キーボードの修理は可能?発生しうるトラブルと対処法や修理を依頼すべきケースを解説

キーボードが故障した場合、修理するか、新しいものに買い替えるかの2択となります。ただし、トラブルの内容によっては自力での解決が可能なケースもあります。
今回はキーボードに発生しうるトラブルとその対処法、そしてキーボード修理を依頼すべきケースについて解説します。
キーボードに発生しうる4つのトラブル

キーボード修理が必要になる原因として下記4つのトラブルが考えられます。
- キーを押しても反応しない
- 長押し状態になる
- キートップが外れる
- 水没してしまった
詳細を紹介します。
キーを押しても反応しない
キーを押しても反応せず文字の入力などができない状態を指します。また、キーを極端に強く押した場合のみ反応し、通常の力加減では反応しない状態も含みます。
キーボード全体にトラブルが起きていることもあれば、特定のキーのみにトラブルが起きることもあります。
加えて、常にキーボードが反応しないケースもあれば時々反応しないケースもあり、故障しているか判断しづらいトラブルです。
長押し状態になる
何かしらのキーを押すと長押し状態になってしまうトラブルです。一度しか押していないにもかかわらず、同じ文字が何度も連続して入力される状態の場合、名が多し状態になっていると考えましょう。
このトラブルも常に長押し状態になることもあれば、少ない頻度でこの状態になることもあります。
偶発的にキーボードが引っかかり長押しになってしまうこともあるため、キーボード故障であるのか、使い方の問題なのか判断が必要です。
キートップが外れる
キートップとはキーボードに取り付けられている、文字や記号が印字されている部分です。キーボードによってはこの部分が外れるようになっていて、強い力がかかると外れてしまうトラブルが生じます。
キートップが外れた際に部品が破損していると、キーボード修理やキーボードの買い替えが必要です。また、破損していなくても自分での取り付けが難しければ、パソコン修理業者に対応してもらうのが良いでしょう。
水没してしまった
キーボードに飲み物をこぼしてしまうなど水没してしまったトラブルです。
キーボード全体や一部が濡れてしまうことで、キーボードに不具合が生じます。例えば、キーが完全に反応しなくなることもあれば、反応が鈍くなってしまうこともあるでしょう。また、水没してから時間が経過するにつれて、反応が悪くなっていくこともあります。水没するとその場で故障するだけではなく、水分による腐食で徐々に内部が故障することもあり、注意が必要です。
「水没したが故障していない」と思っても、最終的にはキーボード修理が必要になるかもしれません。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
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キーボード修理を依頼する前に試したい3つの対処法

キーボードが故障してしまい修理が必要と感じた際は、できる対処法として下記があります。
- キーボードの掃除
- キーボードを乾燥させる
- キートップを自分ではめ込む
まず自分でできる対処法を試してみましょう。
キーボードの掃除
キーボードの反応が悪い、長押し状態になるならば、まずはキーボードを掃除してみましょう。
毎日キーボードを利用していると、キーとキーの隙間にホコリや髪の毛などが挟まってしまいます。これらが蓄積されることでキーの押下を妨げ、反応しない状況や長押し状態になっているかもしれません。
キーボードを掃除する際は、まずエアダスターなどを利用して、キーの隙間やキーボード基板近くに溜まっているホコリなどを除去します。キーボードの内部にホコリが残っていると掃除しても詰まってしまう可能性があるため、なるべくキーボードの外側へ出すように心がけましょう。塊になっているものは、無理しない範囲で直接取り除いても差し支えありません。
また、最後にはキートップを誤って外さないように意識しながら、柔らかい布で乾拭きしましょう。
キーボードを乾燥させる
キーボードを濡らしてしまった場合、いち早く乾燥させましょう。内部に水分が残っていると、酸化して重要なパーツが故障してしまう可能性があります。
キーボードを乾燥させる際は、風通しが良く直射日光のあたらない場所を選ぶべきです。風通しが悪く湿度が高い場所はキーボードが乾燥しにくいため避けるようにしましょう。また、キーボードのパーツには熱に弱いものがあるため、直射日光の当たる場所は避けなければなりません。
同様の理由で、ドライヤーなどの温かい風を利用して乾燥させる方法も避けるべきです。
なお、キーボードに侵入した水分がコーヒーやカップスープなど純粋な水以外ならば、水分中に含まれるものがキーボード内にこびりつく可能性があります。
例えば、乳製品や塩分がキーボード内に残ってしまい、この成分が原因で乾かしても腐食するリスクは残ります。
キートップを自分ではめ込む

キーボードに強い力がかかりキートップが外れた場合、自分で取り付けることも可能です。
キーボードによっては単純な仕組みで取り付けられているため、自分で修理できる可能性があります。例えば、キーボード本体にキートップを取り付けるための穴があれば、そこに取り付けるだけで元通りです。
ただ、簡単に取り付けられる部品ですが、細かいパーツで構成されているため無理に取り付けると破損しかねません。
自分でキーボードを修理しようとして、キートップが破損してしまうと本末転倒です。
チャレンジしてみて自力での解決が難しいと感じるならば、早い段階で諦めてキーボード修理を依頼しましょう。
デスクトップキーボードの修理方法

デスクトップパソコンのキーボード修理について説明します。
基本は買い替えがおすすめ
デスクトップパソコンのキーボードが故障した場合は、原則として買い替えをおすすめしています。おすすめする理由は、キーボード修理に必要な費用よりも買い替えに必要な費用の方が安く済むことが多いからです。
近年はキーボードの価格が安定していて、修理費用よりも安価なものが大半です。
キーボードを修理するよりも同じ商品を購入した方が安いため、デスクトップパソコンのキーボードは基本的に買い換えましょう。
ノートパソコンキーボードの修理

続いてはノートパソコンに組み込まれているキーボードの修理について解説します。
部品取り寄せが不要ならば短時間で修理完了
ノートパソコンのキーボード修理は、部品の取り寄せが必要になるかどうかで作業量が変化します。
キートップの取り付けや分解してからホコリ除去など、シンプルな対応であれば短時間で完了すると考えましょう。作業時間としては1時間程度であり、持込修理や訪問修理ならば即日パソコンが修理されます。
破損がひどい場合はキーボードの交換が必要
キートップや基盤が損傷していてすぐに部品が確保できない場合は、取り寄せるため時間を要します。やり取りやパーツの輸送に時間を要するため、キーボード修理でも1週間から2週間程度必要と考えましょう。
また、パソコンやキーボードの状態によってはパソコン修理業者では対応できない場合があります。
この状態になるとパソコンメーカーでの修理となります。部品を取り寄せするよりもさらに時間がかかる修理となり、2週間以上はパソコン本体ごと手元に無い状態になる可能性があります。
水没の場合は詳細な検査もすべき
キーボードが水没してしまった場合、パソコン内部まで水分が浸入している可能性があります。
この状態を放置すると唐突にパソコンが故障する原因となるため、通常通りパソコンが使えている場合でも、早めにパソコン診断を行うことをおすすめします。
キーボード修理の際にメーカー修理を希望すれば細かな部分まで点検してもらえるため、念のために点検してもらうと良いでしょう。
パソコンのキーボード修理はPCホスピタルにお任せください
パソコンのキーボード修理について説明しました。キーボードにはさまざまなトラブルが発生しますが、説明したとおり内容によっては自分で対処できます。また、デスクトップパソコンのキーボードは、基本的に費用面で修理ではなく買い替えがおすすめです。ノートパソコンのキーボード故障の場合は、修理を検討してみましょう。
PCホスピタルでは、ノートパソコンのキーボード修理も承っています。年中無休・最短即日で対応が可能なため、キートップが外れたなどのシンプルな作業の場合は、出張や店舗ですばやく対応します。パソコンに関する全般のトラブルに対応しているため、パーツの取り寄せや水没によるキーボード修理など、期間を要する修理の場合も必要なデータの救出や、メーカー修理に出す前に中のデータのバックアップを取ってくれるなど細やかな対応も行っています。


修理対応 | 出張/持込/宅配 |
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対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中 |
料金 | 基本料金 8,800円 + パソコン修理 3,300円~ + 出張サポートは2,200円追加 |
家喜 信行(日本PCサービス株式会社 代表取締役社長 兼 グループCEO、NPO法人 IT整備士協会 理事長)
2003年、日本PCサービス株式会社を創業し、パソコン修理など、パソコンのフィールドサポート事業を開始。パソコンの緊急トラブル解決を主軸としたサービス「PCホスピタル」を展開するなど、20年以上に渡り業界で活躍し、同社をデジタル機器有料訪問サポート利用率No.1企業へと導く。近年はデジタル機器の普及とともにスマホ・iPhone修理の「スマホスピタル」をグループ会社化、デジタル機器の正しい知識の普及のために資格認定や中小企業の社内IT整備士育成プログラムなどを展開するNPO法人「IT整備士協会」の理事長に就任。