Surface(サーフェス)を初期化させるには?状態別に手順を解説!

Surfaceのパソコンを初期化させたいものの、初期化のやり方が分からない、という方は多いのではないでしょうか。Surfaceに限定した情報は中々見つからないことも多いです。
本記事ではSurfaceの初期化方法について解説します。また、Surfaceを初期化させても不具合が直らない場合の対処方法に関してもまとめました。
本記事を読むことで、Surfaceを初期化することができ、再びSurfaceを使い続けることができるでしょう。Surfaceユーザーの方はぜひ参考にしてください。
Surfaceはどういうパソコンか?

まず、Surfaceはどういったパソコンなのかについて簡単に解説します。Surfaceは次の3つの特徴を持ったパソコンです。
- タッチパネル操作ができる
- Webカメラを搭載している
- 軽量で持ち運びしやすい
1つ1つの特徴について詳しく解説していきましょう。
タッチパネル操作ができる
Surfaceは通常のパソコンと違い、画面を直接タッチして操作することが可能です。つまり、スマホやタブレットと同じ感覚で使えるということです。
タッチするだけでアプリを起動したり、Webサイトを閲覧したりできるため、パソコン初心者にも使いやすいと言えるでしょう。
電子書籍を読む際などに特にSurfaceは向いていると言えます。
Webカメラを搭載している
Surfaceは通常のパソコン同様にWebカメラが搭載されています。Surfaceはカメラの性能が特に高いことが特徴です。
テレワークでのリモート会議にもSurfaceは使いやすいでしょう。
軽量で持ち運びしやすい
Surfaceは軽量で持ち運びやすいのも特徴です。ノートパソコンは1kg以上あるのが一般的ですが、Surfaceは500g程度となっています。
旅行先や出張先でも使いやすいと言えるでしょう。
Surfaceの初期化が必要なときとは?

続いて、Surfaceの初期化が必要な場面はどんなときか、について解説します。次の3つのような場面では、Surfaceを初期化しなければいけない可能性があります。
- Surfaceを処分する場合
- パスワードを忘れた場合
- ウイルスに感染した場合
Surfaceの初期化にはそれなりの手間を有します。そのため、初期化が本当に必要であるとわかったうえで行うことをおすすめします。1つ1つの必要な場面について、詳しく解説しましょう。
Surfaceを処分する場合
Surfaceを処分したり売却したりする場合に、初期化しようとする人は多いです。初期化することで、パソコンのファイルやアプリをすべて削除することができます。
パソコンにはクレジットカード情報や個人情報が多く入っています。そのため、削除せずに捨ててしまうと、誰かがデータを抜き取り悪用する可能性があるのです。
ただし、Surfaceを初期化するだけでは、表面上データが消えているだけで、メモリにはデータが残ってしまっています。そのため、復元ソフトを使えば復元することが可能です。
Surfaceを捨てる際は初期化に加えて、データ削除ソフトを使って完全に削除することを推奨します。あるいは、HDDを物理的に壊したり、磁気を使って電磁的に破壊するのも良いでしょう。
パスワードを忘れた場合
Surfaceのログインパスワードを忘れた場合も初期化することで解決します。初期化すればデータは消えてしまいますが、購入した時の状態に戻せるためパスワードも設定できます。
とはいえ、初期化には多くの手間がかかるため、ログインパスワードは忘れないように、きちんと管理しておくのが原則です。
ウイルスに感染した場合
ウイルスに感染した場合も初期化で解決できます。初期化すれば、ウイルスソフトも含めて全てのファイルを削除することができるためです。
ウイルスに感染した場合の対処方法としては、「該当するファイルを削除する」「ウイルス対策ソフトでスキャンする」などいくつか方法がありますが、最終的には初期化を行わなくてはいけない場合もあるでしょう。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国17店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
Surfaceの初期化をする前に行うべきこと

Surfaceの初期化をする前に行うべきことについて解説します。初期化を行う前に、次の3つは行なっておくことをおすすめします。
- バックアップを取る
- 外付けのデータ媒体は抜いておく
- Office製品のプロダクトキーを取得する
これらを行なっておけば、余計なトラブルに見舞われずにスムーズに初期化を行うことが可能です。1つ1つ、行うべきことについて詳しく解説します。
バックアップを取る
初期化するとデータはすべて消えてしまうため、大事なデータはバックアップを取っておくことをおすすめします。
バックアップを取る方法は色々ありますが、OneDriveなどのクラウドストレージを使うのがもっと簡単です。他には、外付けHDDやUSBフラッシュメモリを使う方法もあります。
問題は、Surfaceにログインができない場合です。ログインできない場合は、外部からSurfaceを動かしてバックアップを取ることになります。ただ、難しいうえに専用の機器の購入が必要になるため、「初期化したいが保存したいデータがある」場合は修理業者に相談した方が良いでしょう。
また、パソコンが壊れたときのために、日頃から大事なデータはバックアップを取っておくことが大切です。
外付けのデータ媒体は抜いておく
SDカードやSIMカードなどの外付けのデータ媒体は、初期化時は外しておきましょう。SDカードなどが付けられたままだと、不要に読み込んでしまい、初期化に支障をきたす場合があります。
Office製品のプロダクトキーを取得する
初期化するとOffice製品は削除されるため、使う場合は再インストールが必要です。再インストール時には、プロダクトキーが必要な場合があるため、初期化前に取得しておきましょう。
プロダクトキーを取得する方法は次の通りです。
プロダクトキーを取得する手順 |
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Surfaceを初期化する2つの方法

それではSurfaceの初期化方法についてみていきましょう。Surfaceの初期化方法には次の2つがあります。
- 起動後に初期化する方法
- ログイン前に初期化する方法
初期化自体はそこまで難しくはないですが、一度初期化させると元に戻すことができないので、慎重に行うことをおすすめします。また、事前にバックアップを取るのを忘れないでください。
各初期化方法について詳しく解説します。
起動後に初期化する方法
まず、Surface起動時に初期化する方法です。Surfaceがひとまず使える状況なら、こちらの方法がおすすめです。手順は次の通りです。
起動時に初期化する手順 |
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「開始する」をクリックした後は、個人用ファイルを保持するか、削除するか、選択する画面が表示される場合があります。Surfaceを今後も使うなら「保持する」、売却・処分するなら「削除する」を選択しましょう。
ログイン前に初期化する方法
Surfaceにログインができない場合、ログイン画面から初期化する手があります。手順は次の通りです。
ログイン画面から初期化する手順 |
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なお、Surfaceの起動すらできない場合は、この方法を取ることができません。USB回復ドライブを使って初期化を行うことも可能ですが、かなり難しいうえに、パソコンをもう一台必要とします。
そのため、起動ができない場合は、パソコン修理業者に相談することをおすすめします。
Surfaceを初期化しても不調が直らない場合は?

Surfaceを初期化しても不調が直らない、あるいは初期化が難しい状況になってしまった、このような場合はパソコン修理業者に依頼することをおすすめします。
Surfaceの修理はメーカーや家電量販店に相談することも可能です。ただ、メーカー修理の場合、データの保護を行なてくれないため、バックアップを取らないといけません。また、宅配での修理が基本なうえに、パソコンが届くまで時間がかかるケースもあります。
一方で、パソコン修理業者は、最短即日で修理を行ってくれます。また、データを保護したうえで修理を行なってくれるのもメリットです。
ただし、修理業者すべてがSurface修理に対応しているわけではない点は注意が必要です。公式ホームページで修理対応端末を調べたうえで、依頼することをおすすめします。
パソコン修理業者の1つであるPCホスピタルは、Surface修理にも対応しています。また、Surfaceの初期化対応を行った実績もあり、「Surfaceのログインパスワードが分からない」などの問題にもスムーズに対応することが可能です。
また、メーカーの場合は宅配での修理が主ですが、PCホスピタルは持込修理や出張修理にも対応しています。
PCホスピタルのSurface修理実績

PCホスピタルは一般的なパソコンだけでなくSurfaceの修理実績も豊富です。今回はSurfaceの修理実績の中から2つをピックアップしてご紹介します。
- 【実績1】Surfaceが起動しないため初期化によるトラブル解決
- 【実績2】Surfaceが起動しないためOSインストールによるトラブル解決
各実績でどんな修理を行ったのか、詳しく解説していきましょう。
【実績1】Surfaceが起動しないため初期化によるトラブル解決
PCホスピタルでは、過去にSurfaceの初期化対応を行いました。
今回のご相談では、Bitlockerがかかっていて、Surfaceにログインするのに回復キーが求められる状況でした。回復キーを取得するためにはMicrosoftアカウントが必要なのですが、アカウント情報をなくしてしまったので回復キーは取得できなくなっていました。
そこで、Surfaceの初期化によって対応しました。事前にリカバリーメディアを作成し、初期化の状態に戻せるようにした後に、初期化作業を進めていきました。
この事例のように、他に対処方法がない場合はSurfaceの初期化を行います。Surfaceは回復キーをなくしてしまうと面倒なことになるので、しっかり保管しておくことが大切です。
【実績2】Surfaceが起動しないためOSの再インストールによるトラブル解決
こちらもSurfaceが起動しないというトラブルでしたが、今回はSurfaceの初期化ができない状態でした。そこでPCホスピタルの方で、別の方法で解決を行いました。
SurfaceをWindowsメディアから起動し、コマンドプロンプトを開きます。ここからコマンド入力によってパーティションを削除し、OSをインストールできる領域を確保しました。その後、OSのインストールを行い、起動したところ問題なく動いたので納品完了となりました。
今回はパソコン内のデータが不要ということだったため、このような対応を行いました。
PCホスピタルはSurface初期化サポートが可能です
本記事ではSurfaceの初期化方法について解説しました。Surfaceの初期化を行う手順や、初期化前に行うべきことについてご理解いただけたかと思います。
Surfaceのパスワードが分からないなど、バックアップを取るのが難しい状況の場合は、PCホスピタルにご相談いただくことをおすすめいたします。初期化以外の解決方法をお伝えすることや、データを保護したうえで初期化を行える可能性があります。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国17店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン設定サポート 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得