デジタル遺品は生前整理が大切!トラブル回避のための適切な準備とは
「デジタル遺品とは具体的に何かわからない」「デジタル遺品を生前整理する必要性がわからない」など、デジタル遺品に関することで困っていませんか。デジタル遺品を生前整理しない場合、家族に迷惑をかけてしまう恐れがあるため、しっかりと対応しておく必要があります。
この記事では、これから終活を始める方に向けて、デジタル遺品とは何か、生前整理する必要性と具体的なやり方についてご紹介します。
本記事を読むことで、デジタル遺産を生前整理するべき理由ややり方を把握でき、もしものときでもトラブルが起きないようにできるでしょう。不安なく老後を過ごすためにも、ぜひ参考にしてください。
デジタル遺品の種類
デジタル遺品には、主に以下のような種類があります。
- 手元にあるスマホやパソコン内のデータ
- 各種クラウドサービスに保存されたデータ
- 各種SNS・サービスのアカウント情報
ここでは、デジタル遺品の種類を詳しく紹介します。
手元にあるスマホやパソコン内のデータ
パソコンやスマホに入っているデータはデジタル遺品の代表例です。以下のような種類が該当します。
- 写真
- 動画
- メールのやりとり
- 仕事や趣味で作成した文章やイラストなど
スマホやパソコン以外に、USBメモリやCD-Rに保存されているデータも該当します。
各種クラウドサービスに保存されたデータ
クラウドサービスに保存されているデータも、デジタル遺品に分類されます。使っているOSに関連したiCloudやOne Drive、Google Driveなどのクラウドストレージ(バックアップされたデータなど)、DropboxやEvernoteなどの無料クラウドストレージも対象です。
データの内容は、上記で紹介したスマホやパソコン内のものと同様です。
各種SNS・サービスのアカウント情報
利用しているサービスやSNSのアカウントも、デジタル遺品です。以下のような種類が該当します。
- TwitterなどのSNS
- Amebaブログなどのブログ
- Amazonなどのショッピングサイト
- Netflixなどのコンテンツ配信サービス
- ネット銀行
- ネット証券など
お金関係の情報もデジタル遺品となるので、あらかじめまとめておくことは非常に重要です。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
---|---|
対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | パソコン設定サポート 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
デジタル遺品の生前整理をすべき6つの理由
デジタル遺品を生前整理すべき理由は、以下のとおりです。
- 遺産相続で資産を把握できる
- 葬式の出席者を把握できる
- 葬式のときに最新の写真を使える
- 不要な有料サービスの支払いをストップできる
- SNSやブログのなりすまし被害を防止できる
- 大切なデータの流出や紛失を防止できる
後でトラブルにならないためにも、それぞれしっかり把握しておきましょう。
遺産相続で資産を把握できる
デジタル遺品を生前整理すると、資産を把握できるので遺産分割協議がスムーズに行われます。たとえばネット銀行やネット証券などの資産は、遺産相続の対象となります。
こうした資産を本人しか把握していない場合、相続手続きが遅延する可能性もあります。遺産分割協議で後から判明した場合、相続紛争が起きる恐れもあるため、注意が必要です。
葬式の出席者を把握できる
葬儀の連絡を行う人の把握にも役立ちます。生前整理をせずにスマホなどがロックされていた場合、電話帳を確認できず、葬式の連絡をすべき人がわかりません。
日頃のやり取りが登録されたスマホ・パソコンの電話帳に集約されている場合は、注意が必要です。生前整理することで遺族が交友関係を把握できるため、仲のよかった人をもらさずに葬儀に呼べます。
葬式のときに最新の写真を使える
もし最新の写真データを事前に整理して家族に共有しておけば、葬式のときには最近撮ったばかりの写真を使うことができます。昨今、写真はスマホやタブレット、デジカメなどで撮影するため、データで保存しているケースが多いです。
最近撮影した写真データをスマホやパソコン内に保存している場合、生前整理をしておくと自分がより魅力的に見える写真や笑顔の写真など、一番綺麗だと思う姿を遺影として利用してもらえるかもしれません。
不要な有料サービスの支払いをストップできる
有料サービスの余計な支払いを止められるという利点もあります。自動更新で引き落としに設定されているサービスの場合、解約手続きをしなければ、いつまでも支払いが続いてしまいます。
生前整理することで、定額の有料サービスを事前に解約できるため、無駄な出費を減らせるでしょう。
SNSやブログのなりすまし被害を防止できる
SNSやブログのアカウントを乗っ取られ、なりすまし被害を未然に防ぐこともできます。
SNSやブログのアカウントに対して親族が誰も把握せず、放置されているとなりすましなどをされても対処できません。削除するなど生前整理すれば、悪用され誰かが被害に遭うリスクを回避できます。
大切なデータの流出や紛失を防止できる
データをあらかじめ整理しておくことで、重要なデータの流出や紛失を未然に防げます。個人で消去を進める場合、不十分なデータ消去で個人情報流出の可能性があります。
また、仕事などの大切なデータが入っていることを知らずに消去してしまい、会社とのトラブルに発展するリスクもあるでしょう。専門業者などに生前整理を依頼することで、確実に消去を進められます。
デジタル遺品の生前整理をする際の6つのポイント
デジタル遺品を生前整理する際、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 思い立ったうちに生前整理を始める
- エンディングノートを作っておく
- 家族にパスワード情報を共有する
- 見られたくないデータは自動削除の設定をしておく
- 不要なデータやアカウントは削除しておく
- デジタル遺品の生前整理を専門業者へ依頼する
ここでは、各ポイントの詳細を紹介します。
思い立ったうちに生前整理を始める
思い立ったらすぐに始めることは、デジタル遺品の生前整理をする際のポイントです。後回しにしていると、病気になって満足に体を動かせなくなったり、ケガをしてやる気を失ったりする可能性があります。
体の不調を感じたときや定年退職したとき、お子さんが独立したタイミングなどは、生前整理を始める絶好な機会です。できるだけ元気なうちに始めておくのをおすすめします。
エンディングノートを作っておく
エンディングノートを作り、デジタル遺品の情報をまとめておきましょう。エンディングノートとは、死後伝えたいことをまとめるノートのことです。
エンディングノートがない場合は、メモ用紙などに伝えたいことをまとめるようにしましょう。内容は常に最新のものにし、保管方法に気を配ることも意識してください。
家族にパスワード情報を共有する
パソコンやスマホ、SNS、利用中の各種サービスなどのパスワードを、家族で共有しておくことをおすすめします。事前に共有しておけば、不要な有料サービスの支払いをストップできたり、SNSなどのなりすまし被害を防止できたりするためです。
家族に知られたくないもの以外は、アカウントやパスワードなどを家族と共有しておきましょう。
見られたくないデータは自動削除の設定をしておく
見られたくないデータで、自分が元気なうちは消したくないものがある場合、あらかじめ自動削除ソフトを導入しておきましょう。パソコン内に自動削除ソフトを入れることで、一定期間アクセスがなかった場合にデータを自動で削除できます。
見られたくないデータを持っている場合は、自動削除ソフト導入の検討をおすすめします。
不要なデータやアカウントは削除しておく
使わないデータや利用しないSNSのアカウントなどを、事前に削除しておきましょう。特にアカウントの削除は本人でないと手続きが難しい場合もあるので、事前に削除しておけば遺族も対応に困りません。必要であればデジタル機器自体も、不要なものは処分しましょう。
処分までに完全にデータを削除したいのであれば、PCホスピタルのような専門業者を利用することがおすすめです。PCホスピタルでは、「完全にデータを消去してほしい」という要望に応えているためです。PCホスピタルについては、次の項目でも詳しく紹介しています。
デジタル遺品の生前整理を専門業者へ依頼する
デジタル遺品の生前整理は、専門業者にすべて任せることもおすすめです。パソコンの修理専門業者であるPCホスピタルではパスワード解除からデータの復旧・削除・取り出し、有料課金サービスの停止など生前整理に役立つサービスを多数提供しています。
SNSアカウントの削除ができず困っている場合も、しっかりとご案内いたしますのでご安心ください。
- 写真の取り出し
- SNSアカウント削除方法の案内
- 有料課金サービスの停止
- データの復旧
- データの削除
- パスワード解除など
ノートパソコンのような持ち込み可能な機器であれば店頭で、運ぶのが難しいデスクトップパソコンであれば出張でのご依頼が最短です。電話は年中無休で受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
終活に関する便利な参考サイトのご紹介
デジタル遺品の整理は生前のうちに始めよう
デジタル遺品とは、手元にあるスマホ・パソコン内のデータや各種クラウドサービスに保存されたデータ、各種SNS・サービスのアカウント情報などのことです。もしものトラブルを防ぐためにも、生前のうちにエンディングノートを作ったり、家族にパスワード情報を共有しておくなどの整理をしておきましょう。
こうしたデジタル遺品の生前整理によって、遺族が葬式の連絡をすべき人の把握ができたり、大切なデータの流出・紛失を防止できたりするので非常に重要なことだといえます。ネット銀行やネット証券などの資産も把握できると、相続紛争なども未然に防げる可能性があるでしょう。
デジタル遺品のサポートはPCホスピタルにお任せください
家族に負担をかけないためにも、デジタル遺品はしっかりと生前整理し安心して老後を過ごすようにしましょう。
PCホスピタルでは下記のデジタル遺品に関連するご依頼を承っています。
・思い出の写真を取り出したい
・有料課金サービスを停止したい
・パスワードを解除したい
・SNSアカウントを削除したい
もしデジタル遺品の生前整理を業者に依頼したい場合は、お気軽にPCホスピタルまでお問い合わせください。
修理対応 | 出張/持込/宅配(出張の当日サポートは予約枠が早く埋まるため、お急ぎの場合はなるべく早い時間にご依頼ください) |
---|---|
対応エリア | 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県 |
実績 | 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの設定サポートを当サイト掲載中 |
料金 | パソコン設定サポート 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円 |
濱﨑 慎一(日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事)
2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。
保有資格 パソコン整備士検定 取得