Windows 10が起動しない原因と対処法

Windows 10はシステムの問題や内部パーツの故障など様々なことが原因で突然起動しない状態になることがあります。その場合、原因を把握して適切に対処を行えば、Windows 10が起動できる状態に改善する可能性があります。

そこでこの記事ではWindows 10が起動しない原因と対処法についてご説明いたします。

Windows 10が起動しない原因

Windows 10が起動しない時には様々な原因が考えられますが、主な原因は下記の通りです。

• システムエラー
• パーツの故障
• 帯電
• メモリーが外れている
• 液晶トラブル

詳細をそれぞれご説明いたします。

システムエラー

OS、BIOS、ドライバーなどのシステムエラーにより、Windows 10が起動しなくなることがあります。

システムエラーはWindows Updateができてないことや周辺機器のドライバーを最新バージョンに更新できてないことが原因の可能性があります。

パーツの故障

内蔵HDD/SSDや電源ユニットなどのパーツの故障が原因でWindows 10が起動しなくなってしまうことがあります。

パソコンの使用期間が長くなればなるほど、パーツの経年劣化により、故障する可能性も高くなります。

帯電

Windows 10を使用していくなかで、パソコンに電気が帯電されることが原因でWindows 10が起動しない状態になることがあります。

メモリーが外れている

パソコンの内部に設置されているメモリーが正常に設置されてないことが原因でエラーが発生してWindows 10が起動しないことがあります。

液晶トラブル

液晶画面割れにより液晶画面の一部が表示されてないことや画面の明るさを暗く設定していることが原因でWindows 10が起動してないように見える場合もあります。

Windows 10が起動しない時の対処法

Windows 10が起動しない時の対処法は下記の通りです。

• 電源ケーブルを接続し直す
• バッテリーを充電する
• 周辺機器を外す
• メモリーを設置し直す
• 放電する
• ホコリを除去する
• BIOSを初期化する
• CMOS電池を交換する
• 自動修復を行う
• スタートアップ修復を行う

対処法について、詳細をご説明いたします。

電源ケーブルを接続し直す

電源ケーブルを少し触れただけでも、場合によっては接続が外れてしまったり、接続が不安定な状態になることがあります。

電源ケーブルを正しく接続し直すことでWindows 10が起動できる状態に改善する可能性があります。

バッテリーを充電する

Windows 10をノートパソコンで使用してる場合、バッテリーの充電切れでWindows 10が起動しなくなってる可能性があります。

充電の状態を確認し、充電切れになってるのであれば、ACアダプターを接続して1～2時間ほど充電してから電源ボタンを押してWindows 10が起動するか試してみてください。

周辺機器を外す

周辺機器のドライバートラブルやケーブルの破損が原因でWindows 10が起動しない可能性があるため、周辺機器を全て外してから

メモリーを設置し直す

電源ボタンを押して、電源は入っても画面が暗い状態ならメモリーが正しく設置されてないことでWindows 10が起動しなくなってる可能性があります。

その場合、メモリーを差し直すことでWindows 10が起動する状態に改善する可能性があります。

放電する

パソコンに電気が溜まることでWindows 10が起動しない状態になることがあります。

パソコンの電源をオフにしてから、一体型パソコンの場合は電源ケーブルと周辺機器を外す、ノートパソコンの場合は電源ケーブルと内蔵バッテリーと周辺機器を外し、約5分後にWindows 10が起動できるか試してみてください。

ホコリを除去する

パソコンにホコリが溜まり、上手く排気ができなくなってることでWindows 10が起動しない状態になってることもあります。

熱を外へ逃がせるようにするために、CPUファンや通風口のホコリを除去することでWindows 10が正常起動できる状態に改善する可能性があります。

BIOSを初期化する

BIOSはパソコンの電源を入れると最初に動作し、ハードウェアの制御を行うシステムです。

何らかのトラブルにより、BIOSが不安定になってる場合、Windows 10が起動しなくなることがあるため、BIOSを初期化することで改善する場合があります。

BIOSの初期化を行う手順
パソコンの電源ボタン押します/li> 起動してる途中で「F1」キーを数回押します 「Setup Confirmation」が表示されたら、キーボードで矢印キーを押して「Yes」を選択してEnterキーを押します 「Save configuration and reset？」が表示されたら、キーボードの矢印キーを押して「Yes」を選択し、Enterキーを押します BIOSの初期化を実行されます Windows 10が再起動します

CMOS電池を交換する

CMOS電池というのはマザーボードで使用されている丸い銀色の電池で、Windows 10のパソコンで使用しているマザーボードのCMOS電池が消耗しているため、BIOS設定が保存できなくなり、起動トラブルを発生している可能性があります。

その場合、マザーボードのCMOS電池を交換することで起動トラブルが改善する場合があります。

交換する時はマザーボードに触れるため、細心の注意が必要になります。

自動修復を行う

Windows 10は起動しないトラブルが発生した際に自動修復でOSを修復する機能が備わっており、起動するためのファイルが何らかの理由で破損していると修復してくれる可能性があります。

自動修復機能を使用する手順
パソコンの電源ボタンを押します 画面に「自動修復を準備しています」文言が表示されると自動修復が行われます 自動修復は時間がかかることがあるため、ノートパソコンの場合は電源ケーブルを接続してください 自動修復が完了して問題が改善されれば、Windows 10が起動します

スタートアップ修復を行う

Windows 10のシステムエラーでWindows 10が起動しない場合はスタートアップ修復を行うことでWindows 10が起動できる状態に改善する可能性があります。

スタートアップ修復を実施する手順
パソコンの電源ボタンを押します 画面に「PCが正常に起動しませんでした」もしくは「Windowsが正しく読み込まれませんでした」文言が表示されてから「詳細オプション」「もしくは「詳しい修復オプションを表示する」を選択します オプション選択画面が表示されます 「トラブルシューティング」を選択します 詳細オプション画面が表示されます 「スタートアップ修復」を選択します アカウントがいくつかある場合、修復するアカウントを選択します パスワードを入力してから「続行」を選択します スタートアップ修復が行われ、成功すればWindows 10が起動します

Windows 10が起動しないトラブルをプロに任せるのも一つの対処法

対処法を試してもWindows 10がインストールされてるパソコンが起動しない場合、複数のトラブルが積み重なってる場合もあります。

システムトラブルの改善を試みたり、パーツの交換を行うことでWindows 10が起動しないトラブルが改善する可能性もありますが、失敗すれば被害が深刻になり、データが消失してしまう可能性もあります。

ご自身での解決が難しい場合はパソコンとデータを守るためにもプロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。