SSDが急に遅くなった!6つの原因と対処方法を解説!

SSDが急に遅くなった!6つの原因と対処方法を解説!

パソコンの動作を早くしようとSSDのパソコンを選択したのに、SSDが遅くなってしまった、というトラブルに見舞われた方もいるのではないでしょうか。SSDが遅くなってしまった場合は様々な原因が考えられ、ちょっとした設定の変更が原因で遅くなることもあります。

本記事ではSSDが遅くなった場合の対処方法についてまとめました。SSDの修理はどこに依頼すれば良いか、についても解説しています。

本記事を読むことでSSDが遅くなった場合の対処方法が分かります。SSDが動作速度を改善したい方はぜひ参考にしてください。

そもそもSSDとは?

SSD(Solid State Drive)はパソコンにデータを記録するためのストレージのことです。SSDはパソコンに内蔵されているのが一般的ですが、外付けのSSDも販売されています。

パソコンでファイルを保存したりアプリをダウンロードしたりすると、SSDにデータが記録されます。SSDの場合、内部のフラッシュメモリにデータを書き込んでいます。

SSDとHDDの違い

HDD(Hard Disk Drive)はSSDよりも昔から使われているストレージです。HDDにはデータを記録するためのプラッタが内蔵されており、これを回転させることで読み書きを行います。

「SSDとHDDはどちらが良いのか?」というのは多くの人が抱く疑問です。結論から言うと、SSDの方がおすすめできます。SSDの方が読み込み速度が速いうえに、衝撃に強いメリットがあります。また、HDDと違い円盤を回転させずに記録するため、動作が静かなのも利点です。

最近はSSDも安価な物が増えており、手に取りやすくなりました。そのため、現在HDDを使っている方も、SSDに換装した方が良い場合があります。

自分のパソコンがSSDなのかHDDなのか調べるには?

「自分のパソコンがSSDなのかHDDなのか分からない」という方もおられるかと思います。そこで調べる方法をご紹介しましょう。

パソコンのエクスプローラを開き、左メニューから「PC」を選択します。すると、現在接続されているストレージ一覧が表示されます。ストレージを右クリックして「プロパティ」を選択しましょう。ここからストレージの種類を調べることが可能です。

PCホスピタルはSSDが遅いトラブルのサポートが可能です
PCホスピタルのパソコン修理概要
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修理対応 出張/持込/宅配
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まずはパソコンの使い方に問題がないか確認する

まずは、SSDを確認する前にパソコンの基本的な使い方や設定方法について確認しましょう。具体的には次の2つを調べると良いです。

  • OSが最新になっているか
  • 不要なプログラムが起動していない

これら2つを行っていないと、SSDに限らずパソコンの動作に不具合が生じる可能性があります。1つ1つの確認事項について詳しく解説していきます。

1.OSが最新になっているか

OSが更新されていないと、HDD/SSDの動作に影響を及ぼす可能性があります。パソコンのOSは自動でアップデートされることが多いです。ただ、自動アップデートの設定が解除されている場合もあるでしょう。

OSをアップデートするには、Windows Updateの更新を確認します。パソコンの「スタート」から「設定」を選択し、「更新とセキュリティ」を選択しましょう。そこから、更新プログラムのチェックができますので、更新されてない場合はアップデートを行います。

2.不要なプログラムが起動していないか

パソコンに不要なプログラムが起動していないかも確認しましょう。パソコンを起動した際に自動で開くよう、常駐プログラムの設定を行っている方もいるかと思います。しかし、常駐されるプログラムが多すぎると、動作が遅くなってしまう可能性があります。

使わないプログラムは閉じるようにしましょう。また、SSDの容量を無駄に消費しないために、使わないプログラムを削除することが大切です。

SSDが遅くなる原因と対策方法

SSDが遅くなる原因と対策方法についてまとめました。「SSDが遅くなった」場合、次の6ついずれかが原因かもしれません。

  • SSDの空き容量が少ない
  • TRIMコマンドが無効になっている
  • SSDのモードがIDEになっている
  • ウイルスに感染している
  • ドライバーの状態がおかしい
  • SSDの寿命

これら6つの対策方法についてもまとめましたので、参考にしてください。

1.SSDの空き容量が少ない

SSDの空き容量が少なくなると、速度が低下していきます。特に安いSSDは容量が少ないため、定期的に不要なファイルを削除しないと容量不足に陥ることがあります。

SSDの空き容量を調べたい方は、次の通りに行いましょう。

SSDの空き容量を調べる手順
  1. 「エクスプローラー」から「PC」を選択
  2. 「デバイスとドライブ」から空き容量を確認

対策:クリーンアップを実行する

SSDの空き容量を確保するためにも、クリーンアップを実行することをおすすめします。クリーンアップは次の手順で行うことが可能です。

クリーンアップを実行する手順
  1. 「エクスプローラー」から「PC」を選択
  2. 「ローカルディスク」をダブルクリック
  3. 画面右上の「…」マークをクリック
  4. 「クリーンアップ」を選択し「ディスククリーンアップ」を開く
  5. 削除したファイルを選択して削除していく

ただし、一度削除したファイルは元には戻せないので注意が必要です。本当に必要ないファイルのみ削除するようにしましょう。

2.TRIMコマンドが無効になっている

TRIMコマンドは、書き込み速度を低下させないためのコマンドです。TRIMが有効になっていると、OS上で削除済みのデータがあることを、SSDに知らせてくれます。TRIMが無効になっていると、データを削除しても実際のデータがSSDに残ってしまいます。

TRIMコマンドはデフォルトでは有効になっている筈ですが、間違えて無効にしてしまった可能性はあるでしょう。

対策:TRIMコマンドをオンに設定する

TRIMコマンドをオンにするには、コマンドプロンプトを使う必要があります。まず、次の手順でオン/オフを確認します。

TRIMコマンドをオンにする手順
  1. 「スタート」から「CMD」と入力してコマンドプロンプトを探す
  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックし「管理者として実行」を選択
  3. 「fsutil behavior query DisableDeleteNotify」というコマンドを入力

コマンドを入力した結果「1」が返ってきたらTRIMが無効、「0」なら有効になっています。「1」が返ってきた場合、「fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0」というコマンドを入力することで、有効に切り替えることが可能です。

3.SSDのモードがIDEになっている

SSDのモードがIDEだと、SSDの速度が遅くなってしまいます。IDEは古くから使われているモードです。現在のパソコンでは主流ではないため、基本的には使わない方が良いでしょう。

対策:AHCIに変更する

IDEモードからAHCIモードに切り替えましょう。AHCIモードには、コマンドの順序を並び替えることで、データを高速に読み取るようにする機能が備わっています。

ただし、AHCIモードに切り替える場合、BIOSで設定を変更しないといけません。BIOSの起動方法はメーカーによっても異なるため、手順に関しては取り扱い説明書を参考にする必要があります。

BIOSの起動方法および設定方法が分からない場合、修理業者に相談することをおすすめします。

4.ウイルスに感染している

SSDの速度が急に遅くなった場合、パソコンがウイルスに感染した可能性もあります。怪しいWebサイトでファイルをダウンロードしてしまった、などの理由でウイルスに感染することがあります。

ウイルスに感染した場合、動作が遅くなるだけでなく、個人情報が抜き取られてしまう、などの被害に遭遇する可能性があります。そのため、早急に解決する必要があるでしょう。

対策:セキュリティソフトでウイルスをチェックする

ウイルスに感染した疑いがある場合、セキュリティソフトでウイルスをチェックします。

Windows 11には「Windowsセキュリティ」というものが予めインストールされているはずです。ウイルスチェック方法は色々ありますが、ここでは「Windowsセキュリティ」の「クイックスキャン」のやり方をご紹介します。

クイックスキャンを行う手順
  1. 「スタート」の「すべてのアプリ」から「Windowsセキュリティ」を起動する
  2. 「ウイルスと脅威の防止」を選択
  3. 「クイックスキャン」を実行

この手順でウイルススキャンを行うことが可能です。

5.ドライバーの状態がおかしい

ドライバーとは、デバイスを動かすのに必要なソフトのことです。SSDを動かすのにもドライバーが必要です。ドライバーが正しく機能していない場合、SSDが正常に動作しない可能性があります。

対策:ドライバーを再インストールする

ドライバーの状態がおかしい場合、一度再インストールするのが良いでしょう。ドライバー再インストールは次の手順で行います。

ドライバーを再インストールする手順
  1. 「スタート」を右クリックして「デバイスマネージャー」を選択
  2. SSDのドライバーを探して右クリックし「デバイスのアンインストール」を選択
  3. パソコンを再起動する

再起動が完了したら、「デバイスマネージャー」を確認し、インストールされていることを確認します。

6.SSDの寿命

SSDの経年劣化によって、動作が遅くなってしまった可能性もあります。SSDの寿命は約5年です。データの書き込みを繰り返すことで、SSDは劣化していきます。

SSDの寿命が近くなると、処理速度が遅くなるだけでなく、急にシャットダウンしてしまうなどの問題が発生する可能性もあります。

対策:SSDを交換する

SSDの寿命が来てしまった場合、SSDを交換する必要があります。SSDの交換は難しいので、修理業者に依頼した方が良いでしょう。下手に交換すると、データが消失してしまった他の箇所にも問題が出てしまったりする可能性もあります。

パソコンが直らない・直し方が分からない場合は?

上記の6つを試してもパソコンが直らない場合、SSD以外に原因があるかもしれません。また、パソコンに詳しくないと、上記6つを実践するのが難しい場合もあるでしょう。

これらの場合は、パソコンの診断・修理を修理業者に依頼することをおすすめします。パソコン修理業者は、パソコンに関する幅広い悩みや故障に対応してくれます。修理業者に依頼すれば、SSDの故障も解決するかもしれません。

SSDの修理・換装を行う場合、データが消えてしまわないか不安な方も多いでしょう。修理業者はデータ消失を防ぐために、事前にバックアップをしっかり取ってくれるため安心です。

簡単な修理であれば即日で対応してくれる場合もあるため、すぐにパソコンを使うことができます。

ただ、修理業者によって得意不得意はあります。メーカーやOSの種類によっては、対応してくれないこともあるかもしれません。

PCホスピタルは幅広いパソコンの修理を行ってきた実績があります。WindowsでもMacでも対応が可能ですし、古いパソコンの修理にも基本的には対応しています。

また、PCホスピタルは事前に金額を提示したうえで作業を行います。作業終了後に提示金額以上の料金が発生することはありません。

加えて、宅配修理・持込修理・出張修理の3つに対応しているのも特徴です。「店舗に行く時間がない」という場合は、宅配修理や出張修理を選択することができます。

PCホスピタルのSSD修理実績

PCホスピタルのSSD修理実績を1つご紹介します。PCホスピタルは過去に、「BTOパソコンがSSDの容量を誤認識しているトラブルの解決」を行いました。

パソコンが起動しないため診断を行なったところ、SSDの容量をパソコンが誤認識していると分かりました。検証用SSDを設置したら、SSDの容量をしっかり認識していました。さらに、元のSSDを他のパソコンに設置すると、パソコンが誤認識したため、SSD自体の故障が原因と判明しました。

PCホスピタルで新しいSSDに換装し、OSクリーンインストールを実施し正常に動くことを確認した後に納品となりました。

PCホスピタルはSSDが遅いトラブルのサポートが可能です

本記事ではSSDが遅くなった場合の対処方法について解説しました。SSDの故障理由やその直し方がお分かりいただけたかと思います。SSDはちょっとした設定やトラブルで遅くなることもあります。今回ご紹介した6つの対処方法を順に確認してみるのが良いでしょう。

ただ、SSD以外のところに問題があるケースもあり、自分で問題を特定するのは難しい場合もあるかもしれません。また、場合によってはSSDの換装が必要になります。

故障原因が特定できない場合、PCホスピタルにご相談いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルのパソコン修理概要
PCホスピタル
PCホスピタルを運営している日本PCサービス株式会社は名証ネクストに上場しています
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加
PCホスピタルのSSDトラブルサポートについて詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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