メモリ不足のパソコンを高速化!対処法から増設方法まで紹介

メモリ不足のパソコンを高速化!対処法から増設方法まで紹介

メモリーはパソコンのデータを一時的に保管し、同じデータを何度も読み込まなくて済むようパソコンの動作を速くする役割を持っています。そのため、メモリが不足するとデータを効率的に保管できなくなるためパソコンの動作が遅くってしまいます。

メモリ使用量を調べて不足する原因を把握し、正しい対処法で改善することで、高速化させることが可能です。

この記事では、メモリ不足につながりやすい4つの原因やメモリ不足を解消してパソコンを高速化する方法ならびにメモリを増設してパソコンを高速化する方法についてご紹介します。

本記事を読むことで、メモリ不足を解消する方法がわかり、パソコンを高速化できるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

メモリの使用量を確認する方法

メモリ不足につながりやすい4つの原因

メモリの使用量は、タスクマネージャーから確認できます。Windows 10での確認方法は、以下の手順で行います。

メモリの使用量を確認する手順
  1. タスクバーのアイコンがない部分で右クリック
  2. 「タスクマネージャー」を選択
  3. 「詳細」を選択
  4. タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブを選択
  5. 「メモリ」を選択

タスクマネージャーは、アイコンがない部分で右クリック以外にも、以下のやり方で起動できます。

  • 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーの同時押し
  • 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーの同時押し

メモリの項目では、メモリの使用量や使用率を確認できるので、まずはここで、お持ちのパソコンのメモリの状況を把握しておきましょう。

メモリ不足につながりやすい4つの原因

メモリ不足につながりやすい4つの原因

メモリ不足につながりやすい原因は、以下の4つです。

  • 複数のソフトを起動している
  • HDDやSSDの空き容量が少ない
  • 多くの周辺機器と接続している
  • メモリの使用量とスペックが合っていない

それぞれの原因について把握して、メモリ不足解消に役立てましょう。

複数のソフトを起動している

多くのソフトウェアを同時に起動している場合、メモリ不足につながりやすいです。複数のソフトによって、メモリが圧迫されてしまうためです。

メモリ不足に陥りやすい傾向として、低スペックのメモリしか搭載されていない場合が挙げられます。例えば、2〜4GB程度のメモリしかないパソコンで複数のアプリを立ち上げて快適な作業をするのはなかなか難しいでしょう。

また、ソフトを使用していなくても、バックグラウンドで起動しているだけの場合もメモリ不足に影響があります。Windows 10でのバックグラウンドで起動しているソフトの確認方法は、以下の通りです。

バックグラウンドで起動しているソフトを確認する手順
  1. タスクマネージャーを起動
  2. 「プロセス」の「アプリ」「バックグラウンドプロセス」をチェック

また、バックグラウンドで動作する「バックグラウンドアプリ」の確認方法は以下の通りです。

バックグラウンドアプリを確認する手順
  1. スタートボタンを選択
  2. 「設定」を選択
  3. 「プライバシー」を選択
  4. 「バックグラウンドアプリ」を選択

ウィンドウ右側にバックグラウンドアプリが表示され、「オン」になっているアプリが、バックグラウンドでも動作するものです。

動画再生や画像編集などの重いソフトウェアを利用している場合、多くのメモリを使用するため注意しましょう。

HDDやSSDの空き容量が少ない

パソコン内のデータやファイルを保存しているHDDやSSDの空き容量が少ない場合も、メモリが多く使用されます。Windows 10でHDDやSSDの容量を確認する場合、以下の手順で行います。

HDDやSSDの容量を確認する手順
  1. エクスプローラーを起動
  2. 「PC」を選択
  3. 「ローカルディスク(C:)」の下の数字をチェック

「ローカルディスク(C:)」で右クリックし「プロパティ」を選択すると、さらに詳しい数値を確認できます。

多くの周辺機器と接続している

パソコンがさまざまな機器に接続している場合も、メモリ不足につながりやすいです。プリンターやキーボード、マウス、USBメモリといった周辺機器に接続している場合、メモリを多く使用してしまいます。

たくさんの周辺機器を付けている場合は、注意しましょう。

メモリの使用量とスペックが合っていない

パソコンのスペックとメモリの使用量が合ってない場合も、パソコンが重くなる可能性があります。とくに必要なソフトだけ開いても不足する場合、パソコンの利用用途に必要なメモリ数が搭載されていないと考えられるでしょう。

目的・用途別の推奨メモリ数は以下の通りです。

推奨メモリ 目的・用途
8GB Excel、Wordなどの事務作業
16GB 動画・画像編集などのクリエイティブ作業
32GB 長時間動画の作成、オンラインゲームなど

ゲームや動画作成などは、メモリの使用量が多くないパソコンの場合、使いづらくなります。パソコンを購入する前に、利用用途に応じてスペックを考えておくと良いでしょう。

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メモリ不足を解消してパソコンを高速化する方法

メモリ不足を解消してパソコンを高速化する方法

メモリ不足を解消してパソコンを高速化する方法は、以下の通りです。

  • 使用していないソフトを終了する
  • 不要なソフトやファイルを削除する
  • 不要な機能をオフにする
  • デフラグを実行する

それぞれの方法を知り、高速化を実現させましょう。

使用していないソフトを終了する

もっとも基本的なパソコンを高速化する方法は、使っていないソフトウェアをこまめに終了させることです。

インターネットブラウザで複数のタブを開いている場合であっても、メモリを多く使ってしまうため、見ないタブは消すようにしましょう。

不要なソフトやファイルを削除する

必要のないソフトやファイルをアンインストール、もしくは削除することでも、メモリ使用量の節約につなげられます。Windows 10で特定のソフトウェアをアンインストールする手順は、以下の通りです。

ソフトウェアをアンインストールする手順
  1. 左下の検索窓に「設定」と入力
  2. 「設定」を選択
  3. 「アプリ」を選択
  4. 一覧の中から不要なアプリを選択
  5. 「アンインストール」を選択

Windows 10で特定のファイルを削除する方法としてクリーンアップを行う場合、以下の手順で対応しましょう。

クリーンアップを行う手順
  1. 左下の検索窓に「ディスククリーンアップ」と入力
  2. 「ディスククリーンアップ」を選択
  3. 削除したいファイルにチェック
  4. 「システムファイルのクリーンアップ(S)」を選択
  5. 「OK」を選択
  6. 「ファイルの削除」を選択

不要な機能をオフにする

必要のない機能をオフにすることでも、メモリ不足を解消してパソコンを高速化させられます。ここでは、Windows 10での透明効果やアニメーション効果、スタートアップアプリをオフにする方法を紹介します。

透明効果をオフにする

透明効果とは、スタートメニューやタスクバーが半透明に表示される設定のことです。この透明効果をオフにすれば、パソコンを高速化させられます。透明効果をオフにする手順は、以下の通りです。

透明効果をオフにする手順
  1. 「Windowsの設定」で「個人用設定」を選択
  2. 「色」を選択
  3. 「透明効果」をオフ

アニメーション効果をオフにする

アニメーションなどの視覚効果を無効にしパフォーマンスを優先する場合でも、速度が改善されます。アニメーションなどの視覚効果をオフにする場合は、以下の手順で進めましょう。

アニメーション効果をオフにする手順
  1. 「Windowsの設定」で「システム」を選択
  2. 「バージョン情報」を選択
  3. 「システム情報」を選択
  4. 「システムの詳細設定」を選択
  5. パフォーマンスの「設定」を選択
  6. 「パフォーマンスを優先にする」を選択

「パフォーマンスを優先にする」ではなく、「カスタム」を選択すれば、好みのパフォーマンス設定にすることも可能です。

スタートアップアプリをオフにする

パソコンに電源を入れた際、デスクトップ画面が表示されるまでに自動で起動するスタートアップアプリをオフにする方法もあります。スタートアップアプリの無効化手順は、以下の通りです。

スタートアップアプリをオフにする手順
  1. 「Windowsの設定」で「アプリ」を選択
  2. 「スタートアップ」を選択
  3. 無効にしたいアプリを「オフ」

デフラグを実行する

ハードディスク内のデータを整理整頓する「デフラグ」を実行することでも、容量が軽くなり、メモリの使用量を少なくすることにつながります。デフラグの手順は、以下の通りです。

デフラグを実行する手順
  1. 左下の検索窓に「defrag」と入力
  2. 「ドライブのデフラグと最適化」を選択
  3. デフラグを実行するドライブを選択
  4. 「最適化」を選択

メモリを増設してパソコンを高速化する方法

メモリを増設してパソコンを高速化する方法

パソコン内の設定だけではなく、メモリを増設して高速化を実現する方法もあります。ここでは、デスクトップパソコンとノートパソコンそれぞれの方法を見ていきましょう。

デスクトップパソコンの場合

デスクトップパソコンでは、以下の手順でメモリを増設します。

デスクトップパソコンのメモリ増設手順
  1. パソコンの電源を落とす
  2. 電源ケーブルを抜き、5分程度待つ
  3. 本体カバーを開ける
  4. メモリーを差し込むスロットの確認
  5. メモリーをスロットに差し込む
  6. カバーを閉める

最後に、パソコンを立ち上げ、差し込んだメモリと容量が正しいか確認しましょう。増設前とメモリの数値が変わっていなければ、手順が正しくなかったか接触不良の可能性が考えられるため、初めからやり直すなどして再度試してみてください。

ノートパソコンの場合

ノートパソコンでは、以下の手順でメモリを増設します。

ノートパソコンのメモリ増設手順
  1. パソコンの電源を落とす
  2. 電源ケーブルを抜き、5分程度待つ
  3. バッテリーを外す
  4. メモリースロットのカバーをあける
  5. メモリースロットを確認
  6. スロットにメモリーを差し込む
  7. メモリースロットのカバーを閉める
  8. バッテリーを取り付ける

デスクトップパソコンと同じように、最後はメモリ容量を確認しましょう。

プロにメモリ不足トラブルのサポートを依頼するのも対処法

前述の対処法でメモリ不足が改善しない場合、メモリ容量が少ない、内蔵HDD/SSDの空き容量が少ないなど複数の原因が組み合わさってる可能性もあります。

パソコンを分解してメモリを増設すれば改善するかもしれませんが、増設するメモリの規格を間違えたり、増設時に別の内部パーツに触れて故障してしまうことでパソコンが起動しなくなることや修復できない状態に陥る可能性もあります。

自力の改善が難しいとお考えの場合はパソコンやデータを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルはパソコンのメモリ不足解決サポートが可能です

メモリ増設時には、一定の経験値や知識があると安心なため、仮に誤った方法でするとパソコンが起動しなくなるなどのトラブルに見舞われるリスクもあるでしょう。

無理にトラブルを解消しようとすると余計に状況が悪化してしまう可能性も十分にあります。

メモリ増設のご依頼をはじめ、あらゆるトラブルのご相談は、お気軽にPCホスピタルまでご連絡ください。

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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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