パソコンのメモリ増設で失敗しないための方法を徹底解説!

パソコンのメモリ増設で失敗しないための方法を徹底解説!

パソコンの動作状況の改善をしたいとき、検討したいのが「メモリを増設すること」です。

言葉としてよく聞くけれども、メモリの増設とは一体何をすることなのか、そもそもメモリとは何なのか、何となくはわかるけどしっかりとは分からない、というお悩みをお持ちではないでしょうか。

今回はメモリの基本的な知識からパソコンにメモリを増設する方法、それに伴う失敗やトラブルの対処法までまとめてご紹介します。

パソコンのメモリ増設とは

パソコンのメモリ

パソコンにおけるメモリの役割やメモリ増設のメリットなどをご説明いたします。

  • メモリの役割
  • メモリ増設の効果
  • OSが動作する最低メモリでは動作が遅い
  • 快適に動作するために必要なメモリの容量

メモリの役割

パソコンの主要パーツとしてCPU・HDD/SSD・メモリの3つがあげられます。

これら3つはよく作業する人間の「頭脳や手足」・「本棚」・「作業机」にそれぞれ例えられます。

「頭脳や手足」であるCPUは「中央演算処理装置」のことで、さまざまな処理や計算を行います。

「本棚」に例えられるHDD/SSDはその例えの通り、電源を落としても失われないように、パソコン上の情報を保管する役割があります。

そして「作業机」であるメモリは、作業をするために本棚(HDD/SSD)から取り出した情報を見やすく、手に取りやすいように広げておいておく場所です。

CPUが処理を実行するために一時的に複数の情報(データ)を同時に保管しておく場所がメモリとなります。

メモリ増設の効果

作業机は広ければ広いほど、多くの資料や情報を並べておく事ができますし、作業用の道具もたくさんおいておく事ができます。そういった広い机の方が作業効率も上がります。

パソコンも同じで、メモリも容量が多ければ多いほど、HDD/SSDからの情報をたくさん一時保管する事ができ、CPUの処理速度が上がります。

反対にメモリの容量が少ないと、HDD/SSDの間で情報の差し戻しのやりとりが多くなり、必然的にCPUの処理速度も落ちてしまいます。

メモリを増設することによって、より多くの情報をCPUが同時に処理できるようになるので、フリーズしなくなったり、複数のアプリケーションを開けるようになったりと、パソコンの動作もより安定します。

OSが動作する最低メモリでは動作が遅い

OS別で最低限必要なメモリ容量は、Windows 10の32bit版は2GBで64bit版では4GB、Windows 11は4GBになっています。

パソコンを購入する際、メモリ容量が少ないと値段も安くなりますので、費用を抑えるためにメモリ容量の少ないものを検討されている方も多いと思います。

しかし、Windows 10だけでも1.1GB、Windows 11は2.5GB程度を消費します。そのため、そのほかに動画やブラウザなどを立ち上げてしまうと、すぐにメモリの容量が無くなり、動作も遅くなってしまいます。

快適に動作するために必要なメモリの容量

パソコン操作に必要なメモリの容量は下記表の通りです。

メモリ容量 パソコン操作
4GB Webサイトの閲覧
8GB ブラウザでの調べ物やメール、エクセル、動画再生などプライベートでの簡易的な使用
16GB 高度なエクセル処理やWeb会議を行いながら同時に業務を遂行するようなビジネス利用
32GB 高品質な3Dゲームや映像、画像の制作や加工

CPUやグラフィックボードの性能にもよりますが、Windows 10とWindows 11のどちらも8GBあればWebサイト閲覧・動画再生は問題なく可能ですが、お仕事での使用や複数同時作業を行うことが多い場合は16GB以上あれば安心です。

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パソコンのメモリ増設の準備

では、実際にメモリの増設を決めた後、どうすればいいのでしょうか。ノープランでメモリの増設は進められないため、下記の準備が必要です。

  • パソコンの対応メモリや最大容量を確認
  • 現在搭載しているメモリ容量を確認
  • 設置する箇所を確認
  • 増設するメモリ容量を決定
  • メモリ増設のための道具をそろえる

詳細をご説明いたします。

パソコンの対応メモリや最大容量を確認

メモリを増設する前に確認しなくてはいけない事があります。

パソコンにはメモリを増設できない端末もあるので、まずはお手元のパソコンがメモリを増設できるのか確認しましょう。

基本的に自分でメモリの増設を行うためには、デスクトップパソコン用の「DIMMスロット」またはノートパソコン用の「SO-DIMMスロット」が必須となります。このスロットに空きがあればメモリの増設が可能です。

機器 メモリの種類 メモリの規格
デスクトップパソコン DIMM DDR2/DDR3/DDR4/DDR5 SDRAM
ノートパソコン SO-DIMM DDR2/DDR3/DDR4/DDR5 SDRAM

スロットには対応できるメモリの容量が決められています。

たとえば、スロットの空きが2箇所あった場合に16GBのメモリを2個増設すると通常32GBのメモリ容量が増設されますが、最大メモリ容量が16GBの場合は16GBのメモリを2個増設しても正常に動作しない可能性があります。

また、メモリにはDDR2・DDR3・DDR4といった規格があるため、パソコンのメモリスロットが対応してる規格でなければ使用できません。

また、仮にパソコンのメモリスロットが2つあるとして、DDR3とDDR4のように違う規格のメモリを1枚ずつ計2枚を設置して使用することはできません。1台のパソコンで同時に使用できるメモリの規格は1つだけです。

こういった情報は、パソコンの仕様書やメーカーサイトに記載されているので、必ず確認しておきましょう。

現在搭載しているメモリ容量を確認

現在使っているパソコンにはどのくらいのメモリが入っているかもチェックしておきましょう。

Windowsでメモリ容量を調べる手順
  1. Windowsマークの上で右クリック
  2. 「システム」を選択
  3. 「詳細情報」もしくは「バージョン情報」を選択
  4. 「実装RAM」の箇所に搭載されてるメモリ容量が記載されています
Macでメモリ容量を調べる手順
  1. メニューバーの「Appleマーク」をクリック
  2. メニューの一覧から「このMacについて」をクリック
  3. 「概要」の箇所に搭載されてるメモリ容量が記載されています

上記の手順で、メモリ容量を確認できます。

設置する箇所を確認

パソコン内部のどこにメモリを設置する箇所があるか確認しましょう。メモリのサイズもデスクトップ用(DIMM)よりもノートパソコン用(SO-DIMM)の方が小さいです。

デスクトップパソコンの場合

ノートパソコンの場合

増設するメモリ容量を決定

次に、どのくらいの容量のメモリを増設するか決めていきます。

パソコンでどのような作業を行うかにより、必要なメモリ容量が異なりますので、自分の使用範囲にあった容量のメモリを選んでいきましょう。

基本的なネットサーフィンのみなら8GBで足りるでしょう。

会議の資料作成などでWordやExcelを利用する方も多いのではないでしょうか。基本的にはWordやExcelも8GBで足りるのですが、複数同時にWordやExcelを立ち上げて作業を進めていくことやWeb会議を行う場合は16GBあると安心です。

画像や動画の編集ですが、メモリ容量の幅が広いです。簡単な画像加工だけであれば16GBで足りるかもしれません。

ただし、扱う画像や動画のサイズが大きくなると16GBでは足りない場合もあります。編集ソフトも容量をたくさん使いますので、画像、動画編集の場合は容量は多ければ多いほど良いでしょう。

ゲームでの推奨メモリ量は16GBを前提としているものも多いようですが、スムーズな操作性がゲームでは鍵となりますので、32GBあって困ることはありません。

また、プレイヤー同士でチャットをしながら進めるゲームもたくさんあり、そういった場合だと16GBでは心許ないので、32GBをおすすめします。

メモリ増設のための道具をそろえる

メモリの容量も決まったら、実際に増設するために必要な道具を揃えていきましょう。必要となるものは主に以下の4点です。

  • 増設するメモリ
  • ドライバー
  • パソコンの説明書
  • 静電気防止手袋

カバーなどの外し方を熟知していれば説明書は不要ですが、初めてメモリを増設する場合は説明書をもとに作業に取り組みましょう。

PCホスピタルはメモリ増設サポートに対応しています。依頼する場合はこちら

パソコンのメモリ増設のやり方

ここからは実際にメモリ増設のやり方をみていきましょう。

パソコンがデスクトップ型なのか、ノートパソコン型なのかによって方法が異なります。またパソコンによって準備するメモリの種類も異なります。

そちらは「パソコンの対応メモリや最大容量を確認」で紹介したパソコンごとの対応メモリや最大容量にあったメモリをご準備ください。

デスクトップパソコンでメモリ増設をする場合

まずは、デスクトップ型のパソコンでの増設方法から紹介します。

デスクトップパソコンでメモリを増設する手順
  1. 手の静電気を飛ばす、または静電気が発生しない手袋を使用する
  2. パソコンの電源を落とし、電源ケーブルも抜いて少し時間を開ける
  3. 本体カバーを開ける
  4. メモリを差し込むスロットの確認、アームを外側に倒す
  5. メモリの両端を持ちながら垂直にスロットに差し込む
  6. カバーを閉める
  7. パソコンの電源ケーブルを接続して電源を入れる
  8. パソコン画面で増設したメモリ容量が認識されてることを確認

最後に必ず差し込んだメモリ容量がパソコンで認識されてるか確認してください。増設する前と変わっていなければ、手順の1からやり直してください。

ノートパソコンでメモリ増設をする場合

手袋を付けてメモリを換装

次はノートパソコンでの手順です。

ノートパソコンでメモリを増設する手順
  1. 手の静電気を飛ばす、または静電気が発生しない手袋を使用する
  2. パソコンの電源を落とし、電源ケーブルを抜いて少し時間を開ける
  3. バッテリーを外す
  4. メモリスロットのカバーをあける
  5. メモリスロットを確認し、スロットの突起位置とメモリの切り欠き部分も確認
  6. 斜め方向からスロットにメモリを差し込む
  7. メモリスロットのカバーを閉め、バッテリーを取り付ける
  8. パソコンの電源ケーブルを接続して電源を入れる
  9. パソコン画面で増設したメモリ容量が認識されてることを確認

差し込んだメモリの容量が認識されてることを確認してください。増設する前と変わっていなければ、手順の1からやり直してください。

パソコンのタイプに関わらず、作業の前は身近な電気を吸収する素材(木の壁やアスファルト)などして、静電気を発生させないように対策をして取り組むようにしてください。

メモリは繊細な機器でとても静電気に弱いです。多少の静電気でも流れ込んでしまうと、メモリの故障に繋がるので注意しましょう。

パソコンのメモリ増設で失敗しないためのポイント

3つのポイント

メモリを買う時によくある悩みや、増設した後に起こりやすいトラブルについてこちらでは紹介していきます。また、それらの対処法もあわせて見ていきましょう。

増設するメモリは組み合わせも意識

メモリのスロットが複数ある場合、単一のメモリを使用するか、複数のメモリを使用するか、どちらがいいのでしょうか。

例えば、16GBのメモリ1枚と8GBのメモリ2枚だと、合計のメモリの容量は16GBで変わりません。ですが、どちらでも結果が同じわけではありません。

メモリには下記表の通り、メモリの枚数毎にチャンネルというものがあります。

メモリ枚数 名称
1枚 シングルチャンネル
2枚 デュアルチャンネル
3枚 トリプルチャンネル
4枚 クアッドチャンネル

1枚だけのメモリを使用する場合を「シングルチャンネル」、チャンネル数が2、3、4と増えていくごとにデュアル、トリプル、クアッドと呼び方が変わります。複数枚のメモリを使用する際の総称として「マルチチャンネル」という呼び方もあります。

メモリを複数枚設置するチャンネルの特徴として、同一規格・同一容量のメモリを設置すると、1枚でそのメモリ容量を設置する時よりもCPUとメモリ間の転送速度が向上するというメリットがあります。

そのため、メモリ16GBを1枚設置するよりも、同一規格のメモリ8GBを2枚設置、メモリ32GBを1枚設置するよりも同一規格のメモリ16GBを2枚設置するほうがパソコンの動作改善を見込むことができます。

パソコンのメモリ増設をプロに任せるのも一つの方法

パソコンにメモリを増設しても場合によっては上手く作動しないトラブルが起こります。考えられる原因としてはメモリの故障、メモリスロット側の故障、規格が合ってないなどです。

メモリ増設はパソコン内部に触れる作業のため、増設に失敗すればパソコンそのものの故障につながり、起動できない状態になる可能性もあります。

メモリ増設が上手くいかない、自分で行うのは不安という場合はプロのパソコンサポート業者のPCホスピタルに依頼いただくことをおすすめいたします。

パソコンのメモリ増設ならPCホスピタルにお任せください

ここまでパソコンのメモリ増設に関する情報をまとめてご紹介しました。
メモリを増設することで、快適なパソコン環境を手に入れることができます。しかし、メモリ増設には専門的な知識が必要です。
自身でメモリ増設を行うのが不安な方はぜひPCホスピタルにご相談ください。メモリ選定から、増設まで一挙に行わせていただきます。

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料金 パソコン設定サポート 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円
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監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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