パソコンにHDDを増設するには?認識できない場合の原因と対処法も解説

パソコンにHDDを増設するには?認識できない場合の原因と対処法も解説

パソコンを長く使用していると、気づいたら容量が少なくなり、データの保存ができないことがよくあります。そんなときはHDDを増設することで解決可能です。

HDDの増設自体は自分でも行えますが、HDD以外にも必要なものがあるため、手順をしっかり把握する必要があります。そこで、この記事では、HDDの増設手順をはじめ、増設してもHDDが認識しない原因や対処法を詳しく解説します。

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1.HDDの増設手順

HDDの増設手順

HDDの増設手順を説明します。

1-1.自分のパソコンで増設が可能か確認する

まずは、パソコンにHDDの増設ができるか確認します。取り付け方法はケースによって異なるため、パソコン内部の確認が必要です。

主に増設する場所は、「3.5インチベイ」、「SATAの電源」、「マザーボードのSATAポート」です。。マザーボードにも規格があるため、対応するかどうか確認しましょう。

1-1-1.空いているベイがないケースも

内蔵でHDDを増設する際は、デスクトップの3.5インチにほぼ限られているため、3.5インチベイに空きがないといけません。

空きがない場合は外付けで増設する必要があります。

1-2.ハードディスクを用意する

内蔵HDDには「IDE」と「SATA」の2つの接続規格があります。

IDEは「Ultra ATA」や「U-ATA」ともいい、SATAよりも古い規格です。最近のパソコンはほぼSATAを採用しており、IDEよりも転送速度が速く、使い勝手がよい規格です。

増設するパソコンがどの規格なのか、パソコンメーカーの公式サイトや取扱説明書を確認したのち、HDDを用意しましょう。

また、規格以外に2種類のサイズが決まっており、デスクトップは3.5インチ、ノートパソコンや小さめなデスクトップは2.5インチです。

サイズが合わなければ設置できませんが、3.5インチ用の設置場所に「マウンタ」という器具の使用で2.5インチの設置はできます。

1-2-1.ハードディスク以外に必要なもの

HDD以外に必要なものは次の通りです。

  • SATAケーブル
  • 取り付け用ネジ
  • ドライバー

SATAケーブルとは、HDDとマザーボードをつなぐケーブルです。USBケーブルのようにSATA3.0、SATA2.0といった種類があります。最近ではSATA3.0が主流です。

どのケーブルがよいか迷ったときは、SATA3.0を選びましょう。

取り付け用ネジは、意外と忘れてしまいがちです。購入したHDDに付属されていることがあるため、付属されていない場合は購入しましょう。ドライバーは取り付けで必要です。

1-3.アダプター・バッテリーを外す

アダプターやバッテリーの取り外しを行いますが、このとき必ずパソコンの電源を切った状態で行います。静電気にも気を付け、念のためにデータのバックアップをおすすめします。

1-4.ハードディスクを取り付ける

準備が整ったらHDDを取り付ける作業をします。簡単に流れを説明します。

  1. ネジ穴が合うようHDDを設置
  2. インチネジで取り付ける
  3. 反対側からもネジで固定する
  4. SATAの電源とSATAケーブルをHDDに接続
  5. マザーボードの空いているSATAポートに、HDDにつながっているSATAケーブルを接続

このとき、マザーボードに「SATA Ⅱ」と「SATA Ⅲ」がある場合には、どちらを選んでも速度に変わりはありません。

また、スムーズに取り付けができないときがあります。なかなかスムーズにいかないときは力を込めてしまいがちなので、HDDの取り扱いには十分気を付けましょう。

さらにパソコンのケースによっては、他の配線を取り外さなければHDDの取り付けがやりにくい場合があります。初めの増設が可能か確認するときに、どのような構造になっているか、問題はないか、確認しておきましょう。

1-5.パソコンのスタートメニューから表示を確認

HDDの取り付け後は、しっかりと機能されるか確認が必要です。その際の手順は次の通りです。

  1. スタートメニューを開く
  2. 【Windows管理ツール】、【コンピューターの管理】の順に進む
  3. 【記憶域】の中から【ディスクの管理】を選択
  4. パソコンに接続されているストレージ類が表示される

通常、Windows 10がインストールされているストレージは「ボリュームC」と表示されますが、増設をすると「不明」と表示されます。まずは「不明」になっているか、確認してみてください。

なお、内蔵されているドライブや増設したドライブがどのようなディスク番号で表示されるかは、使っているパソコンによって異なります。関係ないディスクの操作をしないよう、表示される容量などを確認してください。

1-6.パーティションサイズ・ドライブ文字を指定

パーティションとは、HDDやSSDなどの記憶装置に設けるデータ上の間仕切りのことです。パーティションは1つのストレージを丸々Cドライブとして利用できますが、分割も可能です。

たとえばパソコンに不具合が起きた場合、Cドライブの再フォーマットでインストールし直したときに、分割していないとデータが消えてしまう可能性がありますが、分割しておけば他のドライブ内のデータが消えることはありません。

パーティションサイズを指定するときは【ディスクの管理】から行います。データの保存をしていくためには【ディスクの初期化】が必要です。「不明」というディスクを選択するとディスクの初期化メニューが表示されます。

方式名 違い
MBR(マスターブートレコード) Windows XP以前のOSに対応し、認識できる容量は2TBまで。
GPT(GUIDパーティションテーブル) Windows Vista以降に対応し、2TB超えの容量。

【選択したディスクにパーティションスタイルを使用する】の項目内に、МBRとGPTの選択肢がでてきます。2つの違いは次の通りです。

容量に制約がなければどの方式でも問題ありません。

パーティションスタイルの設定をすると「不明」から「ベーシック」に変わります。【未割り当て】と表示されている部分を右クリックするとメニューが表示されるので、【新しいシンプルボリューム】を選択しましょう。

するとシンプルボリュームウィザードが開始する画面に変わり、【次へ】に進むとパーティションサイズの指定画面が表示されます。任意の数字を入力することで分割でき、何も指定しなければ増設したHDDは丸々1つのパーティションとなります。

その後、続いて、ドライブ文字を指定します。これは、HDDなどの記憶装置を識別するために付与される英字のことです。基本的に、起動ドライブに「C」が割り当てられますが、Windowsのバージョンによっては好きな英字をつけることができます。

特別こだわりがなければ、指定しなくても問題ありません。

HDDやSSDの増設サポート

2.HDDが認識されない原因と対処法

HDDが認識されない原因と対処法

増設をするとき、HDDがパソコンに認識しないときがあります。ここでは、その原因と対処法について解説します。

2-1.HDDの認識がうまくいかない原因

HDDが認識できない原因は、「物理障害」、「論理障害」に分けられます。どのような障害なのか説明します。

2-1-1.物理障害

物理障害とは、強い衝撃、雷などの停電による給電停止、高温多湿な場所での使用、水没や経年劣化などによって内部が損傷し、正常な動作ができなくなることを指します。認識できない原因の多くが物理障害といわれています。

ここで、物理障害でよくある現象をご紹介します。

  • HDDから異音
  • 焦げた匂い
  • OSは起動しない
  • HDDが認識しない
  • エラーメッセージが出る
  • 読み書きの動作が遅い

HDDに限らず、microSDやUSBメモリーなどでも物理障害は起こります。

HDDが物理障害を起こせば修理は難しいとされています。万一、上記のような症状がでた場合は、パソコン操作を中断し、電源を切ることをおすすめします。

異常の原因を探ろうとしたり、データを守るために復旧ソフトをつかって回復させると逆に悪化する可能性があります。

2-1-2.論理障害

論理障害とは、HDDが正常でもデータの読み込みが何らかが原因でできなくなる障害のことを指します。その他、間違ってデータを消してしまったりなどの人為的な誤操作や、ウイルス感染によるトラブルも論理障害です。

ここで、論理障害のよくある現象をご紹介します。

  • OSが起動しない
  • フリーズが多い
  • フォーマットの要求
  • ブルースクリーンが表示される
  • 勝手にファイル名が変わる

明らかに症状が分かりやすい物理障害と比べ、論理障害は分かりにくいトラブルです。論理障害を起こしているのにパソコン操作やファイルコピーを続けるとデータの復元が難しくなります。

2-2.物理障害でうまくいかない場合の対処法

物理障害は個人で対応するのは難しく、専門業者による修理が必要です。まずは、自分で異常がないか確認できる範囲で対処してみましょう。

2-2-1.磁気ヘッドに異常がないか確認

HDDには、磁気ヘッドと呼ばれるデータの記録面に読み書きするための装置があります。HDDに不具合が起きると、磁気ヘッドがカチカチやカタカタといった異音を発します。

明らかな異音があれば、物理障害だと見極められます。もし異音がする状態で通電すると、記録面に傷がつき、「重度物理障害」を起こす可能性が高くなるので注意が必要です。

HDDが認識しないとき、磁気ヘッドに問題ないか音を聞いてみましょう。

2-2-2.ケーブルやアダプタに異常がないか確認

HDDを増設するときSATAケーブルなどが必要ですが、HDDにつなぐケーブルやアダプタなどにも異常がないか確認してみましょう。

SATAケーブルの異常では、次のような症状が起こりやすくなります。

  • パソコンの起動に時間がかかる
  • OSの起動が不安定
  • ブルースクリーンが増える
  • ATAエラーが表示される

購入したばかりのケーブルであれば問題はほぼありませんが、長くつかっていなければ劣化の恐れがあるので、増設前に確認しましょう。

2-3.論理障害でうまくいかない場合の対処法

論理障害は基本的に、誤操作などの人為的ミスで起こりやすいです。このようなときに自分でできる対処法を紹介します。

2-3-1.データの消去・上書きをしていないか確認

論理障害はHDDは正常なのにデータの読み込みができない状態を意味しますが、間違えて重要なデータの消去や上書き保存していないか確認する必要があります。

仮にデータの消去をしてしまった場合でも、プラッタというデータの記録面に見えないだけでデータが残っていることがあるため、復旧させることができます。

ただし、上書き保存の場合は完全に古いデータが消されてしまっているため、復旧はできなくなります。

2-3-2.ウイルス感染によるトラブルが発生していないか確認

HDDが認識できない原因に、ウイルス感染の可能性を考えてみましょう。ウイルス感染を起こしている場合、動作が重くなったりエラーメッセージが表示されることがあります。

もしウイルス感染している場合は駆除が必要ですが、まずは感染しているかどうか確認する方法から紹介します。手順は次の通りです。

  1. 【Ctrl】+【Alt】+【Delete】を同時に押す
  2. タスクマネージャーを選択
  3. 画面が表示されたら、見知らぬプログラムが動作していない確認

そして駆除ですが、主に次のような方法があります。

  • セキュリティソフトを最新版にアップデート
  • ネットワークを切断
  • ウイルスを特定する
  • ウイルス感染の原因となったものを削除する

パソコンを日常的につかうのであれば、セキュリティソフトは必須です。古いママにしておかず、最新版にアップデートしておきましょう。

そして、ウイルスを拡散させないためにもパソコン関連のすべてのネットワークを一旦切断してください。Wi-Fiならば、電源を切ってオフラインにしてください。

ウイルスの特定に関しては、、セキュリティソフトを入れておけばどのウイルスなのか特定できます。特定したのち、原因となるものを削除していきましょう。

3.より高速化させたい場合はHDDからSSDに交換

HDDからSSDに換装する

SSDはHDDと比べると読み書きの速度は早く、衝撃にも強いのがメリットです。パソコンの起動や動作が遅いと感じている場合は、HDDではなくSSDに交換するのも手です。

HDD内のデータをそのままSSDに移行することもできます。交換自体は難しいことではありませんが、自分でやるのは苦手という方は専門業者に依頼してみましょう。

ドクター・ホームネットでは、パソコン関連のさまざまなトラブルに最短即日に対応してくれます。困ったときはぜひ相談してみましょう。

ドクター・ホームネットにSSDへの移行を依頼する

HDDの増設やSSD換装はプロにお任せください

パソコンの容量が重くなった場合は、HDDの増設やSSDの交換をしてみてください。その際、HHDが自分のパソコンに増設できるか確認が必要です。

自分でHHDの増設やSSDの交換はできますが、専門業者にやってもらうこともできます。また、増設してもHDDが認識しない場合は、パソコンやHDDに原因が隠されています。

原因を追究し、修理などする場合でも、修理専門店であれば対応してくれます。パソコン関連で困ったときは、まずは相談してみましょう。

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