パソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が出て起動しない原因と対処法
パソコン起動時に「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」という文言が表示されて、起動しないトラブルがあります。
「警告」という文言もあるので突然表示されると驚きますが、適切に対処を進めることで改善可能なため、この記事ではパソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が出て起動しない時の原因と対処法について解説いたします。
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される状態とは
パソコンは起動する時にシステムデータを読み込む必要がありますが、パソコン起動時に「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」という文言が表示された場合、何らかの理由により、そのデータを読み込むことができない状態になっています。
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される原因
パソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される主な原因は下記の通りです。
- 帯電
- BIOSの起動順序間違い
- CMOS電池の消耗
- 内蔵HDD/SSDの故障
原因について詳細をご説明いたします。
帯電
パソコンが帯電していると、パソコンの動作が遅くなったり、フリーズが発生する等、様々なシステムエラーの原因となりますが、帯電により、このトラブルが発生してることも考えられます。
BIOSの起動順序間違い
BIOSはマウス、キーボードなどの機器を制御するためのシステムですが、BIOSが起動させるデバイスの順番に間違いがあることで、トラブルが発生してる可能性があります。
CMOS電池の消耗
パソコンに内蔵されているマザーボードを稼働させるためにCMOS電池というボタン電池が使用されています。
このCMOS電池が消耗していることが原因でエラーが表示されてる場合があります。
内蔵HDD/SSDの故障
パソコンの内蔵HDD/SSDが破損していることで、トラブルが発生してることも考えられます。
HDD/SSDの障害には「論理障害」と「物理障害」の2つがあり、「論理障害」はシステムのエラー、で「物理障害」は衝撃を与えることで発生いたします。
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 起動しないパソコンの修理 22,000円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される時の対処法
パソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示される時の対処法は下記の通りです。
- 再起動する
- 放電する
- BIOSの起動順序を変更する
- スタートアップ修復を行う
- CMOS電池を交換
- 内蔵HDD/SSDを設置し直す
- 内蔵HDD/SSDを交換
対処法について詳細をご説明いたします。
再起動する
パソコンの起動トラブルは様々な要因で発生するため、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルも一時的なエラーの場合があります。
一度パソコンを再起動して起動可能かご確認ください。
放電する
パソコンが帯電していることで「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルが発生してる場合、放電することで改善する可能性があります。
パソコンの電源ケーブルや周辺機器のケーブルを全て外し、3分後に再度接続してから正常起動できるかご確認ください。
BIOSの起動順序を変更する
パソコンの「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルはBIOSの起動順序の設定を変更するとで改善できる可能性があるため、BIOSの起動順序を変更してから正常に起動できるかご確認ください。
BIOSの起動順序を変更する手順 |
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スタートアップ修復を行う
スタートアップ修復を実施することで「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルを改善できる可能性があるため、スタートアップ修復をお試しください。
スタートアップ修復の手順は下記の通りです。
スタートアップ修復を実施する手順 |
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CMOS電池を交換
パソコンのマザーボードに使用されているCMOS電池が消耗している場合、CMOS電池を交換することで「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルを改善できる可能性があります。
CMOS電池を交換する場合は電池に使用されてる型番と一致する交換用CMOS電池を用意し、マザーボードに触れて故障させないように気をつけて作業を行う必要があります。
内蔵HDD/SSDを設置し直す
内蔵HDD/SSDが正しく設置できてないことで、ブートファイルが読み込めず、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルが発生してる場合、内蔵HDD/SSDを正しく設置することで改善できる可能性があります。
内蔵HDD/SSDを交換
内蔵HDD/SSDの倫理障害もしくは物理障害により、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルが発生してる場合は内蔵HDD/SSDを交換することで修理できる可能性があります。
修理をプロに任せるのも一つの対処法
記載の対処法で「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルが改善しない場合、システムエラーや内部パーツの故障など複数の原因が組み合わさっている可能性もあります。
パソコンを分解してパーツを交換すれば改善するかもしれませんが、失敗すれば更に状態が悪化してしまうことも考えられます。また、ノートパソコンや一体型パソコンは分解の難易度が高く、知識が無ければ修復できない状態に陥る可能性があります。
自力の改善が難しいとお考えの場合はパソコンやデータを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。
PCホスピタルは「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」トラブルのサポートが可能です
パソコンに「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」が表示されて起動しない場合、パソコン修理に詳しい方でなければ原因を見つけることが難しく、自分で修理を行おうとしても失敗して新たに別の不具合が発生することもあります。
より安全なパソコン修理を希望される場合は、パソコンが起動しないトラブルの修理実績が豊富なPCホスピタルにぜひご依頼ください。
修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 起動しないパソコンの修理 22,000円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得