Windowsにログイン・サインインできない原因と対処法

Windowsにログイン・サインインできない原因と対処法

「Windowsを起動したけど、ログイン画面が表示されない。」

「サインイン画面は表示されるけど、なぜかサインインできない。」

このようにパソコンが突然ログイン・サインインできなくなってしまうと、困りますよね。できるだけ早く解決してパソコンを使用できるようにしたい方が多いと思います。

この記事では、そのような症状が起きた時の対処法と原因についてご紹介いたします。パソコンにログイン・サインインできず、お困りの方はぜひ参考にしてください。

Windowsにログイン・サインインできない原因

Windowsにログイン・サインインできなくなる原因は主に下記の通りです。

  • キーボードの設定がいつもと違う
  • キーボード本体に問題がある
  • ログインパスワードが間違っている
  • 自動ログインシステムの不具合
  • パソコン本体の不具合

原因を知っていれば慌てず対処できるので、まずはログイン・サインインできない原因を特定しましょう。

まずは主な原因をご紹介いたします。

キーボードの設定がいつもと違う

ログインできない原因として最も多いのが、パスワードの入力間違いです。

入力間違いの原因としてよくあるのが、「Caps Lock」か「NumLock」 がオンになっているケースです。

アルファベットの大文字と小文字を固定する「Caps Lock」とテンキーにある「NumLock」がオンになっていると、いつもどおりに入力したつもりでも小文字や大文字が逆転して入力されてしまい、正確なパスワードが入力されずログインできません。

ログイン画面が表示されており、パスワードを入力できる場合は、「Caps Lock」か「NumLock」がオンになっていないか確認してみましょう。

キーボード本体に問題がある

パスワード入力に問題がない場合は、キーボード自体に原因がある可能性もあります。

キーボードのキーが外れてたり、パソコン本体との接続部分に不具合があったり、キーボードの反応が鈍くなるなどの不具合が生じていると正確にパスワードを入力できずログインできません。

デスクトップ型のパソコンなら、接続コードを再接続するか他のキーボードと交換する等の方法でキーボードの不具合を解消できる可能性があります。しかし、ノートパソコンの場合はキーボードが内蔵されているため、キーボードに不具合が生じている場合は修理が必要となります。

ログインパスワードが間違っている

初歩的な間違いとして、入力しているパスワード自体が間違っている可能性もあります。

特に複数のパスワードを使用していると、他のアプリなどで使用しているパスワードと勘違いしている可能性もあります。また、タイピングの慣れから素早く入力してしまい、パソコンが反応しきれずに読み取れない場合もありますので注意しましょう。

自動ログインシステムの不具合

パソコンにログインすると自動的に起動するシステムに不具合がある場合、パスワードを入力してログインが成功しても、画面が暗いままだったり、いつまでもローディングが続くことがあります。

このような症状の場合、常駐プログラムが正常に機能していない可能性が高いです。常駐プログラムとは、パソコンで行うさまざまな処理を行うため、バックグラウンド上で常に起動しているソフトやプログラムを指します。

パソコン本体の不具合

パスワードを入力しても、サインイン画面から進まなかったり、電源が突然落ちるなどの症状が起きる場合、パソコン本体の不具合が考えられます。

このような症状は、原因の特定が難しく、ご自身で修復するのが難しい可能性もあるため、PCホスピタルに修理をご依頼いただくことをおすすめいたします。

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Windowsにログイン・サインインするための対処法

ここからはログイン・サインインできないときに試せる対処法をご紹介します。下記が一覧です。

  • キーボードの状態を確認
  • パスワードをスクリーンキーボードで入力
  • パソコンの再起動
  • システムの自動修復
  • パスワードの再設定
  • セーフモードでサインイン
  • PINをリセット
  • 新規アカウントを作成してデータの移行
  • Windowsの初期化

順番にご説明いたします。

キーボードの状態を確認

アルファベットの大文字と小文字を区別する「Caps Lock」やテンキー入力に使用する「NumLock」はオン・オフの切替をしなければ解除されないので、使用時に確認が必要です。

上記を確認してもログインできない場合には、キーボード自体に問題がある可能性があります。この場合はキーボードを交換するか、ノートパソコンの場合は外付けキーボードを接続してログインできるか確認してみましょう。

パスワードをスクリーンキーボードで入力

別のキーボードを用意できない場合、スクリーンキーボードを使って入力をすることができます。

スクリーンキーボードとは、入力の際に使用しているキーボードと同じ機能を持つ仮想キーボードが、画面に表示される機能です。キーボード本体の不具合のために入力できない場合、スクリーンキーボードを画面上に表示させて入力することで解決します。

スクリーンキーボードの使用手順
  1. サインイン画面右下にある3つのアイコンから中央のアイコンを選択する
  2. 表示されたポップアップのなかにある「スクリーンキーボード」を選択する

パソコンの再起動

パソコンにサインインしたにも関わらず画面が暗いままだったり、ロード画面から進まないような場合には、一度パソコンを再起動してみましょう。

再起動の方法は2種類あります。画面を操作できる場合は下記の通りです。

再起動する手順
  1. Windowsのロゴマークをクリック
  2. 「電源」の「再起動」を選択

画面を操作できない場合は、 電源を手動で長押しして「強制終了」してください。

なお、再起動時にプリンタなどの外部機器が接続されていると、外部機器が干渉して起動しない場合もあるので、外部機器は全て取り外しましょう。

システムの自動修復

電源ボタンの長押しによる再起動を2度続けて行うことで、システムの自動修復機能が作動します。

画面上に「お待ちください」と表示されるかバックグラウンド上で修復機能が作動し始めるので、少々時間はかかりますが、電源を切らずに待ちましょう。しばらくすると自動でシステムが修復し、改善する可能性があります。

しかし、自動修復後に「PCが正常に起動しませんでした」や「Windowsが正しく読み込まれませんでした」といったメッセージが表示される場合は状態が改善していないため、トラブルシューティングから「初期状態に戻す」あるいは「詳細オプション」のどちらかを選択する必要があります。

パスワードの再設定

パソコンに問題がなく、パスワードがわからなくてログインできない場合には、パスワードの再設定を試してみましょう。パスワードには、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの2種類があります。

ローカルアカウントのパスワードはパソコンに対して設定されますが、Microsoftアカウントのパスワードは複数のパソコンにアカウント情報を同期することができます。

それぞれパスワードの再設定方法が異なるので次の手順をお試しください。

ローカルアカウントの再設定方法

「セキュリティの質問」を設定している場合の手順
  1. サインイン画面から「パスワードのリセット」 を選択する
  2. セキュリティの質問に回答する
  3. 新しいパスワードを入力する

別の管理者アカウントにログインできる場合の手順
  1. タスクバーの「スタート」から「コントロールパネル」を選択する
  2. コントロールパネル内の「ユーザーアカウント」を選択する
  3. ユーザーアカウントから「別のアカウントの管理」を選択する
  4. 別のアカウントの管理から「パスワードの変更」選択する

上記手順でパスワードの変更が完了したら、サインイン画面から変更後のパスワードを入力し、ログインできるか確認してみましょう。

Microsoftアカウントのパスワード再設定は以下の手順で行うことができます。

Microsoftアカウントのパスワード再設定手順
  1. サインイン画面のパスワード入力欄にある矢印を選択する
  2. 「パスワードが正しくありません」と表示されたら「OK」を選択する
  3. 「パスワードを忘れた場合」を選択する
  4. セキュリティコードを受信する方法から「メール」か「認証アプリ」を選択して「コードの取得」を選択する
  5. 本人確認の「認証用コード」を入力して「次へ」を選択する
  6. リセットページが表示されたら、「新しいパスワード」を入力して「次へ」を選択する
  7. 「パスワードが正常に変更されました」と表示されたら完了

セキュリティコードの受信方法で「認証アプリ」を選択した場合は、「Microsoft Authenticator」が必要になります。スマートフォンなどからダウンロードできるので、事前に用意しておきましょう。

セーフモードでサインイン

セーフモードでサインインすることができれば、ドライバーや設定に問題がある可能性が高いです。

セーフモードでサインインが可能かお試しください。

PINをリセット

PINに関するトラブルでサインインできない場合はPINをリセットすることで、改善できることが考えられます。

PINのリセットを行い、正常にサインインできるかご確認ください。

新規アカウントを作成してデータの移行

一台のパソコンを複数人で使用する場合、それぞれのアカウントにパスワードが必要となります。

いずれかのアカウントにログインできなくなった場合は、管理者アカウントからログインできないユーザーアカウントのデータを移行することができます。

新たに管理者アカウントを作成したい場合は、別の管理者アカウントからアカウントを作成し、権限を「管理者」に変更することで対応可能です。

Windowsの初期化

ログインできないどころかマウスやキーボードを操作しても反応しない場合、Windowsのシステムで深刻なエラーが発生しています。

このような場合には、Windowsの初期化が必要となる可能性があります。ただし、Windowsを初期化するとパソコン内のデータはすべて削除されるため、あくまでも最終手段としておきましょう。

ここからはWindowsを初期化する3つの方法をご紹介します。

ただし、 Windowsの設定から初期化を行う方法はログインができないと実行できないため、注意が必要です。

Windowsの設定から初期化を行う手順
  1. 画面左下の「スタート」→「設定」の順にクリックする。「Windowsの設定」画面が表示される
  2. このうち「更新とセキュリティ」を選択する。「Windows Update」画面が表示される
  3. 「回復」をクリックする
  4. 「このPCを初期状態に戻す」の項目の「開始する」をクリックする
  5. 「オプションを選んでください」と表示され、「個人用ファイルを保持する」か「すべて削除する」のどちらかを選択する
  6. 「すべて削除する」を選択した場合、削除されるアプリのリストが表示される
  7. 「リセット」をクリックすると、初期化作業が開始する。
「Shift」キーを押しながら再起動し、初期化を行う手順
  1. 「Shift」を押しながら再起動させる
  2. 「オプションの選択」画面上の「トラブルシューティング」をクリックする
  3. 「このPCを初期状態に戻す」をクリックする
  4. ここで、「すべて削除する」と「個人用ファイルを保持する」のどちらか選択する
  5. 再起動する
  6. この後、「個人用ファイルを保持する」を選択した場合は、アカウント選択画面が表示されるので、パスワードを入力し、「続行」をクリックする
  7. 「すべて削除する」を選択した場合は、前項と同じ手順になる

自動修復機能を行った後に状態が改善しない場合は、以下の手順でパソコンを初期化することができます。

自動修復メニューから初期化する手順
  1. 強制終了を2回行い自動修復を実施する
  2. 自動修復後に「PCが正常に起動しませんでした。」と表示されたら、「詳細オプション」を選択する
  3. 詳細オプションから「トラブルシューティング」を選択する
  4. トラブルシューティングから「このPCを初期状態に戻す」を選択する

初期化中は他の操作をすることができず、電源も切れないので時間に余裕のあるときに対応しましょう。

Windowsにログイン・サインインできないときの注意点

最後にWindowsにログイン・サインインできない場合の注意点を2つご紹介します。どちらも重要なことなのでぜひ覚えておいてください。

パスワードを間違い続けるとアカウントがロックされる

パスワードを何度も入力しなおすとアカウントにロックがかかり、しばらくの間、正しいパスワードを入力してもログインできなくなります。

パスワードがわからない場合は、むやみに試すのではなくある程度の確証を得てから試すと良いでしょう。なお、パスワードの入力回数は設定で変更できるため、いざというときにアカウントロックが心配な方は多めに設定しておきましょう。

また、重要なパスワードなどはパソコン内部だけでなく、他人からは簡単に閲覧できないけれど、ご自身だけがわかる場所にメモを残しておく習慣をつけることで不要なトラブルを避けることができます。

安易に初期化して余計な手間をかける

パソコンは機械なので長時間使用していると反応が鈍くなるなど不具合が起きることがあります。このような経年劣化による不具合に対して、強制終了や初期化を行うと、パソコン本体に負荷がかかり、経年劣化が進む可能性があるので注意しましょう。

強制終了の回数が多くなると、それだけパソコンに負荷がかかり余計に動きが鈍くなります。また、初期化は時間がかかるだけでなくデータまで消してしまうため、リスクが伴います。

また、パソコンの初期化は時間がかかるだけでなくデータまで消してしまうため、リスクが伴います。

データの初期化は最後の手段として、できるだけほかの方法を試してください。

Windowsのログイン・サインイントラブルをプロに任せるのも一つの対処法

記載の対処法でログイン・サインインできない場合、複数の原因が組み合わさっている可能性もあります。

複数の原因に対して適切な対処を行えば改善する場合もありますが、対処に失敗して修復できない状態に陥る可能性もあります。

自力の改善が難しいとお考えの場合はパソコンやデータを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルはWindowsにログイン・サインインできないトラブルのサポートが可能です

Windowsにログイン・サインインできなくなった際の原因と対処法をご紹介しました。

ログイントラブルはハード面とソフト面どちらも原因になっている可能性があるため、パソコントラブルの対処に慣れた方でなければ原因が見つけられず、改善が難しい場合があります。

PCホスピタルではWindowsにログインできないトラブルのサポートを行っています。お困りの際はぜひご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約10万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
料金 パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円

PCホスピタルのログイン・サインイントラブルサポートについて詳細を確認する
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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