パソコンの画面が真っ白でフリーズしたらどうする?原因と対処方法を開設!

パソコンの画面が真っ白な状態でフリーズしてしまい、どうしたら良いか分からない、という方も多いのではないでしょうか。このような場合、まずは落ち着いて原因を特定することが大切です。
本記事ではパソコンの画面が真っ白でフリーズした場合の対処方法について解説します。また、パソコンを修理に出すならどこが良いか、についてもまとめました。
本記事を読むことでパソコンのフリーズに正しく対応できるようになります。パソコンが使えない状態が続き困っている方はぜひ参考にしてください。
パソコンの画面が真っ白になる原因

パソコンの画面が真っ白になる原因として次の5つが挙げられます。
- ディスプレイの故障
- OSアップデートの失敗
- ケーブルの断線
- 熱による影響
- デバイスドライバーの故障
1つ1つの原因について詳しく解説していきます。
ディスプレイの故障
パソコンのディスプレイの故障が原因で、画面が見えなくなってしまうことはあります。ディスプレイは精密に作られており、少し衝撃を受けるだけで破損してしまう恐れがあります。特にノートパソコンの場合、持ち運んで使う機会が多いため、落としたり雨に濡らしたりしないように気をつけないといけません。
ディスプレイが故障しているかどうか確認するには、外付けモニターを使ってみるのが1番おすすめです。他のモニターなら問題なく映る場合、本体のモニターが故障しています。とはいえ、モニターを持っていない方も多いでしょう。その場合は、修理業者などに診断してもらうことをおすすめします。
OSアップデートの失敗
WindowsやMacなどのOSは定期的に新しいバージョンが公開されます。新バージョンが公開されたら、OSアップデートを行う必要があります。しかしOSアップデートの環境に不備があると、アップデートに失敗してしまう可能性があります。具体的にはネット接続が途中で途切れてしまった、などです。アップデートに失敗すると、システムエラーが発生してしまい、パソコンがフリーズしてしまうことがあります。
ケーブルの断線
デスクトップパソコンの場合、本体とモニターをつないでいるケーブルが断線してしまい、それによって画面が見えなくなっている可能性もあります。ケーブルは無理やり引っ張ると切れてしまうこともありますし、大切に扱っても経年劣化によって壊れてしまうことはあります。
熱による影響
パソコンは熱に弱く、直射日光に当たると中のパーツに不具合が生じる恐れがあります。また、重いアプリを同時に動かした場合、パソコンが熱くなってしまいます。
パソコンには冷却ファンが付いており、溜まった熱を外に放出するようになっているのですが、冷却ファンの性能は使用と共に劣化していきます。冷却ファンだけで熱を放出しきれないと、パソコンが熱暴走を起こし、フリーズしてしまう可能性があるのです。
熱暴走を起こした場合は、まずはパソコンを休ませることが大切です。
デバイスドライバーの故障
デバイスドライバとはパソコンの周辺機器を動かすためのソフトウェアのことです。デスクトップの場合、パソコン本体とディスプレイはドライバーがあることで接続できています。
ドライバーに不具合が発生すれば、ディスプレイに影響が及び、画面が正常に表示されなくなる可能性があります。また、更新せずに古いままにしておくと、パソコンのOSと合わなくなり不具合が発生する可能性が高くなるので、更新を忘れずに行うことが大切です。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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画面が真っ白になった際に実行すべき手順(電源オンの場合)

続いて、画面が真っ白になった際に何をすれば良いかについて解説します。現在パソコンの電源がオンになっているなら、次の4つを順番に試すと良いでしょう。
- タスクマネージャーからデスクトップ画面を表示する
- GPU(グラフィックドライバ )をリセットする
- ウイルススキャンを行う
- パソコンを強制終了させる
これらを順番に試すことで、パソコンへの負担をできるだけ減らしつつ、原因を特定できるようになります。1つ1つのStepについて詳しく解説していきます。
Step1.タスクマネージャーからデスクトップ画面を表示する
画面が真っ白になっている場合、タスクマネージャーからデスクアップ画面を表示させてみましょう。タスクマネージャーとは、アプリを確認できるツールのことであり、デスクトップ画面を表示させることも可能です。
タスクマネージャーからデスクトップ画面を表示する手順は次のとおりです。
- 「Ctr+Shift+Esc」でタスクマネージャーを起動する
- 「ファイル」⇒「新しいタスクの実行」
- ウイルススキャンを行う
- パソコンを強制終了させる
デスクトップ画面が表示されたのであれば、一度再起動させ、問題なく使えることを確認します。デスクトップ画面が表示されない場合は、次のStepに進みます。
Step2.GPU(グラフィックドライバ )をリセットする
GPUとは簡単に言うと、画像処理を行うパソコンのパーツです。GPUに不具合が発生している場合も、画面が真っ白になる可能性があります。そこで、一度GPUをリセットしてみて、改善されるか試してみましょう。
GPUをリセットしたい場合、「Windows+Shift+Alt+B」と入力します。
ちなみに画面が真っ白になったときだけでなく、動作が重い場合や画面表示に何らかの不具合が発生している場合も、GPUのリセットによって改善される場合があります。
Step3.ウイルススキャンを行う
ウイルスソフトがパソコンで稼働した結果、パソコンが熱暴走を起こしフリーズしてしまっている可能性もゼロではありません。知らない人からのメールを開いたり怪しいサイトに入ってしまったりした場合、ウイルスに感染する可能性がありますので、思い当たる点がないか確認してみましょう。
もしウイルスに感染した場合、早急に対応する必要があります。ウイルスによって個人情報が漏洩したり、同じネットワークにつながっている他のパソコンにまで影響を及ぼす可能性があるためです。
ウイルス感染をチェックしたい場合、セキュリティソフトによってウイルススキャンを行う必要があります。セキュリティソフトを持っていない、あるいはソフトを稼働できる状況ではない場合は、修理業者などに相談してウイルス検出を行ってもらうのがおすすめです。
Step4.パソコンを強制終了させる
画面が真っ白の状態から全く動かない、という状況の場合、強制終了せざるを得ない可能性があります。強制終了とは準備なしにいきなりパソコンの電源を落とすことです。強制終了するとパソコンのパーツがダメージを受ける可能性があるため、できればやらない方が良いのですが、他に手段がない場合は仕方ありません。
また、強制終了の方法には2つあります。
- ショートカットキー(alt+F4)を使う
- 電源ボタンを長押しする
ショートカットキーを使う方がパソコンへのダメージは少ないため、先にこちらを試しましょう。まず、「alt+F4」をクリックします。「Windowsのシャットダウン」という画面が表示されるので、「シャットダウン」⇒「OK」を選択します。
キーボードが反応しない場合は、電源ボタンを10秒程度長押しすることで強制終了します。
画面が真っ白になった際に実行すべき手順(電源オフの場合)

上記で解説した手順に基づきパソコンを強制終了した、あるいはすでに電源がオフになっている。このような場合、次の3つを順番に実行すると良いでしょう。
- 本体を休ませる
- 外付けデバイスを外す
- パソコンを掃除する
これら3つは必ず電源オフの状態で行う必要があります。1つ1つのStepについて詳しく解説していきます。
Step1.本体を休ませる
電源をオフにしたら、まずはパソコンを30分程度休ませましょう。休ませることで、パソコンを放電させることが可能です。不必要な電気が帯電していると、動作が不安定になることがあるので、休ませるのは大事です。
Step2.外付けデバイスを外す
パソコンに付けた周辺機器は一度、すべて取り外しします。周辺機器が影響を及ぼしている可能性もあるためです。取り外したら再度電源を入れてみましょう。画面が真っ白なままの場合、パソコン本体に原因があると分かります。
Step3.パソコンを掃除する
パソコンを長年使っている方は一度掃除してみるのもおすすめです。パソコンのファンにほこりが溜まると、本体の冷却が上手くいかないことがあります。
ただ、ファンを掃除する際はパソコンを分解しないといけません。分解が難しいと感じる場合は、無理して行わず、修理業者などの専門家に依頼することをおすすめします。
それでもパソコンの画面が真っ白なままならどうする?

上記で解説したStepを1つずつ試してみたものの、パソコンの画面が真っ白な場合、対処方法としては次の3つがあります。
- 自分で故障原因を探して対処する
- メーカーに修理を依頼する
- 修理業者に修理を依頼する
1つ1つの対処方法について詳しく解説していきます。
自分で故障原因を探して対処する
パソコンの画面が真っ白なままの場合、自分で故障原因を探して対処する手もあります。具体的には、次のような作業を行い、原因を特定していきます。
- BIOSを初期化する
- セーフモードで起動する
- システムの復元を実行する
パソコンに詳しい方でしたら、自分で対処することもできるかもしれません。しかし、これらは難易度が高いです。自分で対処すると、かえって不具合を増やしてしまう恐れもあります。自信がない方は無理に行わず、専門家に原因特定を依頼することをおすすめします。
メーカーに修理を依頼する
パソコンがフリーズ状態の場合、メーカーに修理を依頼する手もあります。MacならApple社に依頼できますし、Windowsなら富士通やパナソニックなど自分のパソコンのメーカーを確認できれば、そのメーカーに依頼することが可能です。修理依頼方法は、各メーカーのホームページに書かれていることが多いので、そちらを参考にしましょう。
メーカー修理のメリットは、保証が効く可能性があることです。メーカーの責任によってパソコンが故障した場合、無料/割引で修理してもらえることがあります。ただし保証期間は大抵1年と決まっています。また、パソコンを落としたり水没させたりした場合、つまり自分の責任による故障は保証してくれない場合がほとんどなので注意が必要です。
もう1つのメリットは、純正パーツで修理してもらえる点です。「パソコンの使用感を変えたくないから同じパーツと交換して欲しい」という方にはおすすめできます。ただし、純正パーツを使う分、保証が効かない場合の修理費用は高くなることが多いです。
修理業者に修理を依頼する
もう1つの修理依頼先として、パソコン修理業者が挙げられます。パソコン修理業者はメーカーと関わりのない非正規の業者のことです。業者によって対応しているパソコンメーカーが異なるので、各ホームページで事前に確認する必要があります。
修理業者のメリットは対応が早い点です。持込修理ならその日のうちに修理してもらえることも多く、すぐにパソコンを使うことができます。
また、修理料金も安い場合が多いです。保証対象外のパソコンは、メーカー修理だとどうしても高くなってしまうので、修理業者を活用するのがおすすめです。
加えて、データを初期化せず修理できるのも見逃せないメリットです。メーカー修理の場合、パソコンが初期化されて返ってくるため、事前にバックアップを取らないといけません。ただ、パソコンがフリーズした状態では、バックアップを取るのは難しいでしょう。修理業者ではできるだけデータを消さずに修理するため、大切な写真や動画を残せる可能性があります。
パソコンの画面真っ白トラブルはPCホスピタルにお任せください
本記事ではパソコンの画面が真っ白でフリーズした場合の対処方法について解説しました。画面が真っ白になった場合は、本記事で解説した手順を1つずつ順番に試していき、原因を特定することが大切です。
それでもフリーズ状態から復活しない場合は、専門家に見てもらうことをおすすめします。メーカーやパソコン修理業者と連絡を取ることで、パソコン修理を依頼できます。特に修理業者は修理スピードが早く、即日で修理してもらえることも多いです。また、宅配修理・持込修理だけでなく、出張修理にも対応していることが多いので、店舗が近くにない方やパソコンを配送する手間を省きたい方にもおすすめできます。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
渡邉 太陽(PCホスピタル 東京三田店 店長)
2015年に日本PCサービス株式会社入社後、累計6500台以上のパソコントラブルを解決。現在はPCホスピタル 東京三田店の店長として店舗マネジメント及び店舗スタッフ約20名の人材育成に携わり、2024年の社内表彰式では年間最優秀店長として表彰される。
保有資格 パソコン整備士検定 取得