Windowsでネットワーク上の共有PCが表示されない原因と対処法を紹介

Windowsでネットワーク上の共有PCが表示されない原因と対処法を紹介

会社や仕事などでWindowsのネットワーク共有により複数のパソコンを利用している際に「突然ネットワーク上で共有しているPCが表示されなくなった」とお困りではありませんか。

このような場合、Windowsの不具合やネットワーク機器の故障、設定の変更が原因となっている可能性があります。

そこでこの記事では、Windowsでネットワーク上で共有している相手のパソコンが表示されなくなった際の原因と9つの対処法を解説します。最後まで読むことで、共有PCを表示させる対処法や、自力では解決できなかった場合にどうすればよいのか分かるようになります。

1.Windowsでネットワーク上の共有PCが表示されない原因

Windowsでネットワーク上の共有PCが表示されない原因

社内や家庭内のネットワーク上で共有されているPCが見つからない場合、3つの原因が考えられます。まずはなぜネットワーク上の共有PCが見つからないのか原因を特定しましょう。

1-1.Windowsの不具合

Windows側に何らかの不具合が起きたことで、一時的にネットワーク共有PCが表示されなくなっている場合があります。また不具合が起きた結果、共有に必要なプログラムがまだ立ち上がっていない場合も、ネットワーク共有PCは表示されません。

この場合、パソコンの再起動や必要なサービスを開始させることで、改善される場合があります。

1-2.ネットワークに関する設定の変更

自分では設定を変更していない場合でも、Windows Updateやソフトのインストールなどによりネットサービスの共有設定が変更されてしまい、ネットワーク上の共有PCが表示できなくなっている場合があります。

たとえばネットワークの状態がプライベートネットワークではなく、パブリックネットワークになっていた場合、ネットワーク上の共有PCが表示されません。

そのため、ネットワーク共有PCが表示されていた時と比較して、設定が変わっていないか確かめていく必要があります。

1-3.ネットワークそのものの不具合

人為的ミスや機器の不具合が原因で、共有しているネットワークそのものに不具合が起きた結果、共有PCがネットワーク上に表示されない場合も考えられます。

たとえば社内ネットワークを構築するネットワーク機器の劣化や故障は、システム面と物理面の双方で起こりえます。

また、人為的なミスで誰かが有線LANを抜いてしまったり、無線ルーターの電源がオフになっていたりした場合でも、ネットワークそのものが正しく動いていないためネットワーク上の共有PCが表示されません。

このように原因は多岐にわたるため、表示されないときは対処法を1つずつ行い、問題がどこにあるのか調べていく必要があります。

パソコンのサポート

2.ネットワーク上の共有PCが表示されないときの対処法9選

ネットワーク上の共有PCが表示されないときの対処法

共有PCが表示されない場合、対処法は9つあります。対応しやすい順に解説していきますので、上から順に確認してみてください。

2-1.正規の手順でWindowsの再起動

正規の手順でWindowsを再起動することで、ネットワーク上の共有PCが表示される可能性があります。

ここで重要となるのが、Windowsマークをクリックし、電源メニューから再起動を選ぶことです。シャットダウンは、システムをすべて終了させることでパソコンの正しい状態を維持する役目があります。

一方で再起動は、アプリやシステムを一度終了させてから再び起動させる際に、すべてのアプリやシステムの情報を読み込みなおします。特に、電源メニューから再起動を選ぶ場合、ウォームリブートと呼ばれる再起動が行われ、通電されたまま再起動が開始されるのが特徴です。

電源そのままに再起動が行われるため、アプリやシステムのみが終了されて、もう一度最初から読み込みが行われます。その結果、ネットワーク上の共有PCの情報が正しく読み込まれ、表示される可能性があるのです。

2-2.ネットワークの共有設定を確認

共有設定がソフトのインストールなどで変更されてしまったことで、共有PCが表示されない可能性があるため、ネットワークの共有設定を改めて確認しましょう。

なお、以下はWindows 10での操作を前提としています。

  1. Windowsマークをクリック
  2. 「設定」(歯車のマーク)をクリック
  3. Windowsの設定から「ネットワークとインターネット」をクリック
  4. ネットワーク設定の変更にある「共有オプション」をクリック
  5. 画面の「プライベート」をクリック
  6. 「ネットワーク探索を有効にする」のチェックを確認
  7. 戻って「ゲストまたはパブリック」をクリック
  8. 「ネットワーク探索を有効にする」のチェックを確認
  9. 変更を行った場合は「変更の保存」を必ずクリック

この設定の後、共有PCが確認できるか確かめましょう。確認できなかった場合は、再起動することで確認できる場合もあります。

2-3.タスクマネージャーで必要なサービスの動作を確認

上記のネットワークの共有設定を変更しただけでは表示されなかった場合、サービスの管理ツールも確認しましょう。

サービスとは、Windowsの機能を動かすための常駐プログラムにあたります。つまりネットワークの共有設定をオンにしても、必要なサービスが動作していなければ共有PCが表示されません。

他の「PCがネットワークの一覧に表示されない」場合、確認したいサービスは以下の6つです。

  • Computer Browser
  • Function Discovery Provider Host
  • Function Discovery Resource Publication
  • Network Connections
  • Peer Name Resolution Protocol(PNRPSvc)
  • Peer Networking Grouping(P2PSvc)
  • Peer Networking Identity Manager (P2PIMSvc)
  • UPnP Device Host (UPnPHost)

確認する際は、サービス管理ツールをタスクマネージャーから起動させます。

  1. 何もないところ、またはWindowsマークを右クリック
  2. タスクマネージャーをクリック
  3. 左下に「詳細(D)」と表記があればクリック
  4. 「サービス」と書かれたタブをクリック
  5. 「サービス管理ツールを開く」をクリック
  6. 対象となるサービスを検索し右クリック
  7. ポップアップメニューから「プロパティ」をクリック
  8. スタートアップの種類から「自動」を選択
  9. 「OK」をクリック
  10. サービスの状態が「停止」であれば「開始」をクリック
  11. 「OK」をクリック

設定を変更後、共有PCが表示されているか確認しましょう。再起動を行うことで表示される場合もあるため、表示されなかった場合には正規の手順で再起動して改めて確認します。

2-4.Windowsを最新版にUpdate

共有PCが表示されなかった場合、Windows Updateを手動で行い、Windowsを最新の状態にすることで改善する可能性があります。

  1. Windowsマークをクリック
  2. 「設定」をクリック
  3. 「更新とセキュリティ」をクリック
  4. 画面の左側をチェックし「Windows Update」をクリック
  5. 右側に「更新プログラムのチェック」が表示されるためクリック
  6. 画面に「更新プログラムを確認しています…」というメッセージが表示される
  7. ダウンロードやインストールが完了するまで待機
  8. 再起動を行う
  9. 完了後、改めてネットワーク上の共有PCが表示されたかチェック

Windows Updateは自動で更新が行われますが、自動更新をしないよう設定している場合や、更新プログラムが配布された時間によっては更新が行われずにいることもあるため、アップデートを確認してみましょう。

2-5.表示されないWindowsのIPアドレスを指定

表示されないPCのIPアドレスを直接指定してアクセスすることで、表示できる場合があります。

IPアドレスとは、パソコンやスマートフォンなど、ネットワークに接続する機器の位置を識別するための番号のことです。たとえばメールをAのパソコンからBのパソコンへ送信したい場合に、IPアドレスが活用されます。

この方法でポイントとなるのは、表示されない共有PCのIPアドレスを調べる必要があることです。以下はその手順となります。

  1. IPアドレスを調べたいパソコンのデスクトップ画面の「検索」(虫眼鏡マーク)をクリック
  2. 検索窓に「コマンドプロンプト」と入力
  3. コマンドプロンプトというアプリが表示される
  4. 「開く」をクリック
  5. 「ipconfig」と入力し、ENTERキーを押す
  6. 「IPv4」と書かれている枠にあるIPアドレスをチェック

IPアドレスは、数字の羅列となります。確認出来たら、共有PCを表示させたいパソコンに戻りましょう。

  1. 共有PCを表示させたいパソコンのPCを開く
  2. Windowsマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」をクリック
  3. 名前(O)と書かれた欄に確認できたIPアドレスを「\\」を先頭に入れて入力
  4. 「OK」を押す
  5. IPアドレスに誤りがなければ共有PCが表示される

この方法で共有PCが表示された場合、アドレスバーを右クリックし、アドレスのコピーを行っておきましょう。このアドレスを使ってショートカットを新規作成しておくことで、すぐにアクセスできるようになります。

なお、この方法は双方のパソコンで同じ作業をする必要があるため、職場のパソコンであればその場から離れる際には画面を閉じるなど、データが流失しないように注意してください。

2-6.SMB1.0のサポートを有効

ここまで取り組んでみて解決しなかった場合、Windowsのサポート機能がオフになっていることが原因の可能性があります。

Windowsでは、ファイルやプリンタを共有する際にSMBという通信方式が使われていましたが、アップデートによりWindows10のバージョン1709以降「SMBv1」という1つ目のバージョンは非推奨となり、削除または無効化されるようになりました。

通信方式のうちSMBv1方式で共有されてきたPCの場合、アップデートなどでSMBv1が機能として削除または無効化されてしまうと、共有自体が行えなくなってしまいます。

そのため、SMB 1.0/CIFS共有のサポート機能を有効化することで、改善される場合があるのです。

注意したいのは、SMBv1が非推奨となったのは、仕組みとしてすでに古く、セキュリティなどに問題が見つかったためです。したがって継続して利用するということは、セキュリティ面で問題を抱えることになります。

SMBv1を有効にして共有PCの表示が行えた場合は、セキュリティソフトによる対策やパスワードの設定など、可能な限り対策を行いましょう。

以下は、Windows 10において、SMB 1.0/CIFS共有のサポート機能を有効化するための手順です。

  1. Windowsマークをクリック
  2. 設定(歯車マーク)をクリック
  3. メニューから「アプリ」をクリック
  4. 関連設定の「プログラムと機能」をクリック
  5. 左側のメニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリック
  6. 表示された画面から「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」を探す
  7. チェックボックスをオンにする
  8. 「OK」をクリックする
  9. 完了後PCを再起動する

また、検索窓からコントロールパネルを検索し、コントロールパネルから「プログラムと機能」へアクセスする方法もあります。

共有PCの表示が行えた後、SMB 1.0/CIFS共有のサポート機能を有効化しておくのは不安という方もいるでしょう。すべてのパソコンをアップデートしても問題がないのであれば、すべて最新バージョンのWindows 10へアップデートしておくことをおすすめします。

2-7.ネットワークの関連機器を再起動

設定を変更しても改善が見られなかった場合、ネットワークの関連機器、つまり有線LANや無線LAN、光回線の終端装置、ハブなどハードウェアが原因となっている可能性があります。

確認する際は、光回線の終端装置(ONU)からパソコンまでを順にたどりながら、故障がないか見ていくことをおすすめします。どこから故障が始まっているのか、分かりやすいためです。

確認する際は、機器の電源をいったんオフにし、改めてオンにして作動するまで待機します。機器ごと対応方法が異なるため、手順が分からない場合はマニュアルを参照してください。

またLANケーブルが椅子や棚の重みで断線していることもあるため、見た目では特に問題がなくとも、一度外して繋ぎなおしたり、交換したりすることも必要です。

なお会社の場合は、どこに光回線の終端装置やルーターなどがあるか分からない、という場合には、次の「社内のネットワーク担当に相談」へ早めに移行しましょう。

2-8.社内のネットワーク担当に相談

ここまでの対処をすべて行ってもネットワーク上の共有PCが表示されない場合、原因が自分のパソコンや搭載されたWindowsだけではない可能性も考えましょう。

社内にネットワーク担当者がいるのであれば、自力で解決しようとせず相談することをおすすめします。共有PCが表示されないトラブルの原因には、最初に述べたようにネットワーク機器の故障や人為的なミスも含まれるからです。

ネットワーク担当者に知らせることで、早い段階でネットワーク機器の故障に対応でき、ネットワーク上の共有PCが表示されない問題を解決できるようになります。

2-9.修理専門店にトラブルの相談

パソコンのトラブル相談

どう対応しても問題が改善しない場合は、修理専門店へトラブルを相談しましょう。

対応が遅くなった結果、お仕事で利用している場合には、業務に支障が出たり、ネットワーク機器の故障が放置されたりする恐れもあります。社内にネットワーク担当がいない場合、解決に時間がかかり他の業務が遅くなるかもしれません。

また、修理専門店であれば、メーカーへ対応を依頼するよりも早く解決することがあります。

パソコンの修理やトラブル解決を手掛けるドクター・ホームネットでは、個人・法人問わず、年中無休、全国対応でパソコンの修理に対応しています。

土日祝問わず、午前9時から午後21時の間であれば、電話を通してすぐに修理の相談が可能です。お困りの際は気軽にご相談ください。

ネットワーク上の共有PCが表示されないときは

ネットワーク上の共有PCが表示されない原因は、Windowsの不具合やネットワークの設定の変更、ネットワーク機器自体の不具合が考えられます。再起動してネットワークの設定を読み込ませるなど、すぐにできる対処法もあるため、まずはできる範囲で1つずつ取り組んでみましょう。

しかし、ネットワーク担当者がいない場合やネットワーク機器自体の不具合が疑われる場合など、自力では解決が難しいこともあります。そんな時は、修理専門店へ依頼してみてください。

Windowsのパソコントラブルをドクター・ホームネットに相談する
この記事は役に立ちましたか?
よろしければアンケートにご協力ください
出張/持込/宅配でパソコン修理・設定
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック
もしもの時の印刷用資料
24時間受付 Webで申し込む
パソコンのトラブル解決シミュレーター 対応方法や料金を確認したい方はこちらをクリック連絡先に追加する