パソコンの処分方法は?売却方法や捨て方、データ消去方法について解説!

パソコンの調子が悪くなったから買い替えたいものの、パソコンの処分方法が分からないという方は多いのではないでしょうか。パソコンは粗大ゴミとして出すこともできないため、処分できず古いパソコンが押入れに眠ってしまっている方もいるでしょう。
本記事ではパソコンの処分方法について解説します。パソコンの売却方法や捨て方、データの消去方法についてまとめました。
本記事を読むことでパソコンの処分方法が分かり、新しいパソコンに買い替えることができるでしょう。パソコン処分にお悩みの方はぜひお読みください。
パソコンは粗大ゴミとして処分することができない
パソコンは机や布団などとは異なり、粗大ゴミとして処分することはできません。パソコンだけでなく、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの大型家電も粗大ごみの対象にはならないことがほとんどです。
このような大型家電は「資源有効利用促進法」によって、リサイクルすることが義務付けられています。パソコンはたとえ壊れていても、中のパーツは再利用することが可能です。ゴミを減らすためにも、正しい方法で処分することが大切なのです。
また、パソコンを不適切な方法で処分すると、個人情報が漏洩してしまう恐れもあります。たとえば、パソコンのデータを削除せずに捨てると、第三者が勝手にパソコンを持ち出し、個人情報を抜き取って売却する、といったことが考えられます。このような被害に遭わないためにも、パソコンは正しい方法で処分することが肝心です。
パソコンの処分方法

パソコンの正しい処分方法としては、次の3つが挙げられます。
- 自治体に依頼する
- メーカーに依頼する
- 回収業者に依頼する
どの方法を取るべきかは、住んでいる地域やパソコンの種類によっても異なります。また、場合によっては回収が有料になる場合もあるので、損をしないためにもできれば無料で回収してもらえる方法を選択したいものです。
1つ1つのパソコンの処分方法について詳しく解説していきます。
自治体に依頼する
1つ目は自治体に依頼する方法です。
自治体によってはパソコンの回収を受け付けている場合があります。中には回収ボックスを設けている自治体もあり、ボックスにパソコンを入れるだけで簡単に処分できることもあります。
ただし、すべての自治体がパソコン回収を行っているわけではありません。回収していない自治体の方が割合的には多いです。また、処分完了までにかかる時間や処分にかかる料金などは自治体によって異なります。
詳しくは住んでいる地域の自治体のホームページ、もしくはゴミ捨て表を参考にしましょう。ホームページには、パソコンの正しい捨て方などが掲載されていることが多いです。
メーカーに依頼する
2つ目はメーカーに依頼する方法です。
自分が持っているパソコンのメーカーが分かれば、そのメーカーに処分を依頼することが可能です。メーカーに依頼する場合、確認したいのが「PCリサイクルマーク」の有無です。「PCリサイクルマーク」が付いていれば、メーカーは無料で回収を行ってくれます。
ただし、マークが付いていない場合、回収が有料になってしまいます。平成15年10月以降に販売されたパソコンには基本マークが付いていますが、念のため確認しましょう。
回収業者に依頼する
3つ目は回収業者に依頼する方法です。
回収業者はパソコンのみならず、充電器やキーボードなどの周辺機器も同時に回収してくれることがあります。また、業者によってはデータの削除まで行ってくれます。
パソコン回収の料金などは業者によって異なります。詳しくは回収業者のホームページを参考にしましょう。
パソコンを売ることで処分する方法
パソコンを処分する際は、単に捨てるのではなく売ることも可能です。売却するのには手間はかかりますが、その分お金を得ることができます。
パソコンの売却方法としては、次の3つが挙げられます。
- 家電量販店に下取りしてもらう
- 買取業者に買い取ってもらう
- フリマアプリに自分で出す
ただし、初心者には少し難しい売却方法もあるので注意が必要です。また、売却するにあたって、いくつか気をつけるべきこともあります。
1つ1つの売却方法について詳しく解説していきます。
家電量販店に下取りしてもらう
1つ目は家電量販店に下取りしてもらう方法です。
コジマ電気やヨドバシカメラなどの大手家電量販店は、パソコンの下取りを受けつけています。
下取りの依頼方法や手順は量販店によって異なるため、詳しくはホームページを参考にしましょう。場合によっては、現金ではなくポイントとして下取り金額を得ることもあります。
家電量販店に下取りしてもらうメリットは、購入と同時に処分ができる点です。同時に行えるため、時間の節約になるでしょう。また、普段使っている家電量販店なら、安心して下取りを依頼できるというのも利点です。
ただし、家電量販店の下取りでは、そこまでの金額は付かない可能性もあります。特に壊れているパソコンの場合、無料回収になる場合も多いです。「金額が付かなくても良いのでパソコンを手軽に処分したい」という方におすすめでしょう。
買取業者に買い取ってもらう
2つ目は買取業者に買い取ってもらう方法です。
ハードオフなど、中古のパソコンを買い取っている業者は多くあります。買取業者に査定をしてもらい、金額に納得できたら売却を行います。
買い取り業者によっては、それなりの金額で買い取ってくれる場合もあります。できるだけ高い値段で買い取って欲しい場合は、複数の業者に査定を取ってもらい、最も査定額が高い業者を選ぶという手もあります。ただし、手間はかかってしまうでしょう。
手間を抑えるためにも、事前に買取業者の評判・口コミを調べておくと良いです。評判・口コミを見て、高く買い取ってくれそうな業者に依頼すると効率的でしょう。
フリマアプリに自分で出す
3つ目はフリマアプリに自分で出す方法です。
メルカリやヤフーオークションなどのサイトに出品することで、パソコンを売却することができます。出品後パソコンが欲しい人が現れたら、その人とやり取りを行い、パソコンの配送準備を行います。
フリマアプリを使うメリットは、自分で値段を付けられる点です。買取業者に売るよりも、高い値段で売れる可能性はあります。特にMacBookなどのApple製品は値崩れしにくい傾向があります。
デメリットは、多くの手間が発生する点です。買い手とのやり取りや、出品するための写真撮影、配送手配などをすべて自分で行わなくてはいけません。特に、初めてフリマアプリを使うという方にとって、いきなりパソコンを売るのはハードルが高いでしょう。
パソコンを処分・売却する際は必ずデータを削除
ここまで、パソコンを処分・売却する方法を解説してきました。パソコンを処分・売却する際には、大切なことが1つあります。それは、データを削除しておくことです。
データを削除しておかないと、第三者に抜き取られる可能性があります。たとえメーカーに処分してもらう場合であっても、データは削除しておいた方が安心ですし、メーカー側も削除することを推奨している場合が多いです。
パソコンを処分・売却する前にデータ削除する方法

パソコンのデータを削除する方法としては、次の3つが挙げられます。
- 専用ソフトを使う
- HDDを物理的に破壊する
- 回収業者にデータ削除してもらう
1つ1つのデータ削除方法について詳しく解説していきます。
専用ソフトを使う
専用ソフトを使うことで、簡単にパソコンのデータを削除することが可能です。専用ソフトはパソコンのハードディスク内のデータを、他の意味のないデータに置き換えることができます。
専用ソフトには有料のものもあれば無料のものもあります。信頼性が高いデータ削除ソフトを使うことが大切です。ソフトによって削除方法は異なりますが、基本的にはソフトをインストールし、公式サイトの手順に従って進めていけば削除することが可能です。
HDDを物理的に破壊する
HDDを物理的に破壊することでもデータ削除が可能です。
パソコンのデータは基本的にストレージ(HDD)に保存されます。つまり、ストレージを物理的に破壊してしまえば、データを読み取ることはできないというわけです。
ただ、物理的に破壊する際には注意が必要です。ハンマーなどで叩き割るのは危険が伴うのでおすすめしません。HDDの破片が飛び散る恐れがあるためです。
安全に破壊する方法としては、HDDの記録磁性層に穴を開ける、などがあります。この方法は確実ではあるものの、初心者には少し難しい方法です。
回収業者にデータ削除してもらう
データ削除ソフトの使い方が分からない、HDDを物理的に破壊するのも難しい。そういった方におすすめなのが、パソコン回収業者や修理業者にデータの削除を依頼することです。
業者によってはパソコン回収だけでなく、データ削除を受け付けています。業者を活用すれば安全にデータを削除できますし、手間も省くことができます。
パソコン修理業者であるPCホスピタルでも、パソコン回収を行っています。PCホスピタルではハードディスクなどのデータを破壊し、読み込めない状態にしたうえで処分します。そのため、あらかじめデータを消去する必要はありません。
PCホスピタルのリサイクル回収手数料は4,400円となっています。
パソコンを処分・売却する前にデータを移行する方法

パソコンからデータを削除する前に、データを新しいパソコンに移行させたい、という方は多いでしょう。そこで最後に、データを移行する方法について解説します。
データを移行する方法は次の4つです。
- データ移行ツールを使う
- 外付けHDDを使う
- USBメモリを使う
- クラウドストレージを使う
これらの中から、自分がやりやすい方法を選択すると良いでしょう。1つ1つのデータ移行方法について詳しく解説していきます。
データ移行ツールを使う
データ移行ツールを使うことで、新規のパソコンに簡単に移すことが可能です。パソコンによっては、移行ツールが最初からインストールされていることがあります。インストールされているなら、そのツールを使った方が確実かつ簡単でしょう。
ただし、ツールによってはすべてのデータを移行できない可能性もあります。その場合は、他の方法によってデータ移行を行う必要があります。
外付けHDDを使う
外付けHDDとはUSBケーブルなどでパソコンと接続して使うHDDのことです。外付けHDDはデータ容量が不足しているときに、増設する目的で使われることが多いですが、バックアップ目的でも活用することができます。
外付けHDDのメリットは保存できる容量が多いことです。データを大量に移行したい場合は、外付けHDDがおすすめです。
USBメモリを使う
USBメモリは小型の外部ストレージのことです。USBコネクタから接続することで、簡単にデータを移行させることができます。
USBメモリのメリットは持ち運びが簡単なことです。ただし、データ容量は外付けHDDよりは少なめです。それでも最近は、1TB程度のデータを保存できるUSBメモリもあるため、USBメモリで十分という方も多いでしょう。
クラウドストレージを使う
クラウドストレージとは簡単に言うと、ネット上のデータ保管場所のことです。Google DriveやDropbox、iCloudなどが代表的なサービスです。
クラウドストレージのメリットは、USBメモリや外付けHDDを購入する必要がなく、かつ無料で使える点です。サービスの契約を行い、データを指定方法で保存するだけで、簡単にバックアップを取ることができます。
ただし、クラウドストレージは無料プランだと保存できる容量に限りがあります。たとえば
Google Driveの無料プランは、15GBまでとなっています。
まとめ
本記事ではパソコンの処分方法について解説しました。パソコンの捨て方や売却方法がお分かりいただけたかと思います。
まだ使えるパソコンなら、フリマアプリなどで売却することで、お金を得られる可能性があります。ただ、自分で売却するのは難しいという場合は、無理してフリマアプリを使う必要はありません。その場合、家電量販店や買取業者に売却する、もしくは自治体やメーカー、回収業者に処分を依頼する、といった方法を取ると良いでしょう。
パソコンの処分は慎重に行いましょう
パソコンを処分する場合、データをしっかり削除することが大切です。データの削除ができない場合は、回収業者に依頼することをおすすめします。
パソコン修理業者であるPCホスピタルは、パソコンの買い替えを初期設定込みでサポートできます。お気軽にご相談ください。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
---|---|
対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |