法人向けのセキュリティソフトを比較して解説!

法人向けのセキュリティソフトは様々なものがありますが、最適なセキュリティソフトを選ぶのが難しい場合があります。
そこでこの記事では法人向けのセキュリティソフトについてご説明いたします。
目次
法人向けセキュリティソフトとは

法人・企業・会社でパソコンを使用する場合、セキュリティ対策が十分でなければ、マルウェア、スパイウェア、トロイの木馬などのウイルス感染により、パソコンの動作不良や保存されている機密情報の漏洩など様々な被害が発生してしまう可能性があります。
法人向けセキュリティソフトを導入することでウイルス感染を高い確率で防ぐことが可能になります。
法人向けセキュリティソフトのメリット・デメリット
法人向けセキュリティソフトには下記表のように様々なメリットとデメリットがあります。
項目 | 詳細 |
---|---|
メリット | 会社で使用する複数のパソコンを一括管理することができるので、セキュリティ対策の抜け漏れを防ぐことで社内全体に対して高いレベルのセキュリティ対策を施すことが可能になり、管理の負担も減らすことができます。 |
デメリット | セキュリティソフトはどうしてもパソコンに負荷がかかるため、スペックに余裕がなければ、パソコンの動作が重くなります。そのため、業務で使用するソフトウェアの動作やWebサイト上の管理更新業務が遅い状態になることで、生産性も下がってしまう可能性があります。 |
メリットとデメリットどちらもありますが、セキュリティ対策による情報漏洩の防止などの影響を考えた場合、導入するメリットの方が大きいと言えます。
法人向けセキュリティソフトで重視する点

法人向けセキュリティソフトを選ぶ時に重視する点が複数あります。
重視する点の詳細は下記表の通りです。
重視する点 | 詳細 |
---|---|
使用パソコンのOSに対応しているか | OSにはWindows 10、Windows 11などバージョンが存在するため、社内で使用してるOSにセキュリティソフトが対応しているかという点は重要になります。 |
動作が遅くならないか | セキュリティソフトはパソコンに負荷がかかるため、インストール後に動作速度に影響が出ないかという点をよく確認する必要があります。 |
第三者機関に評価されているか | 第三者機関からセキュリティレベルを高く評価されているセキュリティソフトは信頼度も高いため、選ぶ際の1つの指標として重要です。 |
必要機能が搭載されているか | 最近のセキュリティソフトにはファイアーウォール、メール検知、ウイルス駆除、URLフィルタリングなど様々な機能が搭載されていることが多いです。その分、パソコンにも負荷がかかるため、会社のセキュリティ対策として必要な機能を絞りこんで、選ぶことも大事な場合があります。 |
更新頻度は高いか | ウイルス・マルウェアは日々数が増えているため、少しでもセキュリティソフト側の対応が遅れるとパソコンのセキュリティ対策もおろそかになります。そのため、新種のウイルスに対応できるように日々データが更新されていることが重要になります。 |
上記もチェックの上で会社で使用するパソコンに最適なセキュリティソフトを導入することが重要です。
法人向けセキュリティソフト一覧

法人向けのセキュリティソフトは下記があります。
- ウイルスバスター ビジネスセキュリティ
- Symantec
- avast
- Norton
- ESET
- Cortex XDR
- ZEROウイルスセキュリティ
- AppGurd
- Kaspersky
- McAfee Endpoint Security
法人向けセキュリティソフトについて、それぞれの詳細をご説明いたします。
ウイルスバスター ビジネスセキュリティ
URLフィルタリングにより危険なWebサイトへのアクセスをブロックする機能や軽い動作に定評があります。
クラウド上で常にウイルス情報がアップデートされることで常に最新のセキュリティ対策を施してくれます。
Symantec
サイバーセキュリティー分野で世界的なシェアを獲得しているセキュリティソフトです。世界9か所の拠点で、24時間体制でウイルスの脅威を対策及び保護しています。
悪質なファイルやURLの脅威を毎日自動的に収集して更新することで常に高いレベルのセキュリティ対策を保持してくれます。
avast
様々な種類のウイルスをリアルタイムに検出して駆除し、パソコンへの感染を防いでくれます。
Windows、Mac、iPhone、Androidなど様々なデバイスに対応する世界最高峰のセキュリティソフトです。
Norton
ウイルス感染をもちろんのこと、Webカメラへの不正アクセスブロック機能やパスワードの保存と管理を行うパスワードマネージャーなど幅広い機能が搭載されているセキュリティソフトです。
ESET
新種のマルウェアを検出するための技術を25年以上前から搭載し、高いウイルス検出力や軽快な動作で定評があるセキュリティソフトです。
多層防御機能による複数のタイミングによるウイルスの攻撃を防ぎます。
Cortex XDR
未知の攻撃に対して先回りで脅威を発見して対策し、セキュリティの強化を行います。
また、アラートやログを一元化して様々なウイルスの攻撃を学習して検知し、管理負担を軽減してくれることが強みです。
ZEROウイルスセキュリティ
国内企業が開発しているセキュリティソフトで、未知のウイルスに対応する検知技術を世界に先駆けて開発し、その先進技術の高さが評価されています。
危険な動作があれば即ブロックしてくれて、保護対象フォルダを設定して監視状態にすることでウイルスによる暗号化を防ぎます。
AppGurd
既存の情報に依存せず、ウイルスそのものライフサイクルを断ち切る仕組みにより、未知のウイルスに対する脅威も防止してくれます。
定義ファイルの更新及びディスクスキャンを必要としないため、パソコンへの負荷を減らすことが可能です。
Kaspersky
高機能セキュリティソフトとして世界的に有名で、ランサムウェア対策、スキャンエンジン、オンラインバンキング保護など様々な機能が搭載されています。
McAfee Endpoint Security
クラウド利用によるリアルタイムスキャンやセキュリティ管理の省力化、複数の段階でエンドポイントを防御してくれるため、危険なファイルやウイルス・マルウェアの脅威を適切に即防いでくれます。
PCホスピタルは法人向けセキュリティソフト導入サポートが可能です
法人向けセキュリティソフトを導入する場合、どのソフトが社内の環境に適しているか見極めることが難しい場合があります。
PCホスピタルは社内の環境に合わせて適切な法人向けセキュリティソフトを導入し、強固なセキュリティを構築するサポートを行なっています。法人向けセキュリティソフトの導入を検討されてる場合はぜひご依頼ください。
法人向けセキュリティソフトの導入ならPCホスピタルにお任せください
法人向けセキュリティソフトについて解説しましたがいかがだったでしょうか。
法人向けセキュリティソフトは会社の業務内容やパソコン台数など環境によって最適なものが変わります。
会社の業務内容に最適で堅牢なセキュリティ対策を希望される場合はPCホスピタルにぜひご依頼ください。
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得