荷がかかり過ぎると処理が追いつかなくなり、画面が固まってフリーズします。
ウイルス対策ソフトを入れて常に監視・駆除しておくことが必要です。また、ウイルス対策ソフトの多くがメモリを一定量使うので、メモリ不足にならないよう注意が必要です。
パソコンのハードディスクの寿命や故障
毎日使われているパソコンのハードディスクの寿命は3~4年と言われています。ハードディスクは作業したデータを保管しておく場所です。日々ものすごい量の読み取りと書き込みを繰り返しているのがハードディスクです。
長く使っているとパーツの劣化で正常な動作をしなくなり、急なフリーズが起きるようになります。パソコン本体からキーンやガタガタなどの音がする場合やアプリケーションが頻繁に終了する場合などはハードディスクの寿命や故障が疑われます。
対策としては交換を行うことで、その後も長く使えます。交換方法はパソコンによってさまざまなので取扱説明書の「ハードディスクの交換」といった項目を参考に行いましょう。難しければ専門の修理業者でも交換を行ってくれるので相談してみましょう。
PCホスピタルならデータを消さずに修理できます。
パソコンが頻繁にフリーズする場合は、ご相談ください。
パソコンが頻繁にフリーズする場合はこちら。PCホスピタルにお問い合わせ。
OSのアップグレード後のフリーズ
Windows 10やWindows 11へのアップグレード後から、フリーズが頻発することがあります。これは、ドライバーの不具合が原因として考えられます。
アップグレードの際はWindows 7やWindows 8.1で使用していたドライバーがWindows 10/11のものに置き換えられますが、不具合によりドライバーが正常に動作しないことでフリーズが発生する症状です。
その場合は下記対応で改善する可能性があります。
- Windows Updateを実施する
- グラフィックドライバーを更新する
- 高速スタートアップを無効にする
Windows Updateの実施方法
Windows 10の場合 |
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1.画面左下のWindowsマークをクリックして「設定」をクリック。 2.「更新とセキュリティ」をクリックして「Windows Update」をクリック。 3.「更新プログラムのチェック」をクリックしてアップデートを行う |
Windows 11の場合 |
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1.「スタート」ボタン→「設定」の順にクリック。 2.「Windows Update」をクリックして「更新プログラムのチェック」を実施 |
グラフィックドライバーの更新方法
Windows 10の場合 |
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1.画面左下のWindowsマークを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択。 2.「ディスプレイアダプター」をクリックするとデバイス名が表示されるので右クリックして「ドライバーの更新」をクリック。 3.「ドライバーの検索方法」表示後「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックして、ドライバーが見つかれば指示に従って更新を実施。 |
Windows 11の場合 |
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1.「スタートボタン」を右クリックしてメニューから「デバイスマネージャー」を選択。 2.「ディスプレイアダプター」をクリックしてドライバー更新する機器を選択後に右クリックから「ドライバーの更新」を選択 3.「ドライバーの検索方法」表示後「ドライバーを自動的に検索」を選択して進めると更新されます。 |
高速スタートアップを無効にする方法
Windows 10の場合 |
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1.画面左下のWindowsマークをクリックして「設定」を選択。 2.「電源とスリープ」をクリックして「電源の追加設定」をクリック。 3.「電源ボタンの動作を選択する」をクリックして「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。 4.「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して「変更の保存」をクリック。 |
Windows 11の場合 |
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1.検索フォームに「コントロールパネル」と入力して「コントロールパネル」を起動。 2.「ハードウェアとサウンド」をクリック後「電源ボタンの動作の変更」をクリック。 3.「現在利用可能でない設定を変更します」をクリックして「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックで完了。 |
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約14万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
本当にフリーズなのかを見極める2つのチェックポイント

ここで、見落としがちなフリーズに見えてフリーズしていない2つの状態についてチェックしていきましょう。ひとつ目はアクセスランプの点滅からチェックする方法。ふたつ目は入力機器の接続や電源をチェックする方法です。
間違えやすいそれぞれのチェックポイントについて紹介します。どちらも画面が固まったように見えてフリーズしたと勘違いしやすい状態です。しかし、実際はフリーズしていないのです。勘違いして強制シャットダウンを行うと無傷のパソコン本体に影響を及ぼすので注意しましょう。
アクセスランプから作業中かチェック
画面が固まってしまったときに、フリーズではなくただ処理に時間がかかっているだけの可能性があります。チェックするのはパソコン本体で光っているアクセスランプです。ハードディスクのアクセスランプが点滅しているなら、処理中なので数分待ってみましょう。
もし電源ボタンが光っていなけば電力が供給されていないことになります。停電やコンセントが抜けていることもありますが、電源ユニットが故障し、通電が問題になっていることもあります。
特にデスクトップパソコンの場合、パソコン側の電源コードの根元は大きくしっかりしたものになっているのできちんと奥まで届いていないことがあります。コンセントタップ側も同じですが、ケーブルは挿さっているか、損傷はないか、電源タップのスイッチは入っているかなどを確認しましょう。電源ユニットが問題の場合はパーツを交換する必要があります。
数分から数十分待って解消する場合は処理に時間がかかっているだけの可能性が高いです。あまりに時間がかかる場合はメモリ不足やアプリケーションの不具合、ウイルス感染を疑いましょう。
また、画面が固まっていてもマウスでポインターが動く場合もフリーズではなく、そのアプリケーションが不安定な状態にあると考えられます。数分待って解消されるか、アプリケーションを終了して別のアプリケーションが動くか試してみましょう。
ここで、アクセスランプが点滅しているときはハードディスクから情報を出し入れしているときと考えましょう。その点滅しているときにフリーズしたと思って強制シャットダウンを行うと、最悪の場合ハードディスクが損傷し、起動できなくなる可能性もあります。
アクセスランプが点滅していて画面が固まっているときは、電源ボタンを押すのではなく、プログラムから強制終了を呼び出して電源を切るようにしましょう。
マウスやキーボードの接続や電源をチェック
ワイヤレスのキーボードやマウスを使っているのなら、電源がはいっているか確認した上で入力機器に問題ないか確認しましょう。電池切れの可能性も確認し、電池を交換して使用してみましょう。
有線のマウスやキーボードを使用しているようなら、パソコンにつないでみて動くか確認しましょう。マウスが動くのにキーボードが動かない、またはその逆の場合、パソコン本体ではなく、動かない入力機器の故障が考えられます。
両方持っている場合、有線が動くのに、ワイヤレス機器が動かないのならワイヤレス機器に問題があるか、ワイヤレス部品に問題があるでしょう。他のワイヤレス機器がつながるようならワイヤレスの入力機器の電池切れか故障が疑われます。
入力機器の故障や電池切れはフリーズに近い状態を招きますが、パソコン本体に問題がない状態です。この状態でフリーズしたと勘違いして強制シャットダウンを行うとパソコン本体も故障する原因となるのでよく確認して使用しましょう。
入力機器の故障、パソコン本体どちらが原因のフリーズかよくわからない、修理のプロに依頼してなるべく早く解決したい方はこちら。PCホスピタルにご依頼ください。
強制シャットダウン前に試したい5つの対処法

電源ボタンを長押しする強制シャットダウンはパソコン本体の故障の原因を引き起こす可能性もあるため可能な限り避けたい方法です。ここでは、強制シャットダウンを行う前に試したい、5つのフリーズ対処法について紹介していきます。
アプリケーションや全体のプログラムの強制終了を行うことでフリーズから抜け出せるようになります。できるだけ物理的なシャットダウンを避け、プログラムから強制終了するように心掛けましょう。
まずは待ってみる
対処法と言えないかもしれませんが、まずは気長に待ってみましょう。
パソコンがフリーズする原因として、アプリケーションの処理に時間がかかっているだけの可能性があります。
処理に時間がかかっているだけであれば、数分間程度待っているとそのうち回復します。
また、マウスが動くかどうか、マウスの横の読み込み中の回転マークや砂時計マークがあるかどうか、確認してみましょう。
マウスが動いたり、読み込み中の回転マークが出ているということは、パソコン自体は動いているということになります。
まれに、以下のようなエラーポップアップが出ているが、他のアプリケーションに隠れて気づいていないだけのこともあります。確認してみてください。
×ボタンでアプリケーションの終了
特定のアプリケーションが固まってしまっている場合は、プログラムの右上にある「×ボタン(終了ボタン)」を押すか、「Alt」+「F4」キーを押します。その後、「このプログラムは応答していません」というダイアログがでたら、「すぐに終了」を選択します。
これで特定のアプリケーションのみ強制的に終了させることが可能です。特定のアプリケーションが頻繁に固まる場合はアプリケーションの不具合かメモリ不足が考えられます。アプリケーションの再インストールやメモリの増設で対応しましょう。
タスクマネージャーからアプリケーションの強制終了
「×ボタン」が反応しない場合、タスクマネージャーという機能を使用することでアプリケーションの強制終了ができます。
マウスが動くならスタートボタンを右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。キーボードだけで操作するなら「Ctr」+「Alt」+「Del」キーを同時に押すと、「タスクマネージャー」を開けます。
タスクマネージャーでアプリを強制終了する手順
- 「Ctr」+「Alt」+「Del」キーを同時に押します
- タスクマネージャーが起動します
- 閉じたいアプリを選択し、右クリックを押して「タスクの終了」を選択します
- アプリが終了して完了です。
アプリケーションが応答していないときに有効的な手段として利用しましょう。
「Ctr」+「Alt」+「Del」からサインアウト
通常、「Windowsキー」+「X」で「シャットダウンまたはサインアウト」を表示し、再起動を選択できます。
しかし、どのアプリケーションが原因でフリーズしているか分からず、画面も動かない場合に強制的に再起動する方法があります。先ほどの「タスクマネージャー」を呼び出す方法を利用したサインアウト方法です。
フリーズしている状態で「Ctr」+「Alt」+「Del」を押すと、タスクマネージャーの他にサインアウトが表示されます。サインアウトをすると、アプリケーションを全て強制終了してくれて、再起動するよりも復帰が早い時間でできます。
マウスやキーボード以外の操作を加えてみる
マウスやキーボードが反応しない場合、それ以外の操作をしてみることでフリーズ状態が直ることがあります。
例えば、CDやDVDを挿入するディスクを開け締めすることで、今パソコンがしている以外の処理を加えることができます。
そうすることで状態が改善されることがあります。
根本的な解決ではないですが、フリーズを解消するために試してみる価値はあります。
パソコンをフリーズさせない8つの対策

これまで紹介してきたように、パソコンがフリーズするのには原因があります。ここではパソコンがフリーズしないように8つの対策を紹介していきます。対策をすることで少しでも快適にパソコン作業が進むようにしていきましょう。
通気性がよく高温を避ける作業環境
パソコンの通気性を損なうと、熱暴走を招きフリーズしてしまいます。パソコンの排気口のそばに障害物を置かないようにしたり、デスクトップならファン周りの掃除を心掛けましょう。パソコン本体への直射日光は避け、エアコンで室温の管理をして、作業しやすい環境を整えましょう。
また、冬場には結露にも弱いので、急激な寒暖差のある場所に置いたり、加湿による結露を避けましょう。
すぐに使わないアプリケーションは終了する
作業中にできることとして、最低限のアプリケーションだけを起動することを心掛けましょう。調べ物などで大量のサイトをタブなどで開いているなら、不必要なページは消すとパソコンの負荷が低減できます。
使用していないアプリケーションや入れた覚えのないアプリケーションは削除するようにしましょう。使用していないのに常駐していて、メモリやCPUに負荷をかけている場合もあるので、こまめにチェックしましょう。
ソフトウェアやドライバーを最新にする
ソフトウェアやドライバーは不定期に更新されます。アップデートプログラムで定期的に自動で更新されますが、自動で更新されないものもあります。そのようなアプリケーションは、デバイスマネージャーなどで更新のチェックができます。
操作手順は以下の通りです。
ドライバーの手動更新方法
Windows 10の場合 |
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1.「Windows」キーを押しながら「X」キーを押す。 2.「デバイスマネージャー」をクリックします。 3.目的のデバイス名をダブルクリックします。 4.表示されたデバイスドライバーを右クリックして、一覧から「ドライバーの更新」をクリックします。 5.「ドライバーソフトウェアの更新」が表示されます。 6.「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。 7.デバイスドライバーの更新結果が表示されたら、「閉じる」をクリックします。 |
Windows 11の場合 |
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1.「「スタート」をクリックし、表示されたメニューから「設定」をクリック。 2.「システム」をクリックして右側の一覧から「バージョン情報」をクリック。 3.「関連設定」から「デバイスマネージャー」をクリック 4.更新するデバイスを選択して表示下部に表示されるデバイスを選択後、右クリックから「ドライバーの更新」を選択。 5.「ドライバーの更新」が表示後「ドライバーを自動的に検索」をクリックして進めていくと更新が完了します |
ウイルス対策ソフトのインストール
ウイルスによってパソコンの能力が著しく低下することもあります。ウイルスを監視・駆除するためには対策ソフトを使いましょう。対策ソフトは各社で体験版があるので、自分で使いやすいものを選びましょう。
ウイルスソフトをインストールする場合、メモリが足りているかもチェックしておきましょう。ウイルスソフトは常時動いているため、メモリ不足の原因になりやすいので注意しましょう。
デフラグでパソコンの内部を整理
パソコンを長年使用しているとハードディスクの空いている場所にいろいろな情報が書き込まれていきます。ひとつのデータの情報が分散してしまっていることもあります。データの分散によりプログラムの起動や動作が遅くなったり、フリーズすることがあります。この分散したデータを組み直して固まったデータに戻してくれるのが「デフラグ」という機能です。
読み込みや書き込みのエラーが低下し、ハードディスクの空き容量も増えます。デフラグはハードディスクの容量が増えるほど時間がかかるので定期的に行って整理しておくのがおすすめです。ただし、ハードディスクに大きな負荷を与えますので過度に行うのはよくありません。数カ月に1度から年に1回程度行いましょう。
また、基本的にデフラグをする前には「ディスククリーンアップ」でシステム エラーや不良セクタをチェックしてからデフラグを行うことをおすすめします。
デフラグの手順
- 画面左下の検索ボックスに「コントロールパネル」と入力
- 「コントロールパネル」をクリック
- 「システムとセキュリティ」を選択
- 「ドライブのデフラグと最適化」を選択
- 「最適化」をクリック
- デフラグの最適化が終わるまで待てば完了です
パソコンの用途に見合ったメモリの増設
各OSの動作には最低メモリや推奨メモリなどがあります。最低メモリの状態ではフリーズが起きやすいので、頻繁にフリーズするようならメモリの増設がおすすめです。
目安としてはちょっとした文章作成やネット閲覧程度なら4GBでも十分機能します。そこに動画や画像の編集など、負荷のかかる作業をするのなら8GB以上は必要になってきます。
常時動いているウイルスソフトのようなアプリケーションが増えていくとメモリも不足しがちになります。「タスクマネージャー」でメモリの使用状況をモニターできます。使用状況からメモリが足りているのかチェックしましょう。
スペックを確認して搭載されてるメモリー容量が8GBより少ないのであれば、メモリーの増設をおすすめいたします。
搭載されてるメモリー容量の確認方法
Windows 10の場合 |
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1.画面左下のスタートボタンを右クリック。 2.「設定」を選択して「システム」をクリック。 3.「詳細情報」を選択すると表示される「実装RAM」がメモリー容量です。 |
Windows 11の場合 |
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1.画面下部のスタートボタンをクリック。 2.「設定」を選択。 3.下部の「バージョン情報」を選択すると表示される「実装RAM」がメモリー容量です。 |
Excel(Microsoft Office 2021)を動かすのに必要なプロセッサとメモリ
ソフトによって、必要なスペックは変わってきます。例えば、Excel (Microsoft Office 2021)の場合は下記のスペックが「最低限必要」です。
- OS:Windows 10、Windows 11
- CPU:1.6GHz、2コア
- メモリ:4GB (64 ビット)、2GB (32 ビット)
- HDD/SSD:4GBの空きディスク領域
もしも、あなたが使っているパソコンが上記のスペックを満たしていない場合、エクセルを動かそうとするとパソコンが情報を処理しきれなくなって動かなくなってしまいます。また、上記は「最低限必要」なスペックのため、他にハードディスクの容量が3GB必要だったり、ネットへの接続が必要だったり、快適に操作するためにはプロセッサやメモリの数値がもっと必要です。
パソコンのスペックが低い場合は、パソコンを買い替えるかアップグレード(パーツを高性能なものに替えること)を行うことで問題が解決します。しかし、スペックが高いパソコンは値段が高くなり、買い替えも容易ではありません。使いたいソフトがあってパソコンを買う場合はあらかじめお店の店員さんや買い替えをサポートしてくれるスタッフにソフトとパソコンについて相談してから購入することをおすすめします。
PCホスピタルはメモリー増設のご依頼も対応しています。パソコンの用途に見合ったメモリーの増設をご希望の方はこちら。
回線の速度が遅い場合の対処方法
回線の速度が遅く、「クリックしたページの画面が表示されない」場合は、契約している回線の種類を確認しましょう。CATVや電話回線を使用するため基地局から遠ければ遠いほど通信速度が遅くなるADSL回線の場合は、光回線にすることで改善することがほとんどです。
しかし、光回線を使っていても回線の速度が遅い場合もあります。例えば、マンションなどの集合住宅では各部屋に光回線を引くことができますが、元のマンションまでの回線は1本のため、それを皆で分け合っているため回線の速度が遅くなってしまいます。時間帯によって遅くなる場合はこの可能性が考えられます。同一回線を使用する中でも上位プランにするなどによって速度が改善することもあります。
また、回線に問題がなくても無線LANなどを使っている場合は、無線LANから距離が離れている場合や有線に比べると速度が遅くなります。この場合は、有線接続に切り替えるか、無線LANの性能を上げることで速度を速くすることできます。
修理をプロに任せるのも一つの対処法

記載の対処法でフリーズする状態が改善しない場合、内部パーツの故障やOS破損など複数の原因が組み合わさっている可能性もあります。
パソコンを分解してパーツを交換すればフリーズする状態が改善するかもしれませんが、失敗すれば更に状態が悪化してしまうことも考えられます。また、ノートパソコンや一体型パソコンは分解の難易度が高く、知識が無ければ修復できない状態に陥る可能性があります。
自力の改善が難しい場合はパソコンやデータを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。
PCホスピタルはフリーズ改善サポートに対応しています
パソコンがフリーズするとイライラしてつい強制シャットダウンをしてしまいがちです。しかし、これまで紹介してきたことで強制シャットダウンのデメリットについて理解していただけたでしょうか。
フリーズ対策を適切に行うことでパソコンに影響を与えず、安全に作業を進めることができます。ソフト面、ハード面から原因を探り、フリーズに強いパソコンにしていきましょう。
いざという時にはプログラムから強制終了を行うすべを身につけましょう。頻繁にフリーズするようなら、早めにPCホスピタルに修理をご依頼いただくことをおすすめいたします。
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約14万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得