メモリ増設で快適なパソコン動作へ!失敗しないための方法まで徹底解説

メモリ増設で快適なパソコン動作へ!失敗しないための方法まで徹底解説

パソコンの動作状況の改善をしたいとき、検討したいのが「メモリを増設すること」です。

言葉としてよく聞くけれども、メモリの増設とは一体何をすることなのか、そもそもメモリとは何なのか、何となくはわかるけどしっかりとは分からない、というお悩みをお持ちではないでしょうか。

今回はメモリの基本的な知識からメモリの増設方法、それに伴う失敗やトラブルの対処法までまとめてご紹介します。

1.メモリ増設の基礎知識

パソコンのメモリ

まず始めにパソコンにおけるメモリの役割とメモリ増設のメリット、容量についてご説明します。

1-1.パソコンのメモリの役割

パソコンの主要パーツとしてCPU・HDD・メモリの3つがあげられます。

これら3つはよく作業する人間の「頭脳や手足」・「本棚」・「作業机」にそれぞれ例えられます。

「頭脳や手足」であるCPUは「中央演算処理装置」のことで、さまざまな処理や計算を行います。

「本棚」に例えられるHDDはその例えの通り、電源を落としても失われないように、パソコン上の情報を保管する役割があります。

そして「作業机」であるメモリは、作業をするために本棚(HDD)から取り出した情報を見やすく、手に取りやすいように広げておいておく場所です。

CPUが処理を実行するために一時的に複数の情報(データ)を同時に保管しておく場所がメモリとなります。

1-2.メモリ増設の効果

作業机は広ければ広いほど、多くの資料や情報を並べておく事ができますし、作業用の道具もたくさんおいておく事ができます。そういった広い机の方が作業効率も上がります。

パソコンも同じで、メモリも容量が多ければ多いほど、HDDからの情報をたくさん一時保管する事ができ、CPUの処理速度が上がります。

反対にメモリの容量が少ないと、HDDとの間で情報の差し戻しのやりとりが多くなり、必然的にCPUの処理速度も落ちてしまいます。

メモリを増設することによって、より多くの情報をCPUが同時に処理できるようになるので、フリーズしなくなったり、複数のアプリケーションを開けるようになったりと、パソコンの動作もより安定します。

1-3.OSが動作する最低メモリでは動作が遅い

Windows 10を例に最低メモリ容量をみてみましょう。Windows 10の32bit版は2GB、64bit版では4GBが最低でも必要です。

パソコンを購入する際、メモリ容量が少ないと値段も安くなりますので、費用を抑えるためにメモリ容量の少ないものを検討されている方も多いと思います。

しかし、Windows 10のOSだけでも1.1GB程度を消費します。そのため、そのほかに動画やブラウザなどを立ち上げてしまうと、すぐにメモリの容量がなくなり、動作も遅くなってしまいます。

Windows 10でネットサーフィンや動画閲覧などを行いたい場合、最低メモリ容量の2GBでは、メモリ容量が不足してしまい快適に使えない可能性があります。

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2.自力でメモリ増設するための準備

ノートPCのHDD

では、実際にメモリの増設を決めた後、どうすればいいのでしょうか。ノープランでメモリの増設は進められません。

増設にあたって事前に確認しておくべきこと、決めておかなくてはいけないこと、揃えておくべき道具をご紹介します。

2-1.パソコンの対応メモリや最大容量を確認

メモリを増設する前に確認しなくてはいけない事があります。

パソコンにはメモリを増設できない端末もあるので、まずはお手元のパソコンがメモリを増設できるのか確認しましょう。

基本的に自分でメモリの増設を行うためには、「DIMMスロット」(デスクトップ用)または「SO-DIMMスロット」が必須となります。このスロットに空きがあればメモリの増設が可能です。また、SO−DIMMスロットには対応できるメモリの容量が決められています。

たとえば、スロットの空きが2箇所あった場合に16GBのメモリを2個増設すると通常32GBのメモリ容量が増設されますが、最大メモリ容量が16GBの場合は16GBのメモリを2個増設しても正常に動作しない可能性があります。

こういった情報は、パソコンの仕様書やメーカーサイトに記載されているので、必ず確認しておきましょう。

また、現在使っているパソコンにはどのくらいのメモリが入っているかもチェックしておきましょう。それと同じ容量のメモリを買ってしまうと勿体無いです。

Windowsの方は

  1. メニューバー
  2. マイコンピュータ
  3. プロパティ
  4. 全般

Macの方は

  1. 画面左上のAppleアイコン
  2. このMacについて

上記の手順で、メモリ容量を確認できます。一般的にメモリは〇〇MB/GB RAMと表示されています。RAMがメモリのことなのでそれを探してみてください。

2-2.増設するメモリ容量を決定

次に、どのくらいの容量のメモリを増設するか決めていきます。

パソコンでどのような作業を行うかにより、必要なメモリ容量が異なりますので、自分の使用範囲にあった容量のメモリを選んでいきましょう。

基本的なネットサーフィンのみなら4GBで足りるでしょう。

会議の資料作成などでWordやExcelを利用する方も多いのではないでしょうか。基本的にはWordやExcelも4GBで足りるのですが、複数同時にWordやExcelを立ち上げて作業を進めていく場合は8GBあると安心です。

画像や動画の編集ですが、メモリ容量の幅が広いです。簡単な画像加工だけであれば8GBで足りるかもしれません。

ただし、扱う画像や動画のサイズが大きくなると8GBでは足りないことも出てきます。編集ソフトも容量をたくさん使いますので、画像、動画編集の場合は容量は多ければ多いほど良いでしょう。

ゲームでの推奨メモリ量は8GBを前提としているものも多いようですが、スムーズな操作性がゲームでは鍵となりますので、16GBはあったほうが余裕が出ます。

また、プレイヤー同士でチャットをしながら進めるゲームもたくさんあり、そういった場合だと8GBでは心許ないので、16GBをおすすめします。

2-3.メモリ増設のための道具をそろえる

メモリの容量も決まったら、実際に増設するために必要な道具を揃えていきましょう。必要となるものは主に以下の4点です。

  • 増設するメモリ
  • ドライバー
  • パソコンの説明書
  • 静電気防止手袋

カバーなどの外し方を熟知していれば説明書は不要ですが、初めてメモリを増設する場合は説明書をもとに作業に取り組みましょう。

3.パソコンのメモリ増設方法

手袋を付けてメモリを換装

ここからは実際に増設する方法をみていきましょう。

パソコンがデスクトップ型なのか、ノートパソコン型なのかによって方法が異なります。またパソコンによって準備するメモリの種類も異なりますので、そちらは2−1で紹介したパソコンごとの対応メモリや最大容量にあったメモリをご準備ください。

3-1.デスクトップパソコンでメモリ増設をする場合

まずは、デスクトップ型のパソコンでの増設方法から紹介します。

  1. パソコンの電源を落とし、電源ケーブルも抜いて5分ほど待つ
  2. 本体カバーを開ける
  3. メモリを差し込むスロットの確認、アームを外側に倒す
  4. メモリの両端を持ちながら垂直にスロットに差し込む
  5. カバーを閉める
  6. メモリ容量の確認

差し込んだメモリと容量が正しいか確認してください。増設する前と変わっていなければ、手順の1からやり直してください。

3-2.ノートパソコンでメモリ増設をする場合

次はノートパソコンでの手順です。

  1. パソコンの電源を落とし、電源ケーブルを抜いて5分まつ
  2. バッテリーを外す
  3. メモリスロットのカバーをあける
  4. メモリスロットを確認し、スロットの突起位置とメモリの切り欠き部分も確認
  5. 斜め方向からスロットにメモリを差し込む
  6. メモリスロットのカバーを閉め、バッテリーを取り付ける
  7. メモリ容量の確認

差し込んだメモリと容量が正しいか確認してください。増設する前と変わっていなければ、手順の1からやり直してください。

パソコンのタイプに関わらず、作業の前は身近な電気を吸収する素材(木の壁やアスファルト)などして、静電気を発生させないように対策をして取り組むようにしてください。

メモリは繊細な機器でとても静電気に弱いです。多少の静電気でも流れ込んでしまうと、メモリの故障に繋がるので注意しましょう。

4.メモリ増設で失敗をしないための3つのポイント

3つのポイント

メモリを買う時によくある悩みや、増設した後に起こりやすいトラブルについてこちらでは紹介していきます。また、それらの対処法もあわせて見ていきましょう。

4-1.増設するメモリは組み合わせも意識

メモリのスロットが複数ある場合、単一のメモリを使用するか、複数のメモリを使用するか、どちらがいいのでしょうか。

例えば、8GBのメモリ1枚と4GBのメモリ2枚だと、合計のメモリの容量は8GBで変わりません。ですが、どちらでも結果が同じわけではありません。

メモリにはチャンネル数が存在し、1枚だけのメモリを使用する場合を「シングルチャンネル」、複数枚のメモリを使用する場合を「マルチチャンネル」と呼びます。

8GBのメモリ1枚のみなら「シングルチャンネル」、4GBのメモリを2枚使用するなら「マルチ(デュアル)チャンネル」と呼ばれます。マルチチャンネルの場合、チャンネル数が2、3、4と増えていくごとにデュアル、トリプル、クアットと呼び方が変わります。

少量のデータであればあまり差は無いかもしれませんが、大量のデータを扱う際はシングルチャンネルではデータが詰まってしまう恐れがあります。

そのため、同じメモリ容量でもチャンネル数を多く作る、つまり複数枚のメモリを組み合わせて使ったほうが処理能力が向上します。

4-2.購入するメモリを専門家に相談する

メモリを入れてみても上手く作動しないといったトラブルが起こります。考えられる原因としては、メモリとパソコンの相性の問題です。

規格の正しいメモリを購入しても、パーツ同士の相性が悪いといったトラブルは機械といえども残念ながら起きてしまいます。

そういったトラブルを事前に防ぐ為に、メモリを購入する前にパソコンの取り扱い専門店などで相談してからメモリの種類を選ぶと良いでしょう。

4-3.専門家にメモリ増設の作業自体を依頼

もちろんメモリの増設自体を専門家に依頼することもできます。プロが一から作業をしてくれるので、初めての増設で不安な方にはぴったりです。

ドクター・ホームネットでもメモリの増設作業を承っています。確実にメモリを増設したい方はお気軽に問い合わせください。

HDDやSSDのトラブル

5.メモリ増設なしでも動作を軽くする方法

パソコンのタイピング

ここではメモリの増設はせずに、パソコンの動作を少しでも軽くできる方法をお教えします。

5-1.パソコンの空き容量に余裕を持たせる

まず、メモリの容量に空きを作って余裕を持たせることです。では、どうすればメモリの容量に空きを作れるのでしょうか。

まず、使っていない不要なファイルやアプリケーションは削除しましょう。

しばらく使う予定の無いファイルなども、別のドライブに保存しメモリの容量を取らないように工夫してみましょう。

「ディスククリーンアップ」という方法もあります。これは不要なファイルを自動でリストアップし削除してくれる、便利な機能です。

Windowsのパソコンであれば「プロパティ」の「全般」のタブからディスククリーンアップを行えます。

5-2.不必要な処理を無効化

パソコン上では作業をしていない時でも、バックグラウンドで常に動いているアプリケーションもあります。

中には不要なアプリケーションもあるので、それらを無効にすると作業速度が上がる可能性があります。

またスタートメニューが透明になっているか確認してみてください。

透明化のエフェクトがかかっていることで見た目は綺麗になりますが、その分メモリ容量を使っています。スタートメニューが出ていても構わない方は、この透明化を無効にしてみてください。

パソコン上のどのような処理がメモリを使っているのか分からない場合もあるかと思います。そういった場合はタスクマネージャを見れば、どういった処理がメモリを多く使っているかわかるので、不要なものがあればその処理を無効にしましょう。

5-3.パソコン内部の掃除

パソコンは電子機器ですので稼働に伴い発熱します。

パソコンが熱くなった経験がある方がほとんどではないでしょうか。熱がこもり熱くなると、CPUの処理速度は落ちます。

パソコンには熱を逃すために換気口のような隙間や冷却ファンのような装置が設けられています。ただ、そういった部分にはホコリが溜まりやすく、ホコリが溜まると熱が逃げなくなるので、どんどん熱くなっていきます。

そういった冷却機能が十分に働くように、定期的にパソコン内部を掃除しましょう。

5-4.定期的にウイルスチェック

インターネットに接続している以上、いつウイルスが侵入してもおかしくないです。ウイルスに感染して、異常に処理が遅くなったり、予期せぬ問題が起こったりします。

パソコンの動作でおかしいなと異常を感じた際はウイルス対策のソフトを使ってウイルスチェックをしてみましょう。

また、異常を感じない場合も定期的にチェックを行うことで、感染予防にもつながるのでおすすめです。

6.まとめ

ここまでパソコンのメモリ増設に関する情報をまとめてご紹介しました。
メモリを増設することで、快適なパソコン環境を手に入れることができます。しかし、メモリ増設には専門的な知識が必要です。
自身でメモリ増設を行うのが不安な方はぜひドクター・ホームネットにご相談ください。メモリ選定から、増設まで一挙に行わせていただきます。

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