壊れたパソコンからデータ移行を行うには?修理業者に代行してもらう方法も解説!

壊れたパソコンからテータを取り出したいが、データ移行の方法が分からない、という方は多いのではないでしょうか。データ移行の方法は、パソコンの状況によっても異なります。
本記事ではパソコンの状況別に、データ移行を行う最適な方法を解説します。また、自分でデータ移行を行うのが難しい人のために、修理業者に代行してもらう方法も紹介しましょう。
本記事を読むことでデータ移行に関する疑問を解決することができます。壊れたパソコンからデータを取り出せず困っている方はぜひ参考にしてください。
まずはパソコンの状態を確認しよう

パソコンが壊れていると言っても、状況は様々です。完全に起動すらできない場合もあれば、起動はできてもエラーが出たり、キーボードが反応しないなど、色々な状況があるでしょう。
パソコンの状態によって、データ移行の方法は異なります。まだパソコンを操作できる状態なら、クラウドサービスやフラッシュメモリなどに、ドラック&ドロップでファイルを動かすことで、データ移行を行うことが可能です。
操作ができない状態の場合は、パソコンからHDDを取り出して、HDDを他のパソコンなどにつないでデータを抜き出すなど、取る方法が異なります。
HDDが物理的に壊れておりデータの抜き出しもできないという状況の場合は、修理業者にデータの復旧および移行をお願いした方が良いです。自分で移行作業を行う手もありますが、パソコン初心者には非常に難しいですし、誤ってデータを削除してしまう可能性もあるためです。
起動するパソコンのデータ移行を行う方法

パソコンがまだ起動する状態なら、データ移行は比較的簡単に行えます。データ移行の方法は大きく次の3つに分かれます。
- クラウドサービスを使う
- フラッシュメモリを使う
- 外付けHDDを使う
移行したいデータの量などに応じて、どの方法を選択するか決めると良いでしょう。各移行方法のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
クラウドサービスを使う
手軽にデータ移行を行いたいなら、クラウドサービスを使うのがおすすめです。Google DriveやDropboxなどのサービスには、ネット経由でデータを保存することができます。
例えばDropboxの場合、2GBまでは無料で保存することが可能です。移行したいデータがテキスト中心の場合は無料プランでも問題ないかもしれませんが、画像・動画のデータも移行したい場合は有料プランに加入しなくてはいけない可能性があるでしょう。
クラウドサービスでデータ移行を行う場合、特に周辺機器なども必要としません。やり方も簡単なので初心者におすすめできると言えるでしょう。
フラッシュメモリを使う
フラッシュメモリは、データを保存できる記憶装置の1種です。フラッシュメモリはパソコンに接続するだけで簡単にデータを移行することができます。
また、外付けHDDに比べて小さいため持ち運びに便利なのがメリットです。加えて、フラッシュメモリは家電量販店だけでなくコンビニでも購入できるので、手軽なのも利点でしょう。
外付けHDDを使う
外付けHDDはデータ移行やバックアップ目的に多く使われています。外付けHDDの接続も簡単に行えますし、データ容量が大きいため、パソコンのデータをまるごと移行したい場合におすすめです。
外付けHDDを選ぶ際は、パソコンの接続端子と合っているものを選ぶと良いです。また、セキュリティ性能に優れたものを選ぶと、重要なデータを移行する場合にも安心できます。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
壊れたパソコンから新しいパソコンにデータ移行を行う手順

パソコンが起動しない場合は、HDDを取り外して、新しいパソコンにデータを移行する方法がおすすめです。新しいパソコンにデータ移行する手順は次の通りです。
- 外付けHDDを使う
- パソコンからHDDを取り出す
- HDDとUSB接続変換アダプタを繋げる
- HDDとパソコンをUSBで繋げる
- データを移行する
この方法ではUSB接続変換アダプタが必要になります。また、HDDを取り出すためにはドライバーも必要なので、予め準備しておきましょう。
各Stepについて詳しく解説していきます。
Step1.パソコンからHDDを取り出す
最初に、パソコンからHDDを取り出す必要があります。デスクトップの場合は、ドライバーを使って、側面のカバーを外せばHDDが見つかるはずです。後はドライバーでHDDを取り出せば良いだけです。
ノートパソコンの場合は、まずバッテリーを取り外さなくてはいけません。バッテリーを外さず分解すると感電のリスクがあるためです。バッテリーを外したら、ドライバーを使ってHDDを取り外します。
Step2.HDDとUSB接続変換アダプタを繋げる
取り外したHDDと新しいパソコンを接続する必要があります。接続する際は、USB接続変換アダプタが必要です。
USB接続変換アダプタは、HDD/SSDに合った端子を選択する必要があります。HDD/SSDの端子には、「SATA」「SCSI」「SAS」などがあります。端子が何か分からない場合は、修理業者に依頼した方が良いかもしれません。
USB接続変換アダプタを準備したら、HDDとUSB接続変換アダプタを接続します。
Step3.HDDとパソコンをUSBで繋げる
次に、USB接続変換アダプタとパソコンを接続します。接続後、パソコンがHDDを「外付けのHDD」と認識したら問題ありません。認識しない場合、HDDが壊れている可能性があります。壊れている場合は、修理業者に依頼してデータ移行を行ってもらった方が良いです。
Step4.データを移行する
最後に、古いHDDから新しいパソコンのHDD/SDDにデータをコピーします。コピーしたいファイルをドラッグ&ドロップすれば簡単にコピーすることができます。
以上が、新しいパソコンにデータを移行する手順です。HDDを取り外すのは結構大変なので、時間がない方や難しい方は、データ移行をパソコン修理業者に依頼することをおすすめします。
データ移行を行う際の注意点・ポイント

続いて、データ移行を行う際の注意点やポイントを解説します。注意点・ポイントは次の3つです。
- 移行したいデータを予め整理しておく
- 移行先の容量に気をつける
- 時間に余裕があるときに行う
これらを予め留意しておくと、途中でつまずくことなく移行作業を行えるでしょう。1つ1つの注意点・ポイントについて詳しく解説していきます。
移行したいデータを予め整理しておく
移行したいデータは事前に、メモ帳などにリストアップしておくと良いでしょう。移行作業を行いながら何のファイルを移行するか考えるのは大変ですし、ミスする可能性も上がります。
また、移行するアプリの個人設定やパスワードも控えておくと良いです。移行後にアプリが上手く使えなくなった場合、再インストールしなくてはいけないためです。個人設定などを控えておくと再インストール後に楽に設定することができます。
移行先の容量に気をつける
データ移行する際は、移行先のストレージ容量に気をつけましょう。容量は多めに見積もっておくと良いです。容量が少ないと、動画などの大きいデータを移せず、別の外付けHDDなどに保存しないといけない手間がかかってしまいます。
時間に余裕があるときに行う
データ移行は時間に余裕があるときに行いましょう。特にデータが多い場合、移行に数時間以上かかる場合が多いためです。また、クラウドサービス経由で移行する場合は、ネット回線が遅いと移行に更に時間がかかってしまう可能性があります。
データ移行ができない場合の対処方法

HDDが物理的に故障していたり、自分で移行作業を行うのが難しい場合、修理業者に依頼することをおすすめします。修理業者に依頼すれば、最短1〜2日程度でデータ移行を行ってもらえます。
ただし、修理業者に依頼する際はいくつか気をつけるべきこともあります。そこで、修理業者のメリットや依頼する際の注意点などについて詳しく解説しましょう。
修理業者のメリット
修理業者のメリットは、サービス内容が豊富な点です。データ移行だけでなく、新しいパソコンの初期設定や古いパソコンのデータ削除、なども行ってくれます。
また、出張修理・持込修理・宅配修理にも対応している場合がほとんどです。宅配修理の場合、対応完了まで1週間程度かかりますが、出張修理の場合は最短即日で訪問してくれます。店舗に来店する必要がないため、店舗まで遠い場合や急いでいる場合は出張修理がおすすめです。
修理業者を利用する際の注意点
修理業者といってもデータ復旧専門の業者、パソコン修理の専門業者など、さまざまです。データ復旧業者は、データ復旧に関しては高度な技術を持っていますが、費用が高額になるケースもあります。
パソコン修理業者の場合、パソコンの修理や、中のデータの救出、場合によってはデータ復旧まで対応しているケースもあります。パソコンに詳しくない人の場合、壊れたパソコンが修理できるものか、修理できず新しいパソコンへデータ移行だけしてもらったらいいのかなど、適切な対処方法がわからないケースもあるでしょう。
パソコンのデータ移行をお願いする場合であっても、修理業者には個人情報を見られるわけですから、信頼性の高い修理業者を選択することが重要です。
PCホスピタルとは?
「修理業者にデータ移行を依頼したいが、どこがいいのかわからない」
そのような場合は、PCホスピタルにご相談ください。パソコン修理・データ救出・データ移行・新しいパソコンの設定まで幅広く対応しています。全国・最短即日・年中無休でサポートが可能で、20年以上のパソコン修理・サポート実績を持つ業者です。
- 診断後、事前に見積額を提示し修理後にそれ以上の料金は請求しない
- 修理料金の相場がホームページに分かりやすく記載されている
- 個人情報保護方針がホームページに記載されている
といった特徴があります。
また、持込・宅配での対応だけでなく、出張修理が行える点もメリットです。出張修理では自宅までスタッフが来訪し、パソコン修理やデータ移行を行います。持込・宅配の手間がかからないですし、出張修理は数時間で完了するケースが多いので、忙しい方にもおすすめです。
データ移行の料金相場

「修理業者にデータ移行を代行して欲しいけど料金が心配…」という方も多いでしょう。そこで、PCホスピタルのデータ移行の料金相場を解説します。
データ移行の料金は移行したいデータの容量によって異なります。
データバックアップ・移行【50GB】 | 11,000円 |
追加容量オプション【50GBごと】 | 6,600円 |
例えば、100GBのデータを移行したい場合、「11,000円+6,600円=17,600円」という計算になります。なお、外付けHDD代などは別途見積となります。
また、データ移行だけでなく、データ復旧対応も行っています。データ復旧にかかる料金は、パソコンの状況によって異なります。
復旧難易度別に、次のような料金となっています。
データ復旧【論理障害軽度】 | 22,000円 |
データ復旧【論理障害中度】 | 44,000円 |
データ復旧【論理障害重度】 | 別途見積 |
データ復旧【物理障害軽度】 | 22,000円 |
データ復旧【物理障害中度】 | 44,000円 |
データ復旧【物理障害重度】 | 別途見積 |
この他にも、起動しないパソコンの復旧などのサポートも可能です。壊れたパソコンからのデータ移行だけでなく、新しく買い替えるか迷っている場合にもご相談ください。
PCホスピタルのデータ移行実績
PCホスピタルはデータ移行やデータ復旧を行った実績が数多くあります。今回はその中でも、以下の2つの実績を紹介します。
- 【実績1】20年前のパソコンのデータ移行・復旧
- 【実績2】起動しないパソコンのデータ移行・復旧
【実績1】20年前のパソコンのデータ移行・復旧
20年前のパソコンのデータ移行作業を行ないました。
パソコンの状況を調べたところ、電源が入らず全く動作しない状態でした。そこでパソコンからHDDを取り外し、データ復旧を実施しました。正常にデータを取り出すことに成功しました。
【実績2】起動しないパソコンのデータ移行・復旧
NECディスプレイ一体型パソコンのデータ移行作業を行いました。
こちらのパソコンは、起動はするものの画面が真っ暗な状態でした。診断の結果、部品故障とシステム不良の両方が発生していることが分かりました。このパソコンは特殊な部品構成だったので、パソコン復旧センターにて特殊な手法で復旧作業を行いました。
結果、99%のデータを復旧させることに成功しました。復旧したデータを外付けHDDに移行し、作業完了しました。
データ移行・復旧は修理業者の技術力が問われる作業でもあります。データ移行・復旧を依頼する際は、実績が豊富な信頼性の高い業者を選定することが大切です。
パソコンのデータ移行はPCホスピタルにお任せください
本記事では壊れたパソコンからデータを移行する方法について解説しました。データ移行する場合は、まずパソコンの状態を確認し、どのやり方で移行するのが良いか検討することが大切です。
データ移行の方法が分からない、あるいはHDDが壊れている、という場合は修理業者にデータ移行・復旧を依頼することをおすすめします。修理業者の中でもPCホスピタルは修理実績が豊富であり、安心して依頼することが可能です。
また、パソコンが壊れたときのために、日頃からバックアップを取っておくことも大切です。バックアップの取り方が分からないという場合も、PCホスピタルにご相談いただければ、アドバイスすることが可能です。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得